娘婿の自死に孫娘の転校。親も躊躇する妄想キャリア30年娘の退院の是非
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
入院して、ま、1年越えるっていうのは今あ・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
は(わ)・・精神の病としても・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
長いんですけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
面会やなんか行ったときの・・その、お嬢さんの様子はどんな感じなんですか?
相談者:
約、1ヶ月あまり前に、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
退院の話も・・出たんですが、
高橋龍太郎:
うん、うん
相談者:
わたしの、主人とかがね?
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、戻って来てもらっても、精神科入院するっていうのは・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
い、非常に難しい・・ことで、なんか・・あの、今度入院はできないと。
それ非常に難しいから、も、この・・まま、もうちょっとね?・・「しばらく先生」え、「に」・・「お任せしたらどうか」言うて。
わたしも、もう1回だけチャンスあげてほしい・・っても・・思うんですが・・
「2人の生活では」・・ちょっと・・「この、先」・・「無理と違うかなあ」って、こう、お医者さんも言われるし・・
そういう話も・・
高橋龍太郎:
その・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お嬢さんは、働いていたの?・・長女
相談者:
全然働く、ことは、今まで、しませんでした。
高橋龍太郎:
しません?・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
てことは生活保護を受給していたの?
相談者:
・・あの、ま、結婚してましたから、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
旦那さんの・・
高橋龍太郎:
遺族年金かなんか。
相談者:
あのお、ま、公務員ん、のあの・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
なんか、そ、年金とかね?
高橋龍太郎:
うん。そういうので生活できてた?
相談者:
それがあ、あるんで。
高橋龍太郎:
なるほどね。
相談者:
入院費とかは・・
高橋龍太郎:
で、そのときに、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
要するに精神科に通って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お薬を飲むときは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分で通って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
先生が処方した薬は、ちゃんと飲めていたの?それとも、割りと・・飲、飲めなかったの?
相談者:
本人は「飲んでる」ってずっと、言うんですが、
高橋龍太郎:
うん、実のところ・・
相談者:
半分ほかしたり、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ん、確証がないんです。ほんで・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、先生は、あの、入院中はあ、この間までは・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
1ヶ月に1回とか、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
2週間に1回の注射があるから、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
それにしてくれてはりましてんけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
もう、ちょっと退院がね?・・1年越すと・・高い注射は使われへんから、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あのお、薬をまた戻します。薬・・服薬に◆#$%ということで・・
高橋龍太郎:
ということだねえ。
いや、だから・・主治医の先生の見立ては、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
退院できますよ、ってことだったんだよね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そしたらば・・あなたの周りにいるご主人も含めて・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
いったん退院すると、次の入院が難しくなるから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
このまま入院させといたほうがいいんじゃないのかな、っていうような・・話し合いになってしまったってことだよね?
相談者:
はい、はい、そうです。
高橋龍太郎:
うーん・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それはねえ?、やっぱり退院させたほうがいいよ。
相談者:
退院ですか?
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あー、そうですか。
高橋龍太郎:
うん、それでね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今・・注射って話があったでしょ?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今、月1回のお注射で・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
毎日お薬を・・飲まない、でいいっていう方法は急速に広まってるの。
相談者:
あ、は、はあ、はい
高橋龍太郎:
ただし・・それは高いので(含み笑い)・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
長期入院・・長期入院って1年すぎると・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
入院中の・・「まるめ」(*)っていうんだけど、
これ以上取っちゃいけないよっていう金額よりも・・
(*)まるめ: 診療報酬を算出する際の方式の一つである「包括払い」の俗称。
通常、私たちが通院の際に支払う診療報酬は「出来高払い」といって、医療行為ごとに細かく定められた点数を積み上げて算出されるが、救急医療や入院の際には、ある程度まとめて区分化されたセット料金が適用され、これが「包括払い」である。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
注射代金って、すごく高くなっちゃうから。
病院、損するので、
相談者:
あー
高橋龍太郎:
注射打てなくなっちゃうのよ。入院中は。
相談者:
あ、そうだと思います、はい
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから退院させて・・で、尚且つ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今は、地域サポートっていって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ヘルパーさんもサポートするし、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それから訪問看護の・・人でも、月、週2回ぐらい、看護婦さんが訪問することできるから、
相談者:
はい、はい
高橋龍太郎:
立ち上がりは少し、濃く厚くして、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
最初の、半年ぐらいは。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
とにかく地域で・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
なんとか・・えー、治療が続けられるように、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
集中的に、もう、地域ぐるみで枠組み作りをすれば・・
相談者:
はい、はい
高橋龍太郎:
退院できるよ。
相談者:
・・はい
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それで・・ん、毎日・・薬飲まなくて、ち、月1回の注射でいいんだから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お医者さんのところには・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それこそ、月に1回行くだけ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
でもその代わり、看護婦さんが・・
相談者:
はい・・はい
高橋龍太郎:
最初のうちは週2回、落ち着いて来たら週1回。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もっと落ち着いたら2週に1回ぐらい、訪ねるということで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
外来の治療は十分やっていけるので、
相談者:
はあ、はあ
高橋龍太郎:
それは、今の見立てで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
主治医の先生が・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
落ち着いてて、退院っていうことを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
提案されたんならば・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それは今・・この先入院しててもこれ以上・・よくなるとか・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
これ以上病気がどうこう変わるってことは、もう全然ないから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
何よりも・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
娘さんが可哀想。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、やっぱりいくら患者さんでも・・母性、の力ってすごくおっきいから、
相談者:
はい、はい
高橋龍太郎:
娘のために頑張んなきゃと思えば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
片付けないとか、そんないろんなことがあるかもしれないけれども、
相談者:
はあ・・はい、はい
高橋龍太郎:
地域サポートを得られれば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お部屋お少しでも、片付けることもできるようになるし。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから・・もう・・地域サポートを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
体制を組んで、退院して、
で、娘さんを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
元のところに戻してあげるっていうのは一番いい・・解決法だと思うよお。
相談者:
あー、そうですか、ありがとうございます。
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
も、ホントに今・・病院に1年以上入れとくっていうこと自体・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
へ、変な言い方だけど・・世界の水準からすると、あり得ない話なんだよ。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
世界・・も、在院期間でいうと、日本は世界の先進国の倍ぐらい・・長いの。
相談者:
・・あー
高橋龍太郎:
だから、余計に患者さんは、「病院病」っていう病気になっちゃうのよ。
相談者:
・・あ・・そうですか・・はい
高橋龍太郎:
そういう、病院に長くいることで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
意欲を失くしたり・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
将来への希望を失くしたり、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
病院にずっといることで自閉的な傾向がどんどん増えて行っちゃうの。
相談者:
は、あーそうですか。
高橋龍太郎:
本来の能力を失っていっちゃうんだよ。入院させれば・・
相談者:
あー、そ・・
高橋龍太郎:
させるほど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、主治医と相談して、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
上手く地域に軟着陸させる方法・・もちろん病院の先生はご存知だから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相談して、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
退院させてあげて、
相談者:
分っかりました。
高橋龍太郎:
娘さんも・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ちゃんと、お母さんの元に、返してあげてくださいな。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
はい
相談者:
・・2人で、生活、して行けるようには将来・・わたしはあ、できるだけサポートして・・
高橋龍太郎:
うん、だから・・
相談者:
行くつもりですけれど・・
高橋龍太郎:
ね?それこそそういうときにお母さんが・・えー、週1回ぐらい行って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
作り置きのご飯を作ってあげるとか。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ご飯があんまり出てないようだったら、そういうサポートはもう大歓迎だよ、もちろん。
相談者:
あー、はい
高橋龍太郎:
うん。だからもう・・
相談者:
分かりました。
高橋龍太郎:
そういう総力戦で。地域の力とお母さんの力と。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?、それで支えてあげれば・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
大丈夫、大丈夫。
相談者:
あーそうですか。
相談者:
うん
相談者:
あ、ありがとうございます。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
良かった。心強くなりました。
高橋龍太郎:
はい
(再びパーソナリティ)
地域の力と母性。
その母性が子供を苦しめるかもしれないのに。
あと何でも地域に丸投げしないで欲しい。
地域の福祉の力は自治体の財政力に比例します。
ツッコミどころ満載のご相談でしたが、
まず、相談者の長女さんが何故に結婚出来たのかが興味ありました。
あとその自殺された長女の旦那さんのいきさつや親御さんと子供について相談しないのか。
長女さんを子供と生活させるのに、一抹の不安を感じているのですが、地域サポートやこの相談者の手伝いのみで心身の健康を保てるのか…。頼れるものはフル活用してお子さんが寂しくないように、衛生的な家でしっかり学べるように、楽しい家庭の思い出を作れるように願うばかりです。
とにかく孫が通い慣れた元の小学校に戻れることを祈る。
病気とは言え、大人の都合で子供にシワ寄せが行かないようにして欲しい。
退院してしばらくの間は、相談者と夫で娘の家に住み込んでのサポートも必要だろう。
管理人さんツイートやコメント欄にもあるように、娘は盥回しせざるをえない。病院すら手を焼く患者なのに、地域に丸投げしたところで、地域サポート()も崩壊する。テレ人でもオタメゴカシの解答しかやりようがない。やはり奇妙なのが娘が結婚できたこと。旦那の素性が気になる。黒幕は相談者一家(問題の娘以外の)なのかな。娘を狂わせ、狂った娘を用済みとして事情を知らない男に嫁がせる。孫娘は祖父母の正体に気づいた。「元の学校に戻りたい」は「祖父母から逃げたい」の暗喩。
高橋先生は「治療する」というはっきりした前向きな態度なのでいいと思うこともあるし、「今は地域で」「1年は長い」など参考になるお話もあります。
地域システムは、相談者の地域はそこまで頼りになるのだろうか…。現状で地域とコンタクトとらずにお電話なさっているのはなぜなのか。ご近所の目が気になるのだろうか…。
ただ小さいお孫さんはこれから健やかに育っていけるように外部の人と関わりを持って欲しいと思います。自死遺族つながりも必要ではないでしょうか。小さくて父を亡くし、母が難しい状態…これは非常に大きな問題です。健康に育っていても辛いですよ。
お婿さんが亡くなったことへの関心自体が非常に希薄だと思います。思いが及んでいないし、実の娘のことも「困っている」のは相談者側であって娘や孫の行く末をそこまで案じているのかな?という感じが致しました。それが娘や孫にも波及しているのではないかな、とも思われます。
「1時間は大変で」…そうかな?「私はいや」なだけじゃ?娘を預けておきたいのか退院させてあげたいのかちょっとよくわかりませんでした…