医者「性格です」投資詐欺に200万が認知でも依存症でもなく悔しくてテレ人

(回答者に交代)

和田秀樹:
あ、どうも。

相談者:
あ、もしもしい?

和田秀樹:
はい、あのう、

相談者:
よろしくお願いします。

和田秀樹:
精神科医の和田秀樹と申します。

相談者:
はい、すいません。よろしくお願いします。

和田秀樹:
ええ。まあ、気分変調障害・・

相談者:
はい

和田秀樹:
って言われるものは、

相談者:
はい

和田秀樹:
昔は、ほら・・うつ病ほどじゃな、い 、

相談者:
はい

和田秀樹:
けども。気分がちょっと落ち込んじゃって、意欲が、ない・・

相談者:
はい

和田秀樹:
みたいなね?、人お、に、

相談者:
ええ、ええ、ええ。

和田秀樹:
つける、抑鬱神経症とかって言われてたのを、今、気分変調症って呼ぶんですけども。

相談者:
はい

和田秀樹:
ただ、ちょっと思ったのは、気分変調症と言われるものの中に、たまにね?、ずうっとこう、うつっぽい・・じゃなくて、

相談者:
はい

和田秀樹:
ちょっとこう、たまに気分が大きくなっちゃう?

相談者:
あああ、はい。

和田秀樹:
つまり、いわゆる気分の波って世間が言うんだけども。

相談者:
はい

和田秀樹:
躁鬱病とかね、

相談者:
はい

和田秀樹:
まあ、正式には双極性障害って言われる病気は、

相談者:
はい

和田秀樹:
うつの時は、もう、がっちり落ち込んじゃって、何にもできなくなるんだけども。

相談者:
はい

和田秀樹:
躁状態の時は、 まあ・・躁状態って言われるようになっちゃったら、もう・・借金をしまくるとか、

相談者:
はい

和田秀樹:
月に、何百万も買い物をしちゃうとか。

相談者:
はあ、はい。

和田秀樹:
まあ、そういう、かなり、気分が大きくなるんだけど。

相談者:
あ、はい。

和田秀樹:
軽い躁状態なんかの場合だと、「ちょっと、なんか、俺、乗ってるよ、最近」とか。

相談者:
あああ・・

和田秀樹:
「今やってることって、きっとうまくいくんだ」って、思い込んじゃう?

相談者:
あっ・・はい。

和田秀樹:
みたいなとこがあってえ。

相談者:
はい

和田秀樹:
それの、まあ、軽い・・つまり気分変調症なんだけども、ちょっと気分が大きくなる時もある、みたいな、波がある人の場合ね?

相談者:
はい

和田秀樹:
そういう時期に、たまたま、投資の話とかが当たっちゃうと、

相談者:
はい、はい。

和田秀樹:
何やってもうまくいくと思っちゃうのね?

相談者:
あーはい。

和田秀樹:
うん。だから、「今、俺は乗ってるから」、

相談者:
はい

和田秀樹:
「もう、ちょっと、この、投資、話?」

相談者:
はい

和田秀樹:
「やったら、絶対儲かる」

相談者:
うん・・

和田秀樹:
みたいに、思っちゃう・・っていうことは、あり得るんですね?

相談者:
ああ、はい。

和田秀樹:
だから、その気分変調症が、いわゆる、気分変調症ってのは、原則的には躁状態にはならない・・ し、

相談者:
はい

和田秀樹:
気分が大きくなったり、しない、ものなんだけども。

相談者:
はい

和田秀樹:
あ、の、実際には、気分変調症の中に、

相談者:
はい

和田秀樹:
ものすごく軽い、まあ、ものすごく軽いでもないな、まあ軽い、ぐらいの、

相談者:
はい

和田秀樹:
躁鬱の波?

相談者:
はあ、はあ。

和田秀樹:
みたいなのが、ある人は・・いることは、確かなんですよ。

相談者:
あ、はあ、はい。

和田秀樹:
うん。だから、そういうのがまず1つ・・

相談者:
はい

和田秀樹:
あり得るかなあと思って、

相談者:
はい

和田秀樹:
聞いてたんですけどもね?

相談者:
はい

和田秀樹:
この辺りは、やっぱり、周りで見てる人でないと気がつかないことがあるのね?

相談者:
はい

和田秀樹:
つまり、躁鬱病とか、双極性障害って言われるもんだったら、躁の時の、激しい・・行動とね?

相談者:
はい

和田秀樹:
うつの時の、めっきりとした落ち込み方との差が大っきいから、

相談者:
うーーん、はあ、そうですか。

和田秀樹:
(含み笑い)周りの人間もみんな気が付くんだけど。

相談者:
はい・・

和田秀樹:
あの、この、気分変調症レベルの、ちょっとした、気分の波だった場合は、

相談者:
はい

和田秀樹:
ご家族が、気を付けておかないと、(含み笑い)ちょっと今気が大きくなってるとかあ・・

相談者:
はい

和田秀樹:
今、ものすごく元気がないとかっていうことの、差、が、

相談者:
はい

和田秀樹:
世間的に見ると、そんなにおかしな状態じゃないから。

相談者:
あーそうですね、はい。

和田秀樹:
うん。だから、家族が、ちゃんと見てないと、気がつかない。

相談者:
ふーーーん・・

和田秀樹:
ってことはあると思います。

相談者:
はああああ、はい。

和田秀樹:
それが、1つね?

相談者:
はい

和田秀樹:
それから、認知症に関しては、

相談者:
はい

和田秀樹:
まあ、さっきの・・話を聞いてる限り、

相談者:
ええ、ええ。

和田秀樹:
絶対に認知症でない、というわけではないんだけども。

相談者:
ええ

和田秀樹:
ま、おそらくは、それは、ほぼ、ない。

相談者:
あはあああ、はい。

和田秀樹:
ただ、ただなんですけどお。

相談者:
はい

和田秀樹:
ちょっと話を聞いてると、

相談者:
ええ

和田秀樹:
60代・・ですよね?

相談者:
はい、そうです、はい。

和田秀樹:
すとね、60代ってなってくると、

相談者:
ええ

和田秀樹:
脳の中で、

相談者:
はい

和田秀樹:
前頭葉、と言われるね?

相談者:
はい

和田秀樹:
ものを考えたりさ、

相談者:
はい

和田秀樹:
意欲を出したり、

相談者:
ええ

和田秀樹:
感情のコントロールをしたりさ。

相談者:
はい

和田秀樹:
する、人間性を司る、

相談者:
あああ・・

和田秀樹:
場所があるんだけども。

相談者:
はい

和田秀樹:
その、前頭葉という場所が、

相談者:
はい

和田秀樹:
やっぱり、50代、60代でだんだん縮んできたりするのね?

相談者:
はい

和田秀樹:
そうすると、判断力が、悪くなるとかね?

相談者:
ふーん、はい。

和田秀樹:
あと、感情のコントロールが悪くなるとかさ。

相談者:
ふ、ん・・

和田秀樹:
そういうことがあって。

相談者:
はい

和田秀樹:
前と比べて怒りっぽくなっていることとかね?

相談者:
はい

和田秀樹:
それとか、やっぱり今回の件も、はっきり言えば、判断力が、若い頃と比べて落ちてる可能性はあるので。

相談者:
ふん、うんうん、はい。

和田秀樹:
騙されやすくなってる、

相談者:
ええ、ええ。

和田秀樹:
っていう可能性があるのね?

相談者:
はい

和田秀樹:
だから、認知症ではないけども、だんだん脳が衰えてきている?

相談者:
はい

和田秀樹:
で、残念なことに、脳が衰えているのを放っておくと、認知症になる人もいるから。

相談者:
はい

和田秀樹:
そういう意味では、まず2つ、やっぱ、大事なことがあって。

相談者:
はい

和田秀樹:
1つは、判断力が衰えているんだから、

相談者:
はい

和田秀樹:
そんなに、自由にお金を使わせないとかさ。

相談者:
はい

和田秀樹:
やっぱり、周りがチェックすると。

相談者:
はい

和田秀樹:
で、奥様だけでやると、結構その・・このご主人が、まあ、感情のコントロールも悪くなってるみたいだから、

相談者:
はい

和田秀樹:
あの、激情しちゃったり、余計、

相談者:
ええ・・

和田秀樹:
まあ、逆効果になることがあるから。 息子さんとか娘さんと、ちゃんと組んでさあ、

相談者:
はい。
うん・・

和田秀樹:
「協力してね」っていう体制を、

相談者:
ああ、ああ・・

和田秀樹:
組める・・と、いいと思いますよ?

相談者:
はい、わかりました。はい。

和田秀樹:
ね。だから、そういう形でね?

相談者:
はい

和田秀樹:
ま、認知症、まではいかないけど、ちょっと脳の老化も始まってるみたいだし、

相談者:
あっ、はい。

和田秀樹:
ひょっとしたら気分変調症で、たまあに、気が大きくなる時があんのかも しれないし。

相談者:
はい

和田秀樹:
ちょっと、ご家族、の、協力を得ながらね、

相談者:
はい

和田秀樹:
きちんと、やっぱ、チェックをした方が、いいと思いますよ?

相談者:
あっ、はい、わかりました。

(再びパーソナリティ)

「医者「性格です」投資詐欺に200万が認知でも依存症でもなく悔しくてテレ人」への7件のフィードバック

  1. 68歳 ギャンブルやらない人が投資と思い込み、のめり込む。
    あるあるですね。

    昨日のニュースでも経営者から投資を募り数十億をだまし取った。
    というのがありました。
    経営者でも投資詐欺にはあってしまいます。
    20年前にも騙されたので、認知症では無くもともと判断能力、理解力が低いのでしょう。
    防止は難しいですね。夫婦お二人共に投資経験は皆無のようですね。
    経験の無い人が定年で大金を手にして投資で大きな穴を開ける。というのもよくある事です。
    ローン200万円ということはまともに貯蓄も無い事が想像できます。

    認知症以前に金融リテラシーが皆無です。
    息子さん娘さんと協力して説得、と、家族で投資というものの勉強も必要ですね。

    ちなみに、4カ月で200万ですか・・・と妙憂さんはいいますが、
    私は4カ月で持ち株評価損失が200万になることはざらにあります。
    もちろん借金はしていませんけどね。
    素人が借金してローン金利以上に儲ける事はまず不可能です。

  2. いっそ認知症ですね!と言ってもらえた方が
    相談者さんの気持ちが晴れたのだろうけど・・・。
    旦那は趣味でお金をあっちにやったりこっちにやったりしているのだから
    相談者さんも遠慮することなく好き放題やったらいいと思う!
    まだ若いのだし(人手不足の昨今、高齢者さんでも来て欲しい所は沢山あると思う)パートなどして自分のへそくりを増やしましょう。

  3. これは玉置さんと和田さんの言うことを聞いて対処して欲しいですが、とはいえ、特殊詐欺は誰でも被害に遭うリスクがあるだけに気を付けます。

  4. 玉置さんの声がなかなか良くなりませんね。調子が悪かった時にまとめて収録したのでしょうか。

  5. これ和田医師が回答してるように双極性障害の典型的なケースですね。精神科医に診てもらったほうがいいでしょう

  6. 昔読んだ「どくとるマンボウ」に似たような話があった
    映画だか劇場だかを作るって一人で盛り上がって、株だか投資だかにお金をつぎ込んで、大損して我に返る、を繰り返す話
    で、作者の北杜夫先生は躁うつ持ちを公言しておられた
    和田秀樹先生もほのめかしておられたけど、ひょっとしたらこの相談者旦那にも、その要素があるのかもしれない
    若い頃に同じことがあったようで、年のせいばかりでもなさそうだし

    どちらにしても、自分で止められないなら周りが止めるしかない
    結論はどのみち「相談者=奥様が見張れ」になる
    北杜夫先生は損した分を取り返すためにさらに本を書いたそうだけど、そんなことができるのは限られた人だけだ
    何より、ネット経由でやってりゃ、住所も名前も何もかも筒抜けだし、金があると思われたら、リアルに強盗に狙われる危険性も増す
    なかなかしんどいけど、相談者には踏ん張っていただきたい

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