不登校の兆し。娘と夜の散歩にも作法。妻への気遣いと打ち明け話への返し
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、こんにちは
大原敬子:
ちょっと伺っていいですか?
相談者:
はい
大原敬子:
まずですね、言い返すことができないって。
相談者:
はい
大原敬子:
奥さまは・・
相談者:
はい
大原敬子:
結構うるさいですか?
相談者:
・・アハ(苦笑)そうですね。
大原敬子:
ハハハ(苦笑)
相談者:
はい(苦笑)、あの、結構・・
大原敬子:
だと・・
相談者:
テキパキ・・ええ
大原敬子:
うん
相談者:
あの、言うタイプですね。
大原敬子:
「遅いわね、何してるの?、早くしなさい」とかね?
相談者:
はい
大原敬子:
先へ先へとまわして言うのか分かりませんけども、
相談者:
はい
大原敬子:
結構、うるさいはずなんです。
相談者:
(苦笑)
大原敬子:
そうでなければ、
相談者:
はい
大原敬子:
・・だから「分かってるのに」と思っても言えない、お母さんに対して。
相談者:
はい
大原敬子:
ほて、「もう嫌だな」、「嫌だな嫌だな」と思いながらも、ぐーうっと内面に抑えてるわけですよね?
相談者:
そうですね、はあい
大原敬子:
言って・・2倍、3倍返って来るものならば、言わないほうがいいと思ったんです。
相談者:
なるほど。
大原敬子:
で、今回ですね、
相談者:
はい
大原敬子:
その何が尾を引いたか?っていうと、受験です。
相談者:
・・やっぱそうですよね、はい
大原敬子:
そしてお母さまはうるさいとなりましたら、
相談者:
はい
大原敬子:
も、学校行けないですよね?
相談者:
そうですよねえ・・
大原敬子:
結局・・それをね?あなたが上手く、言わなければいけないんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さまはいいと思ってやってるわけですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、お嬢さんの最後の、存在薄いってところに、彼女の一番、琴線触れたっていう、気の強さがあることを、忘れてはいけないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
大人しいお嬢さんじゃないんです。これ。
相談者:
はい
そうなんですよ、あのお、ホントに・・
大原敬子:
あ、そうです・・
相談者:
おちゃらけたり、
大原敬子:
うん
相談者:
自分が心許した相手にはホントに、
大原敬子:
そうでしょうねえ。
相談者:
和気あいあいと楽しく、
大原敬子:
うん
相談者:
やるんですね、ただ、そういう、自分が絶対しないようなあ、言葉を浴びせられるともう、閉じてしまってえ、もうずうっと我慢してるっていう感じなんですよね。
大原敬子:
うん
そして、次に来るのは・・
相談者:
はい
大原敬子:
この先で待ってるのは受験です。
相談者:
はい
大原敬子:
受験で来るのは、存在が薄いと言った、周囲の評価。それから、お母さまの、うるささ。
相談者:
はい
大原敬子:
それから・・日頃自分ってもん出してない自分・・
相談者:
はい
大原敬子:
これが、三つ巴になって来るわけですよね?
相談者:
そうですね、はい
大原敬子:
そしたら心臓・・ドキドキしませんか?
相談者:
・・そうですね・・
大原敬子:
何するのにも怖いんです。
相談者:
そうなんですね、あの・・もう、今あ・・「学校行くのが怖い」って言ってるんで・・
大原敬子:
でね?
相談者:
はい
大原敬子:
もし参考程度に・・あの、お嬢さんにね?、雨が降って来たときに、
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さんが、もし雨が降っても、傘をさすのが、めんどくさくなったときは、ホントに心が重いとき。
相談者:
・・はあーあ
大原敬子:
でも、今お父さんが散歩なさるって言ってましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
散歩してるときに、あら、雨降って来たとします。
相談者:
はい
大原敬子:
「嫌だなあ、雨降って来て、気持ち悪い」と思ったときは、大丈夫。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、「いい、傘さすのはめんどくさい、濡れたままでいいわ」と思ったときは・・本当に怒りを持ってるんです、親に。
相談者:
親にですか?
大原敬子:
親に怒りです。
相談者:
はい
大原敬子:
今の子たちが他人にはないですよ?
相談者:
・・そうなんすか。
大原敬子:
そうですよ?
何が一番怖いって、親がうるさくなければ、
相談者:
はい
大原敬子:
怖くないんですもん、試験なんて。
相談者:
・・あー
大原敬子:
親が、「近所の人はこうよ」とか・・
相談者:
はい
大原敬子:
「あの子はどこに受かったんだって」とかっていう・・承認ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
今、お嬢さんは、すべてが・・評価されると思ってるんだと思うんですね。
相談者:
はあーあ
大原敬子:
で、散歩は昼間ですか?夜ですか?
相談者:
あの、僕、仕事終わってからなんで、夜なんですね。
大原敬子:
そのときはお母さまになんて言って出かけますか?
相談者:
「ちょっと散歩して来る」っていう、感じで・・&#△
大原敬子:
それで奥さまはどうしてますか?
相談者:
どうしてるっていうのはあ・・ま、家のこ・・
大原敬子:
玄関まで送ってくれますか?
相談者:
いえ、玄関まで送らないですね。
大原敬子:
それを・・
相談者:
はい
大原敬子:
彼女にとっては、お父さんと、歩く・・お父さんが好きかどうか?わたし分からないです。
相談者:
はい
大原敬子:
ただ、避難場所がほしいんですね。
相談者:
・・はい
大原敬子:
だけど、お父さんと一緒に出るときに、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんは果たしてどう思うだろう?って怯えもあるんですよ。
相談者:
はあ、なるほど。
大原敬子:
だから、「お母さん行って来るね」って言ったとき、言ったときに、お母さんも、「気をつけて行ってらっしゃいよね」ってね・・お母さんも・・受け入れてくれる存在の、散歩にしてほしいんです。
相談者:
なるほど。はい
大原敬子:
それが・・お父さんだけいい子になってしまうと、今度はお母さんの心も見えませんけども・・
相談者:
はい
大原敬子:
だんだん、だんだん、このお母さんも、このお嬢さん疎くなっちゃうかもしれない。
相談者:
はあーあ
大原敬子:
親っていうのは、自分だけが、父親だけが、母親だけが、この子のいいようになろうと思ったら、子どもはすっごい負担なんです。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
だから、この行為もすべて、お父さんお母さんの、合意のもとだと思うと楽なんです。
相談者:
・・そっかあ
大原敬子:
そうなんです。
それをしてないように気がすんですね。
相談者:
何気なく、そんなに深く考えてなかったんですけどお・・
大原敬子:
そのぐらいに、繊細です、子どもは。
相談者:
&#△%
大原敬子:
お嬢さんに限らず。
相談者:
はい
大原敬子:
子どもは常にお父さんとお母さん見てるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
それから、たまにですね・・
相談者:
はい
大原敬子:
あの、近くにお店があったら・・「お母さんになんか買って行こうか」とか、「お姉ちゃんになんか買ってこうか、何がいい?」ってことで、自分たちの散歩が・・
相談者:
はい
大原敬子:
罪悪感なくって、みんなも、「♪え?今日は何買って来たの?」って「♪お土産ある?」っていう形で・・お父さんと散歩に行くことが、逆に・・みんなも待ち受けてるような存在にすると、もっとお嬢さんの心は楽になるんです。
相談者:
&#△
大原敬子:
この散歩を、家族全員が・・楽しみにしている。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしはその中の主役。
相談者:
はい
大原敬子:
まず、家の中に、おどおどとか・・不安とか・・
相談者:
はい
大原敬子:
お父さんいないときのお母さんはとか・・そのような・・余計な心配を・・させないことが・・今、当面?、第一段階です。
相談者:
はい
大原敬子:
で、第二段階は、今度は受験ですけども、今度は先ほどわたしが話しましたけども。散歩のときに・・さりげなく聞いてあげることですよね。
相談者:
はい
大原敬子:
どうですか?
相談者:
散歩んとき、あの、主張お、はしないんですけど、
大原敬子:
うん
相談者:
なんか自分の中で思ってるものはあるみたいでえ、それに対してどうしようっていうのはやっぱりちょっと心配はしてるんですよね。
大原敬子:
ちょっと思ってみ、たいって、具体的におっしゃってください。
相談者:
え、あのお・・サッカーをやりたくて、この高校に入りたいっていうの言・・言い出したんですね。
大原敬子:
うん。そしたら・・
相談者:
で、ただその・・
大原敬子:
うん
相談者:
要するに・・今の、い、「自分の・・今の状況だと難しいかも」っていうのを自分で言い出して、
それで・・ま、どうしたいのかな?っていう・・&#△%
大原敬子:
で、お父さまはなんて返しました?
相談者:
ん、ま「大丈夫だよ」と。
ただその、「サッカーと、高校を結び付けなくても・・いろんな道があるんじゃないの?」っていう話はしたんですね。
大原敬子:
あのですね?
相談者:
はい
大原敬子:
コミュニケーションの一番大事なところっていうのは・・
相談者:
はい
大原敬子:
こうしてみたいんだけどって打診のときには、
相談者:
はい
大原敬子:
ほぼ無理だろうなあっていうことと、でも、初めて自分の好きな物も言えてるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしはそのお嬢さん言ったときには、たぶんわたしの祖母だったら・・
相談者:
はい
大原敬子:
「いいねえ」って。
「好きな物はあるんだ」って・・て、まず・・受け入れます。
相談者:
はい
大原敬子:
そのときお嬢さんが、「でもね、あの学校難しいんだよ」って言ったときには、
相談者:
はい
大原敬子:
「好きな物見つけたら・・ちょっと少しは挑戦してみたらどう?」、「ダメだったらダメでいいじゃない」って。
「大丈夫」は怖いんです。
相談者:
◆#
大原敬子:
まず受け入れてほしいんです。
で、わたしの世界が、悪くはないってこと?
相談者:
はい
大原敬子:
で、「お父さんもそうなんだけども、好きな物が分かるってことは一番幸せなんだよね」っていうことで、
サッカーではなくって、好きな物を、関心持ったことを褒めることなんです。
相談者:
あそっかあ・・
大原敬子:
そうなんです。でもそのあと、「お父さん、でもね、あのサッカーの高校難しいんだよ」って言うから
「うーん、でもいいなあ、好きな物が見つかったかあ」って・・返事しないってことです。
相談者:
なるほど。
大原敬子:
そしたら、自分は考えます。
相談者:
はい
大原敬子:
で、「そんなに好きな物」いの「いいの?」って言ったときに、
「劣等感はそっから作れるからねえ」って。
お父さんは好きな物、わか・・例えばですよ、あなたの場合。
相談者:
はい
大原敬子:
「好きな物が分からなかったからなあ」って、「そうか、14歳、15歳って、好きな物が、発見できるときだもんね」って。
「成長したよねえ」って、ただ・・感嘆詞で終わってほしいんです。
相談者:
なるほど。
大原敬子:
具体的はいらない。
相談者:
あー(苦笑)
大原敬子:
そうすっと、お父さんの散歩いいなあと思うんです。
相談者:
そ、いやあ・・
大原敬子:
ね?
相談者:
ついつい解決策を口走っちゃいましたね。
大原敬子:
でもこれからできるでしょ?
相談者:
はい。分かりました。
大原敬子:
ね?そしたら、お嬢さんも変わって来ると思います。
まずは散歩の、会話、コミュニケーション?
相談者:
はい
大原敬子:
それだけでも、頭に、入れてくだされば、
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さん立ち上がると思いますけど。
今は、恐怖です。
相談者:
分かりました。
(再びパーソナリティ)
勝手な考察ですが、家でうるさい母親の小言が待っていると思うと学校にいる間も心配でドキドキ。どうせなら家で耐えていよう