中高でも働いた転職5回の29歳。安らぎの家庭を手に入れるもまた仕事が嫌に
テレフォン人生相談 2020年11月30日 月曜日
今の仕事(介護)に就いて半年ぐらいしか経っていないが、行くのが嫌になった。
実父は知らない。
再婚した母は借金抱えて夜遅くまで働いて、兄からは暴力。
中学は新聞配達で、高校は飲食店でバイト。
卒業後は自衛隊。
教職目指すも挫折。
自傷行為も。
飲食業等で転職4,5回。
相談者
「教職は昼間も学校に行かないといけなくてお金も自分でどうしようもできなくなってしまって、また飲食で就職し直しました」
加藤諦三がよく言う合理化。
本当の理由はそれじゃない。
そういえば、中高生の新聞配達ってトンと見かけなくなった。
昔は近所でもやってる男子がちらほらいて、そこに悲壮感なんてなかった気がする。
新聞奨学生なんてのは今でもある。
返済不要の学費に食住完備でプラス給与。
100%自力で全日制に通うことが可能だ。
その代わり、毎日2時起きで、夕方からも業務。
大学ならこれを4年間。
相談者に紹介したってし方ないけど。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 田中ウルヴェ京(シンクロ銅メダリスト、メンタルトレーナー)
相談者: 男29歳 妻 結婚2年 二人暮らし 母と兄がいる
今日の一言: 苦しみは解放と救済に通じる。アドラー
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
29歳です。
加藤諦三:
29歳。独身ですか?結婚してますか?
相談者:
結婚して、ます。
加藤諦三:
結婚したのは何歳のときですか?
相談者:
2年前え・・
加藤諦三:
2年前ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今は奥さんと2人?
相談者:
2人で、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
介護の仕事をしていて、
加藤諦三:
はい
相談者:
仕事に行こうと思ってもちょっと、苦しくて嫌になることが、多くて・・
加藤諦三:
はい(ため息混じり)
相談者:
はい。今、職場で働き出してまだ半年なんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう辞めたくなってて、
加藤諦三:
はい
相談者:
今までも、あの仕事が続、かず・・
加藤諦三:
あ・・今回の、仕事ばっかりじゃなくて今までもやっぱり・・すぐに、嫌になってしまうんですか?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
ふうん。何回ぐらい仕事を変えてる?
相談者:
4、5回、です。
加藤諦三:
4、5回?
相談者:
はい
加藤諦三:
その理由は仕事の内容が嫌んなんですか?
人間関係が嫌なんですか?どっちですか?
相談者:
なんかもう、いろんな物、が嫌に・・あの、上司もだし、同僚も、も、職場が嫌になってしまう、ことが多いです。
加藤諦三:
要するに仕事の内容が嫌とか人間関係が嫌っていうよりも、
相談者:
はい
加藤諦三:
とにかくその仕事のその場所そのものに行くのがもう嫌なんですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
もっと言えばあ、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
働くことが嫌ってことはないんですか?
相談者:
そういう感じがあります。
加藤諦三:
働くことが嫌なんですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん。働くことが嫌っていうのはあ、
相談者:
ええ
加藤諦三:
最初に、は、あの、働き出したのはいつ頃から?
相談者:
中学校のときから一応新聞配達はしてて、
加藤諦三:
うん
相談者:
高校も、あの、飲食でずっとアルバイトをしてました。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい、で、高校卒業して、一度、自衛隊のほうに、
加藤諦三:
はい
相談者:
入隊して、
加藤諦三:
はい
相談者:
2年間お金貯めて、一度、夜学に、2年間行って、
加藤諦三:
うん
相談者:
教職を取りたかったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
教職う、は、あの、昼間も学校に行か、行かないといけなくて、お金も自分でどうしようも・・
加藤諦三:
うん
相談者:
できなくなってしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
辞めて、その後また飲食で、あの、就職・・し直しました。
加藤諦三:
ふん。そうすっと今・・心身共に疲れてきたってことはないの?
相談者:
ありました、あの、そのときが一番、あの、落ち込んでて、自殺願望じゃないですけど、手首い、を、切ったり・・
加藤諦三:
あーあ
相談者:
はい
加藤諦三:
うん
相談者:
そういった行為をしようとしてみたり・・
加藤諦三:
あの・・そういうふうにその、疲れるのは・・小さい頃からすごい厳しい環境だったの?なんか。
相談者:
そうですね、産まれたとき、から、父はいなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
母も再婚で僕と兄がいたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
母あ、も、あの、夜も昼も働いてて家に、いなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、借金もすごくあったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
兄い、も、結構あの、ちょっとした・・瞬間で、急にキレ出す・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ことがやっぱり、よくあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
顔は殴られないんですけど、顔以外をよく、暴力に遭ってて・・
加藤諦三:
あ、お兄さんの暴力もあったわけね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ふうん
相談者:
あ(ため息)、そおですね・・
加藤諦三:
だけど・・今その中でね?
相談者:
はい
加藤諦三:
29歳で。
もう、今、介護の仕事が嫌になってきてるっていうけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
よく頑張ったなあっていう、その自己肯定感はない?自分を・・認める。
相談者:
あったり、なかったりをずっと繰り返します。あの、「ほんとよく来たな」って思うこともあれば、
加藤諦三:
うん
相談者:
結局来たけど、こうやって(鼻をすする)また、分かんなくなったり、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかずっとそれを、繰り返しててまた、やり直したいなと思ったり・・
加藤諦三:
自分の人生を、やり直したいっていうの、どういうふうにやり直したいの?
相談者:
(鼻をすする)やっぱり最後まで、悔いなく・・生きて行きたいって思うので、
その悔いのない自分の人生の選択を・・
加藤諦三:
うん
相談者:
(鼻をすする)
加藤諦三:
悔いのない人生の選択するとも思いますよ?・・今までの人生のお話聞けば。
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・この苦しみの先に、
相談者:
はい
加藤諦三:
何があると思ってる?
相談者:
・・
加藤諦三:
この苦しみの先に・・救いがあるかもしれないでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
それを信じられるか信じられないか?だけでもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談というのは、介護の仕事をやってるんだけども、やるの・・疲れたと。仕事を辞めたいと。
相談者:
はい
加藤諦三:
これから、人生どうしたらいいか?っていう、そういうことですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオにシンクロの銅メダリストでメンタルトレーナーの、田中ウルヴェ京先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
介護施設の事務したことがありますが、見ていて介護職は大変だと思います。相談者さんの気持ちは、みんな思うことです。
もし辞めないなら、ケアマネとか理学療法士とかスキルアップを考えてほしいです。
または、そんなに嫌なら、再度、教職を目指してはと思います。
ハローワークで聞いて、時給1,000円ぐらいだけど、教員補助、給食係、学童スタッフとかで働きつつ、お金を貯めて教員資格をとれないもんでしょうか。
教員にも良くない人もいるでしょうが、やりがいがあるんじゃないでしょうか。
相談者さんは人より苦労してる分、話の内容なども、とてもしっかりしていました。
まだ若いし、あと10年で、なんとか道筋をつけられるといいなと、応援する気持ちになりました。
管理人さん、いつも鋭いコメント楽しみです。
私も毎日仕事に行くのが嫌で嫌で仕方ありません…。何とか布団から出て遅刻ギリギリに職場に着きます。誰にも会いたくない気持ちも一緒…。私は、うつ病なので薬飲んでいます。この相談者さんも、今までの人生いろいろと頑張りすぎだから、なにか心の病気があるかもしれません…。心療内科に行って話を聞いてもらうと楽になりますよ。