よそはどれくらい?夫婦生活が途絶えた不安の本当の原因を認めない女60歳
テレフォン人生相談 2019年3月29日 金曜日
10年ぐらい前、姑の介護をしていた時期に夫が浮気。
すぐには別れてくれず数年間我慢して離婚は回避。
その頃から夫婦関係は無くなったが、それにも慣れて、今では
家族4人で食事に行ったりする仲だが、不安が消えない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女60歳 夫60歳 娘2人の4人暮らし
今日の一言: 孤独と敵意。それが不安の根源です。
加藤諦三:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
テレフォン人生相談です。
相談者:
あはい、お世話になります。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
60歳です。
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
同じ60歳です。
加藤諦三:
同じ60歳
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
女の子2人です。
加藤諦三:
それでどんな相談ですか?
相談者:
10う、年ちょっと前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
主人が浮気をしましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
それえ、から、3、4年、別れなくて、続いていてえ、
離婚ん、する、しないってなったんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
結局う、わたしが、我慢してえ・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
離婚しないで、現在に至ってるんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
浮気の相手、とは・・も、既に別れている・・感じがするんですね。ハッキリい、は聞いてないんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
以前は、家に・・帰って来なかったりとかあ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
あったんですけど、それもなくて、真面目に、仕事に行って、家に、真面目に帰って来る状態に、
加藤諦三:
はい
相談者:
戻ってくれたんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
ああの、その浮気をして、以降・・ああの、夫婦関係が無くなってえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱり、常に、こう不安?・・
加藤諦三:
はい
相談者:
が、頭にあって。また、浮気をされるんじゃないか?、とか・・
加藤諦三:
あ、また・・あ、そういう不安ですか?
相談者:
欲求を満たすために?、ま、一度、浮気い、癖がつくと、中々、なか治らないっていう事も聞いてますし、
加藤諦三:
はい
相談者:
世間一般にはあ、熟年夫婦の間で、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、夫婦関係が無くても、
加藤諦三:
うん
相談者:
平穏に?
加藤諦三:
うん
相談者:
幸せに生活・・うん、して、行けるものなのか?、どうなのか?、ちょっと、あのお、同じ年代の、あの、知り合いとかあ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
にも聞きにくい事なのでえ・・
加藤諦三:
はい、その3、4年ん、続いて、あなたの・・
相談者:
はい
加藤諦三:
「我慢して」という事ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
いつか別れてくれるという、期待を持っていたという事?
相談者:
やっぱり家族の事を、考えたりとかあ・・
加藤諦三:
お嬢さんの、のことですか?
相談者:
そうですね、これから先、結婚ん、もするでしょうし、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり両親揃ってた方が・・っていうのもあったりい・・
それで、両親と同居してたんですけども、両親もやっぱり・・主人の両親ですね。
あの「離婚しないで欲しい」って、言われて、
加藤諦三:
はい
相談者:
でも、娘たち、と、主人の兄弟にも、
加藤諦三:
うん
相談者:
「離婚」ん、「した方がいいんじゃないか?」、「どうして離婚しないの?」みたいな・・ことも言われたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
結局は、しないで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
今あ、は、あの平穏な生活に一応戻ってはいるんですけど、
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、家族・・で、食事に行ったりとかあ・・普通に、せ、平穏な生活う・・が、出来るようにな・・ったんですよね。はい
加藤諦三:
これ離婚しとけば何でもない話だったんですよね?
相談者:
その当時はあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、両親を介護してたんですね、わたし1人で。
で、わたしが居なくなるとお、大変な事になるしい・・
加藤諦三:
ご主人の側からすればね?
相談者:
はい
加藤諦三:
お、自分の奥さんに、両親を介護させながらあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
浮気してたわけですよね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
心身共に不満で不安だという事の原因を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたはどう考えてるわけ?
相談者:
主人に対してえ、100%信じられない、自分が居て・・
加藤諦三:
現実に、もう10年前からずっと・・続いていたわけですよね?3、4年間は。
相談者:
はあい
加藤諦三:
それを許してたのはあなたですよね?
相談者:
はあい
加藤諦三:
なんか我慢を美徳と思ってるんじゃない?
結局本当の本当のところは・・一番根にあるのは、わたしは1人に、なって生きるのが怖かったっていう事じゃないの?
相談者:
・・そお・・かもしれないですねえ・・
加藤諦三:
だからあなたがね?
相談者:
うーん、はい
加藤諦三:
結局・・1人で生きるのが怖かった・・
相談者:
うん
加藤諦三:
それだけです、という風に・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
認めない限りい・・
相談者:
はい
加藤諦三:
解決のしようなんてないんじゃない?
相談者:
あーあ
加藤諦三:
キツい事言うようだけど、主人がどうなろうとこうなろうとお・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今あ、あな、たも、どうしようもない不安なんじゃないか?と思うんだけど。
相談者:
はあい
加藤諦三:
根源にあるのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
周囲に対する、激しい敵意でしょ?
相談者:
はあい
加藤諦三:
それを認めないから。
そこで不安な事を、
相談者:
ええ
加藤諦三:
また浮気されんじゃないか?とか、色んな理屈つけてんの。
相談者:
はあー
加藤諦三:
なんか今までやって来た事、全、部、嘘っていう風な感じしない?
現実から逃げて来た。
相談者:
や、逃げ、てはあ・・いなかったと思うんですけどお・・
加藤諦三:
逃げていないなら、なんでその、3、4年も、その相手の両親の介護をしながら・・
相談者:
はい
加藤諦三:
浮気は続いて、相手が家に帰って来ないで・・この状態っていうのは出るわけ?
相談者:
でもその頃は、そうするしかなかった?、待つしか・・
加藤諦三:
ぜんーぶあなたは、そう動くんですよね。
相談者:
うん
加藤諦三:
絶対に現実を認めないの。そこが不安なとこなんですよ。
根源にあるのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
周りに対する激しい敵意を・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが認めていないからなんですよ。
相談者:
うん
加藤諦三:
だからどんどん、どんどん世界が狭くなってるはずです。
そしてあなたの意識もどんどん狭くなってます。
相談者:
ああー
加藤諦三:
それで不安でどうしようもないんです。
相談者:
どうしたらいんでしょうかね?
加藤諦三:
現実認めれば・・
相談者:
◆#$%、して・・
加藤諦三:
だけど、絶対、げ、現実を認めないからね、あなた。
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたは現実から逃げて・・夫とのほんとのコミュケーションも無い。
娘とのコミュケーションも無い。
言ってる事は全部嘘。
嘘ってのは・・形が嘘っていうんじゃないですよ?
相談者:
うん
加藤諦三:
そいでもってどうやったら・・不安から、な、逃れわ・・ますか?ってったって、あるはずないでしょ?
それだけずうっと我慢して来て・・今、60歳。で4人で・・
相談者:
でわたしは、別に・・もう、夫婦関係の無い生活う、に、慣れたっていうのもあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
無くてもお・・生活はあ、出来てるんですけどお、
加藤諦三:
うん
相談者:
でもお・・そういう・・状態で、いいのかあ?・・どうなのか?ちょっと疑問に、思ってるんですね。はい
加藤諦三:
今、あなた言ってる事、白々しく思、自分で思わない?
相談者:
・・
加藤諦三:
3、4年間我慢している間に・・あなたは自分ん・・を、見失ったんです。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
でもそれを認めたくないの、今。
相談者:
・・そうですねえ。
加藤諦三:
今、本当の事から如何にして自分を・・の身を守るか?っていう事は、あなたの主要な、課題なんです。
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
で、僕と話(はなし)してても・・あなた・・
相談者:
はい
加藤諦三:
もっと具体的な・・解決の話を・・聞きたいんだろうと、思うんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに、弁護士の、
相談者:
はい
加藤諦三:
坂井眞先生がいらしてんので・・
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみて下さい。
相談者:
はい
(回答者に交代)
加藤先生、今回は、早い段階で、
ガンガン攻めてますね。
いつもならまとめの段階でしそうな話を、初っ端で。
夫婦生活がどうのこうの、って、
相談者は、浮気してた夫と、
これからも暮らしていくのが前提で、
夫のこと、嫌いじゃないってことなのかな。
私ならムカついてムカついて、
夫が夫婦生活求めてきても、
お断り!ってなる。
たぶん相談者さんは夫との未来は見えないけど別れるのは不安、夜も求められてもイヤなんだろうけど求められないのも不安。もっと自分主体な生き方をーって思います。
夫を逆に不安にさせる位に生き生きと綺麗になる事にエネルギーを使えば一石二鳥じゃないですかね?
お二人の先生方に、何故にここまで責められなくてはいけないのでしょうか?
こういうことって誰しもありますよ、
とても辛いことがあっても、目の前の現実をこなすだけの大変な日々のなかで周りからはどうするの?どうするの?って追い立てられて・・・
何の結論もだせぬまま月日は流れ、やっと介
護が終わりほっとしたときにやっとご主人を見ることができたってこと・・・
それをいい人ぶってるとか、現実を見てないとか
私も同じ経験したから、よくわかります。
介護に追われる日々で家族が見えなかった時期があったから・・・
今から、どうやって向き合っていくかを素直に聞きたかったのじゃないでしょうか?
私もとまどいしかなかったので。
女性の尊厳というものを考えて欲しい。
60歳だとまだ男尊女卑の考えが根強いんだと思う。
経済的に自立して生きていけないから、理不尽な目にあっても従わざるを得ないんでしょ。
専業主婦で生きてくなんて、怖い。