向かいの家に懐き育てられた子供時代。59歳の女を苛む母への不信感
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
大原敬子:
あのお、あなたが一番求めているのは、
相談者:
はい
大原敬子:
この83歳のお母さんですよ。
相談者:
はい。あー、はい
大原敬子:
好きで好きでたまらないんです。
相談者:
ああー
大原敬子:
そして、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが・・
相談者:
はい
大原敬子:
その・・お母さん、あなた人づてに聞いてるとか・・幼児期の話でわたしは・・全く客観的に聞いてたんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
この83歳のお母さんは・・
相談者:
はい
大原敬子:
当時・・
相談者:
はい
大原敬子:
生き地獄でしょうね。
相談者:
ああー
大原敬子:
なぜならば・・
相談者:
はい
大原敬子:
目の前に我が子がいながら・・
相談者:
はい
大原敬子:
我が子が・・
相談者:
はい
大原敬子:
違うおばさんのところに行ってるわけですよ。
相談者:
そうです、はい
大原敬子:
そしてその違うおばさんのところに、
相談者:
はい
大原敬子:
我が子がほんっとに実の母のように慕ってるのを・・
相談者:
はい
大原敬子:
見るっていう事はね?
相談者:
はい
大原敬子:
そこにね?
相談者:
ええ
大原敬子:
母たる愛情が無かったとしても・・
相談者:
はい
大原敬子:
姑とか、すご、ほとんど敵陣・・だらけなんですよ。
相談者:
あ、はい、はい。で、あ、わたしの事を「あんたは敵側に」・・
大原敬子:
あー、そうでしょうね。
相談者:
「行ってると」、お、「思ってた」って・・
大原敬子:
そうです。
相談者:
7、8年前に言ってました。
大原敬子:
あの、大体犠牲になるの女の子なんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
男の子は弱いから。
相談者:
はい
大原敬子:
だか、お母さんが、お父様の、ご親戚とか云々の中で、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん一人が・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分で自分を守って来たんですよ。
相談者:
そうです、はい
大原敬子:
その時に、
相談者:
はい
大原敬子:
このあなたを守るには・・
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは他人じゃなくてはダメなんです。
相談者:
あーあーあ
大原敬子:
そうしなければ・・
相談者:
はい
大原敬子:
この、あなたが実の母のように思ってましたっていう、義理のお母さん達が、
相談者:
ええ
大原敬子:
あなたの、お、お、お母さんの居る前で・・
相談者:
うん
大原敬子:
ほんとに仲良くするんですよ?
相談者:
ああーあー、はい、はい、はい
大原敬子:
それがいいか悪いかは別です。
相談者:
はい
大原敬子:
それには何か、
相談者:
うん
大原敬子:
あなたの知らない・・
相談者:
はい
大原敬子:
この家族構成の中に、あったような気がするんです。
相談者:
あーあー、はい・・はい
大原敬子:
ですから、今あなたは、お母さんに対して、ここまで悩むって事は・・
相談者:
うん・・うん
大原敬子:
やっぱり・・産みの親って大きいんですねえ。
相談者:
はい、はい、はい
大原敬子:
もう求めて求めて求めたの。
もし、あなたが・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分の中に・・えー、綺麗事かもしれないけど、このお母さんが、
相談者:
はい
大原敬子:
好きだと分かったならば、
相談者:
あーはい
大原敬子:
好き?
相談者:
・・んー
大原敬子:
アンビバレントで、
相談者:
ええ
大原敬子:
好きだけど嫌いでしょ?
相談者:
そうですね、はい
大原敬子:
もっと言うと・・あなたが好きだってこと。お母さんを。
相談者:
うーん
大原敬子:
だか、最後はもう、もしあなたが出来るならばですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
わたしがこの年になって感じたのは・・
相談者:
ええ
大原敬子:
・・受け入れてあげる事が一番の親孝行かなと思ったんです。
相談者:
うんー、はい
大原敬子:
わたしは両親共もう亡くしてしまったんです。
相談者:
うんうん、うんうん
大原敬子:
で、アンビバレントもありました。
相談者:
・・うん
大原敬子:
好きだけど嫌いっていうの?・・
相談者:
うんうんうん
大原敬子:
ありました。
相談者:
はい
大原敬子:
だけど・・
相談者:
うん
大原敬子:
そういう時っていうのは・・
相談者:
うん
大原敬子:
夜、寝れない時もあるんですよ。
相談者:
あーあ、そうですね。
大原敬子:
つまり、過去の執着に引きづられて。
相談者:
はい、はい、はい
大原敬子:
だから、わたしは、母は幸せになって欲しいって。
相談者:
えーえ
大原敬子:
母の子で良かったって事を、思って行くと・・
相談者:
思おうと思えば思えるんです・・
大原敬子:
思えるでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
そうするとね、生き方・・
相談者:
はい
大原敬子:
ホントにね・・
相談者:
はい
大原敬子:
過去がないんです。
相談者:
うんうん、そうそうそうそうそう、思おうと思えば思えるんですよね。
大原敬子:
あの、あなたは捨てられてはないんです、お母さんに。
相談者:
はい
大原敬子:
で、あなたが向こうのおばさんに行ってる間に・・
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんも泣いてたって事だけ分かって欲しいんです。
相談者:
うーん
大原敬子:
わたしは今日お電話いただいたのは、幸せになって下さい云々ではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは捨てられたんじゃないんですよって事です。
相談者:
ああー
大原敬子:
そして・・
相談者:
はい
大原敬子:
寂しかったかもしれないけども、お母さんの忍耐と我慢で・・
相談者:
はい
大原敬子:
義理のお母さんとの関係は上手く行ったんですよって事です。
相談者:
はあ
大原敬子:
守られて、あなたは生きて来たんですよ。
相談者:
あーあーあー・・そっか・・
大原敬子:
見える愛と・・
相談者:
うん
大原敬子:
見えない隠れた愛に、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは守られてましたね。
相談者:
あーあー
大原敬子:
ブレて悩む・・育ての親もブレてないです。
相談者:
はい
大原敬子:
産みの親もブレてないですよね。
相談者:
うんうんうーん
大原敬子:
大事なんだなってわたしは思いましたけど、今回。
相談者:
うんー
大原敬子:
でね?、今ドリアン先生、この心って凄いものですから・・今、伺ってみますんでね。
相談者:
はい
大原敬子:
親子ってそんなもんです。先生いかがでしょうか?
(再びパーソナリティ)
きれいごとで終わらせるんですね。
一緒に暮らしてなきゃ、情も薄れるでしょう。
だから、相続だって、少しでもあげたい、と思わなかったんでしょう。
産んでおいて、守れなかった母親を、弱かったんだと、母親として失格だった、と回答者が、言ってあげた方が、娘は、うつにならなくて済むんじゃないかな。
自分で育てられないなら、産まないでほしい。
離婚の時、連れて行かないなら、産まないでほしい。
こどもを親の犠牲にしないでほしい。
今の常識で言ってしまうと子供を渡してしまう母親が責められるのだろうけど、当時の常識では家庭の事情で里子や養子などは当たり前にあったのだろうと思います。母親は姑に逆らうなど出来ないくらい弱い立場だったのだろうし離婚して母親一人で子供を育てるなど考えもつかなかったのでは無いでしょうか、生みの親にこれ以上何か求めるより育ての親としてかわいい盛りの時だけ引っ張って、定年だからと遠くへ行ってしまった人達こそ責められるべきだと思います。
ドリアンさんは家族構成や年齢をなかなか聞かないね
自営かお勤めかを異常に気にする今井先生と正反対だ。
相談者みたいなケースは昔はよくあったよ
ウチの母は父親の愛人に育てられたし母の弟は小作人に土地
付きで養子に出された。
私も歪な家庭で暴力が酷かった、相談者さん虐待されなかっただけでも羨ましいよ。
恐ろしいのは、姑の方だと思います。そして相談者の父親は何を考えていたのか。実の親の家に戻ってきたときに、部屋を用意したり、お小遣いを多目に渡す事しか、育ての親は可愛がり方が分からなくなっていたのでしょう。
進学させたのが、姑の亡くなった頃だったのも、やっと産みの母親がお財布を管理できるようになったのでは無いでしょうか。
大原先生の着眼点は恐るべし、すっきりしました。
はたから見ればどうして?って思えるような、他人には理解不能な出来事が、昔はいろいろありましたよね。今のように情報が容易に手に入る時代では無く、社会も混沌としていたし福祉の充実も無く、客観的にものを見る第三者の助言もなく・・・後で考えれば不思議な体験。
今の常識で当時を裁いてはいけないのでは?
そして、愛着障害は、連鎖して、何世代にも渡って、子供を苦しめる。
実際に被害者でない人は、親の方に理解がある傾向に。
ほんと、この相談者は、虐待されなくて、よかったですね。
御年60で、ほじくり返す
親への不満は己への不満
向き合うは己のみ
罪のない者から石を投げなさい
罪のない者から相談に来なさい