人間関係が続かない。相談中も露呈する自分基準。ポピュラリティで割り切ろう
テレフォン人生相談 2020年6月29日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女30歳 夫30歳 子供5ヶ月
今日の一言: 過剰な先入観に悩む人は基礎的な不安があります。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お願いします。
加藤諦三:
んはい、最初に年齢教えてください。
相談者:
30歳です。
加藤諦三:
30歳、独身ですか?それとも結婚してんですか?
相談者:
結婚しています。
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
30歳です。
加藤諦三:
30歳・・お子さんは?
相談者:
5ヶ月、になる子が、います。
加藤諦三:
5ヶ月・・はい、分かりました。
それでどんな相談ですか?
相談者:
対人関係・・が・・昔から、あまり上手く、いかず、
加藤諦三:
はい
相談者:
第一印象は割と、いい、と思うので・・親しんでくれるんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
2回目とか、3回目会ったときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分で・・壁を作って・・
加藤諦三:
うん
相談者:
相手え、の・・嫌な部分、ばかり見えて、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのうち・・ま、嫌いになって、
でも同時に、嫌われてるんだなって思ってしまって・・
加藤諦三:
うん、だから・・いろんな付き合いがあって、例えば喧嘩をしたり仲良くなった・・で・・るというよりも、あなたの、中で、
「あ、この人嫌いだ」っていうように・・
相談者:
はい
加藤諦三:
思い込んでいくっていうかな?
相談者:
うーん、たぶんそうなんだと思うんですよね。
加藤諦三:
うん
学校に入ってから、どうだったの?
相談者:
覚えてるのは、やっぱり、小学校、入ってすぐ、
加藤諦三:
はい
相談者:
学校に・・行くのが嫌になって、
加藤諦三:
ああ、あ、は
相談者:
母に・・毎日ついて行ってもらってたっていうのは記憶にあって、
加藤諦三:
はい
相談者:
何かこう、ちょっかい出される、のも・・冗談、だとしても、冗談で受け止められなかったりとかで・・
加藤諦三:
うん
いつ頃まで?
相談者:
それはまあ、2学期、ぐらいには・・大丈夫だった、になったとは思うんですけど。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん
(「アーアー」赤ちゃんの声)
相談者:
ま、友達関係に関しては・・ちょこちょこ、やっぱり・・小さないじめが・・あったりとか、
加藤諦三:
あったっていうのは・・
相談者:
それはあっても・・
加藤諦三:
あなたはいじめられる、側ですね?
相談者:
られるほうも・・いじめるほうも、あったと思います。
加藤諦三:
あ、両方あった?
相談者:
うん
加藤諦三:
小学校、中学校・・で、高等学校のときはどうだったの?
相談者:
7人グループで・・ま、3年間同じ・・みんなクラスだったんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしが・・彼氏ができて、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっとみんなのことを蔑(ないがし)ろにしてしまって、とかで・・こ、ハブかれる(*)対象になってしまったりで、
(*)ハブかれる:
「省く」ではないものと思われる。
関東地方では「村八分にする」と同様の意味で「はぶく」と言う。
加藤諦三:
・・
相談者:
学生時代は、ちょこちょこ、とそういうのが、あって、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのときあんまり気にしてなかったんです。みんなこうなんだろうなって思ってたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり社会人になって・・自分が何かズレてるんじゃないかな?、空気読めてないんじゃないかな?っていうのに、ま、気になりはじめて、
すごく・・親しむ、ような・・こ、先輩とか、後輩とかは、できたことがないです・・
加藤諦三:
うーん
どういう、ご家庭で、で成長したんですか?
相談者:
4人きょうだいで、
加藤諦三:
うん
相談者:
末っ子です。
加藤諦三:
で、あなた末っ子でえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さん、お母さんに対してえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
愛してもらおうと思っていろいろ無理をしなければならなかったの?
相談者:
そんなことはないです。
加藤諦三:
そんなこ・・
相談者:
きょうだい・・姉も2人いて、
加藤諦三:
うん
相談者:
兄もいて。
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかこう・・ま、わがままが割と通るというか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
愛情に関しては・・不満はなかったですけど・・
加藤諦三:
と、そうすると、その、愛情について家で不満がない、末っ子で、わがままも通った、それなのに、なんでえ・・小さい頃から・・
相談者:
うん
加藤諦三:
他人は自分のことを嫌いだというふうに思い込みの、世界に入って、いったんですか?
相談者:
と、そこを問い詰められても(苦笑)・・分からなくて・・
加藤諦三:
うんん
相談者:
ま、ちょっと話したい内容とズレちゃうんですけど(苦笑)
加藤諦三:
うん。あの、話したい内容っていうのどういうことですか?
相談者:
子供がこれからおっきくなるにつれて・・
加藤諦三:
うん
相談者:
関わらなきゃいけない・・
加藤諦三:
うん
相談者:
人が増えていくので、
加藤諦三:
うーん
相談者:
何からすればいいのかな?っていう・・
加藤諦三:
うーん
だから・・あなたの考え方でね?
相談者:
はい
加藤諦三:
これから、上手くやっていかなきゃなんないというふうにあって、
考え方にどっか・・間違え、る、るとか・・あるというふうには考えないの?
相談者:
ん、それをヒントいただければ・・知りたいですけど・・
加藤諦三:
知りたい?、だから、それはまず過剰な先入観ですよ。
(「アー」赤ちゃんの声)
相談者:
はあい
加藤諦三:
それで過剰な先入観っていうことは、
(「アー」赤ちゃんの声)
加藤諦三:
基本は、あなたがすごい、不安なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、今まで上手く行かなかったから・・これからも上手く行かないだろうというふうに・・期待不安っていうんですけど、期待不安なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから・・あなたの今日の相談っていうのは、この過剰の先入観をどうなるか?ってことでしょ?
相談者:
うん、はい、そうだと思います。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
相談者さんには、これからもっと大変なママさん(保護者)付き合いが
待っています。
子供の成長に伴い保育園・幼稚園、小学校・・・などなど。
お子さんの為にも頑張ってください!
いつものいろいろな相談に比べたら、ありふれたと言ったら、相談者に失礼かもしれないが、深刻度はない相談でした。
まず、今現在、相談者に困ったことは実際に起きていない。夫婦関係や子育てに悩んだり、ママ友に悩んだりしていない。
過去に、自分の態度が原因で嫌われたり、逆に誰かを嫌いになったり。
まぁ、普通にあるでしょ。
全ての人に好かれることも、全ての人を好きになることも不可能なんだし。
相談者自身、多分、みんなに好かれたいなんて思ってないんだ。だから、無愛想な態度だってとる。嫌われたくなかったら、愛想よく八方美人に振る舞うだろう。
どっちが良いも、悪いもないけど、無愛想な態度をとってると、自分が損するだけだし、かといって、みんなに媚び売る必要もない。
基本、普通にニコニコ挨拶して、気持ちよく接してればいい。全員と親友にならなくていいんだから、その中から、数人もっと仲良くなりたい人が現れると思う。
みんな職場だろうが、ママ友付き合いだろうが、人付き合いは面倒だと思ってるよ。面倒じゃない人は、そういう人同士で固まるよ、きっと。
私も、相談者の気持ち分かるし、友達も、人数は少ないけど、深く付き合うタイプです。
これから、子どももどんどん大きくなって、子育ての心配が増えてきて、始まってもない人付き合いを心配する暇はないかもしれないです。
今の生活に不満がない故の、悩みなのかなぁと感じました。
人付き合いの下手ないいお母さん、いい妻、でも良いんじゃないかな
私の母親がそうだった
↑同感です。
全然いいですよね。
自分の家族を大切に暮らしていれば、
他人との付き合いは必要最低限でいい。
加藤先生の質問にイラついて牙剥くところとか見ると余裕がなくなると無意識に相手を攻撃してしまう人なのかな。
声の雰囲気はほんわかっぽいから周りはこのギャップにビックリするんじゃない?
だけどそれは自分の特徴ってだけだから気にせず子育て頑張って。
不器用で内気な性格で 口べたで人づきあいが苦手・・といのでは無く、わがままで自己中で すぐ感情を顔に出すので 付き合い初めは良いけど長く続かない・・という印象でした。
(わがままで自己中というのも 場合によっては魅力的なキャラだったりするのかも知れませんが)
本当に信頼しあえる友人が一人でもいれば、ママ友の付き合いも恐れることはないと思いますが、このかたにとっては信頼しあうことが一番ハードルが高い。
愛先生の「ポピュラリティ」はママ友付き合いの対症療法に過ぎませんよね。
加藤先生が最後におっしゃったように、自分に嘘をつかずに生きる・・ということが 人との信頼関係に繋がるのかなと思いました。
何かしなくても、挨拶と相槌して様子見てれば、その場の空気や流れが見えてくるでしょうに。
下手に何かしなければと思うから、失敗するんじゃない。
何も言わなくても、今までの生きざまなどが態度や表情に出るらしく、結果よく似た者が自然に集まってるよ。
子供に障害があるともっと強烈にイヤな思いしますよ。実親が毒親だったら尚更。
自分も「人間関係長続きしない。自分のことを掘り下げられると牙を向く」性格なので、第三者目線でどう見えるのかと思って読んだ。
この人も、本当は人間関係が下手。うまく行くのは最初だけ。掘り下げられると冷笑と逆ギレ。結果周りに人がいなくなって、今度は被害者の顔をする。今回の相談に滲み出ている。負けず嫌いだから「子供の将来の為に広く浅く」と理由付けて頑張って空回り。管理人さんツイッターコメントが図星突いてると思う。
単に相談者の思い過ごしだろうか。違うと思う。自分がそうだったから。カサンドラ症候群に陥り実家も職場も全て敵になった。結果、実親含めて殆どの人間関係は消失し、ホームレスも覚悟した。職場も転々とした。余波は5年にも及んだ。人間の底恐ろしさを舐めていたのだと、今は思う。「疎遠」の先にあるパンドラの箱を開けてしまった。
この相談者も地獄に陥るかどうかの分岐点に立っている。
追記。今は「ここがダメなら次は無い」という覚悟で、故郷から離れた片田舎で息を潜めて居る。本格的に排除されると相談者のように悩む余裕すら無い。カースト上位を諦めていない様子の相談者はまだ余裕が有る。本格的な排除は「何もしなくていい」とすら言われずに存在そのものが認識されなくなる。集合知そのものが自分を排除しに掛かった。大きな存在に社会的に殺されると、感情が死んでいく。劣等感や恨みはあっても、排除されたこと自体には疑問を持つことも無く洗脳されたように従っていた。社会復帰まで5年は掛かったし、それもあくまで非正規労働に留まり、思考もどこかぼんやりしたままである。
相談内容が他人事と思えない。ポピュラリティで胃の腑にストン。僕の人付き合いの悩みの答えがここに出ていた。愛先生に感謝。