母娘暮らしから巣立つ娘がいきなり同棲。「自分の意志で失敗したい」にあっぱれ
テレフォン人生相談 2022年12月6日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女54歳 19年前に離婚 一人娘22歳(大学4年生)
今井通子:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・よろしくお願いします。
今井通子:
はい、こちらこそ
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
はい。えっと、大学4年生の、
今井通子:
はい
相談者:
1人娘が、一人暮らし、社会人になってから、するという予定なんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
それが・・あの、「一人暮らしではなくて、1年ほど付き合ってる、彼と一緒に・・住むから」っていうふうに・・
今井通子:
はい
相談者:
言われたんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
ま、事後みたいな、「も、決めてるから」っていう、ふうに、言われ、たんですよね?。
今井通子:
はい
相談者:
自分としては・・こう、まあ、初めて実家から出て。社会人で、何も自分で自分のことをしたこともない、娘が・・いきなりっていう話だったので、本人にはせめて、
「1年、2年、自分で生活して、社会人の環境に慣れてからでも遅くはないんじゃない?」っていうことで話(はなし)したんですけども。
今井通子:
はい
相談者:
ま、当然もう・・聞く耳を持たず。
今井通子:
アハハ(苦笑)はい
相談者:
(苦笑)で、あのお、彼も、自分が料理ができない、かったり、
今井通子:
はい
相談者:
家事が苦手だったり、
今井通子:
はい
相談者:
そういうことも全部分かっていて。
今井通子:
ええ
相談者:
「自分には何も求めてないから」って言うんですですよね(ため息混じり)。
今井通子:
うーん
相談者:
ええ
今井通子:
はい
相談者:
んで・・彼のほうは、「一度お母さんに話してみたら?」っていうふうに言ったってことで。
今井通子:
はい
相談者:
で、わたしに話したらしいんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
社会人に、なる前の最後なので、
今井通子:
はい
相談者:
例えば、ま、一人暮らしする、身の回りの物なんかも、ま、せめてそれくらいはと思って、わたしが、金銭的にいろいろ、揃えたりして、
今井通子:
はい
相談者:
あげようとも思ってたんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
ま、その話をしても・・
「そういう物は一切いらない」と。
今井通子:
うん
相談者:
「全部、自分で用意する」と。
「後から揉めたくないから」って言うんですよね?(ため息混じり)。
今井通子:
なるほど。
相談者:
結局、ええ、「2人」い、「で住むから」っていう、こと言ってるんだと思うんですけれど。
今井通子:
はい
相談者:
ま、だから、お金は一切・・もう迷惑掛けないから、口も出すなって言わんばかりな感じで。
今井通子:
なるほどね(苦笑)。
相談者:
ま、え、そういう、キツい口調では言わないんですけれど。
今井通子:
ええ
相談者:
「もう、お母さんの言うことは聞かなくていいかなあ」、て・・
今井通子:
はい
相談者:
言うんですよね?、
今井通子:
はい・・はい
相談者:
ええ、で、「たとえ・・」ま、「失敗したとしても、自分の意思で失敗したい」って、言われたんですよ。
今井通子:
なるほど。
相談者:
なんか、ま、そ、ええ、で、ま、あの・・彼氏とも、ちゃんと口座を作って折半してどうのこうのって、ま、チラっと話も聞いて。
今井通子:
はい
相談者:
でえ、ま、自分の意思で、失敗したとしても・・それは、ま、悔いのないっていうようなことを言うもんですから。
今井通子:
はい
相談者:
ま、たぶん、もう、見守るしかないん、のかな?と思うんですけど。
まあ、どういう、見解で?
今井通子:
はい
相談者:
&#△%の方のちょっと、話聞きたいなと思ってお電話しました。
今井通子:
はい
あなたはおいくつですか?
相談者:
わたし54です。
今井通子:
お嬢さんおいくつ?
相談者:
えー、22・・
今井通子:
20、ん・・
相談者:
で、大学4年生です、はい
今井通子:
はい、2歳・・えーっと、ご主人は?
相談者:
え、離婚してるので、
今井通子:
は・・あー、いらっしゃんないのね。
相談者:
え、2人暮らしです。
今井通子:
あ・・そうなんですか。
相談者:
はい
今井通子:
親子2人暮らしだった。
相談者:
そうなんです。はい
今井通子:
そうすると、お母さまとしては寂しさもありますね。
相談者:
ありますね。
今井通子:
うん
相談者:
でも、同じ、え、あの・・住まいは・・市内なので。
今井通子:
ええ
相談者:
ま、この新しい新居も。
今井通子:
・・あ、そんな遠くないんですね?
相談者:
あ、ええ・・そうなんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
ええ、近い&#△%
今井通子:
で、あなた自身はなんかお仕事はされてんの?
相談者:
しています。
今井通子:
うん。これ離婚は何年前?
相談者:
・・19年前です。
今井通子:
あーあ、ていうことは、もう、ほとんど、ご自身で、
相談者:
え
今井通子:
お子さんは育てられた。
相談者:
そうですね、ここ、わたしの実家で、父と母と同居してましたので。
今井通子:
あー
相談者:
ま、ええ、みんなで、育てて。
で、今は・・2人、ていうことなんです。わたしの両親が2人共もう亡くなって。
今井通子:
あー、なるほどね。
相談者:
え
今井通子:
お父さま・・何年前ぐらいに亡くなったの?
相談者:
あ、ちょうど1年前です、父は。
今井通子:
あ、1年前・・お母さまは?
相談者:
えー、5年前ですね。
今井通子:
5年前?
相談者:
はい
今井通子:
ご心配はなんなんですか?
もう、すでに、
相談者:
うん、うん
今井通子:
就職先は決まってらっしゃんでしょ?
相談者:
はい、決まってます。
今井通子:
えー、かなり、お忙しい、ところですか?、それとも、ま、9時5時じゃないですけど。
相談者:
シフトで。
今井通子:
ああ、シフトで、はい
相談者:
ええ
ホテルとかなので。
今井通子:
あーあ、なるほど。
相談者:
ええ・・で、夜勤とかも、これからはあるかもしれないですね。
今井通子:
ええ、ええ
相談者:
彼のほうも、今は実家で・・
今井通子:
なるほど。
相談者:
いるんですけれど。
ま、お母さんという方は、ちょっと別なところに住んでいるようで、ご自分、だけが・・実家で・・いるらしいんですけど。
今井通子:
・・え?、実家っていうのはその・・
相談者:
お母さんと、弟と暮らしてたところを・・実家と今言いまし、た。
今井通子:
あー、なるほど。
相談者:
その、彼の、ええ
今井通子:
えー?そうすると、あちらももう離婚されてるか。それともなんか・・
相談者:
え・・そのようです。ええ
今井通子:
あ、離婚されてる?
だから彼の実家に、
相談者:
うん
今井通子:
住まうということではないのね?
相談者:
ないんです。
今井通子:
うん
相談者:
2人で住むのは、また別の、部屋を借りたところですね。
今井通子:
&#△・・はあ、は、は、は
相談者:
ええ
今井通子:
はい
(息を吸って)あのお・・小さい頃から・・
相談者:
ええ
今井通子:
お嬢さん見てて・・
相談者:
ええ
今井通子:
どんなタイプなの?
相談者:
かなりの・・負けず嫌い。
今井通子:
あーあ、はい
相談者:
割と曲がったことは嫌いで。
今井通子:
はい
相談者:
かなり、意思の強い子、
今井通子:
うん
相談者:
では、ありますが。
今井通子:
うん
相談者:
ま、小中・・とは、こう、ま、勉強もできたし、習い事をさせればなんでも自分の物にして。
今井通子:
うん
相談者:
いろんなことは、やらせればなんでもできる、子でしたね。
今井通子:
うん・・あー、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
(息を吸って)そう。そんなにうまく育てたのに。
相談者:
(苦笑)フ、フ、フ、フ
今井通子:
まだそれでも心配なんですね?
相談者:
「もう、お母さん、十分でしょ、言うこと聞いて来たでしょ」っていう・・
今井通子:
うん
相談者:
娘は、なんかそういう感じなんですよね。
今井通子:
うーん
相談者:
で、彼は彼で・・
今井通子:
はい
相談者:
そもそも、一緒に住むっていうことを、どっちが、先に言い出したのかっていうところが、ちょっと分からなくて。
今井通子:
うん
相談者:
「自分から、言った」って娘は言うんですけど。
その、前には、
今井通子:
ええ
相談者:
いろいろな話をしてたときに、「嫌ならいいよ」って。
「『お前が嫌ならいいよ』って、『一緒に住まなくても』って、言うふうに言った」って言うんですよね。だから・・もしかしたら、ほんとは彼から・・言ったのかもしれないんですけど。
今井通子:
うーん
相談者:
そこら辺が・・彼え、のことをわたしが悪く思うのが、嫌で、庇ってるのかどうか、ちょっとそこら辺がね、分かんないんですよね。
今井通子:
で、お母さん何、その彼氏、とは、
相談者:
ええ
今井通子:
会ったことはあるの?
相談者:
あるんです。2回くらい家(うち)でご飯を食べたり、
今井通子:
あー、はいはい
相談者:
遊びに来たりして。
今井通子:
で、どんなふうだったんですか?
相談者:
礼儀正しい感じの・・
今井通子:
はい
相談者:
表は、そんな悪い印象ではない?
今井通子:
はい
相談者:
しっかりした感じの子だなっていうのは、
今井通子:
はい
相談者:
ありまして。
今井通子:
うーん
相談者:
はい
今井通子:
そもそもの、付き合いは、
相談者:
はい
今井通子:
お母さまの、知る限りで何年目ぐらい?
相談者:
えーと、1年ちょっとくらいだと思うんですよ。
同じ習い事・・を、してたところで、
今井通子:
あー・・はい
相談者:
知り合ってるので。
今井通子:
はい
相談者:
本当に、お互いを知ってるのは、ま・・そうですね、もっと前、3年も4年も、前なんだと思うんですけど。
今井通子:
うーん・・習い事というのは何系ですか?
相談者:
はい・・ヒップホップのダンスです。
今井通子:
あーあ、なるほど。
相談者:
ええ。で、そういう感じのインストラクターを、彼はやっ、てるので。
今井通子:
ていうことは、彼自身の職業としては、一応
相談者:
ええ
今井通子:
インストラクター?
相談者:
そうですね。
今井通子:
あー、は、は
えーと、今日はですね・・
相談者:
ええ、はい
今井通子:
三石メソード主宰で、え、作家で翻訳家の三石由起子先生がいらしてますので・・
相談者:
はい
今井通子:
そのお、気持ちの持ちようをどうしたらいいかみたいなところと・・
相談者:
はい、はい
今井通子:
誠実そうには見えるんだろうけど、
相談者:
はい、はい
今井通子:
どうだろう?彼はみたいな、ところから・・
相談者:
はい、はい
今井通子:
お話を伺ってみましょうかね?
相談者:
はい、お願いいたします。
今井通子:
はい
(回答者に交代)
身の回り品を揃えてあげようとしたら、後で揉めたくないから自分で用意するという娘。この言葉でなんとなくこの母娘の関係が分かる気がする。母親のことが重かったのかなと
久しぶりに爽やかな相談。
このご時世就職が決まったお嬢さんおめでとうございます。
そして彼と同棲、きっと結婚を意識されてのお試し期間だと思います。
今の若い子は堅実な人が多くて頭が下がるばかり。
このように自立していける子は、ご家庭で充分甘えることの出来た子だと思います。可愛い子が巣立つのは寂しいけれど、反対する要素が一つも無い。もしダメだったら帰っておいで、くらいしか言えないですね。
お母さまはこれからは自分の人生を楽しみましょう。
この日は三石しか考えられなかった。
三石で妥当。
子育て卒業お疲れ様がよかった
呼び捨てはしないでください。
花向けではなく、餞だと思われ。
とりあえず就活に成功して両立するという条件、飲んで欲しいかなあ。就活をあきらめての同棲では、やることをやっていない印象を取られそう。
ちなみに、花向け×→餞〇を見て、LiSAさんの「炎」を思い出してしまいました。1番後半のサビの最後、「決意を餞に」がそうですよねえ。
就職先はもう決まってると書いてあります。ちゃんと読んで。
あっ、決まっているなら、しばらくしっかり両立することでしょう。ご相談者さん、しっかり両立→結婚後の仕事も応援したいですねえ。