大学生の息子が下宿に戻らず不登校。家族を繋ぎとめてた愛犬の死との因果
テレフォン人生相談 2016年11月28日 月曜日
ひとり暮らしの大学生の息子が愛犬の死後ホームシックになり将来が見えなくなってしまったようだ。立ち直らせるには?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 最上雄基(心理療法研究)
相談者: 女43歳 夫50歳 長男20歳 大学1年生の次男18歳は下宿 11年間飼っていた犬が亡くなった
今日の一言: なし
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもしい?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
・・はい、よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
はい、えっとわたしは・・43歳です。
加藤諦三:
43歳。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
・・50歳です。
加藤諦三:
50歳・・お子さんは?
相談者:
はい、男の子が二人でえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
上の子があ、二十歳です。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、下の子が18です。
加藤諦三:
・・はい、分かりました。それで、どんな相談ですか?
相談者:
はい、下のお、18歳の、子なんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、今年から、大学生で、一人暮らしを、始めたんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
入学してから、初めてのおや、休みでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
えっと、自宅に、帰って来たんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、それからちょっとお、ホームシックが強くなってしまってえ、
加藤諦三:
あのお、し、一人暮らしを始めてから自宅に戻るまで・・
相談者:
はい
加藤諦三:
どのぐらいですか?、ん、3ヵ月とか、2ヵ月・・
相談者:
1ヵ月うー
加藤諦三:
あ、1ヵ月ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
は、一人暮らしをしていた?
相談者:
はい
加藤諦三:
そして自宅に戻った?
相談者:
はい
加藤諦三:
で自宅に戻・・って、自宅に居たのはどのぐらいね、ですか?
相談者:
自宅に戻・・ってえ、3日ぐらいですかねえ?
加藤諦三:
3日ぐらいで、また、その下宿の方に戻ったと?
相談者:
はい。でそのお、あの戻った時にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
えと、11年間飼っていたあ、犬があ、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、死んでしま・・ったんです。
加藤諦三:
11年間、飼・・って、犬が、要するに・・18歳の息子さんが、戻って来た時にはまだ、その犬は生きていたわけですね?
相談者:
・・そうですね、も、え、戻って来た時には、はい
加藤諦三:
そうすと、あな・・今・・居る・・自宅と、
相談者:
はい
加藤諦三:
大学とはどのぐらい離れてんですか?
相談者:
・・えーっと4時間ぐらい離れてます。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
片道、はい
加藤諦三:
はい、そうすると、下宿、と、大学は、もちろん近いわけですよね?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
それで、
相談者:
はい
加藤諦三:
して、今はそうすっとど・・どっちなんですか?、下宿のい・・
相談者:
えっとお、
加藤諦三:
今現在は、下宿の方ですか?、自宅の方ですか?
相談者:
今現在は、えーっとお、大学に一旦、戻るという形で、む、あのお、今日、から、あの、大学行ってます。
加藤諦三:
・・でさっき、はあ、あのお、話をした・・「11歳の犬が死んだ」という事を、ちょっと、言いましたけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
その犬う、は、ん、誰が、飼ってたの?
相談者:
あー、えーっと、誰がというか・・はい、えー・・
加藤諦三:
誰が世話していたの?、そしたら。
相談者:
えーっと、それぞれえ・・で世話していて、ま、あのお・・主には主人がしていてえ・・でえ、
加藤諦三:
ご主人が飼っていたと考えていいわけですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
だって散歩、い、行くにしたって、お水あげるにしたって、トイレの世話にしたって、誰かが、世話しなければ、どうにもなんないでしょ?
相談者:
はーい、それは、それぞれがして、いました、あの、気付いた人がっていうか・・で、あのお・・主人が「今日は」あのお「水はやってあるか?」とかあ、あのお、「ご飯は、あげたか?」とかあ、いう事を聞いてえ、聞いたりしてえ・・・それぞれでえ、あの、時間が、あった時に・・
加藤諦三:
そうすっと犬の側からするとお、
相談者:
はい
加藤諦三:
ワンちゃんの側からすると、
相談者:
はい
加藤諦三:
オーナーはいないんですよね?
相談者:
あー・・
加藤諦三:
普通ワンちゃんの側で、お父さんとかお母さんとか、みんな・・ワンちゃんの仲間同士で、話す時には、お父さんとか、お母さんとかって言ってますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
このワンちゃんには、お父さんもお母さんもいないんですよね。
相談者:
・・あーい・・
加藤諦三:
つまり普通ワンちゃんの?
相談者:
はい
加藤諦三:
仲間で集まった時に、
相談者:
はい
加藤諦三:
自己紹介すると、「何々の、母親です」とか、「何々の父親です」とかっていう言い方・・してるんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
このワンちゃんは4人ん、の・・・家族の中にいるけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
誰にも属していないの・・・ですよね?
相談者:
はーい・・・はーい、ま、主人が帰って来た時い、は、あの喜びを凄く声とかに表してはいたあ、ので、
加藤諦三:
うん。や、だから、ご主人だと思ってるんでしょうけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
誰もか・・自分が飼ってるという感じで、ことにあなたはないんですよね?
相談者:
あーわたしはちょっと猫の感覚が、犬なんですけど猫の感覚が、ありまして、
加藤諦三:
・・「犬なんですけど猫の感覚がある」ってのは、ど、どういう事ですか?
相談者:
こう、躾るというよりもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお・・こう、な、何ていう、何ていうんですかね、自分ペースで、こう、犬に接していたっていう、
加藤諦三:
あっ、犬、としてではなく、
相談者:
はい
加藤諦三:
この犬が、猫として、飼っていたという事ですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
あー分かりました。はいはいはい、よく分かります。そして、じゃあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
僕が知りたかったのはこの犬と、この18歳の息子さんとの関係は、どうだったのかな?、と思って聞いたんですけど、これは、
相談者:
はい
加藤諦三:
そんな大きな影響を持ってないですね?
相談者:
ただあ、あの、このワンちゃんが亡くなった時にい、あの、声をあげて、泣いたんです。この息子が。
加藤諦三:
はい、声をあげて泣いた、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは?
相談者:
わたしい、は、ま、その時は、辛くて泣いたんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、あのお、そうですね、その時だけというか、
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今、問題なのはあ、もう、
相談者:
はい
加藤諦三:
18歳の息子さんですもんね?
相談者:
はーい
加藤諦三:
はい。・・・それで相談というのはあ、
相談者:
はい。ま、この本人、息子が、
加藤諦三:
はい
相談者:
この先い・・まあ、やって行けるのかどうかっていうのが、あってえ、でー・・
加藤諦三:
「やって行ける」っていうの、ど、どういう事でしょうか?
相談者:
えーと、一人暮らしい、があ、やって行けるのか、大学う、これから4年間っていうものを、がもう、全然見えなくなっていてえ、
加藤諦三:
・・はい
相談者:
先が見えていなくて、
加藤諦三:
はい、先が見えてない?
相談者:
はい。この先、えっと、このままあ、あのお、大学を辞めてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお・・「家族がいない事が辛い」って言っているのでえ、
加藤諦三:
・・
相談者:
あのお・・
加藤諦三:
「家族がいない事が辛い」はい
相談者:
実家から、大学へ通う事はあ・・あの、良いんだけれども、実際問題4時間、片道4時間っていう事は、無理なのでえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの辞めなければ、いけなく、なる・・ので、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。あのお・・どしたら良いかって・・
加藤諦三:
あ、つまり、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・大学、この18歳の息子さんが、大学を辞めた方が良いか?
相談者:
はい
加藤諦三:
どうか?っていう事ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、心理療法研究の、最上雄基先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
犬を猫として飼っていた。
はいはい、わかります
。。。えっ?
いやー、どんな展開になるのかと思ったんだけど、結局次男はどうなった?