夫が逝ったら小姑と小舅が牛耳る舅名義の土地に住むアタシはどうなる?
テレフォン人生相談 2019年3月27日 水曜日
住んでる所は10数年前に亡くなった舅名義になっている。
舅の遺産分割は済んでいない。
夫は施設で寝たきり。
相談者は、夫の弟と妹とは仲が悪い。
義弟は権利書を持っていってしまい、義妹は土地の栗を取らしてもくれない。
夫が亡くなれば住めなくなると聞いたのだが・・
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 女72歳 結婚49年 一人暮らし 夫77歳は施設に入所 3人の息子は独立 孫8人 姑は20数年前に、舅は10数年前にそれぞれ他界 夫の妹68歳 夫の弟63歳
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
あーもしもしい?
ドリアン助川:
よろしくお願いします。
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いします。
ドリアン助川:
こんにちは、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
えーと、嫁に来て、50年近くなるんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
爺さん・・の、舅のね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお、土地と、家(うち)の名義になってるんです。
ドリアン助川:
・・はい?、えー・・
相談者:
今住んでいる・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ところが。
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい。それで旦那が施設行ってるので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
旦那が万、万が一の事がありましたら、
ドリアン助川:
はい
相談者:
この家(うち)に住んでいられないって人にも言われるし、
ドリアン助川:
はい
相談者:
毎日不安でいるんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、その・・と旦那が亡くなった場合ね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
ここに住んでいられるかどうか?、それをお聞きしたいと思って。
ドリアン助川:
はあー
もう完全にこれ法律の話になっちゃうのかなあ?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
ねえ
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーと結婚して50年?
相談者:
近く。よん・・
ドリアン助川:
近く・・
相談者:
長男が48だから49年ですね。
ドリアン助川:
ごちょ、ご長男は48歳で。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、という事は、ま・・49年・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
で・・失礼ですけども、おいくつですか?
相談者:
72歳。
ドリアン助川:
72歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
旦那さんは?
相談者:
77歳。
ドリアン助川:
77歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、この旦那様が、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、先ほど「施設」っておっしゃいました?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ん、ん、どういう、感じなんでしょう?あの・・うー・・
相談者:
ええ、もう全然、あー、て、胃ろうと・・全然喋れません。寝てるだけなんです。
ドリアン助川:
あ・・そうなんですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ベッドの、上で?
相談者:
はいそうです。
ドリアン助川:
はい。えーと、喋れないというのは、認知症も入ってるという事ですか?
相談者:
んーと、もう全然、全部、筋肉とか・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
機能が衰えてると思います。
ドリアン助川:
それはいつぐらいからですか?
相談者:
えーとね、もう2年前から。
ドリアン助川:
2年前から。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、その、施設に入る2年前までは、えー・・
相談者:
ええ、なんとか喋れたり・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
しましたけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
施設は5年んー、ぐらい前から入っています。
ドリアン助川:
はい
しかし、えー、2年ぐらい前から意識ももう、おー・・
相談者:
ほとんど無い、喋れま、意識はちょっと、目は開くんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
話は出来ません。
ドリアン助川:
んー、なるほど。で、そこの・・今、住んでらっしゃるところは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
え、お子さんと一緒に住んでらっしゃるんですか?
相談者:
いいえ、今一人暮らしです。
ドリアン助川:
一人暮らし?
相談者:
はい、もうずうっと前から。
ドリアン助川:
お子さんは独立なさってるわけですね?
相談者:
はい全部・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
3人共男の子。
ドリアン助川:
3人共男の子?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
えー、じゃもう、お孫さんもいらっしゃるわけですかね?
相談者:
ええ、8人います。
ドリアン助川:
8人?
相談者:
エッへへ(笑)
ドリアン助川:
お孫さん、さ、それはもう幸せな事ですね?
相談者:
えー?、どうですかね?
ドリアン助川:
あーそうですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うんー、あのお・・今住んでらっしゃるところ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
どれぐらいの広さなんですかね?
相談者:
えーとね・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
うちは土地があるんです。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
えーとね、住んでるとこっつうか、家(うち)のた、建ってて、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
路地とか・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしが作ってるとは、2反歩で、6・・600坪ぐらいですね。
ドリアン助川:
600坪?
相談者:
はい、それで・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ひた原、全部草だらけになってるんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そうするとね、3、7、21。2100坪あるんです。
ドリアン助川:
2100坪?
相談者:
はい
それで弟が敷地内に、
ドリアン助川:
はい
相談者:
1反歩ぐらい、あの、家(うち)建ててあって、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいで妹が2反歩、600坪もらって、義理の。
ドリアン助川:
はい、そうするとその土地をお持ちの、おー皆さん、みんなで今使ってらっしゃるって感じ、なんですかね?
相談者:
ん、そうですけど、
ドリアン助川:
ええー
相談者:
とにかくその義理の妹さんが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
牛耳って。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
もう、古い家(うち)もあったんです。その、うる、古い家(うち)の方の・・物から、ねんぶ(全部)、自分が管理、栗の木もあって、栗も全部自分が拾って・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
なん、わたしには拾わせないっていう感じなんです。
ドリアン助川:
栗、栗の実1つ、「あなたには」・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
「拾わせないわよ」と。
相談者:
はい、そうなんです。
ドリアン助川:
はあ
相談者:
それで・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
弟も・・もう権利書から全部持ってってるので、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしは何1つ、意見も言えないし、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
なん、ダメなんです。
ドリアン助川:
あのお・・その・・今住んでらっしゃると・・ところの・・おー土地家屋の名義というのは・・お舅、さんの?
相談者:
はい、全部そうです。
ドリアン助川:
うん、全部そういう事なんですね?
相談者:
はい、はい。多分、妹と弟さんは、義理の。
名義変更して、家(うち)は建てたと思うんですけど、
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
それは分かりません。
ドリアン助川:
妹さん弟さんてのはおいくつ、ぐらいなんですか?
相談者:
うーんとね、妹がわたしより、4つ若いから68ぐらいですね。
ドリアン助川:
68ぐらい?はい
相談者:
そいで、弟が63ぐらい。
ドリアン助川:
63歳ぐらい?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん・・あなたとしては・・一番理想的なのはどういう、方向でしょうか?
相談者:
とにかくここに住んでいられればいいです。家(うち)と、土地だけで。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
はい
ドリアン助川:
今、実際に住んでらっしゃるお家は何坪ぐらいなんですか?
相談者:
うんとね・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
38坪ぐらいです。
ドリアン助川:
38坪?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ふうん
で「これも、住まわせないよ」と、その、68歳の妹さんが言うわけなんですね?
相談者:
早く言えば「邪魔だ」って言われたんです。
ドリアン助川:
うんー
あ、昔からそういう仲ですか?、この方とは。
相談者:
そうなんです、はい
ドリアン助川:
あー
相談者:
いじめられて来ました。
ドリアン助川:
ああー・・さあ、どうしましょうか?・・
相談者:
へへ(苦笑)
ドリアン助川:
というのが今日の電話ですね?
相談者:
はい、で・・
ドリアン助川:
何か、解決の道があるのかどうか?
相談者:
そうなんです。
ドリアン助川:
それでは今日の回答者の先生を紹介いたします。弁護士・・
相談者:
はい、お願いします。
ドリアン助川:
はい、弁護士の、塩谷崇之先生です、よろしくお願いします。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
勉強になりました。
同じ状況で旦那さんが亡くなり家を追い出された人が知り合いにいたもので。
旦那さんが亡くなっても権利が無くなるわけじゃないんですね、知り合いはそれを知らずに相続拒否に印鑑でも押さされたのでしょうね。周りの人もそうだと思ってるし、それを聞いた自分もそう言う物か、相続は早くやっとかないといかんな、くらいに思ってた、知らないって怖い。
遺産分割協議せずにほっとく人達って、難しいこと考えるのが苦手なうえに、お金に対する不安があるんですかね。
他人の意見を調べもせず、不安がって。
ちょっと、アレなのでは?
配偶者の相続に口出すとろくなことないとか
まだ亡くなる前から相続の話をするのはあさましいとか
よく言われるし私もいい印象はもたなかったけど
こんな老後になるならやっぱり元気なうちにきちんとしてて
ってせっつきたくなりますね。