感情表現が乏しい男に結婚が怖い女が一目惚れしたら。坂井眞が突く思考の矛盾

テレフォン人生相談 2018年11月23日 金曜日

趣味のお店で知り合い、相談者の方からアプローチ。
同棲5年。喧嘩が絶えず、仲良くしたい。
婚約を破棄したことがあり、結婚に臆病。
女は将来子どもが出来ることを考えているのだが・・

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女31歳 5年前から同棲中の男37歳

今日の一言: 直接無媒介に相手から拒否されている感情、プレコックス・ゲフュールといいます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい、もしもし、こんにちは

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい・・

加藤諦三:
最・・

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。

相談者:
31歳です。

加藤諦三:
31歳、結婚してます?

相談者:
してません。

加藤諦三:
ああー、そうすっと今・・お一人で暮らしてんですか?それともご両親と?

相談者:
えと、同棲してまして。

加藤諦三:
あ、同棲してる男性何歳ですか?

相談者:
37歳です。

加藤諦三:
37歳の、男性と同棲してる、はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
はい。えーと5年前から同棲をしているんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
え、えと喧嘩が絶えなくて・・

加藤諦三:
はい

相談者:
で、お互い、どうしたら仲良くなるか?っていう方向で進めたいんですが(含み笑い)。

加藤諦三:
はい

相談者:
ちょっと、多分、お互い対人関係が不器用なところがあって(含み笑い)、中々上手くいかず、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。なるべく喧嘩をしないでお互い嫌な気持ちで暮らしたい(たくない?)という事での相談です。

加藤諦三:
はい。それでその喧嘩ってのは、ま、具体的に言うと、どの程度で、いしゅ、一週間に1回とか、月に1回とか。

相談者:
月1ですね。

加藤諦三:
月に1回ぐらい・・

相談者:
はい

加藤諦三:
結構そういう大きな喧嘩があった?

相談者:
はい

加藤諦三:
「どうしたら仲良く」、「上手く行かないんだ」って、言うけど、あなた達は、要するに・・好きじゃないけど、別れらんないって事ですよね?

相談者:
あー・・

加藤諦三:
簡単に言ってしまうと。

相談者:
簡単に言ってしまうと(苦笑)はい

加藤諦三:
そうですよね・・

相談者:
好き、好きな、好き、はーいエヘヘ(苦笑)

加藤諦三:
あの、ま、好きは好き。ま、最初は恐らく好きだったと思うんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
どういう出会いですか?

相談者:
・・あの、よく行くお店で・・

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしが話し掛けて、「遊ぼう」っていう事に、なって。

加藤諦三:
はい。よくう・・行くお店っていうのは、レストランかなんかの?

相談者:
はい・・あ、えっと、ちょっと趣味の・・お店。

加藤諦三:
あー趣味の店ですか。

相談者:
はい、#$%◆

加藤諦三:
手芸とか。

相談者:
あ、そうです、そうです(苦笑)。手芸とか車とか。

加藤諦三:
車で、はい

相談者:
はい

加藤諦三:
そこで、じゃあ、趣味はおんなじだったわけね?

相談者:
はい

加藤諦三:
趣味がおんなじで、話は、そうすると最初は合ったわけだ?

相談者:
はーい

加藤諦三:
ですよね?

相談者:
そうですね・・

加藤諦三:
で、そうすると・・これはなーに?最初は一目惚れのような感じ?

相談者:
・・わたしが?一目惚れしました。

加藤諦三:
あなたが一目惚れ。あ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
相手は?、一目惚れでなかった?

相談者:
なんか話して行くうちに、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、わたしがよく喋るので、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、相手、ちょっと、あんまり、ひ、人と、コミュニケーションが取れないというか、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの・・あまり喋らない、人なので。

加藤諦三:
うん

相談者:
はい、あの、で、ちょっと気に入って頂けて、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
でも・・相手がよく喋らない・・どちらかというと無口、だけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが一目惚れしてですね・・

相談者:
はい

加藤諦三:
相手もそれなりに、あなたの一目惚れえ、するように・・好きになったんではないの?
あなたが一目惚れして段々と相手が・・嫌だけどそうなってったっていう・・

相談者:
あ、嫌あ、ではなかったと思いま、す。

加藤諦三:
ん、ですよね?

相談者:
見た目的には・・あの、うん、向こうも、だし、

加藤諦三:
い、い、向こうもあなたに・・

相談者:
はい

加藤諦三:
当初は・・好意を持ったんですよね?

相談者:
はーい

加藤諦三:
ていう事はあ・・最初のスタートはあ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
・・かなり、情熱的な、関係のスタートだったんじゃない?

相談者:
わたし、だけだと思います、それは。

加藤諦三:
あなただけ・・

相談者:
あ、あまり・・はい

加藤諦三:
が情熱的?

相談者:
はい、あの・・その37歳の彼が・・

加藤諦三:
はい

相談者:
あまり、感情を表に出すような人ではないので。ちょっと、どうだったか?もわたしは分からないです(苦笑)。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
はい(苦笑)

加藤諦三:
あの、表情としては無表情な人?

相談者:
・・そうですね。

加藤諦三:
ふうーん・・だから・・感情そのものがあ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
無いというよりも・・

相談者:
はい

加藤諦三:
感情を表現する言葉を持ってないんじゃないの?

相談者:
その通りです。

加藤諦三:
・・そうですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だけど結婚するのが、怖い?

相談者:
はい。
怖いです、わたし実は婚約、破棄をした事があって、結婚するのが怖くて・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
で・・そのわたしの実家自体が、ヒステリーな母親と、

加藤諦三:
うん

相談者:
無関心な父親・・

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
で、でいて、わた・・その弊害が自分自身で、ちょっとよく、分かってて、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、色んな本とかも見て、よく分かってるからこそ、これから怖いです。

加藤諦三:
だから人と接するところまでは同棲まではいんだけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚するのが怖いんだよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だから今の状態っていうのはあなたにとってはあ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、結婚じゃない・・

相談者:
はい

加藤諦三:
でも、一人でもないっていうのは・・この状態があなたにとって安定してるんですよ。

相談者:
安定してました、そうです。

加藤諦三:
ですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど、この状態があなたにとって安定してるんだけれども・・

相談者:
(咳)はい

加藤諦三:
この状態そのものは不健全でしょ?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
だから・・「いつも喧嘩してる」って、さっき、お・・言いましたね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・でもこれ別れらんないよね?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
だって・・別れるっていう事は問題解決をする事だから。

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、問題が解決しないところで安定しちゃったんですよ。

相談者:
あーあ

加藤諦三:
彼も心に問題抱えている。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたも心に問題抱えている。

相談者:
はい

加藤諦三:
その問題をお互いに解決しないで、

相談者:
はい

加藤諦三:
問題を抱えたままで、の状態で安定したのが今のこの・・5年間の同棲生活なんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・彼自身が、

相談者:
(咳払い)はい

加藤諦三:
人と心を触れ合う・・触れ合い方っていうのが、も、全く無いし。

相談者:
はい

加藤諦三:
基本的に彼は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
他人を拒否してるっていう感じをどっかであなた持った事ない?

相談者:
あ、あります!凄いあります、それ。

加藤諦三:
そうなんです、彼は、彼は基本的に・・

相談者:
はい・・(咳払い)

加藤諦三:
・・ちょっと難しい言葉で言うと・・

相談者:
はい

加藤諦三:
無媒介に・・直接、無媒介にあなたという存在を拒否してんですよ。

相談者:
ああーあ

加藤諦三:
例えば・・変な声を出してね?

相談者:
はい

加藤諦三:
拒否してるってこと、表したり、

相談者:
はい

加藤諦三:
あ・・或いは変な格好をしてみたりね?

相談者:
はい

加藤諦三:
彼が女装してみたりね?

相談者:
ああ

加藤諦三:
なんかそういう事をやって・・31歳の・・あなたを拒否してるってんじゃ・・だったら、あなたもよーく分かんだけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・何だか、あなたの側からすると・・直接、無媒介に、彼から拒否されてるような感じが、一番心の奥底で感じてるんだろうと思うんです。

相談者:
・・ああー、フフフ(苦笑)

加藤諦三:
・・大変難しい、相談なんですけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はスタジオにですね・・

相談者:
はい

加藤諦三:
弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみて下さい。

相談者:
はい、お願いします。

(回答者に交代)

「感情表現が乏しい男に結婚が怖い女が一目惚れしたら。坂井眞が突く思考の矛盾」への2件のフィードバック

  1. 坂井先生、いいなぁ💕
    いつも丁寧でわかりやすい回答に惚れてしまいます。
    小難しい心理学を自己満足で説かれるより、これからの生き方の指標になる回答をしてくれ、何よりも優しさを坂井先生には感じます。
    坂井先生で良かったですね、相談者さん^_^

  2. 同棲で仕事辞めんの?なぜに?たまにいるよね。
    それって同棲っていうの?
    管理人さんのいう通り内縁になるよね~
    仕事している同士で若いと同棲っていう気がする

    30過ぎたらあっという間に日々が過ぎる
    35歳から妊娠しずらくなるよーいろんなリスク上がるよー
    仕事さっさと始めて次見つけな!

コメントはお気軽にどうぞ。承認後に掲載されます。
承認基準はコチラ

名前欄は必須です。何かハンドルネームを入れてください。