父とは7年。家族全員と没交渉。怖くてきっかけがつかめない保育科に学ぶ19歳

テレフォン人生相談 2020年5月6日 水曜日

パーソナリティ:  玉置妙憂
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 関西なまりの女19歳学生 両親と妹との4人暮らし 2つ上の兄は別に暮らす

玉置妙憂:
もしもしい?

相談者:
もしもし

玉置妙憂:
はい、テレフォン人生相談です。
よろしくお願いし・・

相談者:
よろしくお願いしまあす。

玉置妙憂:
よろしくお願いしますあす。

相談者:
はい

玉置妙憂:
はい。早速ですが、今日はどんなご相談ですかあ?

相談者:
父と母と・・家族と、喋りにくくなって、

玉置妙憂:
はい

相談者:
喋り・・たいなと思ってて・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
そ、どう声をかけたらいいのか分からなくて、電話かけさせてもらいました。

玉置妙憂:
はい。お母さまと、お父さまと、話したいけど上手く話せないのでえ、ということなんですね?

相談者:
はい・・はい

玉置妙憂:
あなた様の、ご年齢をお聞きしてもいいですか?

相談者:
はい、19歳です。

玉置妙憂:
おっ、19歳。

相談者:
はい

玉置妙憂:
ご家族はお父さんとお母さんと?

相談者:
兄と・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
妹です。

玉置妙憂:
お兄さんと妹さんがいらっしゃる?

相談者:
はい

玉置妙憂:
年離れてらっしゃるの?くっついてる?

相談者:
2歳ずつ、離れて・・

玉置妙憂:
あ、2歳ずつ離れて?

相談者:
2歳半ずつ、はい

玉置妙憂:
そうですか。お兄さんまだお家にいらっしゃるの?

相談者:
いや、兄はもう1人暮らししてます。

玉置妙憂:
うん。じゃ今一緒に住んでんのは、お母さんとお父さんと・・妹さん?

相談者:
はい

玉置妙憂:
と、あなたと4人暮らし?

相談者:
はい、そうです。

玉置妙憂:
そうですか。
じゃあ、19歳、学生さんかな?

相談者:
はい、そうです。

玉置妙憂:
そうですか、なんの勉強してらっしゃるの?

相談者:
保育の、勉強してます。

玉置妙憂:
お、そうですか。
じゃあ、今日の、ご相談のことですけれども・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
お父さんとお母さんと喋りにくい?

相談者:
はい

玉置妙憂:
いつから?

相談者:
父とは・・6、7年喋ってないん、くて、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
母とは・・1年前、ぐらいから、は、もう全く・・なんか喋ったり喋らんかったりっていう時期が、あったんですけど、

玉置妙憂:
うん

相談者:
完全にっていうのは1年前ぐらい、からです。

玉置妙憂:
ふうーん。じゃ、一緒のお家に住んでるけど、
「おはよう」も「おやすみ」も、言わないの?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん。でも顔、合わせるでしょう?

相談者:
帰って来たらもう、部屋に、行くので。

玉置妙憂:
あー、自分の部屋にね?

相談者:
はい

玉置妙憂:
じゃ、ご飯一緒に食べないんだ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
お風呂入るときとかは?

相談者:
寝たあととか(苦笑)

玉置妙憂:
あー、寝たあととかに。

相談者:
はい

玉置妙憂:
あー、ホントに、じゃ・・一緒にならないんだねえ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん。お父さんと喋んないの6年つったら、もう12歳ぐらいから喋ってないの?

相談者:
そうですね。

玉置妙憂:
うん。きっかけ何かあった?

相談者:
なんか、ただの反抗期、から・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
なんかそっからなんか・・喋らんのが普通みたいな(含み笑い)・・

玉置妙憂:
ふうーん

相談者:
もう、なってしまって。

玉置妙憂:
うん

相談者:
で、そっから・・喋る・・機会がなくなってみたいな・・

玉置妙憂:
ふうーん

相談者:
感じです。

玉置妙憂:
うん。最初は、は、喋らなくなったら・・お父さんお母さんからなんか言われなかったあ?

相談者:
いや、なんか、喋らなくてもなんか、その、わたしが、その、スポーツやってたんですけど、その・・観戦とか来てくれたり、

玉置妙憂:
うん

相談者:
は(わ)、してたんです、よ。だから、なんか言葉はないけど、

玉置妙憂:
うん

相談者:
そういうのはあったんで。ま、いいかなみたいな・・

玉置妙憂:
そう・・反抗期?

相談者:
の延長なんかな?とか自分では思ってるんですけど(含み笑い)。

玉置妙憂:
どんな気持ちだったのかな?

相談者:
え、なんかもう、喋りたくないみたいな。

玉置妙憂:
あー・・「ウザい」みたいな感じかな?今の・・感じの言葉で言うと。

相談者:
そんな、あ、そう・・そう、&#、そんな感じでした。

玉置妙憂:
うーん
じゃ、特別に何か・・あったわけじゃない?

相談者:
・・そうですね。

玉置妙憂:
お母さんは最近だけれども、何かきっかけはあったのかしら?

相談者:
そうですね・・高校1年生のときに、

玉置妙憂:
うん

相談者:
学校を辞めてしまって。

玉置妙憂:
うん

相談者:
通信制のとこに移ったんですけど。

玉置妙憂:
うん

相談者:
そっから、3ヶ月ぐらい行ってから、が、またそこでも不登校になってしまって、

玉置妙憂:
うん

相談者:
家とバイトの、行き来だけになって、

玉置妙憂:
うん

相談者:
なんかもう、家帰っても、今の状態、部屋から・・出ないみたいな、状況は続いて、

玉置妙憂:
うん

相談者:
喋れなくなりました。

玉置妙憂:
お母さんとね?

相談者:
はい

玉置妙憂:
でも今は、保育科に行ってる・・のね?

相談者:
え、そうです、外では別に、普通なんですけど、

玉置妙憂:
うーん

相談者:
家に、中に入ったらみたいな・・

玉置妙憂:
そういうふうに喋んないけど、お父さんもお母さんもあなたには、特に、「どうした?」とか、「話しなさい」とか、言わないってことね?

相談者:
はい、そうです。

玉置妙憂:
ふうん。見ててくれてるんだね。

相談者:
うん(苦笑)

玉置妙憂:
うーん、そう
でもあなたとしては、ま、今日、こうやってお電話くれたぐらいだから、お父さんお母さんともう1回喋りたいと思っているってこと?

相談者:
そうですね。

玉置妙憂:
うーん
それが、もう・・うまいこときっかけが掴めないし・・どうやったらいいか?、果たしてと・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
いうことかしらねえ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うーん
あと、何かこう、ほかにね?・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
思い当たることとかさ、それから、あなたの、心の中に、もうちょっとこう、なんか固まって、あるようなこととか・・差し支えない範囲でいいけれども何か・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
思い当たることあります?

相談者:
ない、ですね。

玉置妙憂:
うん

相談者:
なんか、なくて困ってます(苦笑)。

玉置妙憂:
あ、うん、それが、むしろそれがなくて困ってると?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん・・分かりました。
じゃあ、今日はお母さんとお父さんと、ま、ずいぶんお父さんとは長くに渡ってますけれども、

相談者:
はい

玉置妙憂:
喋え、れてなくて・・これから喋りたいんだけど、どうしたいいもんかなあ?ということですね。ちなみに・・

相談者:
はい

玉置妙憂:
妹さんとは喋ってんの?

相談者:
喋らないですね。

玉置妙憂:
あそう

相談者:
はい

玉置妙憂:
お兄さんとも?、お兄さんもう外行ってるけど。お電話するとかLINEするとか今だったら。

相談者:
や、誕生日に「おめでとう」とは・・

玉置妙憂:
うん・・言うぐらいで?

相談者:
それぐらいです。はい

玉置妙憂:
ふうん
お友達とは喋るんだ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
はあ、なるほどね・・はい、分かりました。
じゃあ、その辺りも含めて、先生に、お聞きしてみましょうか?

相談者:
はい、お願いします。

玉置妙憂:
はい・・今日ご相談にお答えいただきますのは、三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です。
先生よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)

「父とは7年。家族全員と没交渉。怖くてきっかけがつかめない保育科に学ぶ19歳」への3件のフィードバック

  1. 相談者は「思い当たることはない」と断言しているが、家族で何かあったと思わざるを得ない。マドモアゼル愛先生が時どき言われる「家族が問題を抱えている時、家族の中で一番優しい(人柄のよい)人の所にシワ寄せ(不登校・いじめ等)が行く」が、おそらくこの相談者に当てはまるのではないか。
    ただ高校退学、通信制高校3ヶ月で不登校にもかかわらず、現在は保育科(大学or短大)に通っているということは、外れそうな道を何とか乗り切って、がんばって来た結果なのだと思う。
    三石先生のアドバイスは、総論賛成、各論(おっ・・折り紙?)反対。

  2. 何かを習慣にしたいと思ったらとりあえず2週間続けなさい、と此の番組で聴いたことがあります。話しかけるのが苦手なら家族のものを一つ整える、そうでないなら おはよう の挨拶だけ2週間続けてみたらどうでしょう。
    相談者が3人兄妹の真ん中の立場である事も、今の状況と関係があるのでしょうか。

  3. はっきり言って、
    相談者の方が【拒絶】してきている状況。
    親は、心の中で心配しつつ、相談者を信じて見守ってきたのだと思いたい。諦めていないといいが。

    親の方から、声をかけるチャンスは毎日あるはず。
    「ご飯できたよー」
    「いってらっしゃい」
    「おかえり」

    でも、それを何年もことごとく無視し続けていたら、親にしてら無力感というか、もういいか、と諦めの気持ちになってもおかしくない。 

    三石先生のいうとおり
    (折り紙のくだりは、?と思わないでもないが。)
    相談者が変わるしかない。
    おつまみ、作るのもいいんだけど、
    最初の一番低いハードルとして、なにかお菓子とか、アイスとか家族の分のを買ってくればいいと思う。
    「みんなの分、買ってきたから食べて。」って。

    で、みんな同じものじゃなくて、できれば、それぞれが好きそうなものを選ぶ。

    お父さんはこういうのが好きそうかな、お母さんは…、妹は…、って考えながら。で、
    「お父さんのはこれで、お母さんのはこれで、妹のはこれだからね。」って一言添えて。

    そしたら、後で「ありがとう。美味しかったよ。」って会話がうまれると思う。

    それだけ話してなかったら、はじめはぎくしゃくすると思う。
    でも少しずつ、少しずつでいい。

    そして、相談者が
    意識して「ありがとう」を言う。

    食事の用意だって、洗濯だってしてもらってるんだろうし、学校だって通わせてもらってるってことは、学費や定期代だって出してもらってるんだろうからさ。一緒に暮らしてるってことは、それだけですごい世話になってるんだから、それが当たり前じゃないと相談者が気がつかないと。
     自分のことだけじゃなくて、周りの人のことを思いやれるのが大人だと私は思っていて、相談者は大人に成長してきてるんだなと感じました。

    はじめは勇気がいると思うけど
    「ありがとう」と伝えてみて!
    ありがとうって言われて嬉しくない人はいないよ!
    頑張って!
    応援してます!

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