「関係ねえよ」って言う長男の本心。頼りすぎた63歳の母
テレフォン人生相談 2015年12月31日 木曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 森田浩一郎(医学博士)
相談者: 女63歳 一人暮らし 夫は8年前に他界 息子二人は家庭持ち 長男36,7歳 次男35歳
今日の一言: 関係ねえよ、と言う人は関わりたがっている人です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし。
加藤諦三:
はい、はい、テレホン人生相談です。
相談者:
こんにちは、宜しくおねがいいたします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢を教えて下さい。
相談者:
はい、63歳。
加藤諦三:
63歳、結婚してます。?
相談者:
はい。
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
主人はもう8年前に他界いたしました。
加藤諦三:
あ、そうですか、
相談者:
はい。
加藤諦三:
あ、そうですか、そうすっと今はお一人で暮らしてますか?
相談者:
はい、わたくし一人で御座います。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
ええ、二人おりますう。
加藤諦三:
何歳ですかあ?
相談者:
長男の方があ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
も、30…6、7になりますね。
で、次男の方が35歳。
加藤諦三:
で、もう、あの、貴方とは別に暮らしてる訳ですね?
相談者:
いや、長男達はもう結婚しておりますし、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
次男もあの、結婚して、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
家庭を持っております。
加藤諦三:
ですから貴方とは別に暮らしてる…。
相談者:
あ、別です。
加藤諦三:
はい、はい、分かりました。
相談者:
はい、はい。
加藤諦三:
それで、どんな相談ですかあ?
相談者:
はい、えっとですねえ、主人がもう他界する前くらいから、ちょとあの長男との折り合いが悪くなりましてえ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
もう3年くらい、からは全く音信不通になっておりますう。
加藤諦三:
はい。
相談者:
どのようにしてこれから、付き合ってって、いうかねえ、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あのお、いきたいと思ってるんですれどもお、
加藤諦三:
うん。
相談者:
なかなかわたくしからももう、ちょっと電話も入れないしい、
加藤諦三:
うん。
相談者:
そのままなってるんですねえ。
だからやっぱりそれではいけないなぁ、っていうふうに本当に思ってはいるんですけれどもお、
加藤諦三:
うん。
相談者:
なかなかやっぱりそのお、電話もこちらからもかけないしい、そういう状況になっているのでえ、
加藤諦三:
うん。
相談者:
どんな風な形で今後もっていたらいいのかなあって、思っておりますう。
加藤諦三:
ふうん、電話番号は分かってるんですねえ?
相談者:
あ、そうです、そうですう。
加藤諦三:
はい。
相談者:
はい。
加藤諦三:
折り合いが悪いというのは、別にその、お互いに連絡しあったりしない、っというだけじゃなくって
相談者:
あ、違いますねえ、
加藤諦三:
なんか、なんかこう、
相談者:
あ、はい、全然、根はもっと深くてですね、
加藤諦三:
はい。
相談者:
あのお、次男との事も絡んでおりまして、
加藤諦三:
はい。
相談者:
ま、色々すごい、色んなことが次男の方にもあったりなんかもしたもんですからあ、
加藤諦三:
はい。
相談者:
でえ、今その、次男はもう、2年前に結婚してあの、子供が男の子が一人出来たんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、三年前にい、長男の方からあの、お祝いをするっていう事で、あのお嫁さんがわざわざその自分の子供・・で連れてきた時に「まあ、ありがとう」って言ってね、で、色んな事あの、あるんだけれども、お礼をまあ、お嫁さんに言ったんですね。
加藤諦三:
はい。
相談者:
それでその時はあ、あの、ま、次男帰って来た時に「こういうふうにお兄ちゃんから、あのこういうふうにお祝いもらったわー」って、「よかったわねー」って言って、「じゃあの、自分電話入れるねー」っていうふうに、「そうねー」って、言って、
加藤諦三:
ふん。
相談者:
次男が長男の方に電話を入れたんですよ。
加藤諦三:
ふん。
相談者:
そしたらもう本当に恨み辛みの、あの事を、やっぱ次男に言ったみたいですね。
加藤諦三:
うーん。
相談者:
で、次男がね
「なんでね、こうやってお祝いもらってね、ありがとうって気持ちでいるのに、どうしてそこまで言われなきゃなんないんだろうね」って、泣いちゃったんですよねえ。
加藤諦三:
うーん。
相談者:
それで「ああーそうねー」って、「じゃあもうね、そのままにしておきなさいよ、悲しいわねー」って言って、
加藤諦三:
ふん。
相談者:
それっきりもう連絡も「自分ももう連絡取らないから」
加藤諦三:
うん。
相談者:
って次男が言うし「いいよー」って、「そのまんまにしといたらー?」っていうような事でえ、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あの全然もう、あのお、音信不通になっちゃったんですねえ。
加藤諦三:
うん。
相談者:
どうしたらいいのかなー、っと思いましてね。
加藤諦三:
うん。
例えば貴方が傷ついて、今残ってる言葉っていうのはどんなのがあるんですか?
相談者:
あ、こう話をすると、
加藤諦三:
うん。
相談者:
「別にー」
って、
加藤諦三:
あぁあぁあぁ。
相談者:
「関係ねーよ」とかってそういうふうで。
加藤諦三:
あぁ。
相談者:
こと言うんで、「貴方どうしてそういうものの言い方をするの?」って。
加藤諦三:
うん。
相談者:
何度も言いましたけど・・
「別に」
加藤諦三:
うん。
相談者:
「どうでもいい」って、そういう投げやりな言い方ですね。
加藤諦三:
はいはいはいはい。
相談者:
はあい。
加藤諦三:
分かりました要するにそうするとその、長い年月をかけて、
相談者:
はい
加藤諦三:
関係が悪くなってきたというふうに理解して良いですか?
相談者:
…そうで、いやあ、それでね、わたくしには長男がね、あの、三年前にもなりますけど、
加藤諦三:
はい。
相談者:
「俺はね、寂しい」って言うんですよ、私に。
加藤諦三:
あぁ、でしょうね。
相談者:
「帰りたくてもね、その次男がそこにいるから俺はね、帰れない」って。
加藤諦三:
うん。
相談者:
そういうものの言い方するんですね。
加藤諦三:
それはさみしいと思いますよ。
相談者:
で、私は「貴方ね、どうしてそういう事言うの?」って。
加藤諦三:
うん
相談者:
「寂しいって言うんだったら貴方からね、ちょっとね『ああ、どうも』って来れば、それで終わりなのよ」って。
加藤諦三:
うん。
相談者:
何度も言い聞かせたんですけど。
加藤諦三:
そうすっと、貴方はその「寂しいんだ」っていう言葉をどう理解しました?
相談者:
あたくしは、それで私にやっぱ結局投げかけてくるのは、、
加藤諦三:
ええ、
相談者:
「俺は寂しい」っていう事と、
加藤諦三:
ええ、
相談者:
「俺の気持ちなんて分かってない」って事を言われましたね。
加藤諦三:
ええ、でしょうね、ええ。
相談者:
「なーにを言ってんの貴方」って、
加藤諦三:
ええ。
相談者:
そう言う事を私も言いましたけれど、
加藤諦三:
うん。
相談者:
「どうしてそういう事、ものの言い方するの?」って
加藤諦三:
うん
相談者:
言いましたねー。
加藤諦三:
うん
相談者:
だけどやっぱり「俺は寂しい」って、
加藤諦三:
うん。
相談者:
「実家にも帰れない」って
加藤諦三:
ええ。
相談者:
「来ればいいじゃない?」って
加藤諦三:
うん。
相談者:
言いました。
「俺は行かれない」って言うんですよ。
加藤諦三:
ああそうでしょうねえ。
相談者:
「そんなことないわよ」って
加藤諦三:
うん。
相談者:
次男だってとってもやっぱりね、
加藤諦三:
うん。
相談者:
あの、長男のことやっぱり慕って色んな事を相談したいと思ってる子でね、
加藤諦三:
うん。
相談者:
「そのままそっとしておきなさい」って、
加藤諦三:
うん。
相談者:
いうふうに、私は伝え、そういう事しかやっぱ言えなかったですね。
加藤諦三:
うん。
だけど今こういう状態になっちゃった、
相談者:
はい。
加藤諦三:
って、出来れば長男との関係も、
相談者:
あ、そーですねー。
加藤諦三:
改善したいけど、どうしたら良いでしょうかって事ですね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
はい、分かりました、
相談者:
すいません。
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに医学博士の森田浩一郎先生がいらしてるので、
相談者:
あ、はい。
ありがとうございますう。
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)