人間関係が続かない。相談中も露呈する自分基準。ポピュラリティで割り切ろう
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あなたが、その、自分で、壁を作ってというのは・・恐らく今も、そう、で、1人の世界に閉じこん・・でるんでしょうね。
相談者:
1人でいたほうが楽だなって思う、ことは多いですね(震え声)。
加藤諦三:
うん。ほんとに1人の気持、ちと・・
相談者:
はい
加藤諦三:
同時にい・・人とコミュニケーションしたいっていう気持ちもあるんでしょう?
相談者:
そうですね、あります。お喋りは好きなので。
加藤諦三:
うん
(赤ちゃんの声)
加藤諦三:
それで・・
(赤ちゃんの声)
加藤諦三:
周りの人に対する・・愛着の気持ちがあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
だんだん薄れてって来てる?
相談者:
そうですね。
どんどん、年齢重ねるうちに、減って来たっていう気がします。
加藤諦三:
うーん・・Loss of Emotional Attachmentっていって、だんだんと周りの人にい、対する愛着の念が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
薄れていくん、だけれども、同時に・・もっと、今までよりも、周りの人に対する依存する気持ちが、強まってんじゃない?
相談者:
そうですね。うん
加藤諦三:
だからこれ、まったく矛盾してますよね?
相談者:
うーん、はい
加藤諦三:
自分を2つに分けてんじゃないの?
相談者:
ええ?!
加藤諦三:
compartmentalizeって、2つに分けちゃうって、自分を。
相談者:
はい
加藤諦三:
2つに自分を、区分することで・・現実に対応してんじゃないの?今。
相談者:
・・はー
加藤諦三:
今日の、相談っていうのは・・対人関係が、増えて来る・・
相談者:
はい
加藤諦三:
どうしようっていう・・
相談者:
あい
加藤諦三:
ですよねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
これは・・過剰な先入観に悩んでるというのは認めます?
相談者:
認めます。それから逃れたいです。
加藤諦三:
つまり今、過去のビデオを・・観ているような感じなんですよね。
相談者:
はい。そればっかり思い出します。
(赤ちゃんの声)
加藤諦三:
ですからあ・・マドモアゼル愛先生がおっしゃったような対応のしかたっていうのは分かるでしょう?
相談者:
あはい、自然な、はい
加藤諦三:
それをしながらね?
相談者:
はい
(赤ちゃんの声)
加藤諦三:
本当は、わたしは自分に嘘をついてんじゃないか?・・
相談者:
はい
加藤諦三:
というようなことを・・一度考えてみたら?
相談者:
ふうん・・はい
加藤諦三:
本当は・・恐らく、先ほど、マドモアゼル愛先生が最後に言ったように・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自分を憎んでるところがあんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ところがそれがなぜ自分を憎んでるかっていうと・・あんたが一番憎んでるということ、怖い人を憎んでるんです。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
だからそれが・・怖いから自分に憎しみを向けてんです。
相談者:
誰を憎んでるんでしょう?・・
加藤諦三:
だからね?、ちょっとキツーいことを最後に言うけど・・自分に嘘をついちゃダメですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
こういうふうに思ったほうが、都合いいっていうことで・・
相談者:
あー
加藤諦三:
人間って自分に嘘をついて・・生きてっちゃうんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だからそれをやめる・・ということですよね。
相談者:
はあい、分かります・・
加藤諦三:
よろしいですかあ?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
(赤ちゃんの声)
加藤諦三:
過剰な先入観に悩む人は、基礎的な不安があります。
マウント体質、話し好き聞きベタ、負けず嫌い、
そして誰もいなくなった。いいじゃない(マド愛)って、本人が嫌だから掛けてきたの。
なのに、それすら子をダシにするプライドの高さ。ママ友カーストを駆け上がるしか道はない。
#テレフォン人生相談 #teljin— 読むテレフォン人生相談 (@KtatsMi) June 29, 2020
中学あたりでpopularが出てきたとき、ポピュラーとの違いに戸惑った人も少なくあるまい。
メインの和訳は「人気がある」。
「大衆の」という意味はあるものの、「ありふれた」という意味ではない。
もしや、大した違いじゃないと思う向きもあるやもしれないが、veryを付けるとその違いは際立つ。
very popular
すごい人気(英語)
すごいありふれた(日本語)
人気が出るのは尖(とんが)っているからで、つまり真逆の言葉になる可能性すらある。
人気がある、それは大勢に受け入れられること、すなわちありふれていること。
日本において、こんな風にニュアンスが変わってしまったのはとても興味深い。
さて、
もちろんマド愛が言った意識すべきポピュラリティとは日本語だ。
人に安心感を与える特性。
敵を作らない、嫌われない特性と言い換えてもいい。
ただし、これを意識してやっている限り、親密さは生まれない。
難しいんですよ。
この出し入れは。
ある人種にとっては特に。
前半の加藤センセのパートで、軌道修正させた局面に象徴されてる。
まったくもって正しい振る舞い。
物怖じせず、お見事と言ってもいい。
むしろ仕事なんかではプラスの側面もあったに違いない。
じゃ、どこがいけないか?って。
いい悪いじゃなく、ポピュラリティ的振る舞いは以下のようになる。
セリフの前段「分かりません」とだけ言って、
後段の「話したい内容とズレちゃう」
これは言わない。
それによって相談意図とは違う方向に行くかもしれないけど、流れに任せる。
話しに一区切りついたら、そこで改めて質問する。
もしかしたら、その機会は訪れないかもしれない。
その時は「あーあ」で終わる。
でもそれだけのこと。
出来ないよねえ。
無理してやろうとすると、引きつって口から泡吹くと思う。
相談者にはあえて必要ないからか、今日は出なかったけどポピュラリティの反対が個別性。
親しさにはこれも必要。
あと、加藤先生が言っていた先入観。
先生自らの先入観を修正させられた回。
マド愛によるポピュラリティと個別性の対比と併せてどうぞ。
相談者さんには、これからもっと大変なママさん(保護者)付き合いが
待っています。
子供の成長に伴い保育園・幼稚園、小学校・・・などなど。
お子さんの為にも頑張ってください!
いつものいろいろな相談に比べたら、ありふれたと言ったら、相談者に失礼かもしれないが、深刻度はない相談でした。
まず、今現在、相談者に困ったことは実際に起きていない。夫婦関係や子育てに悩んだり、ママ友に悩んだりしていない。
過去に、自分の態度が原因で嫌われたり、逆に誰かを嫌いになったり。
まぁ、普通にあるでしょ。
全ての人に好かれることも、全ての人を好きになることも不可能なんだし。
相談者自身、多分、みんなに好かれたいなんて思ってないんだ。だから、無愛想な態度だってとる。嫌われたくなかったら、愛想よく八方美人に振る舞うだろう。
どっちが良いも、悪いもないけど、無愛想な態度をとってると、自分が損するだけだし、かといって、みんなに媚び売る必要もない。
基本、普通にニコニコ挨拶して、気持ちよく接してればいい。全員と親友にならなくていいんだから、その中から、数人もっと仲良くなりたい人が現れると思う。
みんな職場だろうが、ママ友付き合いだろうが、人付き合いは面倒だと思ってるよ。面倒じゃない人は、そういう人同士で固まるよ、きっと。
私も、相談者の気持ち分かるし、友達も、人数は少ないけど、深く付き合うタイプです。
これから、子どももどんどん大きくなって、子育ての心配が増えてきて、始まってもない人付き合いを心配する暇はないかもしれないです。
今の生活に不満がない故の、悩みなのかなぁと感じました。
人付き合いの下手ないいお母さん、いい妻、でも良いんじゃないかな
私の母親がそうだった
↑同感です。
全然いいですよね。
自分の家族を大切に暮らしていれば、
他人との付き合いは必要最低限でいい。
加藤先生の質問にイラついて牙剥くところとか見ると余裕がなくなると無意識に相手を攻撃してしまう人なのかな。
声の雰囲気はほんわかっぽいから周りはこのギャップにビックリするんじゃない?
だけどそれは自分の特徴ってだけだから気にせず子育て頑張って。
不器用で内気な性格で 口べたで人づきあいが苦手・・といのでは無く、わがままで自己中で すぐ感情を顔に出すので 付き合い初めは良いけど長く続かない・・という印象でした。
(わがままで自己中というのも 場合によっては魅力的なキャラだったりするのかも知れませんが)
本当に信頼しあえる友人が一人でもいれば、ママ友の付き合いも恐れることはないと思いますが、このかたにとっては信頼しあうことが一番ハードルが高い。
愛先生の「ポピュラリティ」はママ友付き合いの対症療法に過ぎませんよね。
加藤先生が最後におっしゃったように、自分に嘘をつかずに生きる・・ということが 人との信頼関係に繋がるのかなと思いました。
何かしなくても、挨拶と相槌して様子見てれば、その場の空気や流れが見えてくるでしょうに。
下手に何かしなければと思うから、失敗するんじゃない。
何も言わなくても、今までの生きざまなどが態度や表情に出るらしく、結果よく似た者が自然に集まってるよ。
子供に障害があるともっと強烈にイヤな思いしますよ。実親が毒親だったら尚更。
自分も「人間関係長続きしない。自分のことを掘り下げられると牙を向く」性格なので、第三者目線でどう見えるのかと思って読んだ。
この人も、本当は人間関係が下手。うまく行くのは最初だけ。掘り下げられると冷笑と逆ギレ。結果周りに人がいなくなって、今度は被害者の顔をする。今回の相談に滲み出ている。負けず嫌いだから「子供の将来の為に広く浅く」と理由付けて頑張って空回り。管理人さんツイッターコメントが図星突いてると思う。
単に相談者の思い過ごしだろうか。違うと思う。自分がそうだったから。カサンドラ症候群に陥り実家も職場も全て敵になった。結果、実親含めて殆どの人間関係は消失し、ホームレスも覚悟した。職場も転々とした。余波は5年にも及んだ。人間の底恐ろしさを舐めていたのだと、今は思う。「疎遠」の先にあるパンドラの箱を開けてしまった。
この相談者も地獄に陥るかどうかの分岐点に立っている。
追記。今は「ここがダメなら次は無い」という覚悟で、故郷から離れた片田舎で息を潜めて居る。本格的に排除されると相談者のように悩む余裕すら無い。カースト上位を諦めていない様子の相談者はまだ余裕が有る。本格的な排除は「何もしなくていい」とすら言われずに存在そのものが認識されなくなる。集合知そのものが自分を排除しに掛かった。大きな存在に社会的に殺されると、感情が死んでいく。劣等感や恨みはあっても、排除されたこと自体には疑問を持つことも無く洗脳されたように従っていた。社会復帰まで5年は掛かったし、それもあくまで非正規労働に留まり、思考もどこかぼんやりしたままである。
相談内容が他人事と思えない。ポピュラリティで胃の腑にストン。僕の人付き合いの悩みの答えがここに出ていた。愛先生に感謝。