「プッ」まぬけな人々を大迫恵美子が嗤う。心待ちにしてた入金を拒否られる相続

(回答者に交代)

大迫恵美子:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい。

大迫恵美子:
はい、こんにちは。

相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。

大迫恵美子:
はい。
これはあ・・どなたに書類を作ってもらってやりましたかねえ?・・

相談者:
書類を作ってもらった・・っていうよりは、なんかその、名義変更を、依頼されてえ。で、「必要な書類を揃えて印鑑を押して、返送してください」という内容で・・それを母があ、やって。叔父の方に提出しましたのでえ。ちょっと私は、詳しくは・・わからないんですけどお・・

大迫恵美子:
うん、あのね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
その、判子をした書類が何なのかっていうことなんですよ。

相談者:
あああ、判子を押した書類ですか?・・

大迫恵美子:
はい。
おそらくね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
司法書士か誰かに、その・・おじさんが頼んで。

相談者:
はい

大迫恵美子:
遺産分割協議書を作ってえ、判をさせているんだろうと思うんですね?

相談者:
・・遺産分割◆#$%

大迫恵美子:
その遺産分割協議書、の、中身があ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そのお・・「相続、分を、おじさんに譲渡する」、みたいな、内容になってんじゃないかな?、と思います。

相談者:
(吸って)あの、もし、遺産分割協議書だった場合、

大迫恵美子:
はい

相談者:
母も、あの、ちゃんと目を通していると思うのでえ・・さすがにあのう、(苦笑)そのまま印鑑を、ついてないと思うんですけど。(吸って)名義変更のみの書類だったんじゃないかなと思います。

大迫恵美子:
名義変更の書類っていうのは、まあ、ありえないんですよ。

相談者:
ああ、そうなんですか。

大迫恵美子:
ええ。
要するに、そのお・・

相談者:
◆#$%

大迫恵美子:
登記簿謄本の、

相談者:
はい

大迫恵美子:
権利が移転する、と。あの、登記簿謄上、その、

相談者:
あああ・・

大迫恵美子:
不動産の、名義がい、い、移転するためには、なぜ、移転するのかね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
(含み笑い)理由もなく、名義を変えることは、ありえないので。

相談者:
はい

大迫恵美子:
売買であるとか、

相談者:
はい

大迫恵美子:
贈与であるとかあ、まあ、相続であるとかね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
そういう、その、法律上の原因があって、

相談者:
はい

大迫恵美子:
ええ、権利が移転しますのでえ。

相談者:
はい

大迫恵美子:
そのことを、書き込まなきゃいけないんですね?、登記の中に。

相談者:
ああ、はい。

大迫恵美子:
そうすると、その、登記原因となっている、法律上の、原因が、何なのか?っていうことですけど。

相談者:
はい

大迫恵美子:
まあ、おそらく、相続っていうふうに書かれていると思いますけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それは、遺産分割協議が整ってないと、できないのでね?

相談者:
はい・・

大迫恵美子:
だから遺産分割協議書を書いてるだろうなあと、思いますよ?

相談者:
はああ・・いや・・

大迫恵美子:
で、お母さんが見ていると思うって。(含み笑い)私はね、あのうう、まあ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
自分の、仕事の関係ではね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
日本人は、何も読まないで判子を押すというのは、(苦笑)よく知っていることなので。

相談者:
ああ、ああ・・

大迫恵美子:
まあ、「読んでもわからなかった」という、ふうにおっしゃる方もいるし。「読んでない」という方も、いらっしゃるしい。

相談者:
ああ・・

大迫恵美子:
まあ、そういう、ことじゃないかな?、と思いますよ。

相談者:
遺産分割協議書・・に、もし、印鑑を押していた場合は、

大迫恵美子:
はい

相談者:
も、それは、相続放棄したことになるっていうことですかね?

大迫恵美子:
ねえ、相続の放棄じゃないんです、それは。
相続の放棄っていうのは、家庭裁判所に申述して行うものなんですけどお。

相談者:
はい

大迫恵美子:
放棄ではなくて、自分の持ち分を、この、相続人の一人に、渡すっていう、そういう内容です。

相談者:
ああ・・な・・

大迫恵美子:
放棄ではないです。

相談者:
持ち分を渡すということなんですか?

大迫恵美子:
はい。だから、そのう、遺産分割、の、協議が整ってえ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
相続分を、誰か一人に渡した、という、内容になっていると思います。

相談者:
なるほどお・・

大迫恵美子:
で、この時にですねえ、

相談者:
はあ・・はあ、はい。

大迫恵美子:
ちゃんと話ができていればね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「代償金と引き換えに」っていう言葉を入れるものなんですよ。

相談者:
あああ・・

大迫恵美子:
それが入ってないので、

相談者:
はい

大迫恵美子:
おっしゃる通りね?、おじさんは、「いやあ、これで、私のものですから、なんであなたにお金払うの?」って、言うっていう。そういうことになってるわけなんです。

相談者:
なるほ・・ああああ・・・・(吸って)

大迫恵美子:
ま、もちろんそんなことはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
皆さんわからないでやっちゃってるんでしょうけど。

相談者:
はい

大迫恵美子:
まあ、今から、それからその預金が云々って話なんですけどね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
例えば、亡くなったことを、届け出ておかないと。
銀行とかに届け出ておかないと。まあ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
銀行の方は生きてると思っているのでえ。通帳と印鑑を持ってきた人に、出してしまうっていうことは、あります。

大迫恵美子:
うんん・・

大迫恵美子:
それは、銀行としては、それで、免責・・ですからね?、別に、過失ないですから。

相談者:
はい

大迫恵美子:
ただあ、日付を見てね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
亡くなった後に、出されていれば、当然それは、本人が出してませんので。

相談者:
はい

大迫恵美子:
「誰が出したんだろう」ってことになって、それが、おじさんだというのであればね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「この、亡くなった後に、引き出してんのは、あなたなんでしょうから、これ、遺産ですから、分けてくださいよ」って、それは言えますよね。

相談者:
・・

大迫恵美子:
それから、その、遺産分割協議書がまあ、そういうものとして作られてしまったんだけど。

相談者:
はい

大迫恵美子:
例えばその・・うう、あの、一つ、気になってるのはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「まさか・・そんなことはしないだろうと思っていた」っていうぐらいの話では、ダメでえ。

相談者:
はい

大迫恵美子:
「分けてあげるからサインして」って言われたかどうかは、結構、重要なことですよ?

相談者:
あ、全く、言われてません。

大迫恵美子:
(含み笑い)だとしたらね?

相談者:
(含み笑い)はい

大迫恵美子:
どうしてもらえることになるのかが、わからない。

相談者:
ああ・・(ため息)

大迫恵美子:
さっき言ったように、代償金をね?、との引き換えで、

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
譲渡するっていうやり方、あるんですよ?、まあ、おっしゃるようにその、共有人がぞろぞろいるような・・不動産買う人、いませんので。

相談者:
はい

大迫恵美子:
誰か一人のところに名前をまとめてね?

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
そして、売ってえ、売ったお金を分けるっていう・・そういう約束をするっていうことは、まあ、よくあります。

相談者:
うん

大迫恵美子:
その時は、その、「代償金、いくらいくらと引き換えに」って、入れておくべきですけど。

相談者:
うん

大迫恵美子:
まあ、それが仮に入ってないとしても、そういう、約束をして、やったのであればね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
「払ってください」っていうことなんですけど。

相談者:
はい

大迫恵美子:
何も言われてないのに、「まさか・・そんな、全部取らないでしょうと思いました」っていうだけでは、もらえないですよね・・

相談者:
あああ、やはり、そうですよね。

大迫恵美子:
ええ。
あのね、ちょっと気になったんですけどお。

相談者:
はい

大迫恵美子:
これは、曾祖父の名義だったっておっしゃいましたよね?

相談者:
そうです。

大迫恵美子:
おじいさんの方の、曽祖父なんですか?

相談者:
はい。おじいさんの、お父さん。

大迫恵美子:
あああ。
おじいさんには、兄弟いなかったんですか?

相談者:
兄弟いっぱいいました。

大迫恵美子:
じゃあ、その人たちからも、みんな、これもらったってことでしょう?、はんこう。

相談者:
そうです。すごい数だったと思います。

大迫恵美子:
おん。
まあ、それはそれなりにね?、このおじさんとしてはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
すごく頑張ってこういう風にしたっていう気持ちはあると思いますよ?

相談者:
うんん・・

大迫恵美子:
苦労してね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
これ・・そのお、相続関係を証明するために、戸籍を取り寄せるんだって大変な、こと。まあ、もちろん自分でやってなくって、司法書士とかね?、そういう人にお願いしているとは思いますけどお。
まあ、費用を払ってえ、調べてもらって、やってるのでね?、まあ、苦労はしてると思いますよ。

相談者:
(吸って)あのう、それぞれの親戚に電話をして、依頼をしたって言ってましたけどね・・

大迫恵美子:
その部分は、そうかもしれません。ハンコ押してもらわなきゃいけないのでね?

相談者:
はい・・

大迫恵美子:
だけど、それよりも、その・・法務局に提出するための書類を整えるのも、結構な、作業なんですよ。

相談者:
・・まあ、伯父が、あのうう、そういった関係の、仕事をしてたのでえ。

大迫恵美子:
ええ

相談者:
あんまりその・・不得意ではないかもしれません。エヘ(苦笑)

大迫恵美子:
まあ、そう、不得意じゃなくてもね?

相談者:
公務員的・・はい。

大迫恵美子:
あのう、私は、それは、仕事にしてますからあ(苦笑)

相談者:
はい

大迫恵美子:
不得意ではないですけど。

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、親戚がたくさんいる人の、特にその・・ご年配のね、あの、

相談者:
はい

大迫恵美子:
親戚のたくさんいる人の、戸籍の取り寄せは、結構な、手間暇ですよ。
あの、うんざりします。

相談者:
(含み笑い)
ただ、やっぱり、自分があ、アハ(苦笑)1000万近くお金が入るっていうモチベーションがあれば(苦笑)、やる気も起こるのかなあと

大迫恵美子:
まあ、もちろんそれはそうでしょうけど。

相談者:
思います。(苦笑)

大迫恵美子:
その分のお、費用は、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、

相談者:
はい

大迫恵美子:
もらいたいと思ってるだろうにね?

相談者:
ああ、ああ・・

大迫恵美子:
その、要するに、「自分は苦労して」、

相談者:
はい

大迫恵美子:
「こういうふうに自分の名義に集めて、売れるようにしたのにい」、

相談者:
うん、はい、そうですね。

大迫恵美子:
「 何もしない人が、何で、くれっていうのかな?」って、

相談者:
うん

大迫恵美子:
いう、ぐらいの気持ちがあるというのは、まあ、わからないでもないですね。

相談者:
フン(苦笑)、はい。
ただ、私の母とお、あの、叔母はですね?

相談者:
ええ

相談者:
1/3ずつじゃなくってえ、まあ、自分たちに200万円ずつ・・でもいいからあ、一部、支払って、もらえないかなあ、みたいな感じでは、言ってましたけどね。

大迫恵美子:
まあそれは、言ってるだけでしょう?

相談者:
言ってるだけです。(苦笑)

大迫恵美子:
ねえ、今のお話だとね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
その、曽祖父の、

相談者:
はい

大迫恵美子:
子供たち、全員が、権利あるんですよ?

相談者:
・・そうですね。

大迫恵美子:
ええ。
全然、その、三人で分けられるようなものじゃないってことですよね?

相談者:
ああ・・

大迫恵美子:
だから、その・・おじいさんの兄弟が五人もいたらね?、そこでもう、1/5になっちゃうわけでえ。

相談者:
あっ、おじいさんの兄弟は、かなりの人数いたんですが、もうほとんど亡くなってしまっているのでえ。

大迫恵美子:
ええ

相談者:
実質は、今は、生きていないんですけどお。

大迫恵美子:
はい。
まあ、あのう・・孫子の代まで・・(苦笑)それは、調べないといけないですからね。

相談者:
あああ・・

大迫恵美子:
だって、兄弟の・・その、ね、おじいさんの兄弟みんな死んでる、かもしれないですけど。

相談者:
うん

大迫恵美子:
その兄弟の、子供とか・・ね?、孫とかがいると、そこまで全部、代襲していくようなあ、権利ですからね?

相談者:
・・はい・・

大迫恵美子:
だから、ちょっとね?、あのう、

相談者:
はい

大迫恵美子:
もちろん、そのうう、おじさんも、まあ、(含み笑い)随分だな、とは、思わないでも、ないけど。

相談者:
んんん・・

大迫恵美子:
あの、1/3とか200万とかっていう権利は、もともとないんじゃないかなあ、という感じは、しますよね。

相談者:
あああ、なるほど。はあ・・そうなんですね。

大迫恵美子:
はい。ええ・・

相談者:
はい。わかりました。

(再びパーソナリティ)

「「プッ」まぬけな人々を大迫恵美子が嗤う。心待ちにしてた入金を拒否られる相続」への7件のフィードバック

  1. タイトル画秀逸です!
    40歳の相談者は人生経験が浅いから仕方ないとはいえ、70歳のお母さんと叔母さんは相続に関して「判子代」って聞いたことなかったのかな?と思います。
    今さら、たらればですけどねー。

  2. 内容を見ていると、費用をかけても弁護士あたりに見てもらってから可否を判断した方が良かったのではないかという感じが強くしてしまいます。

  3. 世間知らずの母娘が、この先誰かに騙されたりしませんように。
    いつか来るであろう、母親の相続のこともあるし、今回の事を教訓にして、お勉強なさって欲しい。

  4.  通帳まで持っているとこ見ると、祖父母の面倒は長男だから、とこの叔父さんが見てたんじゃないの?大迫先生の言うように
    2代前からの名義変更するって、想像を絶する大変さ。ほっぽいといって、もっと大変になる前に片付けてくれてありがとうだと思うよ。親の遺産、あてにしてたのかな?所詮、棚ボタだと思うけど。

  5. 何をもって「1000万円くらい…」なのかわからないけど、

    祖父に兄弟が多いこと、そのほとんどが亡くなってる、ということだけでも書類揃えたり判子もらったりが、相当な手間、労力が必要なことがわかる。

    祖父が住んでいた家建物が、資産価値がもうないようなもので更地にする必要があるなら、それだけで数百万かかるだろうし。

    そう考えると、おじさんは確かにお金は手にしただろうけど、実はそれらの手間とか差し引かれたものを考えると、相談者の母親が思うほどお気楽な濡れ手に粟でもなかったのかも?

  6. 虫がいい人間ほど甘ったれで視野が狭く、妬み深い。相談者母、おばがそう。遠縁の相続人ともめないためにはおじ1人が受け皿になるという方向のほうがやりやすそう。

  7. そもそも相続時に叔父にハッキリお金下さいとも言ってもないようだし、
    「ボーっと生きてんじゃねーよ」の典型みたいな人たちですね。
    あと、日本人はもう少し「実印」の重さを教育すべきでしょうね。

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