パチンコ中毒の息子の借金を我が悩みとする母親を優しく絶望に導く大迫恵美子

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
今、大迫先生に、いいアドバイス受けましたね?

相談者:
ううんん・・とっても・・

加藤諦三:
あのね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ギャンブル依存症の相手の研究っていうのはあるんですけどもね?

相談者:
はい

加藤諦三:
配偶者の場合ね?

相談者:
ええ

加藤諦三:
要するに、本人が、心療内科に行く、前、に、

相談者:
ええ

加藤諦三:
奥さんの方が、心療内科に行かなきゃならなくなると。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
で、この、ギャンブル依存症になった人は、責任を、相手に押し付ける、天才なんですよね?

相談者:
あっ・・そうですね・・

加藤諦三:
だから、奥さんの方は、悪くないんですよ?

相談者:
はい

加藤諦三:
全く、悪くないのに、

相談者:
ええ

加藤諦三:
奥さん、「私が、悪い」と言うんです。

相談者:
・・ああ・・

加藤諦三:
だから、そういう、人を、選ぶんですよね。

相談者:
ああああああ・・

加藤諦三:
だから、そういう人を選ぶ、天才なんですよ。

相談者:
ああああ・・

加藤諦三:
だから、あなたも、今の段階では、選ばれてしまったんですよね?

相談者:
そううう、ですね。今、本当に。(大きく息を吸って)自分がお金借りているような感じでえ。

加藤諦三:
そうなんです。そうなんです。

相談者:
「なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ」って。

加藤諦三:
す、そうです、そうです・・

相談者:
も、ビクビクするんですよ。

加藤諦三:
そうです。

相談者:
郵便の、ポストも開けられない状態で。「また督促状が入ってたらどうしよう」とかあ。

加藤諦三:
そうそうそう。だから、あなたはもう・・そろそろ、本人じゃなくて、関係者が、先に、心理的に参ってしまうというところに・・来てるんです。

相談者:
はああああ・・

加藤諦三:
変に、「私が、立ち直らせてみせる」というふうには、思わない方がいいと思います。

相談者:
ああ、もう・・見守るしか、ない、ですかね。

加藤諦三:
ああ。

相談者:
黙って。

加藤諦三:
ええ・・

相談者:
あの・・

加藤諦三:
「私が悪くない」と、そこは、思っていないと。
まず、あなたが参りますから。

相談者:
もう頭下げて・・電話したりとか。「いついつまでに払います」っていう、電話も、私の方がやってるのでえ。

加藤諦三:
そうなんですよ。そういう人を、見つけるんです。

相談者:
はあああ・・

加藤諦三:
そこは、そういう人を見つける天才なんですよ。

相談者:
はああああ・・(ため息)

加藤諦三:
でもね、

相談者:
はあああ・・(ため息)

加藤諦三:
これを乗り越えれば、あなた本当に人生が開けますよ?

相談者:
私が無視して、息子は変わりますかねえ?

加藤諦三:
ですから、「息子が変わる」というような、期待を持ってはいけないんです。

相談者:
あ・・そっか・・

加藤諦三:
うん。

相談者:
はい・・そっか・・

加藤諦三:
「これが私の運命だ」と。

相談者:
はい

加藤諦三:
これを、 乗り越えてみせると。

相談者:
・・◆#$

加藤諦三:
そうして、乗り越えたら・・本、当に、素晴らしい人生になります。

相談者:
わかりました。

加藤諦三:
希望は捨てないようにね?

相談者:
はい

加藤諦三:
息子さんの、立ち直りの希望ではなくて。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた自身の、人生の、希望は、捨てないでくださいよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
はい、わかりました。ありがとうございます。本当に。

加藤諦三:
はい。
困難がないことが幸せではありません。困難を乗り越えることが幸せです。

 

「パチンコ中毒の息子の借金を我が悩みとする母親を優しく絶望に導く大迫恵美子」への19件のフィードバック

  1. 相談者は離婚しており息子と同居してるということで典型的な親子間共依存だと思う。
    おそらく昔という表現からかなり前に離婚したのだろう。
    息子も母親にべったり依存してるが、相談者も息子に依存しているから突き放すことができない。
    出来ればそこまで言及してほしかったところではあるが、元々はギャンブル依存症の相談なので本題からズレるし、回答者も弁護士先生だったので心理面は専門外で限られた放送時間では難しかったのだろう。
    両先生の言うとおり本当に依存症なら専門家の助けなしでは解決は望めないと考えるが、共依存の場合、まずは物理的に離れるのが一番だと思う。
    幸い持ち家暮らしではないということなので、ひとまず住む場所を変えてみてはどうかな。

    1. 相談者さんにとって
      本人の意志がない限り、ギャンブル依存症の息子は治らないという事が
      ハッキリわかって良かったじゃん!

      息子さんのギャンブルは4〜5年前からで、喧嘩が絶えなくて離婚したのが2年くらい前、、、
      もともと結婚生活を継続できるような息子ではないんだね
      共依存の相談者さんと息子さんということかしら?

    2. 私も共依存が原因だと思う

      そもそも息子の結婚に口出すのもどうかな?と感じた

      相談者もずっと息子に過干渉だったのでは無いかな?

      それで息子は相談者に敵対的依存心を持つようになってしまったと考えるとギャンブル依存によって母親に迷惑をかけてやろうという気持ちも合点がいく

  2. このお母さん、よく相談したね。
    えらいよ。
    息子は、自分がパチ屋の養分になっていることを自覚すると、きっと止められるはず。自己破産して清算するしかないと思う。
    俺、6年前に失業して専業になったけど、365日休みなく打ち続けて、なんとか家族4人生活している。下の子は先月産まれたばかり。ギャンブルの借金はないよ。

    1. 今どきパチプロで食べてるという事ですか?
      余計なお世話とは思いますがいくら借金が無いとはいえ今後子供を作るのはよした方が良いのでは…

  3. 息子はほぼギャンブル依存と見て間違いなさそうなんだけど なぜ今頃までお金立て替えたり息子の依存を助長するようなことをしたのかとそんな息子と一緒に住んでるのかな? だって息子もう成人して働いてるわけだから別々に住んでもおかしく無いし借家でアパート暮らしなら引っ越しもできるでしょ。一緒に住んでるから督促状とか目についちゃうわけだし
    これが依存ってやつなの?

    1. 今時は低賃金で高物価かつ未婚率も上がってるので、就職しても実家暮らしは珍しくないです。それはそれとして依存症の息子的には依存し放題の実家の方が都合がいいんでしょうね。

    2. 多分コメント主は親の方を言ってるのではないでしょうか
      今住んでるところが借家なんだから物理的に相談者が息子と離れて暮らすくらいできるんじゃ無いか?という指摘だと思います
      息子は親に依存してるから離れないのはわかるけど親の方まで借金肩代わりしたりして依存関係に付き合う必要ないのでは?ということでは
      しかしそれはお互いに依存しているから難しいのだとは思いますが

      1. 親側からも就職=自立って考えは減ってるでしょうし、
        「自分が子から離れてしまったらもっと酷いことになるのではないか、最悪自○してしまうかもしれない、それくらいなら肩代わりした方が…」という思考回路になるそうですよ 依存症の家族は

  4. 大迫先生の淡々とした言葉の説得力、いつもながらさすかです!

    お母さんの苦悩もすごく伝わってきたけれど、淡々とした説得力で、気が付かれたものが多かったようにに感じました。

  5. ご相談者さんの息子さん、ギャンブル依存症ということですかあ。破産は無理でしょうから、精神科とダルクに行ってもらうしかないと思います。
    闇金から借りていることを考えると、弁護士に相談するのが一番ですが、借金返済についてだけではなく、精神科とダルクを含めたご相談をぜひ。

  6. まさに加藤先生のご専門領域
    クールで熱い大迫先生との見事なコンビネーションでした

    37歳で産んだ子のようで、甘々に育ててこらえ性のない子になったか
    それとも離婚前の両親の不和を見て不安な子になったか
    どちらにしても、20歳前後で結婚して、早々にDVで破綻して、21でバツ1になって、それを母親に八つ当たりするような男はロクなもんじゃない
    借金の切迫感も全くないし(絶対120万以上あるはず)、基本的に自分で何の責任も取りたくない無責任野郎でしかない

    もう相談者にできることは、見放して息子に責任を取らせるほかない
    これ以上自分の引け目を息子に付け込まれたら、奈落の底まで引きずり込まれるのは目に見えてる
    一昨年だったか、引きこもり息子2人を一日一食で養ってる同年代の女性の相談があったけど、今のままでは相談者もそっちに行きかねない
    「最後の子育て」(by三石御大)をしくじらないことを祈る

  7. 加藤、大迫両先生お疲れ様です!と思ってきいていました。
    相談者さま、息子を助けるのだろうなー。って思いました。
    何となくですけどね。大迫先生への受け答えで。

  8. 60歳にもなって、借金やギャンブル依存に対しての知識が乏しく、
    大迫弁護士のアドバイスに「ほぇー」の連続。これではつけこまれます。
    母親への復讐と甘えで借金繰り返して困らせてる困った息子ちゃんのような気もする。

  9. えええ…
    はぁ
    ああああ…

    相談者にとって新感覚の世界が見えたのか。
    それとも、バイアスかけて目を反らしてした現実を突き付けられた観念のため息なのか。
    管理人さんの見立て通りなら、闇の世界一歩手前に息子は立っている。

    大迫先生、ヤミ金よりもデカい組織を相手取った実績あるから、今回の相談に対してバッサリ行けた。

  10. 私なら息子に内緒で絶対にバレないよう気をつけて引っ越す。で、一切の連絡を絶つ。ダメ?笑
    でも60歳一人暮らしってアパートはなかなか借りられないのかな。23歳の息子はたとえ自己破産出来たとしても更生出来ず、また繰り返す確率が高そう。

    1. この相談者には難しい気がしますね。
      「同居する息子に黙って引越」は金も頭も体力も使う。そこまで知恵が回るか協力者がいるなら、今頃相談者は困っていない。
      放送内では触れてないけど相談者が既に連帯保証人になっている可能性もある。これが本当なら逃げても無駄。

    2. 共依存だからそれは無理だよ、
      母親である相談者も息子に依存してるから。

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