すぐに戦に備えよ!離婚しない理由は何もない。幼児期に成長が止まったキレる夫
テレフォン人生相談 2021年5月28日 金曜日
〆の一言。
増えてる?
だって夫の父親も同類なんでしょ?
先生も自分の父親の幼児性をこれでもかって書いてるし。
顕在化してるだけ。
社会が変わったんです。
相談者: 女52歳 夫55歳 結婚25年 娘22歳 息子18歳 4人暮らし
今日の一言: 大人になった幼児が増えています。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えてください。
相談者:
52歳です。
加藤諦三:
50、2歳?
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚はしてます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
55歳です。
加藤諦三:
55歳・・お子さんは?
相談者:
2人で、
加藤諦三:
はい
相談者:
上が、長女、
加藤諦三:
はい
相談者:
22歳
加藤諦三:
はい
相談者:
長男・・18歳
加藤諦三:
じゃ、4人暮らしですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
結婚して25年ぐらい、経つんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
普段主人は・・おとなしく・・おとなしいというか優しくって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
温厚、なんですが、
子供ができたぐらいからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょうど、ぅ上の娘が幼稚園、とか、に、あ、上がった頃は特にひどかったんですが、
加藤諦三:
ああ
相談者:
ちょっと嫌なことがあって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「こうじゃないの?」って・・決められるような言い方をすると、
加藤諦三:
ああ
相談者:
逆ギレをするという感じですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
威圧的な態度をとって、
何倍にも、しつこく、怒ってえ、
怖がらせるというか、
加藤諦三:
ああ・・あ
相談者:
だ、例えば・・娘が中1の頃・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
天然パーマがひどくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
夫婦で話し合って直してあげようってことになって・・美容院に行ったら、
加藤諦三:
はい
相談者:
時間が掛かってしまって、
「夕飯お弁当にしよう」って言って、帰りにお弁当を買って、
加藤諦三:
はい
相談者:
「パパに・・直毛矯正を掛けて、綺麗になったんだから『ありがとね』って一言言うんだよ」って・・言って・・帰ったんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
もうすでにお酒を飲んでいて機嫌が悪く、
そうするとお弁当の中身のソースや醤油の小袋をテレビの上に投げたり、
で、「パパありがとう」と・・娘が言ったんですが、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「その頭、お前が、着てるTシャツいくら、買えると思ってんだ!」と迫って、泣かせてえ
加藤諦三:
あー、あ、あー
相談者:
追い掛けてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
しつこく追い詰めて「なんで泣いてるんだ」って。
加藤諦三:
あー、あ
相談者:
「涙が出るんだからしょうがないじゃん」って。
「なんで涙が出るんだ」って。
あたしがもう震える娘を抱き抱えて抵抗したけど、
加藤諦三:
お
相談者:
それでももうしつこく?
加藤諦三:
あなたが、庇うのはかえって面白くないからね。
相談者:
フ(苦笑)
加藤諦三:
うーん、で・・
相談者:
だけど、そういうのが何度も何度も、今までにあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
最近は下の息子も・・
「そういう・・奴なんだから」っていう感じで、
加藤諦三:
うん
相談者:
「逆に・・ママが、俺のことをそうやって言うと・・かえってめんどくさいんだよ」って。
「もう、俺は対処できるから大丈夫だよ」って・・最近は言ってくれるんですが・・
加藤諦三:
うん
相談者:
どうしたらいいのかな?って、このまんま、我慢はできますがあ・・
加藤諦三:
もうほんとに、手に取るようによく分かります。
相談者:
フッ(苦笑)
加藤諦三:
(苦笑)要するに最初にあなたが言ったように、
相談者:
はい
加藤諦三:
「主人は」・・「おとなしくて、優しい」っていう。
相談者:
はい
加藤諦三:
その通りなんでしょうね。
相談者:
はい
加藤諦三:
というのはあ、おとなしくて優しいていうのは、ほんとに、おとなしくて優しいんではなくて、
怒りを人にぶつけられなくてえ、不満がいっぱいで、おとなしく優しくしてるから、もう、怒りが心の中にもう、物凄い蓄積されてるから、
ちょっとしたことでもってえ・・物凄い、怒ってえ・・
相談者:
包丁を持ち出す振りとか、
加藤諦三:
うん・・ま、そのぐらいのことはする・・
相談者:
そういう感じます。はい
加藤諦三:
うん
いや、そういう人多いですよ?
相談者:
そうですか。
加藤諦三:
うん
だから、隠された怒りっていう・・Hidden angerっていう言い方するんですけどね、
相談者:
はい
加藤諦三:
この隠された怒りっていうのは、必ずどっかで現れるわけですよ。
相談者:
うん・・
加藤諦三:
だから、おとなしくて優しいっていうのは・・あくまでも相手に対する愛情からおとなしく、や、優しいんじゃなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
もうじっと怒りを、自分の意識から、無意識に、怒りを追い込んで、ところが目の前で、そういう事件が起きると・・怒る。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど目の前の事件に怒ってみたって、お弁当が、原因じゃないですから。原因はあ、10年前か、20年前か知りませんけれども、それが爆発してるわけですから。
相談者:
あー
加藤諦三:
いくら怒ったって解決はつかないですよね。
相談者:
そうか。
加藤諦三:
それで、今日の相談っていうのはあなた、離婚したいっていうようなこと?
相談者:
できればしたいですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
子供たちを置いて行、行くというのも、まだ、高校生だし・・不安だし、
だからといって、2人を連れて、というと、そこまでの・・自信もないですしい・・
2人が独立しちゃったら、あたしは・・今までのことをこう思い出しながら?
加藤諦三:
ああ
相談者:
生きて行くのが・・辛いなっていうのもありますし・・
加藤諦三:
だけど、そしたら今度はあれじゃないですか。
寂しいのは寂しいですよ?、ご主人。
相談者:
うーん
加藤諦三:
つまり・・おとなしくて優しいのは、孤独が怖いんですよ。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
それをお・・あなたが、
相談者:
はい
加藤諦三:
子供の味方をしたり庇ったりしたら・・
俺がこんなに苦労して働いて金・・稼いで来てんのにい・・無駄な金使うのは許せねえ!っていう、こういう気持ちっていうのは・・当然出ますよ。
相談者:
ああ
加藤諦三:
だから・・あなたがなんかこう・・ご主人が求めてる物、を求めないで、ずうっと、心の中に溜め込んだ物を、刺激するような・・言動が多いんじゃないのかな?
相談者:
だけど、「ちゃんとした話ができないから、そういうのが怖いんだよ」って言っても、
加藤諦三:
うん
相談者:
「♪あー、怖い怖い、怖い怖い」ってバカにするような・・返し方もするし、話にならないんですよね・・
加藤諦三:
うーん
そら世の中にねえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
話しい、ができないっていう人、たくさんいるんですよ。
相談者:
うーん
加藤諦三:
それは・・今のことを話せないんですよ。
相談者:
うん・・
加藤諦三:
今のことの話が・・その人の過去の、凍結された感情に、火を点けますから。
それが、爆発、するんですよね。だから・・家庭生活の中で、あの、地雷がたくさん、埋め込まれてる、土地歩いてるみたいなもんで、
なんかパッと、踏んじゃうんですよね、きっと。
相談者:
あー
加藤諦三:
ご主人の、主として、怒る、領域は、この領域だとかそういうのは分かります?
相談者:
自分のお父さん、が、おんなじような性格で、こう、
加藤諦三:
あ
相談者:
頭ごなしに、
加藤諦三:
うん
相談者:
殴ったりとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう、「おんなじような性格、だ」って、自分で言ってて、「でもアイツみたいに仕事を、しないわけじゃないけどな」みたいな感じをよく前に言っていて・・
加藤諦三:
あー、それは根が深いね。
さっきあなた、「おとなしくて優しい」って言いましたでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の親父がそういうふうにすぐに怒って殴るというような、
相談者:
はい
加藤諦三:
親父なのに、じっと我慢して小さい頃から、来てるわけですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
それは物凄いその、怒りがありますよ。
相談者:
「でも、おんなじことを、結局はやってるよ」って、言っても・・分かってもらえなくって・・
加藤諦三:
だって・・自分が間違ってることを・・認めるっていうことは大変なことですから。
それは、なかなか認められないです。
で、今日の相談はそういうことでえ・・今、離婚するつもりないけれども、もう、どうしようもないと。
それで、2人が独立したら離婚しようと思ってると。
相談者:
はあ
加藤諦三:
そういうことは、可能であるかどうか?ということですよね?
相談者:
そうですね。はい
加藤諦三:
はい
今日はあのお。スタジオに、弁護士の中川潤先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
起きている事は大変で、事情を聞いていると相談者さんはお気の毒ではあるのだが、なんか同情出来ないというか引っかかりを感じる相談でした。こんなコメントを前にもしてしまったのですが、話し方とかアドバイスに対して間髪入れずでもでもと返す事とかがイラ付くポイントかも。話し方聞き方は大事ですね。もちろん夫を肯定するものではありませんが、妻側にも問題あるのだろうなと思いました。
相談者…わたしも社員で同じくらい稼いでいる…え~なんで別れられないのよ?
後を追いかけられるのが怖い…本当におとなしくて優しい?依存してない?
人は環境の変化が怖くて不幸にしがみつく、と前に加藤先生が言ってたなあ。
なるほど!合点がいきました。
なぜ別れない・・・で???だったので。そういう心理だったのですね。
なんだろうな、皆さんと一緒で同情出来ない…ホント、話し方聞き方は大事です。
人の振り見て我が振り直せ、勉強になります!
なんだかんだ言って、離婚しない理由を探してるように思えて仕方ないー
中川先生との会話の中で、建物は夫の名義だが、土地は親から受け継いだ自分の物だけど、いざとなったら「くれてあげてもいい」と言った会話がひっかかります。なんとなく全体的にガサツな印象の相談者でした。
中川先生は割とスパッと離婚という結論を出しがち。子どもは割り切ってるみたいだし、すぐ離婚するほどかなと思うけど。まだまだ進学でお金かかるんだから子どもの独立まで待ってあげたら?