盗撮で沙汰を待つ次男。うろたえる母を更生可能性を否定して静める大迫恵美子
(回答者に交代)
大迫恵美子:
えー、あなたがですね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
この次男の方から聞いている話が・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
あ、ちょっと不正確なような気がするんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、刑事事件ってね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
盗撮っていうことですね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、ま、逮捕はされたんですね?
相談者:
在宅・・
大迫恵美子:
え、逮捕はされなかった?
相談者:
はい
大迫恵美子:
最初から全然逮捕されてないんですか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それで、ま、在宅で、
相談者:
はい
大迫恵美子:
取調べ、ま、呼ばれて何回か。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、そのあとどうなったんですか?
相談者:
・・いや、これからです。
大迫恵美子:
事件が起きたのは、今からどのぐらい前ですか?
相談者:
・・えっと1週間前です。
大迫恵美子:
あ、検察庁には・・送検されたっていうのは言ってました?
相談者:
は、その後だそうです。
あの、調べて、何回か出頭して・・
大迫恵美子:
ええ
相談者:
そのあと、地検っていうんですか?
大迫恵美子:
はい
相談者:
はい・・で、終わりっていうみたいな・・
大迫恵美子:
終わりって、それは次男の方が言ったんですか?
相談者:
あ、いえ・・あの、ちょっと弁護士相談事務所に・・
大迫恵美子:
あのね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それは、弁護士の法律相談受けたってことですよね?
相談者:
弁護士・・
大迫恵美子:
だって、あの、依頼をしてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
お金を払って・・え、委任をして、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その弁護士が弁護人として・・直接警察に聞きに行ってくれたってことではないんでしょ?
相談者:
はい。違います。
大迫恵美子:
時間を決めて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
相談、に行っただけでしょ?
相談者:
はい、そうです。
大迫恵美子:
うん
そうすると、ま、弁護士もね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、あなたの次男から聞いた情報しかない中で判断してるわけですから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そこが、正確なのかどうか?がちょっと分からないなと思ったんですけど、
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
まあ、なんかお母さんがね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、非常におろおろされているほどの、まあ、お金がうんと掛かるような状況になってないんじゃないですか?
相談者:
あ、事件に関しては・・そん、そんなに、と思います、けども・・
大迫恵美子:
弁護士をつけ、なきゃいけないと・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうふうには言われてないんでしょ?きっと。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、身柄も全然、逮捕もされてないし、
相談者:
ええ
長男が・・
大迫恵美子:
はい
相談者:
弁護士さんを立てて、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
あの、相手の方と、被害者の方と話し合って、示談にしてもらえれば・・結局はなんですか、犯罪歴を・・つけ、させたくないって長男は思ったみたいで・・
で、そこから動いた感じなんですけれども・・
大迫恵美子:
うん、でもまだ・・
相談者:
うん
大迫恵美子:
その、ね?・・あのお、弁護士をつけて・・なんか活動してもらうような・・段階に話が、行ってるかどうか?が分からないんじゃないんですかね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
いずれにしろ、どうなるか?まだ全然、お母さんのほうでは分からないってことですよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、その割には随分とおろおろされてるみたいですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
・・もうその刑事事件のことは、
相談者:
はい
大迫恵美子:
もうどうしようもないのでね?
相談者:
あはい
大迫恵美子:
見てるしかないんじゃないでしょうか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、そんな・・あの、示談して・・事件をなかったことにしてもら、うとか、もらわないとかっていうほどの・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
そんなゆとりが・・まあ、次男の方にはないみたいだし、
相談者:
はい
大迫恵美子:
・・えー、それをまあ・・親がね?・・ん、丸抱えで一生懸命やらなきゃいけないかどうかも、ちょっと怪しいですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
じゃあ、もう、そんなのしょうがないのでね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
放っといたらどうですか?
相談者:
あ、はい。分かりました。
大迫恵美子:
・・別にそれ、罰金のことついちゃったって、それ、もう・・やったこと、なんだから仕方がないじゃないですか。
相談者:
はい
ただ本人が、払える能力が、な、ないので・・
大迫恵美子:
払える能力がないんだったら・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
親は放っとけばいいんじゃないですか?
相談者:
ああ、はい
大迫恵美子:
罰金はね・・
相談者:
え
大迫恵美子:
払わないと・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー、留置所に入れるっていう制度があるんですけど、
相談者:
あ、は、はい
大迫恵美子:
もうそれだって、払えないんだったら入ったらいいんじゃないんでしょうか?
相談者:
あ・・ん、分かりました。
大迫恵美子:
少し落ち着きましたか?
相談者:
あ、はい(苦笑)
大迫恵美子:
ま、ちょっと声の震えが(含み笑い)・・
相談者:
(苦笑)
大迫恵美子:
止まったので良かったです(含み笑い)。
相談者:
あ、はい、すいません。
大迫恵美子:
ん、ま、わたしはちょっと気になるのは・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、恐らくね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
・・あ、ごきょうだい2人いて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、その下のほうのお子さんが・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、お兄ちゃん、との関係とかね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
或いは、ま、お父さんとの関係かもしれませんけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、どこかで・・自分の居場所がないん・・じゃないでしょうかね?小さいときから。
相談者:
あ
大迫恵美子:
どうやって自分を・・ま、アピールするっていうかね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
何かするとお母さんが慌てて一生懸命・・取りなしてくれるのでね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
・・そういうのがちょっと、染み付いてませんか?
相談者:
あ、あります。
大迫恵美子:
今やってることも、ほとんどそれとおんなじですよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
お母さんを困らせるとね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ自分の利益が出て来る、というところ・・そういうのを、ワンパターンで、
相談者:
はい
大迫恵美子:
繰り返してますよね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、非常にね?こういう問題の解決は難しいと思います。あの、どうすればピッタリね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
次男の方が改心して、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お母さんがすごく安心するようなね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、恐らくは、そのお母さんの頭の中にあるのは、お兄ちゃんとおんなじような子になってもらいたいっていうようなね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、なりませんよ?
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
もうならないということは、も、諦めないとダメですよ。
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
少しはね?あの、今よりは状況が改善するのかどうかもわたしにはよく分からないです。もう33歳になってしまうと・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
なかなかその・・二十歳より前ぐらいの、だったら、なんとかなったのかもしれないけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
もう、固まってしまってるのでね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
こういう人のまま・・たぶん一生・・終わるんだと思いますけど、
相談者:
ああ
大迫恵美子:
あのやっぱり、周囲の人が・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あー、ま、被害を被らないようにする・・というのが精一杯なのかな?とも思ったりしますけど・・
相談者:
え
大迫恵美子:
あなたが一生懸命、一生懸命、面倒看ながらね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
年を取って、ま、自分の力が尽きて、ま、自分亡くなったとしてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そのときには今度は次男の人はお兄ちゃんに・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、ま、「なんとかしろ」、「なんとかしろ」って言って来るようになると思います。
相談者:
はい
大迫恵美子:
だから・・もう、周り中みんな大迷惑になっちゃうんですけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、どっかでやめないとしょうがないですよね。
相談者:
ええ・・
大迫恵美子:
あの、あなたは、今、今回これをやってあげたら少しは、改善するんじゃないか?と思って繰り返してると思うんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、改善はしないんですよ。
相談者:
あ
大迫恵美子:
じゃあ、荒療治(あらりょうじ)でね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
放り投げて・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、冷たい、ま、一生懸命、あその・・頑張れみたいなことでね?突き放すっていうこともね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それによっても改善はしないんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうもんだと、思わないといけないと思いますよ。
相談者:
あ
大迫恵美子:
こういう関係っていうのはほんとに時々、ありますよね。
相談者:
あー
大迫恵美子:
ま、さっき借金っておっしゃいましたけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
結構その、借金、まみれになってしまう、ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
きょうだい、1人っていう、ん、パターンがあって、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
も、すごくたくさん借金して、
相談者:
はい
大迫恵美子:
もう何回も何回も身内がね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、代わりに払ってあげたりするんだけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
また借金するっていうことを繰り返してね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
親が元気なときは親に、に、やってもらってるんですけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのうち、その、きょうだいにね?・・やってもらうようになるっていう・・そういうこと、をする方っていうのが・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
一定の割合でいますよね。
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
ま、恐らくはなんか、その、小さい時からの、まあ、ね?、み、みなさん真面目なごきょうだいだったりしてね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
お兄ちゃんもお姉ちゃんも立派な・・あの、方、だったりすることもあるんですけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
一緒に、「同じように育てたのにどうしてこの子だけ違うんだろう」って、まあ、ね、おっしゃるんだけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ま、恐らく何かが違ったんだと思うんですよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、何かが違う中でそういう生き方を、に、もう、するしかないように・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
追い込まれ、てしまったというような事情があるのかもしれませんけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
なかなかそれ分からないですから、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それを直すっていうことはもう、ほんとに難しいと思います。
相談者:
あ、はい
大迫恵美子:
だからまあしょうがないので・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
直すことはできないということをまず、は、早めに、ね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
お母さんのほうも、もう思い定めて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
自分ができることはここまでで、
相談者:
はい
大迫恵美子:
これ以上できないのはもう仕方がないと。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう割り切りをしないとね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
さっきも言ったように今度は、あの、ご長男とか・・ま、或いは、まあ、ほかにも親戚とか、いらっしゃるかもしれないけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうところに被害が、波及して行きます。
相談者:
あ、は
大迫恵美子:
その、ね?・・盗撮で、罰金払う、ようになったとか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
罰金が払えないとかっていうようなことで・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
夜も眠れないなんてまったく必要ないことです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
たぶん本人は夜寝てますよ?
相談者:
あー(ため息)
大迫恵美子:
だから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そんなこと考えて、「あー、もうなんか、自分・・」たぶん、ね?、お母さんもたぶん失敗したと思うんですけど(含み笑い)、
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
失敗したことについていろいろお・・ね?、「あ、あれかな?」とかってこう、思い当たることもおありなのかもしれないですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、しょうがないですよ。だって人間、は失敗しますからね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
特に子育てなんか何が失敗したなんてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あとから言われても・・もうほんとに困ります。
相談者:
はい
大迫恵美子:
手に余ってしまうことなのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
も、そう思って、
相談者:
はい
大迫恵美子:
仕方がないと。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、人生っていろいろある、ことなんだからという、ふうに思うしかないですよ。
相談者:
あ、はい分かりました。
(再びパーソナリティ)
玉置妙憂:
サポートするだけが・・彼のためになるということでもないのかもしれないですからね。
相談者:
あ、はい
玉置妙憂:
うーん
相談者:
そうですね。
玉置妙憂:
はい
相談者:
はい
玉置妙憂:
まずは・・ご自身と、それからご長男さんが追い詰められてね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
こちらのほうの生活が、あの、破綻してしまうようなことのないように、
相談者:
はい、そうですね。
玉置妙憂:
ご自分たちのこともしっかり守りながら・・
相談者:
はい
玉置妙憂:
バランス取って、
相談者:
はい
玉置妙憂:
やっていただければと思います。
相談者:
はい分かりました。
玉置妙憂:
はい。お体に気をつけて。
相談者:
はい・・はいすいません。
玉置妙憂:
はい
相談者:
はい、いろいろと・・
玉置妙憂:
はい
相談者:
ありがとうございました。
玉置妙憂:
はい、失礼いたします。
相談者:
はいどうも、失礼いたします。
玉置妙憂:
はい
うっわーーー、大迫先生、達観されてますねーーー!
色んな相談を受けた結果、人って簡単には変わらないって判っちゃったんですね。
母親だから助けなくちゃ、立ち直らせなくちゃって思い、本当に良く分かるけど、本人の為にはならないって事を他人だからこそ、冷静にアドバイスされて、相談者も落ち着いて考えられる様になったでしょう。
たぶん本人は寝てる
まさにその通り
玉置「この件に関してお父さまはなんておっしゃってるんでしょう」
相談者「一切、ないです。
元々そうです。」
父親の無関心が気になった。
せめて話をちゃんと聞いてくれるだけでも、相談者さんの気持ちはだいぶ落ち着くのでは。
なかなか家族以外には言えない内容だし。
大迫先生は弁護士さんでありながら、子どもの心や兄弟間の葛藤にも触れる事があるように思う。ご自身のお話をされた事もあったような。
相談者さんの狼狽ぶりや盗撮というインパクトの陰で霞んでしまっているけど、息子さんの心の中や、うろたえる相談者さんを前に何も言わない旦那さんの心の中ってどうなっているのだろうと引っ掛かった。