障害者4人の5人家族。職場で迫害される長男と私。班長さんとの10年戦争
(回答者に交代)
坂井眞:
よろしくお願いします。
相談者:
よろしくお願いいたしまあす。
坂井眞:
ま、「人間関係」、とおっしゃってたけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
むしろ、お、職場でのパワハラ的なことだとか、
相談者:
はい
坂井眞:
あの、お話を聞くと、単なるパワハラというよりも、
相談者:
はい
坂井眞:
障害者に対する、職場での、事業所での差別の問題のように聞こえるんです。
相談者:
そうですか。
坂井眞:
結論から言うと、「自分に対する扱いが不当なんじゃないか」と思ってらっしゃるわけですよね?
相談者:
あ、絶対思ってます。
坂井眞:
結論、からするとね?
相談者:
はい
坂井眞:
で、何が不当かっていうことについて、言うと・・玉置先生もおっしゃってたけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
おー、重たいとかキツいとかいう表現ってすごく抽象的で、
相談者:
はい
坂井眞:
で、どんな職場でも・・それは障害あるなしに関わらず・・たまたまこの人は大変そうな仕事をしている人もいれば・・
相談者:
はい
坂井眞:
一見楽に見える、仕事をしてる人もいると。
相談者:
はい
坂井眞:
で、それを、「同じようなら重たさ」?・・
相談者:
うん
坂井眞:
「にしろよ」みたいなことを言っても、なかなか・・話が進まないってことは・・分かりますよね?
相談者:
はい、分かります。
坂井眞:
で、そういう話ではないんだろうなというところを、まず確認をしたくて。
相談者:
はい
坂井眞:
で、お話を聞いていると、その障害を持っている人に対する迫害じゃないかっていうお言葉が出て来てたと思うんだけども。
相談者:
はい
坂井眞:
で、そこの中身、が、どういう物かってことをちゃんと、整理をしないとね?
人に訴えるにも、単に、自分の仕事が大変だって言ってるだけだと、
相談者:
うん
坂井眞:
思われちゃうと・・
相談者:
うん
坂井眞:
なかなか話進まないですよね?
相談者:
進まなかったですね。
坂井眞:
要するに、会社の上役からしてみると、そりゃあ、みんないろいろ不満があるさみたいなところに、
相談者:
&#△%そうです
坂井眞:
持ってかれちゃて。
「不満があるのはあんただけじゃないんだから頑張ってね」とか言って終わっちゃうわけじゃないすか。
相談者:
そうです、そうです。
坂井眞:
「いや、そういうことを言ってるんではないんです」と。
障害を持っている方が、雇用されて事業所で働いているときに、その障害を理由にして差別をされるようなことがあってはならない。
相談者:
はい
坂井眞:
で、そんな状況だというんだとすれば、それを訴えて、行くということは、可能になるんですよね。
相談者:
はい
坂井眞:
そこをちゃんとまず整理をしてもらうことが、すごく重要だと思います。
相談者:
はい
坂井眞:
で、法律的にはね?
相談者:
はい
坂井眞:
障害者差別防止法・・お、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律っていうのが正しい法、あ、名前なんだけど。
相談者:
はい
坂井眞:
これは平成25年、の法律、ていうことで、あの、
相談者:
◆#$%だ。
坂井眞:
もう、できてるんです。
で、この法律の、細かい話をしてもしょうがないんだけれども。
相談者:
はい
坂井眞:
この法律でちゃんと、民間の事業所で働いている、う、その、働き方の、に、関してね?
相談者:
はい
坂井眞:
事業所では、障害を理由とする差別をしてはいけませんよっていうことが・・
相談者:
はい
坂井眞:
書いてあるんです。
相談者:
はい
坂井眞:
だからあなたが働いてる職場でも、そういうことがあってはいけないの。
相談者:
はい
坂井眞:
で、そういう差別かどうかってのはさっき話していた・・
相談者:
あ
坂井眞:
単なる自分の仕事が重いっていう不満だったらこの話じゃないですもんね。
相談者:
あ・・はい
坂井眞:
だけど、どうもお話聞いてると、単なる不満ではなくて、
相談者:
はい
坂井眞:
障害を持って働いてる人たちに対する、不当な取り扱いがあるんじゃないか?っていう、ご相談のように聞こえたんで。
相談者:
あ、◆#$
坂井眞:
そうであればね?、そういう問題としてちゃんと、然るべきところに訴えて行くと、いうことが必要になると思うんです。
相談者:
然るべきところというと・・
坂井眞:
で、それをこれから・・説明しますね。(苦笑)
相談者:
はい(苦笑)
坂井眞:
で、1つはね?、あなたがもうすでにやっているように、会社の中にはそういうことを、ちゃんと受け付ける窓口を作るべきだっていうことがあって。
相談者:
はい
坂井眞:
で、ま、そういう窓口かどうかは別にして、会社の中で何度も訴えて来てる、と、おっしゃってるじゃないですか。
相談者:
はい
坂井眞:
えー、残念ながらだけどそれは・・全然解消に結びついていないっていうことでしたよね?
相談者:
はい・・はい
坂井眞:
だからそうするともう会社の中で改善を求めるのが無理であれば、
相談者:
はい
坂井眞:
さっき言った法律、を、前提にしてね?
相談者:
はい
坂井眞:
行政の中にも、そういう、ま、差別とか虐待があった場合に、
相談者:
はい
坂井眞:
通報をしたり相談をしたりする場所は、あるんです。
相談者:
ああ
坂井眞:
で、障害者の虐待は、どこに知らせればいいかっていうことに関して言うと、それぞれの市町村には、障害者虐待防止センターってのが、あります。
相談者:
はい
坂井眞:
都道府県、には、障害者権利擁護センターっていうのがあります。
相談者:
・・
坂井眞:
そういう、窓口があるっていうのを、まず覚えてくださいね。
相談者:
・・
坂井眞:
であと相談としてはね?・・それぞれの都道府県に労働局ってのあるんですけど。
相談者:
はい
坂井眞:
その、お、労働局う、などにある総合労働相談コーナーっていうのは、あります。
相談者:
・・
坂井眞:
あとは、ハローワーク。
そういうところでも相談受け付けてくれるはずです。
相談者:
あー
坂井眞:
だからそういう窓口があって、ま、最初は会社のそういう窓口に言って改善されると一番いいんだけども、何回も言って、直らないっていうんだから・・ま、そうすっと会社では直らないんだったら、そういう行政機関、公的な機関に相談をして、改善を・・求めて行くっていうことになろうかと思うんです。
で、相談に行くときに、注意するべきの、ことは・・自分の不満が単なる仕事がキツいっていう不満を言ってるんじゃないだって、そういう誤解を受けないようにしなきゃいけないから。
できるだけ具体的に、どういう差別や虐待があったのか。
相談者:
うん
坂井眞:
ていうことを、あの、整理しておく必要がありますね。
相談者:
あー・・あー
坂井眞:
分かりやすく言うと、誰と誰の話で、それはいつ・・起きたのか。
相談者:
うん
坂井眞:
で、どんなことが起きたのか。
相談者:
うん
坂井眞:
そういうことを・・ある程度、具体的に相談をしないと、
相談者:
うん
坂井眞:
結局・・そういう事実があったのかなかったのか分からなくなっちゃうじゃないですか?
相談者:
うーん、うん
坂井眞:
で、それを、ある程度、こ、整理をしておくと、相談に行ったときに話が、進むと思います。
相談者:
うん
坂井眞:
であと、場合によったら、あなただけじゃなくて、そういうことを思ってらっしゃ、る人とか、あなたと話してる人はいるのかな?
相談者:
職場の仲間では話ができないんですよね、やっぱり、障害者同士い、っていうのは、いろいろ、個性、
坂井眞:
うん
相談者:
個性のかたまりあい・・
坂井眞:
うん
相談者:
だもんですから。
坂井眞:
うん
あの、いや、今、「周りの人は?」って訊いたのは、もし同じように考えてる人がいるんだったら、
相談者:
うん
坂井眞:
そういう人も一緒に、相談に行けばいいのかな?と思っただけで。
相談者:
あ・・あー
坂井眞:
別にそうしなきゃいけないってことではないから。
あなた1人で行っても全然それは問題ないから。
相談者:
あ、はいはい
坂井眞:
うん
だったらそのお、今日でも、ご相談いただいても・・ま、抽象的にしか話せないじゃないですか。
こんなことがあります。こんなことがあります。
相談者:
はい
坂井眞:
でも行政行くと「それっていつのことですか?」、「相手は誰ですか?」って必ず訊かれると思うから。
相談者:
あ、はい、はい
坂井眞:
うん、そういうのもある程度ね?
相談者:
はい
坂井眞:
ほんとにそういうことがあったんだって、あの、相手が思うような情報は持ってったほうがいいと思います。
相談者:
はい
坂井眞:
だから、会社でえ、折角いろいろね?、話しても、うまく進まないんだったら、今、ご紹介したような、行政の窓口にね?
相談者:
うん
坂井眞:
まず・・相談してみるのがいいんじゃないかなというふうに思います。
相談者:
はい、はい・・長男と、帰って来たら、こういう相談をしたっていう話をして、
坂井眞:
うん
相談者:
まず、その・・わたしの周りにいらっしゃる?
坂井眞:
うん
相談者:
その理解していただけない方々?
坂井眞:
うん
相談者:
のについて、ちょっと話い、をして、相談にしに行こうか?っていうふうに誘ってみたいと思います。
坂井眞:
そうですね。で、ご長男もおんなじ職場にいらっしゃるなら・・
相談者:
同じ職場、同じ場所、同じ会社にいます。
坂井眞:
ね?、だとしたらそこで、お、ご長男とは話せるでしょ?
相談者:
話ができます。
坂井眞:
ね?、そうすると、ある程度、お、2人、からそういう話が出たってことになるし。
相談者:
うん
坂井眞:
そういうことある程度具体化して行って、整理をして、相談に行かれるのがいいんじゃないかなと思います。
(再びパーソナリティ)
何で遠くに見える富士山の写真が載っているんかと
不思議に思っていたら、最後に分かって私のモヤモヤもすっきりしました!!
どの会社に行っても、人間関係は難しいですよねえ。一般企業での障害者雇用は少しずつ進んでいますが、まだ満足できるものではないでしょう。
国際障害者年が設定されて41年も経ちますが、日本は特に難しいですよねえ。障害者枠も少ないですし、一般人の障害者への理解は不可欠です。
相談者さんの障害の度合いや、仕事の内容が見えてこず、難しい相談ですね。
「ゴミを分けなくてはいけない」「汚れたところを拭いたり」などのお話から、掃除などの雑用を任されているのではないかと想像しましたが。
「自分は不器用」「(他の人は)器用」とも仰っていて、穿った見方をすると他の人と対等な働き方ができる程度の障害なのかが判断できません。
弁護士の立場からは相談者の側にたたざるを得ないとはわかるものの、今回の回答を受けて、相談者さんが勢いづいて行動してしまわないかが心配です。
そもそも障害者と健常者は別々にしてほしい。ニューヨークに金持ちしか住めないように、住み分けは必要。もちつもたれつ、って、持たれる側が言うな。障害者側にコスト投入して、何かリターンを見込めるのか?天才型だけならわかるけどね。まともな層が増えないとやってられないだろう。
後天的に障害者になる可能性はあなたにもあるってご存知?