女手一つ母92才と疎遠を続ける兄と妹。壁は側で不公平感をまとった相談者

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はい、こんにちは(咳払い)

相談者:
あ、お世話になります。

塩谷崇之:
はい・・お母さん98歳ですか。

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
ふん。まだあの、しっかりして・・いるんですか?

相談者:
うん、あの、痴呆にはなってないですね。

塩谷崇之:
あー、そうですか。

相談者:
でも、1人で放っとくっていうことはできないです。

塩谷崇之:
うーん、なるほど。

相談者:
はい

塩谷崇之:
あなたとお母さんの関係は・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
悪くはないんですね?

相談者:
・・そうですね・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
もう高齢やから、喧嘩してもしょうがないですし(苦笑)。

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい

塩谷崇之:
ん、仲良く・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
う、一緒に生活をしている感じですか?

相談者:
はい

塩谷崇之:
ふうーん

相談者:
で、母は、あのお、妹がお腹にいるときに主人を亡くしてるもんで。
わたしにすれば、あのお・・3人を1人で育てた、ようなもん、なんです。

塩谷崇之:
ふうん、うーん

相談者:
だから・・なんとか・・最後は、ん、3人揃ってが良かったなっていうふうに思ってもらいたいなっていう気持ちと(震え声)・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
で・・なんていうのか、こっちから、あのお、折れて、兄に・・頼むっていうのも・・なんとなく、ん、その気になれないっていうのか・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、うん、うん

相談者:
なんか(ため息)・・微妙な気持ちなんです。

塩谷崇之:
お兄さんも、妹さんも・・

相談者:
あはい

塩谷崇之:
お母さんとの間でね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
何かこう・・仲違いを、したわけではないんですね?

相談者:
ないですね、それはないですね。

塩谷崇之:
うん、うーん

相談者:
はい
わたしにさえ任せとけばいいわっていうふうに思ってるみたいですね。

塩谷崇之:
うん、うん
あなた自身はあ・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
お母さんと一緒に生活することがね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
負担になってます?

相談者:
・・それは負担ですねえ。

塩谷崇之:
ふうん

相談者:
わたししかいないからしょうがない、とは思ってますけども。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
はい

塩谷崇之:
でも、もしあなたがあ・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
ひとり娘だったら、

相談者:
そうです、そうです。だからそういうふうに思うようにしてるんです。

塩谷崇之:
うん、うん

相談者:
「わたしは、にはきょうだいはいないわ」と思ってたらいいわっていうふうに・・思うようにしてるんですね。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
はあい

塩谷崇之:
(息を吸って)あのね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
98歳のお母さんの・・面倒をね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
看られる、一緒に、いー・・時間を過ごすことができるっていうのは・・

相談者:
そう、え、はい

塩谷崇之:
ある意味すごく幸せな・・

相談者:
なんか・・

塩谷崇之:
ことだと思うんですよね。

相談者:
うん・・これ、うん、この、時間、だから、負担に思わずに・・楽しもうっていうふうに・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
努力してるんですけども・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
はい

塩谷崇之:
いや、ほんとに素晴らしいことだと思いますよ、それは。

相談者:
なかなかね・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
そういう機会はないと思うんですけどもね(ため息混じり)。

塩谷崇之:
でね?

相談者:
はい(鼻をすする)

塩谷崇之:
お兄さんと妹さんはあ・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、どういう事情があるのか分かりませんけれども、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
ほんとはお母さんと仲良く・・したいけれども・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
そこで仲良くするっていうことになると・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、お兄さんであれば・・自分が引き取って面倒を看なくちゃいけないんじゃないかと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
妹も、娘としてね?、ちょっと看なくちゃいけないんじゃないかと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、えー、お姉さんにばっかり、い、負担を掛けちゃいけないんじゃないかっていう、そういう・・まあ、ある意味、こう、プレッシャーがね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
あるが故に・・ほんとはお母さんと一緒に、居たくても・・距離を、置かざるを得ないんじゃないんでしょうかね?

相談者:
あー

塩谷崇之:
だって・・2人共お母さんのことは好きなんですよね?、ほんとはね。

相談者:
・・そうですね、嫌い、じゃないと思います。

塩谷崇之:
うん

相談者:
うん

塩谷崇之:
だけども・・

相談者:
ただ負担になるのがしんどいっていうだけですね。

塩谷崇之:
うーん、なんかこう、深入りをするとお・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
負担になってしまうと。

相談者:
そうです、そうです。

塩谷崇之:
で、自分はその負担には耐えられないと。

相談者:
あはい、はい

塩谷崇之:
だから、あえて距離を置いてるんじゃないのかなと。

相談者:
そう、そうです、そうです。

塩谷崇之:
ふうーん

相談者:
はい

塩谷崇之:
ただ、それをね?・・お兄さんとか妹さんにね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
話をするときに、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
「もうちょっとお母さんの面倒を、看てよ」と・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうふうに・・言ってしまうとね?・・逆にこう足が遠のいてしまうというかね?

相談者:
あー、そういうふうな、ゆ・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
うん、言うつもりはないですね。

塩谷崇之:
うん

相談者:
それよりか・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
お葬式と・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
あの、先祖を祀っていくのに・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
母はやっぱり父のところに入れてやったほうが・・良いのが、当たり前え・・やろう、けども、それは兄に、頼まないと、ダメやから・・

塩谷崇之:
うーん

相談者:
やっぱり、最後には、兄に頼まなあかんな、ん、ダメなんかなと思うのがちょっと悔しいかなと思うんですけどもね(ため息混じり)。

塩谷崇之:
うーん、だからね?どうしてもね・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうやってこう・・3人きょうだいだとね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
3人の間での、公平不公平っていうのを考えてしまうけれども、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
あなた自身は、

相談者:
はい

塩谷崇之:
お母さんと一緒にいることについて・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、そういう、ね?、お母さんの、ま、最後の時間を一緒に過ごせるということについては・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
大変、かもしれないけれども、

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
喜びを感じてやってるわけですよね?

相談者:
そうです、そうです。

塩谷崇之:
んそれを、まあ、やっぱり良しとしないとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
いけないと思うんですよ。

相談者:
あはい

塩谷崇之:
でそこで、妹さんとかね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
お兄さんに・・「わたしは大変なのよ」というふうに愚痴をこぼしてしまうとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
逆にお兄さんや妹さんは・・大好きなお母さん、のところにね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
気軽に・・訪ねて行くっていうこともできなくなるし、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
だからそこはね?、ある意味(含み笑い)、お兄さんや妹さんに対してはね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
「本来ならあなた達も一緒にやんなくちゃいけないんだけど」っていうことを・・思っててもそれは・・言わないようにしてね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん。あの「たまには顔見に来てあげてね」と。

相談者:
はい

塩谷崇之:
それだけに・・して。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、お葬式のことも・・ま、あの、もしあなた、と、ご主人がね?、自分たちだけでもやってけると思うんであれば・・

相談者:
あはい

塩谷崇之:
むしろ、あの「心配しなくて、いいからね」と。

相談者:
あーあ

塩谷崇之:
うん、ていうふうにね?言ってあげるぐらいのほうがね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうすると、お兄さんも妹さんも・・純粋に・・お母さんに会いたい、お母さんを好きだ・・で、お母さん、に・・亡くなったあともね?、お母さんとの思い出にね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
その純粋な気持ちで浸ることができると思うんで。

相談者:
はあ

塩谷崇之:
うん、そこで、お金の心配とか、苦労とか・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういうことを、あんまり感じさせないようにね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
してあげれば・・いいんじゃないのかなと思うんですよね。

相談者:
・・はあーあ

塩谷崇之:
で、それ以上のものは求めない。

相談者:
それ以上のは、あ、求めてないんですけどね(含み笑い)。

塩谷崇之:
うん

相談者:
うん
求めてないんだけど、で、やけども、不満が残るっていうのはやっぱりい・・なんか思ってるでしょうね。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
はい

塩谷崇之:
きょうだいとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
比べちゃうと・・絶対になんかこう、不満て出て来ますから。

相談者:
・・はい

塩谷崇之:
うん
比べないで、お母さんとの関係で・・何が一番いいのかっていう、ことを考えていただければいいと思います。

相談者:
はい、分かりました。

(再びパーソナリティ)

「女手一つ母92才と疎遠を続ける兄と妹。壁は側で不公平感をまとった相談者」への2件のフィードバック

  1. 母親の世話をするのが嫌だと言ってるわけでなく、家族なんだから最後くらい顔出せよ。ということでないのかな。
    親子の情よりお金を選択した兄妹にどう対応したらよいかという相談だと思った。
    回答は、母親の面倒をみられて幸せだ。相談者が我慢したほうが良いと匂わせて、最後は自分で選択しろという結論になった。
    単純に介護費用、葬式代と遺産相続の問題として回答した方が良かったのではないか。

    また、亡くなった父親の位牌や家の墓は兄のところにあるようで、それなら父親の遺産も長男として厚く相続したと思われる。
    それなのに母親の面倒は見ないとは、相談者の不満も理解できる。

  2. 兄弟姉妹の中で親から愛されなかった子供だけが最後まで親の側に残った。
    親への想いが兄弟姉妹にも向かっているのだろうか。

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