60歳シングル鬱病抱えフルタイムの汚部屋に孫を上げられない理想と現実

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あなた今もう本、当の気持ち、どうですか?
60歳になって鬱になっている。

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
その自分に対して、周りに対する・・言葉っていうのありませんか?

相談者:
うん、周りに対しては、もう、放っといてほしいっていう・・

加藤諦三:
放っといてほしい?

相談者:
(ため息)はい

加藤諦三:
鬱の人っていうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
最終的にみんなね、自己蔑視しに、陥ちゃうんです。

相談者:
うーん、そうですねえ、それが楽ですからね、一番ね。

加藤諦三:
そうなんですよ、そうなんです。

相談者:
うん

加藤諦三:
それが楽だからそういうふうに思っちゃうんです。

相談者:
ええ

加藤諦三:
そうじゃなくて・・

相談者:
はい

加藤諦三:
本当の解決っていうのは地獄を通ってしかないんですから。

相談者:
はい

加藤諦三:
この電話切ったらね?

相談者:
はい

加藤諦三:
本当の自分の気持ちを・・

相談者:
はい

加藤諦三:
紙に書いて。

相談者:
はい

加藤諦三:
人に見せる、もんじゃないですから。

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
それで、びっくりするようなことを書いたとしても、とにかく、それを・・書いて・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
燃やすんでもいいし。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
ビリビリに破って、水に流すんでもいいし。

相談者:
はい

加藤諦三:
何か、表現したあと、それを処理してください。

相談者:
心ん中で思うだけ、とは違うんですか?やっぱり書くと。

加藤諦三:
全然違います。

相談者:
あー、そうなんですね。

加藤諦三:
ええ、だから、いい格好しないで。

相談者:
はい

加藤諦三:
もうあなた、十分いい格好しすぎてんです。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
もうそんな、立派な人は演じないで。

相談者:
はい

加藤諦三:
60歳でしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
で今鬱なんでしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど・・

相談者:
うん

加藤諦三:
ちょっと、脅かすようだけど、これから20年経って・・

相談者:
うん

加藤諦三:
80歳になってください。

相談者:
はい

加藤諦三:
どうなりますか?

相談者:
うーん、ちょっと先のことは考えたくないですね。

加藤諦三:
そう、そう、そう、そ、そ、そ
そうやって生きて、今、なってんでしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
もう、電話切ったら・・

相談者:
はい

加藤諦三:
その生き方やめて。

相談者:
はい

加藤諦三:
本当のことを書いてください。自分でびっくりしますから。

相談者:
はい

加藤諦三:
「え?、わたしこんな人じゃないよ」ていうような。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
はい、分かりました。

加藤諦三:
本当の幸せになってください。

相談者:
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい、失礼いたします。

加藤諦三:
最も理解を必要とする病気で、最も人から理解されないのは、鬱です。

 

「60歳シングル鬱病抱えフルタイムの汚部屋に孫を上げられない理想と現実」への10件のフィードバック

  1. ご本人は病気を抱えながらも、
    フルタイムで働いてすごいです。
    お孫さんに懐かれているようで、
    それは幸せなことかと思います。
    お子さんやお孫さんといい関係が続くよう願います。

    今年もありがとうございました。

  2. うつ病であられるのに最低限のことが出来ているなんて
    素晴らしいですよ!
    私などうつ病ではないのに、部屋散らかしまくり、大掃除も毎年特にやりません。
    うちの両親なんて散らかった家に毎年子供や孫を呼び寄せていますが
    皆そういうものと思っているので問題は起こっていませんよ。
    どこの家も結構散らかってるもんです、モデルルームやあるまいし。
    気にしない気にしない!

    1. お家あるあるかもですが、もちさんが仰っていること、あながち間違っているとは

      1. すみません、誤って投稿ボタンが押ささったようです。続きは、「あながち間違っているとは思いません」だったんです。こちらの手違いのため、申し訳ございません。

    2. お家あるあるかもしれませんが、もちさんが仰ったこと、あながち間違っているとは思えないです。我が家も今一つですから。整理しようと思っても、やっぱり難しい。
      加藤さんの自分の気持ちを紙に書く話は、燃やしたり水に流したりせず、12月30日締切の今年の大祓いでついでにお祓いしてもらい、安心して年越しを祈願します。

  3. 汚部屋のばあちゃんち、案外落ち着くもんです。
    誤飲、なだれに気をつければ孫にとってはワンダーランド。
    優しいばあちゃん、いいですね。

  4. 部屋のありようが相談者さんの心の闇なのでしょう。どんなに散らかしてても、相談者さんに会いたいから訪れる、愛のある方。
    心の整理をして、自分に正直に生きて頂きたいです。自分を大切に。そしてどうかうつ病を克服して幸せになってほしいと切に願います。

  5. キー局のニッポン放送にとってはこの放送が今年最後になりましたが、エリアフリーが使える方は、週末版込みで7回分聴いていただければです。

  6. 私はよそのお宅に入る仕事をしてますが、きれいに片付いてるお宅は少ないです。
    相談者さんが体力の限界で片付けられないなら、息子さんに頼んで手伝ってもらったら良いのでは?
    そんなに引け目に感じなくていいと思います。

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