千五百円おごっても2千円の踏み倒しは絶対許さない。真剣なだけに男46歳の闇

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
物事にこだわり過ぎとか、はい

加藤諦三:
今、大迫先生がね?色々説明して、下さったような通りだと僕も思うんです。
あなたの中に・・

相談者:
はい

加藤諦三:
隠された敵意、怒りがあるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
これ・・ん、分かる?

相談者:
分かります。

加藤諦三:
ハイドン・ホスティリティ(hidden hostility)って言って、あなたがずうっと46年間、様々な怒りや憎しみを・・堪(こら)えて・・

相談者:
はい

加藤諦三:
来てるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
この2000円で・・その隠された怒りに、火が点いたんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
ここの説明分かる?

相談者:
分かります、自分も、その、中学の時にいじめえ、受けて、

加藤諦三:
あー、いじめ、で、なるほどね。で、それに・・

相談者:
相手を・・

加藤諦三:
はい

相談者:
のことを恨んだり、したことありますよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
担任の先生とかも恨んで。

加藤諦三:
物凄い恨み憎しみ、たくさんあるでしょ?

相談者:
ありました。

加藤諦三:
それが、ハイドン・ホスティリティなの。

相談者:
はい

加藤諦三:
隠された怒りなんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、今、目の前に起きてることは問題じゃないんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
2000円は。

相談者:
はい

加藤諦三:
友だちに対する恨み、先生に対する恨み、

相談者:
はい

加藤諦三:
親に・・親も守ってくれない。

相談者:
はい

加藤諦三:
物凄い、恨みや憎しみがあるんです。その憎しみに・・火を点ける物が何か?っていうことなんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、たまたま今、2000円ということを言ってる。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから・・ここで・・解決するのは2000円を解決すんじゃなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが今言った・・学校時代にいじめも受けた、

相談者:
はい

加藤諦三:
恨みは・・先生、親も恨んでる?

相談者:
・・ま、虐待も受けましたね、父方の祖父母に。

加藤諦三:
祖父母に虐待を受けた?

相談者:
ま、祖母ですけど。

加藤諦三:
祖母?、はい。それがしっかりとあなたの心の中に根付いてますよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・2000円、なんの関係もないです、これは。

相談者:
はい

加藤諦三:
復讐なんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどこれ、お門違いの復讐ですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたに今必要なのは、あなたを・・誰を恨んでるか?っていうこと、ハッキリさせること。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、それ以後・・ずうっとその態度で来たでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
その態度で、ドンドン、ドンドン・・憎しみは、進化してったんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから、これ、そこをきっちり・・整理して、

相談者:
はい

加藤諦三:
これから先・・人生開けないですよ?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、それが整理出来れば、あなた、もう・・46歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
物凄い素晴らしい人生待ってますよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから・・この2000円はね?

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の過去を、気づかせてくれたもんと思って・・

相談者:
はい

加藤諦三:
・・良かったじゃない?

相談者:
はい、そうですね。

加藤諦三:
ねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
この2000円の、おか・・安いもんですよ。
これから先・・すごい・・人生が拓けますよ。本当の自分に気がつきます。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいですか?これで。

相談者:
ありがとうございました。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、すいません、あがりとうございました。

加藤諦三:
悩みの核心は、整理されてない過去。

 

「千五百円おごっても2千円の踏み倒しは絶対許さない。真剣なだけに男46歳の闇」への10件のフィードバック

  1. 大迫先生の言うとおり。
    ほんと、46歳の大の男が相談する話じゃない。
    貸した額が安いから良い、高いから悪い、って話じゃないけど、46歳の男が、2,000円返してくれない、って!そのわりに、500円と1000円は、自分から「返さなくていい」って、見栄はって言ってて、わけ分からない。
     相手が悪いのは当然だけど、見抜く力がなかったということ。そして、相手は、相談者のそういうアホなところを見抜いて、借りてるのよ。
     2,000円が、切羽つまってて、家に入れたいって…。何回も回収に行ったりする時間があったら、2~3時間余分に働いたら、すぐ手に入るじゃん。
     2,000円って、中学生の小遣い程度じゃない?

     

  2. 私も聞いていて本当に46歳なのかとびっくりしました。26歳くらいの声に聞こえて話の内容は本当に中学生レベルに感じてしまいました。
    器の狭い男性だと思ってしまいました。
    加藤先生の締めのひとこと、すごく勉強になりました。

  3. あー、昔、似たようなことがあって、結局返してもらったけど、相手から、たったこれだけのお金返させるんだ、といやみっぽく言われた。私の場合、複数の人の分をたてかえたから、全員から回収しないと、不公平になるから、あえて強気でその人からも返してもらったけど、
    それにしても必要以上にイライラした。その必要以上のイライラは、今思うと、自分の親に対する怒りからきてたと思う。これ以上、私は絶対人の犠牲になるもんか、という怒り。

    親に対する怒りを自覚してからは、他人にはわりと寛容になった。モヤモヤしても、引きずらないし。

    前述の人は、他の人に対しても、たてかえてくれた分を踏み倒そうとして、最終的には全員に嫌われてた。結局、そういうことすると、本人が嫌われて自業自得なんだから、しょうがない奴だなぁ、で終わればいいと思う。

    それにしても、大迫先生と加藤先生、すごいなぁ。もし私が回答者になったとしたら、こんな風にうまく回答できないな。

  4. 久々にレベルの低い相談者登場って感じ。

    46年ただ生きてきただけですって感じだなあ。
    子どもか。

  5. 久々にレベルの低い相談者だな。
    46年生きててこのレベルか。
    子どもかよ。

  6. 確かにレベルの低い残念な相談内容ですし、そんな事をわざわざ電話相談してくること自体が問題なわけだし、相談者の社会人としての態度にいろいろな問題点もありそう・・・

    こんなの番組として放送の価値あるのォ?と思ったんだけど。

    そうなんだけど、私はちょっと考えてみました。
    私自身、お金を立て替えて戻ってこなかった過去の様々な記憶が甦りました。あげる(奢るを含む)と 貸す(立て替えをむ)は、全くの別物。 金額に関係なく。
    逆に、自分自身が立て替えて貰って 返し忘れていないかどうかも思い返してみました。・・無いと思うが・・。

    お金を貸したり立て替えたりは、金額が小さいほど あとで請求しにくいんですね。
    貸した相手がすっかり忘れてしまっていたらなおのこと。

    忘れている相手に恥をかかせないように言わなきゃ・・とか、これっぽっちを請求する自分が ケチで小さい人間だと思われるのはヤだな・・とか・・心は千々に乱れるわけです。
    (今回の相談者の相手は 忘れたのでは無く 踏み倒そうとしているので論外。)

    特に立て替えて回収できなかった事は禍根を残します。
    会社の小さな飲み会で、支払いの時に絶対に立て替え役をしない人がいる。立て替えて良いことはひとつも無いからです。

    私の周りの主婦同士のランチは一円単位で割り勘にします。
    対等でいたい、借りを作りたくないからです。
    レジの店員さんを困らせながら、ひとりひとり支払ったりもします。

    さように金銭の貸し借りはデリケートなもの。
    太っ腹な人もいれば、シビアな人もいる。
    だらしない人も、こだわる人も。
    その時に人間性がまるだしになるほど奥が深い?
    それが たかが2,000円であろうとも。

    こころして関わろうぞ。

  7. 蝶に成れなかったサナギもいる
    是、哀れと思うは奢りなのか
    是、だだ眺めるは無慈悲なのか
    この人は苦しいだろうな
    それだけは確かだろう
    知るも苦しみ知らぬも苦しみ
    だだ、その苦しみはどこにあるのか?
    己の内にしかない
    その解決を外に求めるのか内に求めるのか
    己の内にしかない

  8. 大迫先生も加藤先生も、小学生に諭すように優しく説明してくれたけど、きっとこの男性、分かったのは2千円は諦めなさいと言うことだけだろうな。
    「ハイ」「ハイ」という返事に感情が無くて、聴いていて悲しい。

  9. 大迫先生も他の人も言ってるように、46と思えないくらい幼稚
    それに尽きる

  10. 持たざる者の悲劇。
    持つことを否定され、壮年になれば持たざることを批難される。相談者の証言を信じるなら、祖父母によって将来の可能性を否定され、今は両親の庇護と細々とした仕事で糊口をしのぐしかない。相談者の人生ははるか以前に時間が止まっている。一方で体は確実に老いている。それがさらに悲劇を生む。今はまだ2000円を気にする程に余裕がある方である。この相談者も間もなく8050問題に直面する。
    相談者の本当の危機は「無敵の人予備軍」に属していること。今回の相談で明るみになった相談者自身の闇を、彼は今後どうやって制御するのだろうか。不況が長く続いている今、相談者のような人種はその辺りにゴロゴロいる。持つ者は持たざる者が無敵の人とならないように気をつかい、持たざる者も持つ者たちが治める税金のお世話になるために謙る。そのような時代になったのかもしれない。

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