人への憎しみは同情への渇望。嘘をつかずに済む毎日を送りたい生活保護の女43歳
テレフォン人生相談 2017年9月6日 水曜日
子供の頃のトラウマや離婚が原因で人に対する憎しみが強く、コミュニケーションがとれない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女43歳 8年前に離婚して一人暮らし 父は女が10代の時に他界 母は現在高齢者施設入所中
今日の一言: ありのままの自分を受け入れてくれる場所を、まず探すことです。
加藤諦三:
もしもし
相談者:
あ、もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えてください。
相談者:
はい・・はい、43歳です。
加藤諦三:
43歳。結婚してます?
相談者:
いえ、えと、一度離婚しています。独身です。
加藤諦三:
独身ですか。えっと、何年前ですか?、離婚したの。
相談者:
・・えーっと・・
加藤諦三:
おおよそ
相談者:
8ね、おおよそ8年以上前です。
加藤諦三:
8年以上前ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、お子さんは?
相談者:
・・いないです。
加藤諦三:
いないですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと今、一人で暮らしてんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
あ・・はい。えっと今、生活保護の方受けていて、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、えーと、去年から、えー、就職活動の方を・・えー、しているんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
採用お、には、ありがたくなるんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
最終的に、保証人ていうところで、
加藤諦三:
はい
相談者:
今現在、保証人になってくれる人、ていうのがわたしの周りにいないっていう現状・・で、
加藤諦三:
はい
相談者:
仕事が・・見つからないっていうことと、
加藤諦三:
はい
相談者:
あとお、えー、保証人がいない仕事を探すとなっても、
加藤諦三:
はい
相談者:
地方に住んでた母を、今住んでいるわたしのところに、呼び寄せて、施設に入ってもらったっていうのもあるので・・
加藤諦三:
あっ
今あ、お母さんは、地方にいたんだけれども?
相談者:
はい。ちょっとあの・・
加藤諦三:
地方から、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたのところ・・今住んでるところに来てえ・・
相談者:
はい。で・・
加藤諦三:
高齢者の施設に入ってもらった、はい。
相談者:
はい。なので、ちょっと・・・それがもう、ちょっと自分の・・ことだけで地方に行けないっていう・・
加藤諦三:
うん
相談者:
のもありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、今まで、そのお・・迷惑かけて来た母に対しても、ちょっと面会が、しちゃいけないっていう風に・・なっている状況・・
加藤諦三:
ん?、なんで、
相談者:
あ・・
加藤諦三:
あの、お母さん・・に面会しちゃいけないんですか?
相談者:
はい。あのわたし、ちょっと母に・・責め立てて、しまう、こととかも、行為が、ちょっと酷くなってしまったっていうのがあったので。
加藤諦三:
あ、あー、お、お母さんーを・・なんかの時に非常に・・激しい声でひなん・・批判したり、
相談者:
・・はい
加藤諦三:
なんかいろんな事っていう事ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、母親ぁーに、あの近づいてはいけないという風に、
相談者:
はい
加藤諦三:
言われているということですね?
相談者:
・・あ、はい
加藤諦三:
あのお・・会ってはいけないという・・ことを、施設の方が判断するには、ま、それなりの、根拠があると思うんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
その会うと、凄く人を責めたりなんだりって。
で、あなた、人、人間関係でですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、お母さん以外に・・猛烈に激しい怒りを感じるなんていう、人は・・
相談者:
あ・・はい。あの身内に、
加藤諦三:
はい
相談者:
長年の恨みつらみの、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・復讐心が強くあったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
関係もないのに、そういう手紙を送りつけてしま・・ったっていうのがあります。
加藤諦三:
そうすっと、あのお・・その長年の、恨みつらみっていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
どういうことですかあ?
相談者:
えとお・・父が・・私が、10代の時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
突然亡くなりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、その時、母とは一緒に、暮してなかったもので、
加藤諦三:
はい。もう、すでに離婚してたの?
相談者:
あ、はい。一度目が、わたしが3歳の時に離婚し、てて、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、そのあとまた、父と再婚して、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・で、その、あと、小学校1年ん・・生の時に、離婚・・最終的に父と別れて、
加藤諦三:
・・あーはあはあはあ
相談者:
で、そのあと、母と住んでたんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
母が、ちょっともう・・一人で・・子ども育てられないっていう状況になって、
加藤諦三:
はい
相談者:
父のところ、と、親戚のところ・・に、預けられて住むように、なりました。
加藤諦三:
あー、「父のところ、と親戚のところ」って、えー、言うけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、凄くこう、んー、嫌な言葉、だと思うんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
よくこういう時に、たらい回しっていう言葉を聞く・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
使いますけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
す、あな、あなたの感覚としてはそういう感覚だったの?
相談者:
・・その、はい、たらい回しっていうのが、はい・・ありました。
加藤諦三:
うん・・そいで・・あのお、そうすると、小学校お・・の時から、
相談者:
はい
加藤諦三:
生活ずっと安定してなかったですねえ?
相談者:
・・そうですね、父がお金え、入れてたけれども・・面倒看てくれてた叔母は・・ちゃんと・・養育費に入れてなかったっていうのも、色々分かって来たりとかもしましたり・・はい
加藤諦三:
うーん・・まあ、それは色んな大変なことがあって、恨みつらみっていうか・・いや、だけども・・43歳まであなたよくしっかりと、今、こうやって電話する、までに・・しっかり生きて来ましたよねえ。
相談者:
・・
加藤諦三:
で、先程その、「8年ん、ぐらい前に離婚した」って言いましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚したのは何歳ぐらいですか?
相談者:
えーっと、20う・・代、前半です。
加藤諦三:
20代前半。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その20代ぜん、前半で、何年ぐらい続きました?
相談者:
えーとお、11年です。
加藤諦三:
あ、随分続いたんだねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その間(かん)はど、どんな結婚だったの?
相談者:
・・えーと、結婚する前に、えっとお・・好きな人、って言うのが、彼の方にできまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたしの、ほ、方ではもう、結婚退職という形になってたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう今更、その、「結婚が駄目になりました」っていうのが、言えなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、もう、無理矢理・・「結婚してください」っていう形で、結婚をしまして、
加藤諦三:
て・・じゃあ相手は、好きな人、がいるという、ことをあなたが認めた上で、結婚をしたわけですね?
相談者:
あ・・えっと、もう・・「自分は・・改める・・るので、あなたと結婚をします」という形で、したんです。
・・あの、彼の方から、そういうふに言われたので・・じゃわたしと・・
加藤諦三:
あ、彼はその・・じゃ、好きな人とお・・もう別れるということですか?
相談者:
はい。心の中でけじめをつけたので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
改めて、「結婚してください」っていうことと、
加藤諦三:
うん
相談者:
「わたしも、ちゃんとほん、本音を言えるように」
加藤諦三:
うん
相談者:
「努力します」という形で、
加藤諦三:
うん
相談者:
はい、結婚・・したん・・です。
加藤諦三:
あー、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
んで、その生活の方自体は今・・その生活保護を・・を・・ん、もらいながら生活しているということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それでもちろん・・43歳で、就職活動しているんだけれども・・
相談者:
はい
加藤諦三:
就職、を、実際の決まる段階で、保証人と言われて、
相談者:
はい
加藤諦三:
それがい、できないので・・迷っていると。
相談者:
・・で、こう、できるだけこう自分ん・・が、本音を言えるような、
加藤諦三:
うん
相談者:
環境、とか、嘘をつかないように、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・こ、今日は・・一個嘘つかないで・・生きれたなとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかそういう生き方を・・こ、出来て・・行けたらなとかっていう、目標っていうか(鼻をすする)
加藤諦三:
うーん
相談者:
そういうことなのかな?って、こう、自分の中で・・
加藤諦三:
うーん。それで、今日の相談っていうのは、そういうー・・今、いろんな形で、人生がもう少し上手く、回転、しー、して行く・・ためにはどうしたらいいか?っていうことなのかな?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
今日は、ま、ほんっとに・・あのお、なんか人生の転機になってくれることを、期待して、え、いるんですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
スタジオにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
幼児教育研究の・・大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、伺ってみてください。
相談者:
はい
(回答者に交代)
以前「バツイチで無職の30代後半女。人を避けて生きているがそろそろ働きたい」という相談あったけどその後日談かと思った。どちらも「仕事や人(再婚相手)は欲しているけど本当はやりたくない」という内容。
本人は葛藤しているようだけど、それこそ「働かない理由」を探しているだけだし他人からしてみれば中途半端な生き方している人間が自然に堕ちているようにしか見えない。