老老介護に疲れた72歳を叱咤。悩みを自分で見つけて来るな!

テレフォン人生相談 2018年4月26日 木曜日

83歳の夫をショートステイなどを利用しながら24年間介護している72歳。
一時近くに住んでいた56歳の娘(夫の連れ子)が遠方の自宅に戻ってしまって不安で不安で・・
近くに居てくれさえすれば安心なのに・・
聞けば、娘の夫も身体障害者。

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女72歳 夫83歳 再婚同士 夫の連れ子で一人娘56歳 夫と30代の子ども2人、20代の子ども2人の4人の子どもがいる

ドリアン助川:
もしもし?、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ・・よろしくお願い致します。

ドリアン助川:
よろしくお願いします。今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
ん、今日は・・あの娘の、ことなんですけど。

ドリアン助川:
はい。どうしました?

相談者:
えと、娘がですねえ・・近くにいたんですけど・・も、親を見捨ててっていうか・・他所にまた出て行ってしまったんですけど。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい・・えー・・

ドリアン助川:
えーと・・一人娘さんですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
うんー、おいくつでしょう?

相談者:
えっと、50う、6歳ですか。

ドリアン助川:
56歳?

相談者:
はい

ドリアン助川:
じゃ、娘さんといってもその・・ま、ある程度人生経験のある方ですね?

相談者:
そう、そうなんです。

ドリアン助川:
あなた様おいくつですか?

相談者:
えっと、わたしは72歳です。

ドリアン助川:
72歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
・・16歳の時のお子さん?

相談者:
いや、あの、再婚同士です。

ドリアン助川:
再婚っていう事なんですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。えー、で、えー、旦那様はいらっしゃるんですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
旦那様、旦那様おいくつでしょう?

相談者:
80う、3歳です。

ドリアン助川:
83歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
再婚同士という事は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、この56歳の娘さんというのは・・

相談者:
は(わ)、あの、主人の子どもです。

ドリアン助川:
はい・・ていう事ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、ご家族というのは、どういう構成ですか?

相談者:
えっと、今は主人と2人暮らしです。

ドリアン助川:
あとはこの56歳の・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
お嬢さん。
56歳というと、あの・・

相談者:
子どももいるんですよね。

ドリアン助川:
お子さんもいらっしゃる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
という事は・・1度は結婚なさってるわけですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー1度だけですか?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
あ、そうですか。

相談者:
はい

ドリアン助川:
でも今旦那さんいらっしゃらないんですね?

相談者:
旦那います。

ドリアン助川:
あ、旦那さんいらっしゃるの?

相談者:
はい

ドリアン助川:
旦那さんは、あのお、どこかその、お家ではなくて遠いとこに・・他の場所にいらっしゃるんですか?

相談者:
いえ。あの娘と一緒なんですけど、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あのお、障害者なんです。

ドリアン助川:
・・えー、旦那さんが?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
そのお・・ただその、ま、障害があろうとなかろうと・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
娘さんは旦那さんと結婚されて、お子さんがいらっしゃるわけですよね?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
その娘さんが・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
その、ご家庭を出て・・あなた様のとこにいらっしゃったという事ですか?

相談者:
・・主人とわたしとこの、近くにいたんですけど。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
という事は、旦那さんの方に、戻られたわけですね?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
はい

ドリアン助川:
それはいいことじゃないんですか?

相談者:
・・え、あ、でも、親を・・置いといても・・行ってるもんですから・・

ドリアン助川:
はい、あの・・今例えばね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、あなた様ご夫婦、72歳のあなたと83歳の、ご主人・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
が、えー、どなたか、側にいらっしゃらないと・・

相談者:
いえ

ドリアン助川:
生活できないような状況なんですか?

相談者:
ええ、あのお・・介護が必要なんですよね。

ドリアン助川:
介護が必要?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、どちらにですか?

相談者:
・・えっとお・・入所。

ドリアン助川:
・・もしもし?

相談者:
あの・・介護・・介護の、今3、でして。

ドリアン助川:
・・はい、あのご主人の方ですか?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
ご主人の方が、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、介護が必要だと。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、入所はしてらっしゃらないんですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で・・これまで、娘さんがその、介護を、を1人でや、やられて来た?

相談者:
いいえ、わたしだけです。

ドリアン助川:
はい。それは何年ぐらい前から介護が必要な事態になったんでしょうか?

相談者:
えっと、24年ですね。

ドリアン助川:
24年前から?

相談者:
はい

ドリアン助川:
24年間、じゃ、あなた様は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご主人の介護をなさって来た?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あの、具体的にはどんな感じですか?
例えば脳梗塞で体が動く・・動かないとか。

相談者:
いえ、も、脳梗塞はもうー、20年ぐらい前、ですね。

ドリアン助川:
あ、そうですか。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、自分では、もう1人では・・う、動けないような感じ?

相談者:
動けない、わけではないんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
入所とか・・ま、ショートステイですよね?

ドリアン助川:
はいはい

相談者:
それとかデイケアとかですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それ、利用しながら、

ドリアン助川:
はい

相談者:
・・家に・・そのお、

ドリアン助川:
そういう事・・

相談者:
病院に、受診の時だけ?

ドリアン助川:
はい

相談者:
は(わ)、家には・・大体いるんですけどね。

ドリアン助川:
あのお、その施設と家を、往復してるような感じですね?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
で、ちょっと、も、話戻りますが、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、お嬢さん56歳は・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今のその、お嬢さんの家庭に不満があってそちらに戻って来たんですか?それとも、か・・

相談者:
そうですね。あの・・

ドリアン助川:
それがあったんですか?

相談者:
あのお・・ご主人の方が・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
障害者で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、仕事できないんですよね。

ドリアン助川:
ええ、ええ

相談者:
そして・・

ドリアン助川:
えーと・・

相談者:
その子どもも、もう大きいんですよね。

ドリアン助川:
あの、ちなみに、お孫さんにあたるそのお子さんていうのは・・

相談者:
そう・・

ドリアン助川:
おいくつですか?

相談者:
えっと、30う、代が2人。

ドリアン助川:
30代2人?

相談者:
20代が2人。

ドリアン助川:
じゃあ4人?

相談者:
はい

ドリアン助川:
これは、あのお・・お嬢さんお1人、で、産んだ子ですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
あは、はあ、4人も?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、今この4人が働かれてるわけですか?

相談者:
2人働いて、2人働いてないです。

ドリアン助川:
うんー・・そのような状況の家庭にあって、

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、あのお、56歳のお嬢さんが帰って来た理由っていうのは?

相談者:
一時帰って来て、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、何とか・・面倒看ようとしたんですけど、

ドリアン助川:
あなた達を?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
主人の方がやっぱり・・進んでしまって、

ドリアン助川:
症状が?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで自分たちが生活できなくなって・・子どもの、ところにまた帰って行ったんですね。

ドリアン助川:
・・あのお、ちょっと話整理していいですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、あなた様は・・11歳年上の83歳の・・ご主人といらっしゃるけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご主人24年前から体、患(わずら)ってて介護が必要だと。

相談者:
はい

ドリアン助川:
でえ、もう、今1人では、も、支えられないと。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、1人56歳になるお嬢さんがいるんだけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
お嬢さんの、ご主人は体が悪くて、

相談者:
はい

ドリアン助川:
仕事が出来てないと。困っちゃってると。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ん、だから、お嬢さんとしては、ま、どっち行っても困るわけですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
とはいえ、ま・・家の方も放っとけないんで、行ってしまったと。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、わたしはどうしたらいいんでしょう?という事が・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
今日の、お悩みの全貌ですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
これね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あのお、今日・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
何か、全面解決するっていうような答えは・・わたし達から出る事もないと思うんですよ。

相談者:
(鼻をすする)はあー

ドリアン助川:
あのお・・ただ・・今、奥さんの気の持ち様に対して、

相談者:
はい

ドリアン助川:
何等かのアドバイス・・がいただけるかも、しれません。えー、今日の先生紹介いたします。
三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です、よろしくお願いします。

(回答者に交代)

「老老介護に疲れた72歳を叱咤。悩みを自分で見つけて来るな!」への2件のフィードバック

  1. 介護を手伝ってくれない血の繋がらない娘がそばに居なくなって困るって言うのが全く意味不明

    介護の交代して欲しいとか手伝って欲しいとか言ったら逃げてったんじゃない?

    三石せんせのお答え厳しいけど…まあ確かにそう考えるしかないよね
    ホントみんな長生きしてる

    私は長生きに全く希望が持てない医療従事者です

  2. 悩みを自分で見つけて来るな!
    のまさにそれ感
    最近のドリ、なんかいいじゃないの

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