48年前の家族間貸金の回収は相続問題に。要領得ない説明に声を荒げる大迫恵美子

(回答者に交代)

大迫恵美子:
もしもし?

相談者:
もしもし、すいません、よろしくお願いします。

大迫恵美子:
ウンッ(咳払い)、はい。
まずその・・ノートに書いてあることの、中身が問題なんですけど。

相談者:
うん・・はい。

大迫恵美子:
あなたが「サインした」とおっしゃいましたよね?

相談者:
はい。
全、員、サインしました。嫁さんも、

大迫恵美子:
はい

相談者:
子供も、私も、私の娘も。

大迫恵美子:
「子供」っていうのは、2人ともですか?

相談者:
はい

大迫恵美子:
お兄さんが亡くなった時に書いたんですか?

相談者:
そうです。兄がな亡くなって、初、七日ぐらいですね?

大迫恵美子:
はい・・相続人である、

相談者:
うん

大迫恵美子:
妻と、

相談者:
うん

大迫恵美子:
子供2人が、書いたってことですね?

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
はい。
そのお、

相談者:
うん

大迫恵美子:
ノートのね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
書いてある、言葉の、中身が、とても大切なんですけど。

相談者:
・・あい

大迫恵美子:
300万円を、借りて、いると、

相談者:
あ・・

大迫恵美子:
いう言葉は、入ってますか?

相談者:
ちょっと待ってくださいね、ごめんなさいね。
携帯電話を・・(どこかへ行く・・)
んんと、「返済することを、約束します」って書いてあります。

大迫恵美子:
いや・・返済って、何を返済するか、書いてありますか?

相談者:
・・金額書いて、「返済します」って書いてあります。

大迫恵美子:
「返済します」っていきなり書いてあるんですか?

相談者:
・・はい。「返済することを約束します」って。

大迫恵美子:
何を返済するかとは、書いてないんですか?

相談者:
金額書いてあって、◆#$%□

大迫恵美子:
金額が、書いて、あるんですか?(怒)

相談者:
・・はい、あります。

大迫恵美子:
はい。

相談者:
うん

大迫恵美子:
一番最初の・・ノートの、表題は、

相談者:
うん

大迫恵美子:
なんていう題ですか?

相談者:
(吸って)あのノートは、日にち書いて、

大迫恵美子:
はい

相談者:
そうだんって書いてありますけど。

大迫恵美子:
相談?

相談者:
はい・・

大迫恵美子:
そして?、「300万円を」、

相談者:
あん、◆#、

大迫恵美子:
「返済します」と書いてあるんですか?

相談者:
「することを、約束します」って書いてあります。

大迫恵美子:
はい・・そして、その後ろに、その、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
3人の名前が入ってるんですね?

相談者:
・・はい、3人の名前、書いてあります。

大迫恵美子:
はい。(吸って)、もちろん、素人の方が作っているのでね?

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
(吸って) 法律上の、意味のある文書かどうか、っというのは、非常に、微妙ではあるんですけど。

相談者:
・・うん

大迫恵美子:
もともとを正せばね?

相談者:
・・うん

大迫恵美子:
48年前に貸したお金は、

相談者:
ヒソヒソ(娘?妹?)・・うん

大迫恵美子:
もう・・消滅時効、

相談者:
もう時効なんですね?

大迫恵美子:
はい、時効で、

相談者:
うん、うん。

大迫恵美子:
消えてしまっているんで、す。

相談者:
うん、うん・・

大迫恵美子:
しかも、その・・経緯からすると、

相談者:
うん

大迫恵美子:
誰が、借りたのかというところが一つ、問題でえ。

相談者:
うん

大迫恵美子:
あなたのお母さんが、借主のように聞こえました。

相談者:
はい

大迫恵美子:
で、

相談者:
うん

大迫恵美子:
あなたの、お兄さんは、まあ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
お母さんから、お金を、もらって、車を買ってるかもしれませんけど、

相談者:
・・うん

相談者:
直接、あなたのお兄さんが、あなたか、あなたのご主人と、返済約束をしてお金を、受け取っているということはなさそうですよね?

相談者:
あのう、母親に、貸したからね?

大迫恵美子:
ええ

相談者:
母親の財産を全部受け継いだ、

大迫恵美子:
(ため息)ちょっと・・

相談者:
兄が払うん・・

大迫恵美子:
それはねえ、

相談者:
ではないんですか?

大迫恵美子:
お兄さんが、負債を、全部受け継ぐわけじゃなくてね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
負債というのは、

相談者:
・・うん

大迫恵美子:
プラスの財産をもらった人のところに、

相談者:
うん

大迫恵美子:
行くわけではなくて。

相談者:
ええ・・

大迫恵美子:
相続人の数に応じて、割れちゃうんですよ。
要するに、あなたのごきょうだは、あなたと、妹さんと、お兄さんと3人ですか?

相談者:
あい

大迫恵美子:
そうすると・・

相談者:

大迫恵美子:
1/3ずつ負債を背負ったことになっちゃうんです。

相談者:
ん・・はい、だけど、

大迫恵美子:
だから・・

相談者:
財産はもらってないっちゅうことは、負債は、兄に行くんじゃないんですか?

大迫恵美子:
そうはなってないんです。

相談者:
◆#財産、ひとつももらってない。なってないの。

大迫恵美子:
法律上は、そうなってないんです。

相談者:
・・はい

大迫恵美子:
法律上は、

相談者:
うん

大迫恵美子:
もらう事と、負債とは、別だという考え方なんです。

相談者:
はああ・・そう◆#$%□

大迫恵美子:
ただ、その、

相談者:
うん

大迫恵美子:
遺産分割協議の中でね?

相談者:
あ、ええ・・

大迫恵美子:
負債は、兄が引き受ける、みたいな、協議書を、交わしていればいいんですけど、

相談者:
うん・・もう、

大迫恵美子:
そうでないと、

相談者:
きょ・・

大迫恵美子:
自動的に、

相談者:
◆#$はい

大迫恵美子:
1/3ずつ・・負債を背負っちゃったんです。

相談者:
・・あい

大迫恵美子:
だから、あなたも、

相談者:
うん

大迫恵美子:
100万円分は、負債を背負っちゃってるのでね?

相談者:
あ、はい・・

大迫恵美子:
あなた、が、「返せ」って言える金額は、200万になっちゃったところだったんです。

相談者:
(吸って)はい

大迫恵美子:
しかも、妹さんに、100万円、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
お兄さんに、100万円、「返せ」と言える立場・・っていうことだったんです。

相談者:
・・はい

大迫恵美子:
でもそれもね?、

相談者:
うん

大迫恵美子:
もう、時効になってるのでえ、到底、無理な、話ではあったんですけどお。

相談者:
うん

大迫恵美子:
今回ね?、負債・・を、引き受けるという、ような・・まあ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
「返済します」という書類なんですけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それが、どういう意味があるのかっていうのは、

相談者:
うん

大迫恵美子:
まあ、なかなか厄介でえ。

相談者:
ええ

大迫恵美子:
お兄さんが、300万の負債をそのまま相続していたんだとすると、

相談者:
んあい

大迫恵美子:
その、相続人があ、まあ、ずいぶん立ってはいますけど、「負債があることは認めますよ」と・・言ってる時にはね?

相談者:
う、うん。

大迫恵美子:
消滅時効は、完成しないんですけど。
最初の成立時点で、

相談者:
うん

大迫恵美子:
お兄さんが300万の負債を相続したと言えるのかどうかが・・非常に、遺産分割協議をしていないようなお話だったんですけどお、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
そうすると、どういうふうになってんのかなあ?っていうのが、私、わからないとこなんです。
不動産を全部お兄さんが・・もらっちゃったっておっしゃってるのでえ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
おそらく、あなたは、何か、判子押してると思うんですよ?

相談者:
私は、記憶無いんですけど、妹は、「押した」って言ってるから、そうだと思って・・私もほら、暴力振らわれてるから、おっかなくて行ってないし、そういう話すると、暴力ふる、く、から・・言ってないから、私は記憶ないんだけど、妹がしたって言うんだから、してるんじゃないですか?

大迫恵美子:
ええ。
その、

相談者:
ええ・・

大迫恵美子:
遺産分割協議の中でね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
負債を、お兄さんが全部引き取るって書いてあればよかったんですけどお、

相談者:
うん

大迫恵美子:
書いてないとお、さっき言ったように、

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
3人で、3分割になっちゃうのでね?

相談者:
・・うん

大迫恵美子:
お兄さんに、「300万円返せ」っていう、権利が、ないんですよ。

相談者:
・・ええ。

大迫恵美子:
そうすると、子供と、奥さんがあ、「それは返済します」と言ってもね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
無い債務について、約束してることになっちゃうのでえ。

相談者:
んあい

大迫恵美子:
お兄さんに・・のお、100万円分の負債は、債務の承認があったので、

相談者:
うん

大迫恵美子:
今も、「払え」と言えるの、かも、しれないですけど。

相談者:
あい・・

大迫恵美子:
300万円について、返せとは、言えないんじゃないのかな?と思います。

相談者:
・・はい

大迫恵美子:
なにぶんその・・資料が、残ってないと、

相談者:
うん

大迫恵美子:
古いことなので。

相談者:
うん・・はい。

大迫恵美子:
はっきりとは言えませんけど。

相談者:
あん

大迫恵美子:
そういう意味で、なかなか難しい・・状況になっているように思いますよ?

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
はい

相談者:
そして弁護士さんってね?

大迫恵美子:
はい

相談者:
依頼人の話しか、聞かないんですか?

大迫恵美子:
いや、ま・・

相談者:
私、あまりにも、違う話ばっか書いてくるのでね?

大迫恵美子:
はい

相談者:
回答を求めたんです。

大迫恵美子:
はい

相談者:
あの・・46年か8年前にね?

大迫恵美子:
はい

相談者:
「そんな、お金が必要なかった」って言われてきてるんです。

大迫恵美子:
はい

相談者:
だから・・「48年前に、家を建ててるはずですよ」って言って、連絡したんです。

大迫恵美子:
はい

相談者:
そしたら・・それの返答は、なんにも来ないで、「これで終わりです」っていう、ことだけ、書いてきたんですよ。

大迫恵美子:
まず、その、

相談者:
うん

大迫恵美子:
弁護士の立場についてえ、あなたのようなお考えを、ね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
口にされる、方は、非常に多いんですけど。

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
弁護士は、依頼を受けた人の、代理人ですからね?

相談者:
ええ・・

大迫恵美子:
依頼人の、言ってることを、信用するのは、まず、第、一歩ですからね?

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
はい

相談者:
私、ハ、ヒ、ハ、ヒ、(苦笑)間違ってました。
じゃ、全然、調べてくれるんだ、と思ってました。

大迫恵美子:
そんなことはないです。

相談者:
ああ、そうですか。

大迫恵美子:
あなたは、

相談者:
・・うん

大迫恵美子:
自分の、立場を、主張するためには、やはり・・あなたの、弁護士が必要になりますけど。

相談者:
ええ・・

大迫恵美子:
ただ、この事案でえねえ、「弁護士を、おつけなさい」とは、あんまりお勧めできない・・です。というのは、

相談者:
ええ・・ええ。

大迫恵美子:
さっき言ったようにい、おそらく・・

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
最初のね、遺産分割の話がどうだったかっていうことなのでえ。(吸って) ちょっと・・断定もできづらいんですけどお。

相談者:
うん

大迫恵美子:
もしかしたら、100万円ぐらいしかお兄さんに対して、「返せ」と言えなかったのかもしれない時に、

相談者:
うん

大迫恵美子:
しかもこんな古い、債、権、について、

相談者:
うん

大迫恵美子:
回収の可能性が、どのぐらい、あるのかということも、併せて考えると、

相談者:
うん

大迫恵美子:
弁護士をつけても・・見返りはあんまり、ない、事案なのかもしれないですよねえ・・

相談者:
あ、そうですか。

大迫恵美子:
はい

相談者:
はい、わかりましたっ。

(再びパーソナリティ)

「48年前の家族間貸金の回収は相続問題に。要領得ない説明に声を荒げる大迫恵美子」への13件のフィードバック

  1. 相談者の感情が入り過ぎて 事実がよくわからなかった
    結論として 大迫さんが 最後に言われたように 仮に弁護士をつけても 見返りは ほとんど期待できない事案

  2. 「いかがでしたか?よろしいでしょうか?」
    「...はい、分かりました。」
    何も分かってはいない相談者

  3. 相続を放棄するときは、負の財産も放棄すると明言しないといけないということですか? 勉強になりました。

  4. この相談を聞いてつくづく
    兄弟にもお金を貸すのは止めておこうと思った。
    もし貸してくれと言われたら
    うちも余裕がなくて500万円貸して欲しいって今言おうと思ってたのに先に言われてしまった~とでも言って置こう。

    300万は確かに痛いけれど
    兄の子供たちからしたら48年も前のことで何度も何度も言われたら
    知らんがな!ってなるわ、確かに。
    とっくに時効も切れているのに。

    家族親戚の手前、恰好つけたいもしくは嫌われたくない
    という見栄は一番要らないという勉強になりました。

  5. 突然の「弁護士を通せ」宣言が出された経緯はいかに? それまで 当事者同士で話し合っていたようなのに なぜ相手側は弁護士を立てたのか?
    この辺りに何かあるような…

  6. まったまた…不完全燃焼…
    お金を貸す時は返ってこなくてもいい金額って、私は思う。で、悔しいのはわかりますが、48年経ってる~48年!母親もお兄さんも亡くなって、遺族にって…
    大迫先生が説明してる時、うん、うんって…はいって言ってほしかった

  7. 大迫さんの回答を待つことなく、これは返ってこないという思いしかありませんでした。親子関係・親戚関係言えども、金銭関係は他人ですから。

  8. お金が返って来る、来ないに関係なく自分が納得したいなら、息子さんと娘さんに依頼して調査してもらうのがいいでしょう。ご本人では情報が曖昧な上に感情も入っているようなので、らちが明かない。冷静に、相手方の弁護士さんや妹さんの話を聞いてもらい、署名した書類も見てもらい判断してもらうのがいいですよ。それで息子さんたちが不審に感じたら、こちらも弁護士の意見を聞いてみればいいと思います。相談だけなら30分で5000円位らしいですよ。

  9. 管理人さんの補足コメントで腑に落ちた。
    兄嫁さんは一応、相談者に300万返していなかったことに後ろめたさは感じていたのだろう。
    そして良いブレーンを見つけた。うまく入れ知恵されて、返さないで済む道をつけた。
    時効はしゃーないわ

    1. めがね小僧様
      そうか、時効でしたね。おっしゃる通りだと思います。

  10. 相談者の話、普通に理解できたよ。
    遺産分割はプラスとマイナスが別々というのは知らなかった。
    理屈の上では、財産は総取りで、負債は分割ってのもできるんだね。

  11. 母親は自分を迂回させて相談者の夫に借り入れさせたにも関わらず、返済しなかった。
    兄家族は、返す。とは口だけで実際は時効で片付けようと画策した。
    相談者に落ち度が色々あるとは言え不憫。

  12. 今時の300万円と、不動産のためにエゲツないやり口をする兄家族は、関わったらアカン奴。相談者が対抗するには弁護士をつけるしかなさそうだが、これを機に兄家族のことは忘れて残りの人生を前向きに生きた方が有益。とはいえ、要領を得ないまま300万を追い続けた相談者に前を向けというのは難しそうだし、夫を亡くしたことも含め不憫。

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