氏、家、名士、結納、学歴、カネ、ひとり形式にこだわる花嫁28歳が抱えるコンプレックス
テレフォン人生相談 2016年6月18日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女28歳 同い年の夫と2人暮らし 半年前に入籍 数ヶ月後に挙式予定
今日の一言: 行き詰った時は逆が正しい。誇りの時は敵意です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい、28です。
加藤諦三:
28才。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えっと、ご主人何才ですか?
相談者:
同じ年です。
加藤諦三:
28才。
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
あ、いません。
加藤諦三:
いません。
今、2人で暮らしてるんですか?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、新婚なんですけれどもお、
加藤諦三:
結婚してから、どのぐらい経ったの?
相談者:
半年い、で、式を・・
加藤諦三:
半年ぐらい?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
式が数ヵ月後に控えています。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、その、家に入るというか、自分の名字を変えて?
そちらの家に入るという事に、凄く抵抗、というか、その彼の、親族への不満とかも、含めてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
それに対しての不満があるっていう感じなんですよ。
一緒に住むっていう予定はないんです。
加藤諦三:
あ、一緒に住むんではないけれども、
相談者:
ないんです、一切。はい。
加藤諦三:
自分の名前が変わると。名字が。
相談者:
名字が変わってえ・・
加藤諦三:
それで、その自分・・の、今までえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、生きて来た、その家族と違ったところにい、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の根拠が移る事が嫌だという事?
相談者:
そう、まあ、そうですね。
それで、ま、受け入れてくれるような体制だったら、こちらも・・も、良いんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう、不満があるのでえ(苦笑)
そういう態度なんだったら、もう、こっちも嫌だわ、っていう感じですね。
加藤諦三:
ん?
「そういう態度だったら、こっちも嫌だ」って、その、そういう態度ってのは、どういう態度ですか?
相談者:
えーとお、わたしは、その、長男長女の結婚なのでえ、
加藤諦三:
はいはい
相談者:
わたしい、の、家は、無くなってしまうのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
嫁いで名字が変わる事っていうのに、凄く、辛かったですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
凄い辛くて、で、結納・・の時にい、やっぱ地方なのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、きちんと?するのが礼儀というか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう感覚でいるんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
お義母さんはあ、「お金が掛かるから、無しって事で」って言い切られちゃった・・事があったんですね。
加藤諦三:
つまり、結納の時に、あなたの、
相談者:
はい
加藤諦三:
考えている結納の式ではなかったと。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、ま、両親はあ、あの、気を使ってえ、あの、「そちらの家族に合わせれば良いじゃないの」みたいな感じで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、「別にいいわよ」っていうふうに言ってくれてた、んですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしの気持ちが、ちょっと・・
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、結納の式い、が、そういう形で終わったという、
相談者:
はい・・
加藤諦三:
その他に、ま、さっき言った、「そういう態度なら、こっちも」
まあ、つまりは受け入れてくれるような気持ちがないんなら、
相談者:
はい
加藤諦三:
わたしも、入って行く気持ちはないっていう事ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、そういう態度ってのは、他にどんな事あるんですか?
相談者:
実家に、行く、たんびにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、式のお金とかも、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、わたしの地域では両親が払うような感じなんですが、「そういうのも払いたくないからね」みたいな、
加藤諦三:
あ、
相談者:
で、
加藤諦三:
あの、あれですか?
「両親が」っていうのは、その彼の方の両親ね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
家の方はもう、そういう感じじゃないのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
彼の両親、があ、そう何か、
加藤諦三:
すと、こういう事?、結納もきちんとやらない。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚式もきちんとやらない。
相談者:
はい
加藤諦三:
という意味ね?
相談者:
でー、そうですね。
で、行くたびネチネチお金の事、ずーっと言われるんですよ。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
「またお金掛かんの?出せないからね」みたいな、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
その他にどういう事があるんですか?
相談者:
あ、で、あのお・・先日う、そのお、お母さん側のお婆ちゃんのところにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
初めて、結婚の挨拶にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしと主人と、お義母さんで、行った時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、おばあちゃんが凄く良い方で、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの帰り際に、わたしに、あのお、「これから、よろしくね」っていう感じで1万円を握らせてくれたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、その時にい、まあ、その準備をしてる時にお義母さんが、
加藤諦三:
はい
相談者:
こそこそ、おばあちゃんに、あの、「あげなくて良いから」みたいな事を言ってたんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、それで、ま、握らせてくれてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、わたしは、まあ、「いや、そんなもらえないですう」とかあ、
「いや、もらってもらって」っていう感じで、こう・・やってた時にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしの耳元に来てえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
「返して下さい」って、
加藤諦三:
あ、お母さんが?
相談者:
「おばあちゃんに、返して下さい」って、一言・・小声で、
加藤諦三:
あ、「おばあちゃんに返してくれ」って、はい。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
小声で、冷たく言ったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたしはゾッとしてえ、も、◆#$、もら、「頂けません」みたいな感じでえ、ま、お婆ちゃんに返さなくちゃっていうのに、必死になって、青ざめながらやってた事があって、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それで、結局、でも、受け取ってくれなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
「主人と一緒に使わせて頂きます」って、最終的には受け取りました。
加藤諦三:
あ、最終的には受け取った訳ですね?
相談者:
受け取って、はい。
加藤諦三:
分かりました。
で、そういう事が、あって、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう、この家族は嫌だという事ですね?
相談者:
うん、そうですね。
加藤諦三:
で、もう、入籍はしてしまったけど、どうしようか?は、
相談者:
はい
加藤諦三:
困ってるっていう事ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオに、心についてのエッセイストとしてお馴染のマドモアゼル愛先生がいらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
女の親は別に達観してるわけでもなんでもなく無関心。
子供が女しか生まれなかった時点で諦められてる。
うちもほぼ同じパターンだったけど、妻は結局独身時代のままの価値観、生活様式はそのままでそこに付加する形での結婚と言うものを望んでるからうまく行かないよ。相手方を思いやる感覚が無いからね、子供が出来る前に別れるが吉。
ざっと読んで、この相談者のやってることは就職活動と一緒だなあと思った。就職の場合は労働基準法や社内規則でルールがきっちり決められている(守られるかどうかはともかく)。でも、結婚生活は夫と妻の裁量、悪く言えば「駆け引き」「騙し合い」「心理戦」がモノを言う。して、この人には「駆け引き」する度量も知恵も無かった。そりゃ、スペックだけで伴侶を選ぶくらいだから。
相手に求めるものは多くても、自分が差しだせるものは無いんじゃないかね。
なぁんでコッチが変わらなきゃならんのじゃいっ!夫婦で新しいルール決めてけば良いんだよ。旦那、何やってんだぁー。
令和の今はまた答えが変わってきそうな相談でしたね。
こんな仕打ちを受けるならわざわざ苗字変えて嫁いだ意味あるのかね?ってことが主さんは言いたいのだと思うのだけど。考えを変えるというか諦めて生活してきましょって言う風に捉えました。