入院患者どうしが17年目に結婚。年子を妊娠中の悩みは二重生活ではなく
(回答者に交代)
三石由起子:
あのねえ?
相談者:
はい
三石由起子:
えーっと、結婚するとお、対等だと思うじゃないですか、夫婦って。
相談者:
はい
三石由起子:
えー、ましてや、ご主人のほうが6つも年上ですよね?
相談者:
はい
三石由起子:
そうすっと向こうのほうが、なんかいい大人だって、どうしても期待するじゃないですか。
相談者:
そうですね。
三石由起子:
ね。
相談者:
はい
三石由起子:
でも、あの、そんなことなくてねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱ男の人っていうのはあ・・すごくあの、精神が幼稚なんですよね。
相談者:
はい
三石由起子:
これあの、誰でもの話なんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
例えば、女の人って妊娠したり、子どもを持ったりしてね?・・子どもを持つことによって、なんていうのかな、実存っていうのかな、
相談者:
はい
三石由起子:
自分が、まあ、何のために生きてるか?みたいなことを、取り立てて・・
相談者:
はい
三石由起子:
考えなくても済んじゃうっていうかさ、
体が知ってるっていうか、
相談者:
はい、はい
三石由起子:
う、わ、わたしの生きる意義みたいなことをね?
相談者:
はい
三石由起子:
でも男の人っていうのはね、もう実感がないんで、そういうことって。
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、何のために生きてるか?みたいな物をね、どっかでねえ、
相談者:
は
三石由起子:
絶えずぼんやりとお・・持ってるんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それいくつになっても持ってるんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
だからそういう意味ではあ、
相談者:
はい
三石由起子:
あの、女の人のほうがああ、絶対に精神年齢は高いのね。その意味でね。
相談者:
・・はい
三石由起子:
だからね、同等と思っちゃいけなくてね、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたは、あのお、この生活を、夫婦う、で、ま、選んだ生活だ、と思ってるかもしれないんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、ご主人そういうふに思ってないんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
あのね・・軸足がね、
相談者:
はい
三石由起子:
どこにあるかっていうことをね、彼はすんごく不安なのね。
相談者:
・・あああ
三石由起子:
うん
相談者:
はい
三石由起子:
わたしはあの、嫁に来た人間だってあなたは思ってるかもしれないけど、
相談者:
はい
三石由起子:
ご主人はね、その、
相談者:
はい
三石由起子:
軸足がね?
相談者:
はい
三石由起子:
どうも俺にはない、みたいなことをね、
相談者:
・・はい
三石由起子:
思っちゃってるんだよね。
実家のほうに、この、妻の軸足はあるんじゃないか?みたいなことをね?
相談者:
はい、はい
三石由起子:
これはね、思っちゃってて、
相談者:
はい
三石由起子:
それでね、あ、あたしが気になったのはね?
相談者:
はい
三石由起子:
あなたはあの、ご主人と話してるときに、
相談者:
はい
三石由起子:
「言っていいタイミングかどうかを考えて返事をする」って言ったんだけど、
その言っていいタイミングかどうかを見て、黙るっていうのは分かるんですよ?
相談者:
・・
三石由起子:
そのときにね、ほんとに返事してるかな?と思うの。
相談者:
・・
三石由起子:
あのね、あたしもよくそういうことあるんですよ。
あのお、ここは言っちゃいけないタイミングだと思って一応黙るのね。
相談者:
はい
三石由起子:
黙ったときっていうのはね・・時間が経ってでもいいから・・
相談者:
はい
三石由起子:
後で物凄く丁寧に返事する。
相談者:
・・あ
三石由起子:
それをたぶんあなたしてないんだと思うの。
相談者:
・・
三石由起子:
ほんとに後でそれについて、丁寧に返事をしてるか?って言ったら、それがちょっとできてないような気がすんだよね。
相談者:
・・はあ
三石由起子:
と、もう1つね?
相談者:
はい
三石由起子:
ご主人がね?・・「自分で思ってることを言うのを優先する」って言ったじゃない?
相談者:
はい
三石由起子:
これね、やっぱりね、「今言わなきゃ」っていう気がね?
相談者:
はい
三石由起子:
ご主人にあるんですよ。
相談者:
そうですね。
三石由起子:
今言わなきゃって。
相談者:
はい
三石由起子:
なぜなら・・軸足が俺にはないから。俺のほうには。
相談者:
はあ・・はい
三石由起子:
うん、だから今言わなきゃね?、また向こうに軸足行っちゃうからさ。
相談者:
はい
三石由起子:
逃したくないんですよ、彼としてはね?
だからそういう意味ではね、物凄く甘ったれなんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
そこはね、あなた非難しちゃいけないとこで、
相談者:
はい
三石由起子:
分からないといけないんだよね。男の人ってそういう物なのね。
相談者:
ああ、はあ
三石由起子:
それとね、あなたはね?
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、「なんか言われたときに」、
相談者:
はい
三石由起子:
ま、あのお、「前に行きたいから、片付けるんだ」っておっしゃったけど、
相談者:
はい
三石由起子:
で、その「片付けて」っていうのは、あたしすごく気になったのよね。
相談者:
はい
三石由起子:
雑用を片付けるような生き方ダメなんだよ。
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱり1回黙ったんだったら、後でさ、こう・・ちゃんと・・醸造してさ、
相談者:
はい
三石由起子:
ワインのように(含み笑い)。
ちょっと甘みも渋みも増してさ、
相談者:
はい
三石由起子:
なんか心に染み入るような酒にして返してやらないと。言葉を。
相談者:
・・はあ
三石由起子:
あのね、彼には実感がないのよ、あなたに愛されてるっていう。
相談者:
・・あー
三石由起子:
ないんですよ。あの、問題はそこなんですよね。
相談者:
はい
三石由起子:
ご主人はね、やっぱ不安で不安でしょうがないんだよね。
相談者:
・・うん、うん、うん
三石由起子:
でね?、あなたがね、なんかこう、ご主人に言われたときにね?
相談者:
はい
三石由起子:
「めんどくさいから」あの、「『ごめんね』って、とにかく言っちゃう」って「それを直したい」っておっしゃったけど、
相談者:
はい
三石由起子:
「ごめんね」っていうのはオッケーなんだよ。
相談者:
あはい
三石由起子:
ただね?、ご主人に(含み笑い)にすればね?
相談者:
はい
三石由起子:
その「ごめんね」っていうのはね・・いなされてる感じするんだよ。
相談者:
あーなるほど。
三石由起子:
うん。自分の意見をね?
相談者:
はい
三石由起子:
「あ、こいつ適当に返事してる」とかね?(含み笑い)
相談者:
はい
三石由起子:
うん、なんか軽くいなされるっていうかさ、
相談者:
はい
三石由起子:
子ども扱いされて?
相談者:
はい
三石由起子:
「聞いてないな俺の言うことを」
相談者:
・・あー
三石由起子:
「俺が何を言っても」
相談者:
はい
三石由起子:
それが、もう、あのお、根底にあるんですよ。
相談者:
・・
三石由起子:
軸足がどこにあるのか?っていうことをはっきり見せてやらないとダメなのよ。
大事なのはここの家庭で、
相談者:
はい
三石由起子:
大事なのはもう、あなたと、2人の関係だっていうことを、
相談者:
はい
三石由起子:
分かってないの、この人。
相談者:
ですか・・
三石由起子:
だからね、一度ねえ、やっぱり子どもにね?
相談者:
はい
三石由起子:
噛んで言い含めるようにだよ・・ね?
相談者:
はい
三石由起子:
どの、くらいあなたが好きかっていうことをさ、
相談者:
うん
三石由起子:
「今まで」ね、あたしあの、ちょっと「勘違いしてた」と、「もう」あの「言わなくてもいいと思ってたんだけど」・・
相談者:
はい
三石由起子:
ちょっと「分かってないみたいだからちゃんと」あの「話をしとくけど、わたしが」甘え「甘えてたんだ」と。
「わたしの気持ちが伝わってないとすれば」ね?
相談者:
はい
三石由起子:
あの、「申し訳なかった」っていうことをさ、
相談者:
はい
三石由起子:
そこからだよね、話はね。
相談者:
・・
三石由起子:
あの、大事なのはあ、ここなんだっていうことをさ、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱ見せなくちゃいけないのよ。
相談者:
・・あー
三石由起子:
生活の中で。
相談者:
うーん(ため息混じり)
三石由起子:
やっぱり・・夫も育って行くからさ。
相談者:
はい、分かりました。
(再びパーソナリティ)
実家のことを「私の家族」と言っている。まぁ確かにそうだけど、結婚したのなら「私の家族」は、夫とゼロ歳の娘、そしてお腹の中の子ではないだろうか。なんとなく自分の結婚生活に及び腰で、その雰囲気が夫をイラつかせているのでは?
『知ってるワイフ』観て学んだけど、日常の些細な事を大切にしていかないと、家庭生活はどんどんズレて行ってしまうね、