よそはどれくらい?夫婦生活が途絶えた不安の本当の原因を認めない女60歳
(回答者に交代)
坂井眞:
単刀直入にあなたが最初に・・
相談者:
はい
坂井眞:
「世間一般では、夫婦関係が無くても」・・
相談者:
はい
坂井眞:
「平穏に生活しているものなのか?を」・・
相談者:
はい
坂井眞:
「聞きたい」と。
相談者:
あはい
坂井眞:
で最後の方に出て来た・・話は・・
「無いのにはもう慣れました」と。
「最近は」・・
相談者:
はい
坂井眞:
「家族」よ、「4人」かな?「食事に行ったりして平穏に暮らしています」とおっしゃるわけじゃないですか?
相談者:
はい
坂井眞:
もしね?ホントにそういう関係に慣れて・・
相談者:
はい
坂井眞:
今が平穏な生活だったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
「世間一般では、こういうのが無くても平穏に生活しているものなのか?、聞きたい」なんていう話は出て来ないと思うんですよ。
相談者:
・・そうですね。
坂井眞:
でしょ?
相談者:
はい、はい、そうですね。
坂井眞:
そうやって言われてみると、自分の言ってることって・・辻褄合ってないと思いません?
相談者:
はい、思います。
はい、そうです。
坂井眞:
そこはやっぱりちょっと、ま、あの、言葉悪いけど、嘘が入ってるっていう風にわたしも思うわけ。
相談者:
えー、はい
坂井眞:
そもそも・・その「夫婦関係が無くても、どうだろうか?」っていうのはこれ、世間一般って意味ないんですよ。
相談者:
ええ
坂井眞:
そんな夫婦なんて・・
相談者:
ええ
坂井眞:
え、100組居たら100組の、個性があるんで。
相談者:
ええ
坂井眞:
えー、そういう関係が、週に何回あるか?、月に何回あるか?、年に何回あるか?、夫婦によって全然違うし。
相談者:
はい
坂井眞:
そんなものは世間一般なんて、い、い、言う事は出来ない話だと思います。
相談者:
あー・・ええ
坂井眞:
ホントのあなたが、そ、悩んでいる不安に思ってるところはその話じゃないんだと思うんだな。
相談者:
ええ
坂井眞:
もっと言ったら60歳同士の夫婦で、
相談者:
はい
坂井眞:
そういう関係がないっていう人は、
相談者:
はい
坂井眞:
僕は統計取った事はないけど・・
相談者:
(苦笑)
坂井眞:
世の中にいっぱいいると思いますよ?
相談者:
・・あー、そうですか。
坂井眞:
うん、だけど・・
相談者:
はい
坂井眞:
みんな、たくさん居るからいいとかいう話じゃないじゃないですか?
相談者:
ええ、ええ
坂井眞:
うちはやだ。無いといやだ、っていう夫婦がいても全然いいわけでしょ?
相談者:
ええ
坂井眞:
で・・向き合ってないっていう事からいうと、ま、弁護士的に、
相談者:
はい
坂井眞:
気になるのは・・
相談者:
あはい
坂井眞:
「50前後の3、4年間、夫が浮気してました」と、こういう話じゃないですか?
相談者:
あはい
坂井眞:
で・・そこまで分かってるって事は、どこかで発覚したわけでしょ?・・
相談者:
はい
坂井眞:
夫の浮気が。
相談者:
はい
坂井眞:
それは何で発覚したんですか?
相談者:
・・携帯電話ですね。
で、やり取りをしてるのを・・
坂井眞:
うん
相談者:
わたしが・・
坂井眞:
うん
相談者:
見てしまって、
坂井眞:
うん
相談者:
問い詰めたら、白状したんですよ。
坂井眞:
問い詰めたら・・ご主人はどう言ったんですか?
相談者:
なんか「本気だ」みたいな事を言われて・・
坂井眞:
うん
相談者:
結局、家族会議みたくなって、別れえ、なきゃ、い・・った方がいいっていう風に本人が、感じた、みたいで、でも、やっぱり、あの気持ち的に、
「すぐには別れられない」みたいな・・「徐々に」?・・「別れ」・・「る、ように」・・「持ってく」みたいな事を、本人が言ってたのでえ・・
坂井眞:
そこを我慢しちゃったわけ?・・ズルズルと。
相談者:
んそうですねえ、いつか帰・・って、ま、自分に・・元の夫に戻ってくれるんじゃないかっていう・・思いがあってえ・・はい
坂井眞:
別れたなと思・・ったのは、
相談者:
しばらく帰らなかったり、時々帰らなかったりっていう感じでえ・・で、それが全く無くなりい・・凄い、香水を、ふ、洋服に、つけて帰って来るっていうのも全く無くなってえ・・以前の生活に・・戻、ってえ・・はい
坂井眞:
だけど、そこで悲しいのはですね・・「3、4年我慢して」・・「続け、られたけど、今は別れている、ようだ」とおっしゃったのは・・
「申し訳なかった」「もう終わったんだ」っていう、そういうのも無いわけでしょ?
相談者:
言葉として言われた事もないし、わたしも、聞けないでいるんですね。
坂井眞:
でそれは、あ、あなたに対して・・彼は、何の、こ、敬意も払ってないじゃないですか。
相談者:
はあい
坂井眞:
で、それでズルズル来ちゃって・・
相談者:
はあい
坂井眞:
るわけで。で、怖くて聞けないっていう状態のまま来ちゃってるからっていう話・・
相談者:
あはい
坂井眞:
が・・その「現実見てないよ」ってさっき言われて、
い、真実見ないようにしてるっていう話、の根っこのような気がするんですけど。
相談者:
あー・・はい
坂井眞:
「今は平穏です」って、全然平穏じゃないですか?
相談者:
あはあ・・
坂井眞:
そんなので戻って来て・・
相談者:
そうですね。
坂井眞:
ホントに平穏ですか?一緒にご飯食べに行って。
相談者:
常に不安が頭にあってえ・・
坂井眞:
それ全然平穏じゃないもんね?
相談者:
はい
坂井眞:
だから・・自分が何で不安なんだろうか?
「前は開き直られちゃって『本気なんだ』って言われたから、今度、自分からもう一回突きつけるのは怖いし」と。
だけど・・「責任取って、離婚して慰謝料払いなさい」とか・・
相談者:
ええ
坂井眞:
「財産分与しなさい」とか「年金分割しなさい」とか言えるのはあなたの側なんで。
そう思ったらね・・
相談者:
はい
坂井眞:
あの、その部分はそんなに不安になる事ないんですよ。
相談者:
・・ああー
坂井眞:
で、じゃ、どういう関係が作れるのか?・・ていう話・・で考えないと。
60って、い、まだ今時、若いですから。
相談者:
はい
坂井眞:
でホントに、そういう扱いを受けて来た彼と一緒にやって行きたいと思っているのかどうか?
相談者:
ええ
坂井眞:
そこまで突き詰めて考えないとダメだと思いますよ?
相談者:
うーん、そうですねえ。
坂井眞:
でそれはね?
相談者:
はい
坂井眞:
ホントに離婚するっていう事になったら・・
「あんたの浮気が原因だ」と。
相談者:
うん
坂井眞:
「慰謝料も財産分与も年金分割も要求する」って言えばいんだけれども、
相談者:
うん
坂井眞:
あの、ホントに自分で生活してくって楽な事ではないかもしれないけれども、
相談者:
はい
坂井眞:
ホントにどうなんだろ?、この人と、こんな扱いを受けて来て?
相談者:
ええ
坂井眞:
彼はちゃんとけじめも付けずにいるのに、この人とやって行けるんだろうか?っていう事まで・・
相談者:
ええ
坂井眞:
考えなきゃダメですよ。
相談者:
・・そうですねえ・・
坂井眞:
その上で・・
相談者:
はい
坂井眞:
その、それを選ぶんだったら・・
「このまま蔑ろにされるんじゃ、わたしはとても不安でやって行けないわ」ぐらいの事を言わないと。
相談者:
ええ
坂井眞:
スッキリしないんじゃないかな?と・・いう、気がして。
ま、ちょっとこっから先は心の問題になるので・・わたしからの話はこのぐらいにしておきますが(苦笑)。
相談者:
あー分かりましたあ。
坂井眞:
はい
相談者:
はい、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
加藤先生、今回は、早い段階で、
ガンガン攻めてますね。
いつもならまとめの段階でしそうな話を、初っ端で。
夫婦生活がどうのこうの、って、
相談者は、浮気してた夫と、
これからも暮らしていくのが前提で、
夫のこと、嫌いじゃないってことなのかな。
私ならムカついてムカついて、
夫が夫婦生活求めてきても、
お断り!ってなる。
たぶん相談者さんは夫との未来は見えないけど別れるのは不安、夜も求められてもイヤなんだろうけど求められないのも不安。もっと自分主体な生き方をーって思います。
夫を逆に不安にさせる位に生き生きと綺麗になる事にエネルギーを使えば一石二鳥じゃないですかね?
お二人の先生方に、何故にここまで責められなくてはいけないのでしょうか?
こういうことって誰しもありますよ、
とても辛いことがあっても、目の前の現実をこなすだけの大変な日々のなかで周りからはどうするの?どうするの?って追い立てられて・・・
何の結論もだせぬまま月日は流れ、やっと介
護が終わりほっとしたときにやっとご主人を見ることができたってこと・・・
それをいい人ぶってるとか、現実を見てないとか
私も同じ経験したから、よくわかります。
介護に追われる日々で家族が見えなかった時期があったから・・・
今から、どうやって向き合っていくかを素直に聞きたかったのじゃないでしょうか?
私もとまどいしかなかったので。
女性の尊厳というものを考えて欲しい。
60歳だとまだ男尊女卑の考えが根強いんだと思う。
経済的に自立して生きていけないから、理不尽な目にあっても従わざるを得ないんでしょ。
専業主婦で生きてくなんて、怖い。