玄関先で姉に急かされた捺印は遺産分割協議書?成功を知って蒸し返す女65歳
テレフォン人生相談 2016年7月2日 土曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女65歳 4人兄妹(姉、相談者、妹、末っ子の弟)
父は十数年前に他界 母は健在
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談ですう。
相談者:
あ、お世話様です。
ドリアン助川:
あ、どうも・・
相談者:
よろしくお願い致します。
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
えー、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
うーんと、兄弟でえ・・ホームを建てるという事に協力したんですがあ、
ドリアン助川:
ホーム?
相談者:
その際・・
老人ホーム。
ドリアン助川:
はい
相談者:
姉がですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
まあ、嫁いだんですがあ、もう実家は、あのお、農地があ、耕作しない状態で、も、草がボーボーで荒れ放題だったんですね。そこを有効活用するという事で、姉が提案してえ、そこにホーム建てえ、る、という計画があって、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「農地を、宅地転用したいから判子を下さい」ちゅう事だったんですう。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで、判子押したんですが、その、宅地転用するっていう事は、嘘で、その時にもう、登記になってしまってたんですよ。
ドリアン助川:
えーと、ちょっと待って下さいね。
お姉様が、あのお、ご実家の、
相談者:
はい
ドリアン助川:
農地を、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー「そこに老人ホームを建てたい」という事で、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、「農地を宅地転用する」と。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、えー、そのために、印鑑が必要であるという事で、皆さんのそのお、意見の一致が必要であるという事で、あなた様が、印鑑を押したという事ですか?
相談者:
はい、わたしと、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしの妹も押したんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしのお、父のお、土地なんですね。
ドリアン助川:
お父さまの土地?
相談者:
はい・・それ・・
ドリアン助川:
で、お父さまは、もう、お亡くなりになら、なられた訳ですかね?
相談者:
もう、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
10数年前に亡くなったんですけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
その土地い、がですね、あのお、ま、弟は「家賃が入ればあ、あの、全然構わない」という事で、姉と2人で相談して、あのお、進めた話なんですけども、我々も、あの、それは賛成でしたが、ただあ、農地転用を宅地にするっていう話じゃなくってえ、弟に、もう、名義変更になるっていう判子だったんですね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それを、わたしたちには嘘をついて、あの、「宅地にするから、判子ちょうだい」って、言って来たもんで、判子押して。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そのまんまにしてたら、それ、そうじゃなくってえ、「それだったら、わたしたちにも、遺留分あるんじゃないか」っていう、お話を、し、あの、主張しても良いのかなあって、
ドリアン助川:
はい
相談者:
相談したいんです。
ドリアン助川:
はい
えーっと、基礎的な事をいくつか聞かせて下さいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えっと、まずあなた様おいくつでしょうか?
相談者:
65です。
ドリアン助川:
65歳。
ご兄弟全部で何人いらっしゃるんですか?
相談者:
4人です。
ドリアン助川:
4人?
えー、お姉さまと?、妹さんと、弟さん?
相談者:
ええ、わたしは2番目。
ドリアン助川:
2番目。
相談者:
妹
ドリアン助川:
はい
相談者:
弟は末っ子、長男。
ドリアン助川:
はい
で、このお、お父さまあ、が残された農地を、この宅地転用までは、お父さまの名義だったわけですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、え、この土地を、お姉さまのアイデアで、えー、「老人ホームを建てよう」と。
相談者:
はい
ドリアン助川:
いう事で、この老人ホームを建てたのは誰なんですか?
相談者:
姉なんです。
ドリアン助川:
お姉さんが建てた?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、で、実際この老人ホームを現在、あの、経営されてるの、ど、どなたでしょう?
相談者:
姉です。
ドリアン助川:
お姉さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、で土地の名義は弟さんにな、に代わってしまった?
相談者:
なってしまったの、はい
ドリアン助川:
はい
で、というと、その老人ホームの、利益というのは?
相談者:
姉が、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、全額自分で、あのお、利益い、運営、運営してるんですがあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
弟には、家賃として、入ってるんです。宅地の。
ドリアン助川:
宅地の?
相談者:
はい、宅地の家賃。
ドリアン助川:
で・・はい
で、妹さんとあなたには、何の見返りもないという事なんです?
相談者:
そういう事なんです(苦笑)
ドリアン助川:
そういう事なんですね?
相談者:
それの、不満っていうかあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお、遺留分を主張できるかな?、って。
ドリアン助川:
あー・・
相談者:
疑問に思って、ご相談したんです。
ドリアン助川:
なるほど。
この老人ホームができたの、いつ頃でしょうか?
相談者:
3年前です。
ドリアン助川:
3年前?
相談者:
ええ、足掛け4年。
ドリアン助川:
足掛け4年?、という事は、この4年間の間、生じた利益というのは、あなた様と妹さんに、全く来てないという事ですね?
相談者:
そういう事でえす。
ドリアン助川:
んーなるほど。
で、この、判子、押す押さないの時にい、
相談者:
うん
ドリアン助川:
えー、その書類の内容とか、確認なさったんですか?
相談者:
それがですねえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしは、あの、もう、とにかく荒地でえ、もう、「有効活用する」っていう、その、んー、姉の、案がとっても良いなあと思って、
ドリアン助川:
はい
相談者:
協力したいと思って、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
「ここに判子押してくれ」って、バタバタバタ、もう、自宅に上がらない、玄関先で言ったもんで、姉を100%信用したんですよ。
ドリアン助川:
書類には目を通さなかった?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、はあはあ
相談者:
それが、登記になってたんですって、えへ(笑)
ドリアン助川:
あー・・
相談者:
それが嘘つかれたっていうのも、1つの、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
もう、腹が立つんです。
ドリアン助川:
あのお、失礼ですけどもお、これまで、ご兄弟の関係っていうのは、どんな感じだったんですか?
相談者:
とっても良い関係です。
ドリアン助川:
という事は、これまで、そのお、おかしいと思ってる事、お姉さんに伝えた事はないんですか?
相談者:
ないです。
ドリアン助川:
はあはあはあ
この、老人ホームを建てる費用というのはあ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
誰が、払ったんでしょう?
相談者:
姉が当然、持ち金でえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
まあ、そこの、やり方はあ、どういうふうにやったか分からないんですが、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
持ち金でえ、やってます。
ドリアン助川:
なるほど。
っていう事は、そのお、掛かった費用と、この3年間、或いは、その4年間に入って来たお金、なんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、まだ利益は出てないっていう事、の、可能性はないんですか?
相談者:
チラっと聞き、聞いたとこによるとお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
時々、弟が、あのお、自分が、ほれ、家賃が入ってるう、あれでえ、ちょっと収支報告を、見たり聞いたりして、してんのか?
「もう、返済・・しそうだ」っていう事は言ってたんですね、去年。
ドリアン助川:
はい
相談者:
なんか、もう、利益出てるらしいですう。
ドリアン助川:
ああ・・
相談者:
弟お、には、もう、家賃分として?
ドリアン助川:
はい
相談者:
数十万?
ドリアン助川:
うーん
相談者:
ぐらいは入ってるんじゃないかしらね?
ドリアン助川:
ま、それがあ、兄弟としては、不公平だ、という事ですよね?
相談者:
いや、不公平とは思わないんですけども、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ある程度、遺留分を頂けるのかな(笑)って。
ドリアン助川:
はい
相談者:
思いながらもお、ほ(苦笑)
ドリアン助川:
そうですね。
相談者:
ずっと、4年経ってしまいましたけど。
ドリアン助川:
なるほど。
じゃあ、あのお・・・法的な、悩みという事もありますので、えー、今日の先生、紹介したいと思います。
え、弁護士の、大迫恵美子先生です。
よろしくお願いします。
相談者:
はい、お願いしまーす。
(回答者に交代)
本当にずるいと思いました。
リスク負う気がないくせに
利益がではじめた途端に騙されてた!なんて
じゃああなたも建設費、運営、手伝いなさいよって感じです。
結果論で騙されたとか言ってるだけで
これが大ハズレだったら妹と一緒に私たちは反対したのにねぇ、これだから協力しなくてよかった!とか言い出すんでしょうね。
弟さんは地代から介護料払っているなら、誰も営利目的じゃないですよね
なんでこんな汚いこと考えて、直接主張もできずに陰でヒソヒソ人生相談までして、
浅ましい。