オープニングと各パーソナリティの前フリをまとめました。
鬼籍に入った方、降板された方も含まれます。

番組は、電話のコール音2回の後、那須恵理子アナのタイトルコールがあって一旦CMが入り、その後、テーマソングに乗せた那須恵理子アナによるオープニングで始まります。

テーマソングが止むと、その日のパーソナリティによる１0数秒程度の前フリが流れて、電話コール音が２回鳴った後、受話器を取る音があって、相談が始まります。

ここまではすべて録音です。
（生番組ではありませんので、この後もすべてが録音ですが、相談に関係なく使い回されているという意味で）

オープニング（那須恵理子アナ）

「
人生には様々な喜びがあり、同時に苦しみや悩みもあります。
人に言えない、誰にも相談できない悩みや苦しみ。
そんなとき、いくらかでもお役に立てればというのがこの番組です。
各界の専門家があなたの相談に応じております。
パーソナリティは〇〇○○さんです。
」

文言は変わらないものの、たまに録り直しているもよう。
以下の音源は2012年当時のもの。

また、放送を注意して聞くと、パーソナリティによって違う音源が使われていることに気づきます。
パーソナリティの名前を告げるので当然と思うかもしれませんが、最後のその部分だけを入れ替えれば済むところを、そうはしていないということです。

 

エンディング（那須恵理子アナ）

相談が終わるとすぐにCMが入り(*1)、その後にオープニングと同じ音楽をバックに、那須恵理子アナがその日の回答者とパーソナリティを紹介して、相談の受付けをアナウンス(*2)して終わり。

(*1)　オルゴールが流れる局もある。（CM枠が埋まらない。地方局で多い）

(*2)　相談受付け日の火曜日と水曜日は受付時間（午後1時半から3時まで）のみを、それ以外の曜日は相談日（毎週火曜日と水曜日）のみを告げる。

ニッポン放送では、さらにこの後のCMの後（20分枠の外）で、次回（金曜日は翌週月曜日）の予告が入る。

 

スポット告知（那須恵理子アナ）

不定期にCMの合間に入る番宣。
その日の相談の予告が入ることもあれば、スペシャルウィークの前には特集内容が入る。

「月曜から金曜　午前11時は、テレフォン人生相談」

 

加藤諦三の前ふり

この方だけは３つのバージョンがあります。

「
こんにちは加藤諦三です。
あなたが認めたくないものはなんですか？
どんなに辛くてもそれを認めれば道は開けます。
」

「
こんにちは加藤諦三です。
変えられることは変える努力をしましょう。
変えられないことはそのまま受け入れましょう。
起きてしまったことを嘆いているよりもこれから出来ることを皆んなで一緒に考えましょう。
」

「
こんにちは加藤諦三です。
あなたの人生の物語を聞かせてください。
正直に話すことで悩みを解決する力が生まれます。
それは絶望が希望に変わるときです。
」

番組では日替わりでローテーションしています。
（土曜日を含んだローテーションなので、ニッポン放送など土曜日に放送しない局で聴いている人にとってはさにあらず）

電話を受ける段階では放送日は決まっていないでしょうから、後から前フリだけをスタッフが付けていることが分かります。
当たり前ですけどね。

⇒加藤諦三の相談一覧

今井通子の前ふり

「
こんにちは、今井通子です。
人にはなかなか言えない相談ってあるものですよね。
電話一本くだされば参考になる意見、心がほぐれるお話ができるかもしれません。
あなたのご相談は同じ悩みを持つ方の支えになるはずです。
」

⇒今井通子の相談一覧

柴田理恵の前ふり

「
こんにちは、柴田理恵です。
朝の来ない夜はありません。
春の来ない冬はありません。
明日の先には必ず希望があります。
さあ、話してください。
」

しっかりと創価学会員のカラーを出して来ました。

知らない人にとってはなんでもないものかもしれませんが、学会員が聴けばすぐに同志だと分かる文言で出来ています。

彼らが敬愛する池田大作氏の言葉なんだけど、元は日蓮の金言で、それを口語体にしたものです。

結果を出すことを強いて、状況をすべて信心の強弱に帰着させます。
彼らにとって良いことは信心のおかげ、
悪いことは信心が足らない、仏罰、あるいは法難。

⇒柴田理恵の相談一覧

玉置妙憂の前ふり

「
こんにちは、玉置妙憂です。
どんな道を選んだとしても、後悔してしまうのが人間です。
今の深い悲しみも、いつか必ず癒やされる時が来ます。
今日、この出会いも、何かのご縁。
心を開いてお聞かせください。
」

インタビューや著作本では仏教用語からの引用も多いのですが、直接の引用はなし。
前段の「どんな道を選んだとしても、後悔してしまうのが人間です」については、本の中ではさらに進んで「あなたがその時に悩んで決めたのだから、それがベストな選択なんです」とおっしゃっています。

 

田中ウルヴェ京の前ふり

「
こんにちは、田中ウルヴェ京です。
どんな悩みも言葉にすることで答えが見つかります。
あなたの言葉があなたの人生の良いきっかけになるように一緒に考えましょう。
」

 

勝野洋の前ふり

2015年までパーソナリティ。

「
こんにちは、勝野洋です。
人間迷っているとつい、下を向いてしまいます。
他にも道があることに気づくことはできません。
顔を上げて前を見ましょう。
このお電話がそのきっかけになったらと願っています。
」

⇒勝野洋の相談一覧

ドリアン助川の前ふり

2020年2月までパーソナリティ。

「
こんにちは、ドリアン助川です。
今がたとえ辛くても、角度を変えて見れば進むべき道が見えてくるはずです。
選ばれていないときが選ばれているとき。
さあ、一緒に歩き出しましょう。
」

この、”選ばれていないときが選ばれているとき”
の部分はご本人による解説が必要かも。

老子を敬愛し、漢語を分かりやすく解説した本（＜バカボンのパパと読む「老子」＞）も出されていますので、おそらくこの前フリもそこから引用と思われますが、特定できていません。

受動態の主語が明示されていないので、様々な解釈ができますが、運命だとか、神さまだとか、なにやら大きな力のようなものでしょうか。
で、選ばれるのは当然、わたしやあなた、すなわち相談者。

例えば、そのときは神さまに見捨てられたとしか思えなくても、後で振り返れば、あれがあったからこそ今がある、みたいな考え方です。
今絶望の淵にいるのなら、きっとそうなるから、というエールなのかもしれません。

実は前段の「道が見えてくる」の道も、老子が説くところの道、「TAO」のことかと。

⇒ドリアン助川の相談一覧

市川森一の前ふり

故人

「
市川森一です。
悩みのない人間はいません。
語らいましょう。
一人で悩んでいるより語らっているうちに何かが見つかるかもしれません。
」

⇒市川森一の相談一覧

 

児玉清の前ふり

故人

「
こんにちは、児玉清です。
自分自身のことって実は自分が一番分かってないことが多いんですね。
問題があったら誰かに打ち明けてみると思わぬ解決の道が開けるかもしれません。
そっと打ち明けてみませんか？
」

⇒児玉清の相談一覧