ウツ男を支えてきた妻の気持ちが一瞬で萎えた夫のコレクション。でも財産分与は別
テレフォン人生相談 2017年2月21日 火曜日
家族のために頑張ってきた夫を支えてきたが、2日前にパソコンの中から3人の女性との性交渉の画像を発見。離婚したい。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女50歳 夫58歳 長男23歳 次男19歳
今日の一言: 愛によって支えられた結婚ではなく、真面目という社会的性格で支えられた結婚は簡単に瓦解します。
加藤諦三:
もしもし?・・もしもし?
相談者:
・・あーもしもし、はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、お願い致します。
加藤諦三:
はい、最初に・・ん、年齢教えて下さい。
相談者:
はい。50歳です。
加藤諦三:
50歳。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
・・58歳です。
加藤諦三:
58歳。お子さんは?
相談者:
はい。二人います。
加藤諦三:
はい
相談者:
23歳の長男。
加藤諦三:
はい
相談者:
19歳の次男です。
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
はい。ま、一言でい、言えば、離婚したい。
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
はい。
加藤諦三:
まあ離婚したいと思い出したのは、いつ頃からですか?
相談者:
はい。2日前です。
加藤諦三:
2日前?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっとまあ、20・・4、5年・・の、結婚生活は、非常に安泰だったわ、わけですか?
相談者:
ま、前半は、安泰でした。
加藤諦三:
前半は安泰でした。
相談者:
あはい、そうです。あのお、むしろ幸せでした、凄く。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、そのお、後半っていうのは、
相談者:
あはい
加藤諦三:
あれですか、40歳ぐらいから・・
相談者:
あのお、じ、実はですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
夫があ・・あのお、2回鬱になってまして・・で、ま、1回目は、ま、傷病休暇も使いながら、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、1度お、また復帰・・したんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
サラリーマンですが。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。それでまた、何年か経って、
加藤諦三:
はい
相談者:
また・・ま、同じ職場ですので、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、同じように鬱になってしまいました。
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
で、あのお、ま、ずっと通院している心療内科の先生え、にも、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま・・退職しても、いんじゃないか、ということの勧めもありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
「退職したい」って、「会社辞めたい」って・・いう話になりました。
加藤諦三:
はい、いつ頃ですか、「会社を辞めたい」って言い出したのは。
相談者:
#$%◆4年・・4年前です。
加藤諦三:
4年前、はい
相談者:
はい。それに対してわたしも、
加藤諦三:
うん
相談者:
覚悟はある程度出来てましたので、
加藤諦三:
はい
相談者:
「いいよ」と。
加藤諦三:
はい
相談者:
決して責めなかったですし、
加藤諦三:
はい
相談者:
それ以降ずっと4年間、お金の心配も口にしなかったです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あの、夫は今・・今はもう・・数ヵ月う、のお・・お、感じ、数ヵ月・・特に今回、最近っていうか、3週間で辞めてますので、
加藤諦三:
はいはい
相談者:
あの、失業保険も貰えずに、現在は、完全な・・
加藤諦三:
はい
相談者:
か、無職・・て、なります。
加藤諦三:
はいはい。であのお・・ま、心療内科に・・行かれたようですけれどもお・・原因みたいなことは、ハッキリ分かってえ、
相談者:
あ、はい。それはあの、ま、会社でのストレス・・それからあのお、過度な残業、そういったことが原因だったのですが、でもお、ま、わたしが離婚したいというのは、
加藤諦三:
はい
相談者:
夫が鬱になったからではなく、
加藤諦三:
はい
相談者:
会社を辞めたからでもなく、
加藤諦三:
はい
相談者:
むしろお、家族のために働いて、鬱になった。凄く真面目で責任感が強くって、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう、夫だからこそ、これまで4年間支えて来たんです。
加藤諦三:
はい。
相談者:
で・・ま
加藤諦三:
「家族のために働いて、鬱になった」というのは、あの、ど、どなたの・・考えですか?、あなたの、それと・・
相談者:
それはわたしの考えです。
加藤諦三:
あ・・
相談者:
夫も多分そうだと思いますけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしも・・あの、夫を、そのように支えて・・行きたいと思っていました。
加藤諦三:
はい
相談者:
2日前までは。
加藤諦三:
はい。
・・それで「2日前・・までは」っていうのは、どういうことですか?
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
2日前に何があったんですか?
相談者:
2日前に・・わたし、たまたま、仕事が休みで、
加藤諦三:
あはい
相談者:
パソコン見ていたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、たまたま、色んな、ところこう、ま、間違ってクリックしてしまったりして、夫のファイルの・・
加藤諦三:
はい
相談者:
コレクションっていうものをみつけてしまったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
そのコレクションを、開きましたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・女の人と遊んでたんですよ。
加藤諦三:
・・んその、「女の人と、遊んでた」っていうのは、
相談者:
あはい
加藤諦三:
具体的には、どういう・・
相談者:
若い、はい、若い女の人が、少なくとも3人出て来ましてえ、
加藤諦三:
はい、若いって・・何歳ぐらいの・・
相談者:
え、あのお・・
加藤諦三:
おおよそ
相談者:
一人はあ、ま、顔が完全に出てます。もう一人は、えーと目隠し、で、しています。でも完全に若いです。
加藤諦三:
うん、はい
相談者:
うーま結局、あの女遊びしてるところの、証拠写真を、自分でデジカメで撮って、保存していたんです。
加藤諦三:
あー、なるほどね。
相談者:
それが何枚も・・まコレクションって(苦笑)名前を付けるぐらい
加藤諦三:
ええ
相談者:
もう、ホントにもう・・も性行為の一部始終があ・・出てたりするんですよ。
加藤諦三:
うんうんうん
相談者:
で・・夫はあ、
加藤諦三:
で、その3人っていうのはあれですね?・・一人一人別っていうんじゃなくて、
相談者:
あ・・別です。
加藤諦三:
3人がダブってるということですか?
相談者:
全く別々の、女性があ・・少なくとも3日間・・
加藤諦三:
いやいや
相談者:
はい?
加藤諦三:
ん、全く別々の女性なんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
この期間は、この女性、この期間は、この女性・・っていう女性?それとも・・
相談者:
ま
加藤諦三:
一時期に、
相談者:
一時、いつ、い、一時(いっとき)の、
加藤諦三:
に、に、3人ぐらい・・
相談者:
お金を使って遊んだという・・
加藤諦三:
あ
相談者:
そういった、夫を・・わたしはこれまで、と同じように、
加藤諦三:
うん
相談者:
支えて・・行く気には、なれなくなりました。
加藤諦三:
はい。あなた自身が、物凄い、真面目な人ですからね。
相談者:
・・あ・・そうかもしれない・・
加藤諦三:
ですからあ・・ま、そういう意味ではあの、ご主人もあなたも、物凄い生真面目な・・方ですよね。
相談者:
ああ・・そう、かもしれないです。
加藤諦三:
それで、今日、もう、であなたはあれですね、そういう中で、離婚は決心してるわけですね?離婚しようかどうかという・・
相談者:
もう・・
加藤諦三:
悩みじゃなくて、
相談者:
ええ、もう、2日前に、あれを・・見た時に、
加藤諦三:
あはい
相談者:
自分の中ではもう崩壊しました(苦笑)
加藤諦三:
それで、その離婚の条件、その他という問題での、
相談者:
そう
加藤諦三:
相談ですか?
相談者:
んで、あのやっぱりあの・・最後に残るのはお金ですよ。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
わたしの中で、納得できないことが、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・わたしい、の・・実家が・・ま、1キロぐらい離れた、近くにあるのですが、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
ずっと、助けてくれてたんです。色んなことにつけて。
加藤諦三:
あーはいはいはいはい
相談者:
・・例えば、家もお、
加藤諦三:
はい
相談者:
貸してくれたというのか、わ、
加藤諦三:
はいはい
相談者:
今わたしの名義になっていますけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
家をもらったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
だから少なくとも・・し、本来なら、払わなくちゃいけない・・べく・・お金っていうのは・・
加藤諦三:
払わずに来たっていうことでしょ。
相談者:
貯金に回ってるわけですよ。
加藤諦三:
はい。・・したがって、要するにご、ごく普通のお、りこ、協議離婚というような形のは納得できないけれど、
相談者:
はい
加藤諦三:
どうだろうか?ということですね?
相談者:
・・
加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあの・・
相談者:
あ・・
加藤諦三:
スタジオに、弁護士の、坂井眞先生がいらしんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)