親の愛情の争奪戦に破れた女の敵意。人の幸福に敏感で持てるものに気づけない
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
大雑把(おおざっぱ)に言うと、欠乏の病なんですよね。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
欠乏の病っていうのは愛情欲求が満たされてない。
相談者:
はい
加藤諦三:
でもお・・愛先生の・・ご説明にありましたように、お姉さんとあなたと親との関係もハッキリ・・理解出来たからあ・・
相談者:
そうですね、うん
加藤諦三:
うんこれで・・もう27歳だから・・
相談者:
はい
加藤諦三:
親にしがみ付かないでえ、
相談者:
・・はい
加藤諦三:
今自分にある物を使うという事で、
相談者:
はい
加藤諦三:
この欠乏の病を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
乗り越えて・・
相談者:
はい
加藤諦三:
行けるんじゃないの?
相談者:
・・うーん。何を持ってるのか?が・・分からないかもしれません。
加藤諦三:
だってもう、あり過ぎる、あって、もう・・よく言うでしょ?、コップに半分水がある時に・・
相談者:
はい
加藤諦三:
「半分ない」っていう、人と、
相談者:
はい
加藤諦三:
「半分もある」っていう人といるって。
あなたは無い方ばっかりに・・気が行ってんですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
なんでそこまで無い方ばっかりに気が行ってんだと思いますか?
相談者:
・・えー?・・ん・・
加藤諦三:
それは、あなたの敵意です。
相談者:
・・
加藤諦三:
「これがない」、「あれがない」って言ってる事で、あなたの敵意を表現してんの。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
でその敵意の原因は、今、言ったように依存心。
相談者:
うーーん、難しい。
加藤諦三:
うん、「難しい」って、そんなに難しい話じゃないよ。
相談者:
あー、(苦笑)うん
加藤諦三:
親にこうして欲しい、あーして欲しい、自分の思うように親が動いてくれない、お姉さんも、自分の思うように・・くれないって、周りに対する依存心があって、その依存心が・・満たされないから敵意を持ってるんでしょ?
相談者:
・・はい・・うん
加藤諦三:
その敵意を・・表現する、間接的な表現が、「わたしにこれがない」、「あの人にこれがある」っていう事ですよ。
相談者:
なるほど。どうしたら依存、を、じゃ、しなくなるのかなって思った時に・・
加藤諦三:
うんだからそれは・・今あなたが自分が持ってる物を使うだけです。
相談者:
・・はい
マドモアゼル愛:
それで#$%◆
加藤諦三:
はい
マドモアゼル愛:
あの・・今ね、おっしゃってるところが・・
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
スタート地点なんです。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
ね?、依存を捨てて、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
自分が持っている物で歩くなんて事は、普通・・怖くて怖くて怖い事なんです。
相談者:
そうですね。。
マドモアゼル愛:
だって何もないように見えるもん。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
その・・よちよち歩きの、不安ながらで、何か一歩踏み出す力が、本当の、その人の力なんです。
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
そっから全てが始まって行くんです。
相談者:
・・はい
マドモアゼル愛:
一歩踏み出せば2歩目は怖くなくなんの。3歩目はもっと怖くない。5歩目になると楽しくなって。
それがみんな出来ないんだよ、多くの人は。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
でもやらなくちゃいけないとこに来たのよ。
相談者:
・・なるほど。
マドモアゼル愛:
うん
加藤諦三:
いいですか?
相談者:
分かりました。はい
加藤諦三:
じゃ、もう27歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ね?・・素晴らしい人生を生きましょう。
相談者:
はい、ありがとうございましたー。
加藤諦三:
はいどうも失礼しますう。
不満というのは、依存心の、間接的な表現です。
この相談者の気持ちすごく良くわかるなぁ。
出来の悪い子ほど可愛い。
手がつけられない時とのギャップで姉が可愛いんでしょう、孫もいるしね。
家出て精神的に独立出来れば楽だし、親も慌てるかもしれないけど、ま、無理でしょうね。
私も良くやっちゃうんですけど自分の苦しい気持ちばかり見てると大切なものを見失います。
親に愛されなかったのは辛いけど
愛先生の本に
自分を愛することから始めよう
ってつくづく思います。