ロマンス詐欺から大都会の弁護士へ。コンベヤに乗った息子という名のご本人w

(回答者に交代)

坂井眞:
よろしくお願いします。

相談者:
あ、すいません、よろしくお願いしますー。

坂井眞:
長男さんは、

相談者:
あ、はい。

坂井眞:
50歳ということなんだけど。今、お仕事は?

相談者:
あ、仕事はあ・・ちゃんとした、会社勤めで・・

坂井眞:
あ、

相談者:
真面目に・・勤めています。

坂井眞:
結婚とかは、されてないのね?

相談者:
(吸って)結婚・・しとったけど、もう・・2年前に、離婚したんですよ。

坂井眞:
あーあ、そうですか。

相談者:
あ、はい。

坂井眞:
お子さんは?

相談者:
子供、2、人、おります。

坂井眞:
だけど、それは、別れた奥さんの方にいるのかな?

相談者:
はい

坂井眞:
養育費とか払ってるのかな?

相談者:
あ、払ってます。

坂井眞:
なるほどね?
そうすると、お金、大事だよね?

相談者:
そうです。

坂井眞:
うん。
そういう前提で、お聞きしますが。
(鼻すって)私も弁護士だから・・弁護士、頼むときに、どうするべきかってのは、よくわかるんですが。

相談者:
あ、はい。

坂井眞:
「大都市、にある、事務所」っておっしゃってたけど。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
それは?・・例えば、ネットで調べたとか。
その辺は、何もわかんないのね?、お、お父さんとしては。

相談者:
そうです、あのう・・ちょっとあのう、確認、すいません。
取れえ・・なかったんですよお。

坂井眞:
そうですか。
で、ご長男は、この事務所に、行ったことはあるんですか?

相談者:
いや、距離も・・離れとるから、全然・・

坂井眞:
そうすると、さっきの話だと、えーと、3万9000円の6回だっけ?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
それは、どうして、そういう話が・・わかったの?
電話、ですか?

相談者:
いや・・う、すいません。ちょっとそこもお・・◆#$

坂井眞:
あ、わからない?

相談者:
はい・・

坂井眞:
じゃああなたが知ってるのは、大都市の事務所の・・お金を6回払えば3万9000円・・

相談者:
はい

坂井眞:
利足がなくなる、らしい、ということを、ご長男から聞いたという、これだけですね?

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
で、まず、一つはねえ?

相談者:
はい

坂井眞:
もちろん電話での相談・・は、あってもいいことなんだから、いいんだけ、れ、ど、も。

相談者:
は、い・・

坂井眞:
まずちゃんと・・本当に、弁護士と話したかどうか・・電話だけじゃ分かんないもんね?(含み笑い)

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
法律事務所、に電話をして、「〇〇法律事務所です」って出て、そこで「弁護士の〇〇です」って人が出てきて、じゃあ電話相談受けましょうと。

相談者:
は、はあ、はい

坂井眞:
で、そういう法律相談は、原則、弁護士しかできないので。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
金額によったら、司法書士さんで受けられる、部分もあるけれども。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
ちゃんと弁護士と話したのかどうかも、私としては心配なんですね?

相談者:
あーあ、はいはいはい。

坂井眞:
で・・もう一つ。
本当に弁護士と話したとして、ここから先が大事だから、よく聞いてくださいね?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
お金を借りているのは、A社じゃないですか?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
で・・電、話で、話したと、仮にしましょうね?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
ええ、会ってないから、電話だろうと、思うしかないんだけど。

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
で・・そこの、法律事務所、ないしは、弁護士が・・「3万9千円を6回払うと、利息はつきませんよ」っていう話ですよね?、今の話だと。

相談者:
そうですねえ。はい。

坂井眞:
だけど、借りたのは、A社でしょ?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
A社と関係ない弁護士にお金払うと、なんで利息がなくなるんですか?っていう話なんですよ。

相談者:
・・あーあー・・はい。

坂井眞:
例えば、あなたが、Xさんから、お金を借りました。

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
利息を払う、約束がありました。

相談者:
はい

坂井眞:
でも、払えなくなりました。

相談者:
はい

坂井眞:
困ったから、Y弁護士に相談をしました。

相談者:
はい

坂井眞:
とするじゃないですか?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
で、XさんとYさんは、全然関係ないんだよ?

相談者:
・・あー、はいはい。

坂井眞:
で、Yさんに・・「お金を毎月6回払うと、Xさんから借りた、借金の利息がなくなります」っていうことは・・ありえないでしょ

相談者:
はあー、はあーはあはあ・・

坂井眞:
わかる?

相談者:
ああ、わかります。

坂井眞:
だって、借りたのはXさんで。Yに金払ったからって・・Xさんに、払うべき利息がなくなるなんて、ありえないよね?

相談者:
はあはあはあはあ・・

坂井眞:
それ、わかりますよね?

相談者:
ああ、わかります。

坂井眞:
私が言いたいのは、「3万9千円を6回払うと、A社の、利息が、自動的になくなります」なんてことは、ありえないですってことが言いたいの。

相談者:
ああ、わかりましたあ・・はい。

坂井眞:
そういう、とてつもなくおかしな話なんですよ。
3万9000を6回払うと、全然関係ない会社から借りたお金の利息がなくなるって、ありえないじゃないですか?

相談者:
・・ほおん・・

坂井眞:
で、例えば、そういう時に弁護士に相談をして、弁護士が「分かりました。じゃあ私が交、渉、してみましょう」と・・

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
いう仕事を、お受けすることはあるわけですよ。

相談者:
・・はああー・・

坂井眞:
で、そうすると、それは・・お金を6回払ったら、自動的に、利息がなくなるんじゃなくて。弁護士が、動くんだから、費用を払ってくださいねって言って、まあ、着資金とか、もらうわけですよ。

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
で、うまく、減額できたら、成功報酬も・・払ってくださいねっていう、契約をします。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
で、委任状をもらって、金を貸した業者さんと交渉をして。
例えば、「払えなくなったから、スケジュールを変えてください」とか。
「これは、利息制限法違反だから、金額は取りすぎでしょ?、返してください」とか、そういう話をして、交渉した結果・・

相談者:
・・はあ。

坂井眞:
利息が、法律の限度内になるとかね?

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
それから・・返すスケジュールが楽になるとか。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
いうことは、あるんだけど。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
合、法、な、範囲。
要するに、法律で許された範囲の利息が、ゼロになるなんていうのは、おかしいじゃないですか。

相談者:
あー、はい。

坂井眞:
それは、破産手続きとかいって、

相談者:
はい

坂井眞:
「もう払えないから・・免責だ」って。まあ、免責って難しいけど、そういう決定が出た時に、返す義務がなくなるってことはあるけど。弁護士に金を払ったら利息がつかなくなるなんてことは・・ありえない、のでえ。

相談者:
あ、分かりました。
う、先生ね、

坂井眞:
うん

相談者:
あと1件、確認したいんですけども。
その、あのう、債務・・がね?

坂井眞:
はい

相談者:
A社の、サラ金・・業者にあるんかあ、大都市の、弁護士事務所にあるんか・・どっちにい、あるんですかねえ?

坂井眞:
いや、借りたのは、A社だから。

相談者:
・・ああ、はい。

坂井眞:
弁護士事務所に対する債務が、あるわけないですよね?

相談者:
あーあー・・わかりましたあ・・

坂井眞:
返さなきゃいけないのは、A社から借りた、「150」っておっしゃったよね?、大体。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
これまで返したのの、残りが、あるから、それは返さなきゃいけない。

相談者:
ああ、ああ・・

坂井眞:
で、そこの利息があ・・「14.8%」っておっしゃったけれども、

相談者:
あ、はい

坂井眞:
本当にそうなのか?
もっと・・数字が大きければ、利息制限法違反で、返しすぎていたら、元本も減ったことになりますよ?とか、そういう話になるんで。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
ちょっと余計なこと言いましたけど。

相談者:
いえいえ

坂井眞:
どちらにしても、借りたのは、Aだから。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
A社に、対する、債務。借金・・ということで、

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
弁護士事務所にその・・借金が、移ってくるっていうことは、ないです。

相談者:
ああ・・わかりました。

坂井眞:
で、「詐欺グループの一員でないか?」っていうことを、チラッとおっしゃってましたよね?

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
弁護士を、語っている、かも、しれない。

相談者:
・・ああ、はい。

坂井眞:
まあ、そもそも、話がおかしいから、怪しいんだけどお。

相談者:
はい・・

坂井眞:
そういうことは実際に、あるので。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
さっき田中先生もおっしゃってたけれども、「A社から紹介された・・なんてことはないですよね?」っていうのは、そういう話なんですよ。

相談者:
・・はあはあ・・

坂井眞:
借金をして返せなくなった人に、「弁護士・・を紹介する」といって、また、弁護士じゃないところを紹介して、金を、また3万9000円ずつ・・巻き上げるって言うと言葉は悪いけど。

相談者:
あー、はいはい、わかります。

坂井眞:
なあんてことも・・無くはな無いからあ。

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
で、元々が、なんか、そのう・・さっきお話伺ってたら、

相談者:
はい

坂井眞:
変な投資話に、ロマンス詐欺が・・絡んだような、ちょっと、わけわかんない話だったけれども。

相談者:
はあ、はい。

坂井眞:
怪しい話じゃないですか。

相談者:
・・そうです。

坂井眞:
で、そうすると、どうも、犯罪の匂いも、するのでえ。

相談者:
はい

坂井眞:
詐欺だとしたら、これ、犯罪だからね?

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
犯罪は、警察に相談しなきゃいけないです。

相談者:
あ、わかりました。うん、子供にい、

相談者:
で、そしたらあ、

相談者:
うん

坂井眞:
騙されたら、返してもらわなきゃいけないでしょ?

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
で・・あと、あのう・・どの県、でも、

相談者:
はい

坂井眞:
弁護士会が、ありますから。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
弁護士会にそういう相談窓口が、あります。

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
今、そういう被害が増えているから。

相談者:
・・

坂井眞:
だからあ、

相談者:
ああ、はい。

坂井眞:
まず、「39,000円6回払うと、利足がつかなくなる」という、わけのわからない、ありえない話なんか・・

相談者:
ああ・・

坂井眞:
に、関わっているよりも。

相談者:
◆#s

坂井眞:
どうも詐欺のようだったら、弁護士会に相談するなり、

相談者:
はい

坂井眞:
本当に詐欺で・・だな?と思ったら、警察に相談するようにしてください。

相談者:
あ、わかりました。

坂井眞:
うん。

(再びパーソナリティ)

「ロマンス詐欺から大都会の弁護士へ。コンベヤに乗った息子という名のご本人w」への3件のフィードバック

  1. 2年前に離婚してロマンス詐欺にのめり込み、借金をこさえた息子。
    いつまでもお父さんに、心配をかけていてはいけない50歳。

  2. 新聞にこういう記事、毎日載ってますよ。
    こういう時こそ、警察へ行きましょう!

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