虐待を憂う母90に喉まで出かかる「おまいう」アンビバレントな自分が腹立たしい
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
あ、お願いします。
大迫恵美子:
ん、あはい・・あのね?どう接したらいいか?っていうのはほんとに、難しいですよね?
相談者:
・・そうです・・うん
大迫恵美子:
それでね?・・たぶんお母さんに向かって、「何を言ってるの?」と。
「あなたはわたしのこと、こんなことしたでしょ」って、仮に言うでしょう?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうするとねえ・・「一切そんなことしてない」っていう反応はあり得ますよね?
相談者:
・・あたしもそれが怖くて余計に、言えないんです。
大迫恵美子:
うん
相談者:
まあ、可哀想っていうのもある、ありますし、もしもそういうこと言ったら、ん、彼女がしたと、こ、とは事実ですけど。
・・ちょっと酷かなみたいにも・・思ったりもします。
大迫恵美子:
うん
あなたは一人娘なんですか?
相談者:
いえ兄がいるんですけど。
大迫恵美子:
ええ
相談者:
兄も全然寄り付かないです。
大迫恵美子:
あー
相談者:
だからそういう人かなみたいに、お、も、思うんですけど、母はそういう人なのかなみたいに。&#△%
大迫恵美子:
うん、ま、そういう人なんじゃないですか?(含み笑い)
相談者:
(苦笑)
大迫恵美子:
だって、あなただけを虐待したっていうことなんですかね?そんなことないんじゃないですか?
相談者:
いいえ・・兄も叩かれてました。
大迫恵美子:
うーん、だから、それはやっぱり、お兄さんだってあなたと同じように、傷になってる部分があるんじゃないんですか?
相談者:
ええ・・ん、だと思います。
大迫恵美子:
ふうん・・ただね?あの、ほんとにね、あの、わたしが、不思議だなと思ってんのは、なぜ今この年齢になってあなたがお母さん許せなくなってるのか?ってことなんですよ。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そこがね?あの、不思議なんです。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
よっぽど、辛かったことを我慢、して来たからなのかな?・・ていう、お、いうことなのかもしれないし。
さっき言ったように・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
「小さいときあたしにこんなことしたでしょ?」って言っても、
「そんなこと一切してない」・・「なんだろ、このうちの、子供は嘘つきで」ってね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういうことを言う・・ことのほうが、可能性としてすごく高いと思うんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で・・そういう答え聞いたときに、
相談者:
はあ
大迫恵美子:
多くの人はたぶん、そういう反応を引き出してしまったときにはね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
・・あ、もうしょうがないと思う、ことのほうが、多いかなと思って。
相談者:
あーあ
大迫恵美子:
で、子供のとき思ってたような、その恐ろしいね?・・お、大きな権力者の、お母さんっていうの、もういないんだから。
相談者:
・・そうですねえ。
大迫恵美子:
うん
相談者:
でも、未だに権力を持とうとするんですよね。
大迫恵美子:
その、ことが、怖いですか?
相談者:
・・怖、くはないですけど。でもなんか、逆になんか、この年になって庇ってあげようとか思うから、言えない自分がいたりもして。
どうしてこんなに自分だけ気い使ってるのかな?みたいに、そこも、なんか、自分に対してですか、腹立たしいというか。
大迫恵美子:
うーん・・うん、だから、たぶんね、そこなんだと思うんですよ。
昔はほんとに怪物のような、お母さんだったかもしれないけど、
相談者:
・・
大迫恵美子:
もう、今はそういう人はいなくなっちゃったんだっていうことをね?・・見て、みんな乗り越えるんだと思うんですよ?
相談者:
・・
大迫恵美子:
子供のときは怪物みたいに恐ろしかったけど、何も、怖がることないじゃないかって思うのが・・乗り越えるってことなんだと思うんですよ。
相談者:
うーん
大迫恵美子:
それが、たぶん、あなたの中ではまだね?・・そういう、その、あ、この人はもう弱っちい、ただのお婆さんなんだって、思うところまで行ってないんだと思うんですよね。
相談者:
そうですね、未だに口は達者ですから。
大迫恵美子:
ん、いや、ま、口が達者でも、「何言ってるのか」っていうふうに(苦笑)思ってる・・娘って多くないですかね?
相談者:
・・うん、うん、でも・・うん、なんか自分で決めるのも変なんですけど、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
もう支配されて来た、んですよね。
大迫恵美子:
うーん、ま、そうなんですねえ。
やっぱり相当、強く、影響受けちゃってるんですよねえ。
相談者:
・・
大迫恵美子:
でも・・見送らなきゃいけない人じゃないですか。
相談者:
ん、そうですね。
大迫恵美子:
うん・・全然もうなんの力もないので、いくら、口が達者でもね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それは、ん、力はないので、力がないんだということが分かっているので。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
お、そう思って許せるときが、来ないですかね?
相談者:
・・うん、別に、許す許さないじゃないんですけど、
大迫恵美子:
うん
相談者:
なんか支配されてると思ってしまってるんですね、自分の中で。
大迫恵美子:
うん
相談者:
もお、ことごとく、自分のことを棚に上げて言うのがわたしは許せない、あ、そういう意味では許せないですね。
大迫恵美子:
うん
相談者:
「あなたがしたことでしょう」みたいな、「あなたが言ったことでしょう」みたいに思ってしまうんですね、どうしても。
大迫恵美子:
うん、ま、いっそのこと、ほんとに、「もう、来ないよ」って言えたらね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
恐らく・・こ、そんな・・あー、フラッシュバックというふうにならないんじゃないのかなと思いますけどね。
相談者:
ええ・・あたしも兄みたいにできたら、楽だなって思いますけど。
大迫恵美子:
うん
相談者:
ほとんど寄り付かないですから。
大迫恵美子:
・・うん、それ少し、間あけるとかね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういうことで調整できないんですか?
相談者:
・・いえ、できると思います。
大迫恵美子:
うん・・あんまり辛いんならそういうことだと思いますよ。
相談者:
ええ・・そうですね。
で、兄がそんなもんですから、常にわたしのところに来るんですね、なんでもが。
大迫恵美子:
ま・・その不満もあるのかな?
相談者:
・・あー、あるかもしれないですね。
すべて100パーあたしのところに来るんで、2分の1、2分の1じゃなくて、100パーわたしのところなんですね。
大迫恵美子:
うん・・もうちょっとそのお、お母さんとの関わり合いを手抜きできるように、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ええ、ま、工夫すること・・が必要なのかもしれませんね。
相談者:
ああ、そうですね。
(再びパーソナリティ)
本「毒親介護」のレビュー「毒親介護真っ最中の自分にとっては手遅れだと分かるだけだった」という悲痛な叫びを思い出す。相談者も同じだろう。気づいた時には周りに外堀堅められてる。解決不可の後味悪い相談。
敵対的依存心?…by加藤先生
いつお迎えがくるかわからない齢90の人間などに縛られず、
相談者様には旦那さんやお友達と楽しく幸せに暮らしていってほしいです。
相談者さんが、心地よくなることが一番
。今井先生のアドバイスで少しでも解消出来るようにと思いますが、、根が深い問題には
心の中で母を切る事がひとつ必要かもしれません。ホントに自分と一番みじかな旦那さんが元気なうちに楽しんで下さい。
恐怖心に打ち勝って、過去のひどい行いについて言ってあげるのが本人のため、と私は思いますけどねぇ。
年寄りと言えども、甘えさせちゃだめだと思います。自分の人生の責任はとらなきゃ。
おっしゃる通り、言わずに後悔するより勇気を持って言いましょう。ただ、昔あんなことされたとか言っても、絶対認めないと思うので、一言あんたを恨んでるとだけ言ってやりましょう!
人生いろいろ、略語もいろいろですが、最近はBREAKERSのDAIGOさんが言うDAI語もあり、ちょっと勉強になる感じもしています。
相談内容を聞いて、わたし自身が中学か高校くらいのころにキレやすいわたしの母がキレ散らかすのを見て、偉大で絶対的な母ではなく醜い感情も持ったただの人間なんだなと思ったことを思い出しました。
今井先生の言うように、イラっとしたことを冗談めかしてでも言い返すと、だんだんと母親に言い返すこと自体に関する心のハードルが低くなるような気がします。
話す中で「もう弱い母なんだ」と相手を理解するなのか、言い方悪いですが見下げるなのか距離を取るなのか、そういうなにかしらで支配や抑圧から少しでも逃げられたらいいなと思いました。