婚約が破談になって仕事が辛いと息子が度々実家に帰って来る。ウツを恐れる母
テレフォン人生相談 2017年10月25日 水曜日
息子が異動になってからというもの「仕事が辛い」と言って元気がなくなり、度々実家に帰ってくるようになった。どう接すれば?
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女57歳 夫62歳 一人暮らしで会社員の息子31歳
ドリアン助川:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
もしもし、お世話になります。
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
相談者:
お願いしまーす。
ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょう?
相談者:
息子の・・あの、仕事の事で、行き詰ってしまって。
ドリアン助川:
はい
相談者:
えー、ご相談したいんですけども。
ドリアン助川:
はい。息子さんおいくつですか。
相談者:
31です。
ドリアン助川:
31歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
大変失礼ですけど、あなた様はおいくつですか?
相談者:
57です。
ドリアン助川:
57歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
仕事・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
会社員ですか?、息子さん。
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
はい・・何が起きてるんですか?
相談者:
部署が、変わりまして。
・・責任ん・・が、えんと、か、各支店に1人ずついる部署なんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
えー、一人い、な、もので・・手に負えなくなっちゃったんでしょうね。疲れちゃったみたいで(苦笑)。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、上司があ、助けえ・・てくれない?
ドリアン助川:
はい
相談者:
それでえ、行き詰って来て段々なんかこう、暗くなって来たんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
んでえ、同僚の、方も同じ部署の方が・・何人かうつ病になって・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
休職してる方がいらっしゃって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
なんか・・もう、「自分も駄目かも」っていう風に、言い始めちゃったんで。
ドリアン助川:
はい
相談者:
なんて声を掛けていいんだかあ・・どうしてやったらいいんだかが分からないんですよ。
ドリアン助川:
うーん。えー、息子さん、お、おいくつからこの仕事、なさってるんですか?
相談者:
えっとお、大学出てからですから22?
ドリアン助川:
22歳から?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーそして、先程あの、部署異動で、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ま、それが始まったという感じだったんですけどもね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
「部署異動で、お一人」って言い方されたんですが、
相談者:
はい、担当が一人なんですね。
その、各支店に1人ずつ、担当がいて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そのお、一人にな・・選ばれた・・っていうか・・
ドリアン助川:
それは、あの、お客さん対応とか、そういう事ですか?
相談者:
そうです、そうです。
ドリアン助川:
うん、その対応が、たった一人でやってらっしゃると。
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
で、えーしかし、まあそのセクションには、上司も、同僚もいら、いるわけですね?
相談者:
同僚はいないんです。
ドリアン助川:
同僚はいない?
相談者:
うん
ドリアン助川:
うーん
相談者:
上司はいらっしゃるんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、で、あの、今それが、息子さんの・・様子が分かるっていう事は、今、同居してらっしゃるんですね?
相談者:
いえ、一人暮らしを、してえ、るんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
今までは滅多に帰って来なかったんですけど(苦笑)、
ドリアン助川:
ほう
相談者:
最近はちょくちょく、「帰ってもいーい?」っていう風に、言うようにな・・って来て、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
・・あんま、「帰って来るな」とは言わないん、ですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
その回数が増えて来たんで、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
んで、うんと、「どしたーの?」って聞いたら・・
「辛いんだ」って言うんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
んで、一人でいるのが辛いと。
「夜一人が辛くなった」って言い始めて。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
で、車で15分ぐらいのとこなんで、
ドリアン助川:
はい、はい
相談者:
だから、別に帰って、来るには不便じゃないんで、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
・・受け入れていたんですけど、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
・・うん、なんて声を掛けていいんだか、親は・・見てるしかないんですけど・・
ドリアン助川:
あのお・・息子さん一人暮らしという事はね・・お付き合いしてる彼女とか・・
相談者:
え、それも、去年・・ていうか、破談になっちゃって、
ドリアン助川:
あらあ・・
相談者:
それえ・・
ドリアン助川:
そういう事もあるのかな。
相談者:
う、うん、そ、うん、んーなんか・・悪い事続いたんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
うん、その時期に。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
だから、えーと、ぜ、うーん部署異動された時も・・
「頑張る」って言ってたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、「できるの?」っていう話をして、
「できる」という話で。
ドリアン助川:
うんー
相談者:
だから・・やる気はあって始めたんですけど。
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・「や、辛くて」っていう(苦笑)
ドリアン助川:
うーん
相談者:
言葉になってしまって。
ドリアン助川:
うんあの・・失礼ですが破談というのは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー結婚の約束、もしてたという事・・ですか?
相談者:
してえ・・たんですけど。
ドリアン助川:
婚約まで行った?
相談者:
・・うん、プロポーズは受けてくれたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
相手の親の方に反対をされて、
ドリアン助川:
あー
相談者:
んで・・
ドリアン助川:
どうしてだろう?
相談者:
うん、あの・・バンドが好きだったんですよ。
バンド・・
ドリアン助川:
息子さんが?
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
その・・「バンドの趣味が、嫌だ」って・・向こうのお母さまに言われて、
ドリアン助川:
ん、でも、お母さんと一緒になるわけじゃないのにねえ。
相談者:
そう、で、娘さんのお母さんに逆らえなくて。
ドリアン助川:
・・
相談者:
で・・
ドリアン助川:
バンドつっても変なバンドですか?
相談者:
変なっていうか、普通の、ロックバンドですよね。
ドリアン助川:
普通のロックバンド?、という事は息子さん、バンドは組まれてるんですか?
相談者:
組んではいます。
けど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
最近はそれも・・行きたくなくなったみたいで。
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
#$%◆
ドリアン助川:
色んな疲れが押し寄せてちゃって、感情が今ちょっとこう・・
相談者:
そうですねえ。
ドリアン助川:
ん、ええ・・高揚しなくなっちゃってるんですかね?
相談者:
そうなんですかね・・
ドリアン助川:
あのお、その行き詰るという事の内容、伺いたいんですけどもね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
休みはあるんですか?
相談者:
休みはちゃんと、土日・・やす・・
ドリアン助川:
土日休める?
相談者:
休めます。
ドリアン助川:
あ、そうですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、じゃ月金の話ですね?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
これは大体、お母さん推測でいいんですが、何時頃出てって何時頃帰って来る生活ですか?
相談者:
えーと8い、時までに入って、
ドリアン助川:
はい
相談者:
え、遅い時は10時ぐらいまでですね。
ドリアン助川:
8時までに入って、
相談者:
はい
ドリアン助川:
遅い時は10時まで続くと。
相談者:
うん、でも、早い時は、あのお、それなりに、5時でおわ、ある、終わる時もあるみたいなんですけど。
ドリアン助川:
うーん・・そうするとその、所謂ブラック企業はね・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
もう休みもなしで、
相談者:
はい
ドリアン助川:
睡眠時間も許さないよっていう感じで・・あの働かせるというとこが、まあ・・えー
相談者:
そう、そういうんじゃないんです。
ドリアン助川:
そういうんではないわけですね?
相談者:
そういうわけじゃないんです。
ドリアン助川:
うーん。じゃ肉体的に追い詰められてるというわけではないわけだ?
相談者:
精神的ですね。
ドリアン助川:
精神的に。
相談者:
お客様あ・・の対応が・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
大きな声出されるお客様もいるう・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ていう、その対応、あと「上司を連れて来い」ってお客様もいるう、んだけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
上司が動かないって、く、う「言ってくれないんだ」っていう話なんですよね。
ドリアン助川:
はーい
相談者:
お客さんが、「なんでお前ひとりなんだ?」っていう話になる、らしいんですよね。
ドリアン助川:
大変ですね、これはね。
相談者:
うん・・
ドリアン助川:
あー・・
相談者:
で、「会社を辞めえ、ていいんだよ」っていう話はしたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・本人は・・まだ決心はつかないんですけど、
ドリアン助川:
うん
相談者:
「こんな甘い考えで、他へ転職しても駄目なんじゃないか」って言うんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・だから・・「頑張る」とは言わないんですけど、
ドリアン助川:
うん
相談者:
うん、こんな・・事で辞めていいのかな?っていう・・他行っても同じなんじゃないか?っていう考えがあるみたいで。
ドリアン助川:
うーん・・しかしまあ、そのこれまでのその、お客様担当というのが・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、実際にはうつ病で休職し、な、してる方もいる、いるわけですよね?
相談者:
います。
ドリアン助川:
んでえ、次はうちの息子かもしれないと。
相談者:
そうなんです。だからそれだけが怖いからあ。あは(苦笑)。
ドリアン助川:
うん
相談者:
顔を見せてもらった方が・・ちょっと安心・・なんですよね。
ドリアン助川:
ま、仕事はね・・どんなものでも辛さっていうのは伴うかと思うんですけども、
相談者:
そうなんです、それを・・・
ドリアン助川:
そのお・・ねえ、お、行き詰っちゃって、変なことになんなきゃいいっていうのはお母さんの気持ちで。
相談者:
も、そうなんです。
ドリアン助川:
はいー
相談者:
病気だけになんないでくれればあ・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
・・働きたくないわけじゃない子なんで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
転職したらしたでやるとは思うんですけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
本人に、それが、その自信がもう、全然ないんですよね。
ドリアン助川:
うん
相談者:
転職する・・自信もないし。
ドリアン助川:
うーん。ま、息子さん、31歳ということでね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
立派な大人の年齢なんですけども、
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
ま、しかしい、一人で・・んー、浮かない顔で帰って来ると、
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
何か、一つこう・・打開、策、になるような言葉も与えたくなると。
相談者:
そうなんですけど、なん・・なん、
ドリアン助川:
何か・・方法はあるでしょうか?という事ですね?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
分かりました。
相談者:
はい
ドリアン助川:
それでは今日の先生、紹介いたします。
三石メソード主宰、作家で翻訳家の、三石由起子先生です、よろしくお願いします。
(回答者に交代)