
女「お婆ちゃん本音言って!」婆「本音本音‥」女「そんな‥私背負えない」
(回答者に交代)
樺沢紫苑:
精神科医の樺沢紫苑です。
相談者:
よろしくお願いいたしまあす。
樺沢紫苑:
はい、よろしくお願いしまあす。
相談者:
はい、はい。
樺沢紫苑:
何点か、ちょっと、質問したいことが、あるんですがあ。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
おばあちゃんとは、どのぐらいのペースで、今までそのう・・お父さんが、その、入院する、前の話ですけどお。
お会いしてたんですか?
相談者:
18歳の時までは、同居していてえ。
私の大学入学と同時に、ま、別居しましてえ。
2年に1回ぐらいのペースですかねえ、会ったのは・・はい。
樺沢紫苑:
一緒に、お父さんも、一緒に、同居されてたってこと?、そしたら。
相談者:
そうですね、はい。
樺沢紫苑:
それと、祖父の方も一緒に、ってこと?
相談者:
いや、祖父はあ・・母方の方の、実家にいて。
樺沢紫苑:
うん
相談者:
で・・母方の祖母と、父とお、
樺沢紫苑:
あ、なるほどなる◆#じゃ、じゃあ、祖母の、方が、結構
・・あなたが学生の頃とか、お母さん代わりのように、いろいろ・・されて、くれたっていうことですか?
相談者:
そうです。
樺沢紫苑:
あー、そういうことですね?、なるほどね。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
ふううん・・
(吸って)ま、そういうこともあって、じゃあ、お母さん・・が、まあ、亡くなった後もいろいろと・・祖母の方が、お世話してくださったということがあって、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
まあ、今、そういう・・本音を聞きたいなという気持ちになってるっていうことですね?
相談者:
まあ、そう・・ですね、はい。
樺沢紫苑:
ふうーん・・
で、あなたから見て、祖母の方っていうのは・・
相談者:
はい
樺沢紫苑:
どういう心理状態と思います?
寂しいとかあ、
相談者:
ううん・・
樺沢紫苑:
孤独なのかあ。
相談者:
うん・・
自分の気持ちに正直・・自分で理解してない状態だと思っててえ、祖母は。
樺沢紫苑:
うん・・うん・・
相談者:
やっぱり、あのう、ずっと我慢、を・・若い頃から、自分に強いてきた人ですしい。
樺沢紫苑:
うーん
相談者:
その、傷を、見て見ぬふりしてえ、なんか、私を世話したりとかあ、虚栄心みたいなもので、カバーしているような、状態だと思います、祖母は、はい。
樺沢紫苑:
なるほど。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
まあ、それも・・祖母の方もいろいろ、先ほども、ちょっと、お話にもありましたけど、まあ、
相談者:
うん・・
樺沢紫苑:
結構大変な、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
体験を、ずっとされてきて。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
まあ、そういうふうに、我慢したり・・
相談者:
ううん・・
樺沢紫苑:
なんとか、こう、やり過ごすような、ことで・・乗り越えてこられたと、いうことですよねえ。
相談者:
はい、そうですね、うん・・
樺沢紫苑:
うんん。
ええっとねえ、私が、先ほどのあなたの話を見て、すごくいいなあ、というふうに思ったのはあ、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
「本音を言ってほしい」という、こと、なんですけどもお。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
これちょっと、心理学で言うと、言語化って言うんですけども。
相談者:
うんうん
相談者:
その人が思っている、辛いとか苦しいとか、あるいはそういう・・理由とか原因とか、あと・・そういった体験、まあ、なかなか、人に言えないことを、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
言葉として表現する。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
言葉として言い表すことを、言語化って言うんですね?
相談者:
はい
樺沢紫苑:
で、言語化っていうのを、することでえ、スッキリするんですよ。
相談者:
うんうん・・
樺沢紫苑:
なぜならば、今まで言えないで悩んだり、辛かったり、苦しかったりして、一人で、悩んでいたから。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
言葉にすることで、相手に伝わる。他の人に伝わる。
相談者:
うんん・・
樺沢紫苑:
だから、今、あなたも、私に、いろいろなことを相談されてますけど、それによって、何かスッキリした感じっていうのがあると思うんですけど、それも、言語化の効果ね?
相談者:
はい
樺沢紫苑:
なのでえ、あなたが、そのう・・祖母とお話をして、それが本音かどうかっていうのは別としても、いろいろなお話を聞いて、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
言葉を引き出していくっていうことは、すごく意味があることなんですねえ。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
あともう一つ・・その、「本音を言ってほしい」という、のが、まあ・・今日のテーマなのかもしれませんけども。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
人間っていうのは、なかなかね、この、本音を言語化するっていうのは、
相談者:
うーん・・
樺沢紫苑:
非常、に、難しいです、これは。
相談者:
はい、はい、うんうん。
樺沢紫苑:
ええ、私も精神科医なのでえ、心理カウンセリングとかをするんですけどもお、半年ぐらいかけて・・本音言ってくれる人って、いないですよね(含み笑い)ヘッヘヘヘ(苦笑)
相談者:
うーん、あ、う、でも、そう・・ですよねえ(含み笑い)。うん・・
樺沢紫苑:
(含み笑い)でえ、でも、1年とか2年とかやってるとお、
相談者:
うん・・
樺沢紫苑:
ようやく・・心が、溶けて、少し、そういうのも・・まあ、出てくる、場合もあるし。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
なかなか出てこない場合もあるんですねえ。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
だから、その、本音を語るっていうのはあ、すごく・・難しいことであり。簡、単、ではないし、時間もかかるんですね。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
でえ、プロの、そういうカウンセラーがやっても、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
結構な時間がかかるのでえ、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
本音を、言語化するっていうのは、すごく難しいです。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
だけど、例えば、まあ、あなたが・・祖母とお話をしていて。
いろんなことはでも、言ってくれる・・話してくれるわけでしょ?、本音ではないのかもしれないけどもね?
相談者:
はい、
樺沢紫苑:
ううん
相談者:
そうです。うん・・
樺沢紫苑:
だから、本音を話せない・・祖母の方のお、心境っていうのを、
理解して共感することはできると思うんですよ。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
うん、だからあ・・本音を、本当は話、せない・・今までずーっと我慢したり、こう、ある種、
相談者:
うん・・
樺沢紫苑:
心理学で言うと、抑圧って言いますけども。
相談者:
はい、うん・・
樺沢紫苑:
この、箱の中に、この、自分の本心とか本音を、閉じ込めるようにして、ギューッとこう・・押し殺しながら、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
かろうじて、その・・祖父の方とか、他のきょうだいの方とかと
、いろんなね、まあいじめや・・パワハラ的なもの、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
暴力的なものを我慢しながら、ずーっと、こう、押し込められてきた。
相談者:
(鼻をすって)
樺沢紫苑:
本音を言えないように・・ギュウギュウしめに、されて、きた
っていうところは、もうあなたも、理解して・・るわけですよね?
相談者:
はい
樺沢紫苑:
だからあ、「その気持ち分かるよ」っていう◆#なことを言ってあげるとすごく・・
相談者:
はい
樺沢紫苑:
祖母の方もホッとするんじゃないかなあというふうに思いますね。
相談者:
ああ・・それに近いことを、多分、言ってる、ような気はします。
樺沢紫苑:
言ってます?、例えば?
相談者:
はい。
なんか、結構、祖母があのう・・「私い・・のことを、分かってくれるのは、(含み笑い)あなたくらい」みたい、なんか、私に言うんですけどお。
樺沢紫苑:
うん
相談者:
うん・・なんか、「みんな、あんまり・・私のことを求めてないみたい」なようなことを言うんですけど。
樺沢紫苑:
うん・・
相談者:
「そんなことはないよ」(含み笑い)みたいな、ことは、言ってますかね、はい。
樺沢紫苑:
あー、それは、すごく素晴らしい、いい、
相談者:
あ・・
樺沢紫苑:
声かけだと思いますねえ、うん・・
相談者:
はい
樺沢紫苑:
でえ、この、相手の本音を引き出す方法っていうのを、ちょっと、心理学的にお伝えしますけどもお。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
この、自己開示の法則っていうのがあるんですね?
心理学で、非常に有名な法則なんですけども。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
でえ、自分の、そういう・・本音とか、心の底とか、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
他の人に言い難い気持ちなんかを、打ち明けるっていうことが、自己開示って言うんですね?
相談者:
はい
樺沢紫苑:
なのでえ、あなたが、祖母のことをどう思っているのか、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
どう思っていたのか?、これからどうしてほしいのかっていう気持ちを、正直に打ち明ける。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
これが、自己開示ってことになりますね?
相談者:
はい、うん、ズ(鼻をすって)
樺沢紫苑:
でこの、自己開示っていうのは返報性っていうのがあって。
こちらが自己開示をすると、相手も、「あ、そこまで私のこと心配してくれてるんだ、この人はいい人だ」、
相談者:
うん
樺沢紫苑:
「この人は信頼できる人だ」と思うので、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
その、自己開示してくれた相手に対しても、自己開示をしたくなるんですね?
相談者:
はい
樺沢紫苑:
だから、こっちが黙ってるのに、相手が、一方的に自己開示をするということは、絶対なくて。
相談者:
うん・・
樺沢紫苑:
いろんなことを、話したり、関係性が深まる中で、「じゃあこの人だったら、この気持ちを伝えてもいいかな」っていうことで、ポロッとこう・・
相談者:
はい
樺沢紫苑:
先ほどあなたの言葉での、本音ってことになってくるんだけど、
相談者:
はい
樺沢紫苑:
そういうのが・・出てくる可能性が、ありますよねえ。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
うん・・
なので、あなたのそういう、祖母に対する、そのう、思いとか、愛情とか・・そういったことを正直にね、言葉にして、お伝えするっていうことが、結果として、どこかのタイミングでそういう、本音を引き出すかもしれないし。
相談者:
はい
樺沢紫苑:
ま、それを言えない、祖母の、その、苦しい心理、上も、
相談者:
うん・・
樺沢紫苑:
理解してあげてほしいなあと、思いますね。
相談者:
わかりました、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
シオンの話より、アドラーの心理学の方がはるかに説得力がある。
人間の悩みのすべては対人関係の悩みである」と説いたアドラーは、人間関係を円滑にするためには、他人の課題と自分の課題を分離する必要性を強調した。
おじいちゃんから新品の掃除機もらったら買取店に売って小遣いの足しにすればよかったのに。それに、おばあちゃんの過去のことなんか心配してもしょうがないじゃないか。自分ファーストになろうよ
他コメントでは「優しい孫」と称賛されてるけど、個人的にはヤングケアラーと思った。あるいは共依存症。
悲劇は美化しても悲劇。
24歳の孫の日常の世話は要らないと思うがそれでも来ちゃう84歳祖母は、孫の世話は建前で淋しいから来てるんだろうなぁ。
うちの祖母も何かにつけ手伝いのつもりで滞在してました。相談者さんのお婆ちゃんとはタイプが違うけど家中掃除してくれるのは有り難いもののガッサガッサ煩い。こんな時間にやらんでいいやろと言う時に掃除機を掛けたりゴミの日の3日前からゴミないかゴミないかと言うので孫である私たちは「煩い!」と遠慮なしにやり返していたのは今では笑える思い出。
話がそれましたが祖母は自分の存在価値を求めてる。加藤先生は自分の人生をイキイキさせるために他人を巻き込むなと言うけど、84年ずっとこれできたお婆ちゃんには今更無理だろうと思われます。
これこらも高価なもの買ってきたらキレまくって遠慮なくやり合ったら良いと思います。
あとお婆ちゃんは本音が無いのが本音かも。なんにせよ84年生きてきた人の人生訓が24歳に分かるわけ無いのだ。
お婆さんは、心配させまいとして、
母親代わりに相談者さんの面倒を
見てるのだと思います。
お婆さんに「あの子はもう大丈夫だな」
と思えるような人生を、歩んでもらえたらと思います。
24才相談者を産後鬱の母親に代わって母親代わりで育ててくれた84才の祖母。
昭和の亭主関白の87才の祖父、舅、姑、小姑に仕え、我慢の人生を歩んできた祖母の愚痴を聞いてあげることは、育ててもらった祖母への何よりの恩返しですよ。
相談者は傾聴、共感、受容の精神ができているので、きっと、相談者にも幸せが返ってきます。
良い孫ですね
優しい
婆ちゃん虐める爺とその周辺には、こんな優しい人間関係は無いだろう
婆ちゃんの切ない本音を受け止めるのには若すぎるし、時代も変わっている
うん、聞いてあげる これにつきるね
で、あ〜、めんどーって思ったら、お小遣いしこたま貰って遊んでおいで
形はどうであれ、父親と祖父母の来るべき介護のことをしっかり考えてあげて欲しいなあと思います。
ご相談者さんの健康にも配慮しながらでいいので、多少でもいい思い出を作っていったらでしょうか。
自分の娘が自死の末、孫を残して亡くなれば
祖母は相談者が一番守らなければならない存在になってしまったのでしょうね
孫が心配なのに、実質は自分の愚痴が言える相手
になってしまっているのですね
おばあちゃんには“本心”なんてありません
本心・本音が何なのかも、もう自分ではわからないのです
探る必要はありません
おばあちゃんは大切だけど相談者がヤングケアラーになる必要はありません
話を聴いてあげて共感してあげることはとても大切です
・・・が、高齢になった祖母は何度も同じ話、同じ愚痴を繰り返すでしょう
毎回もともに聴いていたら相談者が病んでしまいます
聴き流して、この話しが出たらこの相槌を打とう、と決めておいて機械的に反応することも大切です
ご自分を大切にしてください
祖父のモラハラが酷い、とはいえ別れないのは祖母が選んだ道
「私は大丈夫だから」と実家へ追い返しちゃって
あとは、時々祖母の家を訪問してお話しを聴いてあげればオッケー
長居は無用、時間は決めて切り上げるように
優しい孫がいて祖母は幸せだと思った。
相談者の女性は子供の時から辛い目にあっているのにグレたりせず、祖母の気持ちを分析したり理解しようと努めているのに感心する。
でも無理だと思ったら精神科医に祖母を連れて行って相談してほしい。
ひとりで背負いすぎる必要はないのだから。
わたしの次男が24歳。母が86歳。
息子はばーちゃんなんかに興味なし。頼めば なんでも手伝ってくれると思うけど、自ら関わろうとはしない。わたしも頼まない。それでいいと思っています。老人介護なんて辛気臭いことなんかしなくていい。仕事に遊びに青春を謳歌して欲しい。わたしもそうしたから。で、現在、順番が回ってきたので 母の介護をしている次第です。
ところが、相談者さんは一世代飛ばして 早くに介護というか 老人と関わらなくてはならなくなったわけで、大変だろうなあ…と相談を聞いていました。還暦過ぎて、もうすぐ前期高齢者のわたしでもめげそうになりますもん。
相談者さん。あんたは偉い。
20代の相談者の気持ちはとてもわかるんだけど、おばあちゃんの世代は亭主関白や姑、小姑の干渉が当たり前の時代。
それを、近頃の概念でモラハラとしたって無意味だし、80代のおばあちゃんにとっては、今になって、あなたの生き方は間違っていたと指摘するほうが酷だと思う。
自分より、子や孫にお金を使うのが、たぶん気持ちいいんですよ、おばあちゃんは。
三石先生も言っていたけど、80代の人には何でも好きにやらせてあげましょう。
まるで我が母親の半生を聞いているようでした。この世代の女性あるあるなのでしょうか。モラハラ夫に献身的に仕え、人の世話をすることで自分の存在価値を感じる。。。
相談者さんのおばあ様は まだ相談者さんの世話をするというミッションがあるので 自分が保てていると思います。ですから、相談者さんにできることは 本心では鬱陶しくても「おばあちゃん、頼りにしてます。」と態度と言葉で示してあげることだと思います。
余裕のある時は愚痴にもつきあってあげて。余裕のある時だけね。
追伸。いらん贈り物はわたしも辟易しましたwww
幼少期から大変な環境で寂しい思いもしてきたであろうと想像に難くないのに、聡明で思いやりのある相談者さんですね。
相談者さんはまだ若いので、ご本人が幸せで楽しく毎日を過ごしている姿を見せて、おばあちゃんの愚痴も振り回されない程度に聞いてあげられる丁度いい距離感みたいなものが見つかればいいですね。この相談者さんには幸せになってもらいたいなと思いました。