48年前の家族間貸金の回収は相続問題に。要領得ない説明に声を荒げる大迫恵美子

テレフォン人生相談 2024年6月21日 金曜日

大迫  「書面の表題は?」
相談者 「相談」

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以下、時系列

① 48年前
土地を担保に実家を新築。
兄の車の購入資金として300万を夫が借金して母に貸す。

② 13年前。母が他界。
母の財産はすべて兄が相続。
兄に車代の返済を催促して暴力をふるわれる。

③ 去年。夫が他界。
兄夫婦がやって来て、土地と家を売って300万を返すと告げる。
兄は認知が入ってて兄嫁が主導。

④ 3か月前。兄が他界
兄嫁と子ども2人の3人がやって来て、今年中にお金を返すから、この話は最後という旨の証明書を交わし、300万返済の約束をノートに書き、写真も残す。

⑤ 兄側から四十九日に返済するとのLINEが来る。

⑥ 返済がないので連絡すると、弁護士から「連絡しないでください」。
こちらの主張を紙にして送ると弁護士から「これで終了です」という手紙。

 

身の丈知らずの見栄張りの兄、
幼子抱えた娘にクソみたいな理由で大金を無心する母、
断らずに夫に頼む妻、
借金してまで応じる夫、
そして嘘つき兄嫁

ロイヤルフラァッーシュ!
全員おかしい。
一つでも欠ければトラブルは起きない。

 

さて、
藪蛇のような③と④の兄側の振る舞いが不可解。

てか、そうしなければならない理由があったと考えるのが普通。

ありがちなのは、不動産の名義変更を怠っていた。

不動産の名義変更に必要なのは、
売買契約書か譲渡契約書か遺産分割協議書。

いずれも相談者の署名・捺印が要るが、当然300万の話が出てくる。
兄側としては返済を約束する以外にない。

たぶん④で交わした”証明書”が遺産分割協議書で、ノートに書いたというのは、300万の返済のいわば覚書だ。

 

てか、まるで兄側の代理人のような大迫女史。

大迫「負債をお兄さんが全部引き取るって書いてあればよかったんですけどお」

いやいや。
プラスの遺産目録を付けてたのならそうだけど、すべてを兄が相続するとしか書かれてないバカチョン協議書の可能性大で、相談者が言ってるのもそこ。
それだと文字通り兄が借金の全額を相続してる。

それよりか、兄側が債務を認めて署名までしてんだし、母は単なる仲介役で兄本人との金銭貸借にすればいいだけ。

あと、消滅時効って期間が過ぎれば自動的に完成するのではなく、時効によって利益を得る側が主張して初めて有効になる。(消滅時効の援用)
それをせず、一部でも返済するなど債務を認める行為や言動があれば、時効期間はその時点でリセットされる。(援用権の喪失)

新たに返済の覚書を交わすとか、援用権の喪失の要件としてこれ以上のものはあるまい。

争ってもペイしないという大迫さんの見立ては一つの可能性。
だけど民事訴訟の目的は金だけじゃないし。

正義・不正義に白黒つけたい、
目論見とおりにさせたくない、
懲らしめたい、嫌がらせ、名誉の回復、etc.

ここまでナメられ、コケにされて黙ってる方がおかしい。
アタシなら自分でやる。
最悪勝てなくても印紙代と交通費と相談料、相手の損失は100万単位。

 

ヤクザ顔負けの兄家族。
一家総出というのが終わってる。

で、知ってて依頼人の利益を最大化(=弁護士の利益の最大化)
するのが弁護士の職業倫理、クライアントファースト。
彼らにとって重要なのは真実や道義ではなく、法的優位性。
そして争ってくれるほど儲かる商売。

殺人犯の無罪を主張する人たちですから。

 

パーソナリティ: 田中ウルヴェ京
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女75 夫は昨年79で他界 次女43とふたり暮らし 他に長男50 長女48 13年前に母が他界 3か月前に兄が他界 兄嫁とその子供2人 妹もいる

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