【日曜に読む傑作選】休学を続ける息子21歳の高校生を王様にしてしまった母親
テレフォン人生相談 2012年4月2日 月曜日
[2019年9月1日アップ]
16歳で不登校になり休学届を出し続けて21歳になる息子の今後。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女46歳 夫53歳 長男21歳 長女19歳
今日の一言: 過干渉も放任も同じ親の無関心です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい
最初に年齢教えてください。
相談者:
46歳です。
加藤諦三:
46歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
53歳です。
加藤諦三:
53歳、お子さんは?
相談者:
21の長男・・
加藤諦三:
はい
相談者:
長女が、19歳です。
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
はい
えと長男が、
加藤諦三:
はい
相談者:
5年前に、高校に行けなくなりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
でそれから、ま、あの、休学う、ずっと届けしながら、そのままにな、っておりまして、
加藤諦三:
高校行けなくなったっていうことは、不登校という意味ですか?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい・・はい、で、今も、ま、その状態で家に、あの、いるんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい・・で、あの、わたしとは、ま、こう、喋ったり、あの、全然、こう、喋、って、閉じこもったり、は、してないんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・どうもこう、学校、の、ことになると、
加藤諦三:
はい
相談者:
まだちょっと行けない、様子で。
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっとこう自分でも悩んでいる?
加藤諦三:
はい
相談者:
ような、様子です。
加藤諦三:
そうすると、家にいてあなたと話している、ということですから、例えば買い物に、コンビニなんかは、ふ・・
相談者:
あ、はい、行きます。
加藤諦三:
行きます◆#、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あ、部屋の中に閉じこもっちゃってるという意味ではないんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うん、それで、ま、高校に行けなくなったということですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
小学校中学校はどんな・・生徒さんだったんですか?
相談者:
あ・・あのお、すごく、ま、おとなしくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
真面目で。
加藤諦三:
はい
相談者:
小中学校の時も、あの、ま、やる気、を持って、
加藤諦三:
はい
相談者:
自分なりに頑張ってる様子だったんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱちょっとこう無理して、
加藤諦三:
はい
相談者:
いい子をやってるなっていう感じも、あ、ありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっとこう、高校に入って燃え尽きちゃ、ったのかな?っていう・・
加藤諦三:
うん
相談者:
はい、感じです。
加藤諦三:
その・・無理して、してるっていうのは・・当然、その・・親に対して無理してる・・
相談者:
はい
加藤諦三:
無理して良い子を演じてるということ?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
で・・そのことで、ご主人はどうしてるんですか?、そのお、長男が無理して良い子を演じてるという・・
相談者:
はい
加藤諦三:
こと・・
相談者:
それでま、そのまま・・あの・・すごくこう、あまり無口で、コミュニケーションが上手じゃない人なもんですから、
加藤諦三:
あ、ご主人がね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
黙って、たり、ま「勉強しろよ」っていう感じでは言ってたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、そんなに、あの、無理矢理勉強させるとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうことはなかったんですけど、やっぱり本人にしたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
こう、期待が、大きくて・・あの・・なんか、ん、ん勉強しなきゃ、いけないみたいな・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの・・プレッシャーを感じてたんだと思います。
加藤諦三:
「期待が大きくて」っていうのは、あのお・・あなたの推測では具体的に、例えばこの高等学校に、行くとかなんかそういう・・
相談者:
はい
加藤諦三:
プレッシャーを感じていたということですか?
相談者:
そうです。はい
加藤諦三:
ふうーん
そのお、ま・・「勉強しろよ」っていう言葉は、あのお・・会話がなかったから、言ってるような感じ・・
相談者:
そう(苦笑)そ、ま、それはあると思いますけど・・
加藤諦三:
他に適切な、言葉が、あれば、
相談者:
はい
加藤諦三:
適切な言葉が言ったんでしょうけどね?
相談者:
はい、そうですねえ。
加藤諦三:
で・・朝はちゃんと起きている?
相談者:
あの、い、一回は起きて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、また寝ちゃったりはするんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、自分で努力して、ま、あの、起きるようにも、してる様子も見えますし、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、中学生のある、家庭教師頼まれまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
それを、あの、始めて、ま、ちょっと数ヶ月ぐらい経つんですけど、
加藤諦三:
はいはい
相談者:
あの、それは、ま、あの、やってるんです、なんとか。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると・・アルバイトみたいにしてえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
ん・・もう、わずかかもしれないけど、とにかく、
相談者:
はい
加藤諦三:
お金は入ってるわけですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
で、昼夜は逆転してるわけじゃなくて。ちゃんと昼は昼・・
相談者:
はい
加藤諦三:
夜は夜という、生活をしていると。
相談者:
はい、ま、一応はい、そういうふに、なってます。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどあなたとしては、その・・中学生のお・・家庭教師じゃなくて、年齢も年齢だから、どっか・・会社でも、かなんか、
相談者:
はい
加藤諦三:
お勤めしてもらいたいということなんですかね?
相談者:
はい、あの、ま・・学校に?
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、まだ学校が途中なので、あの・・
加藤諦三:
あ、学校に戻ってもらいたいということ?
相談者:
あ、戻ってもらいたいっていうか、そこの、も、戻、ってっていう意味じゃないんですけど、
加藤諦三:
え
相談者:
やっぱりその・・自分を、あの、もっと上の大学、あの、学校にも行きたそうだったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうのをこう、あの、また・・取り戻して?
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、行けるようになったらいいなとは思うんですけど、
加藤諦三:
うーん
相談者:
ま、でもそれも無理だったら、あの、無理しなくてもいいし、「自分で」・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
「決め」、「てね」っていう、ふうには言ってあるんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
またそれもこう、なんか親がそう言うと(含み笑い)、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり、あたしへのこう、反発し、心とかもあると思うし、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、なんかこう・・逆効果なのかな?と(含み笑い)、なんか対応がちょっと・・
加藤諦三:
ん、難しい◆#、うん
相談者:
分かりづらくて、はい
加藤諦三:
今日はそのご長男、21歳のご長男に、どう対応したらいいか?っていうことですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました、今日はあのスタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてるので・・
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみてください。
(回答者に交代)
私からすると、決めつけ感が強いと感じることが多い大原先生ですが、
「朝起きてきたときに関心をもつ」には同感です。
どんなことも「当たり前」になりがちですよね。
不規則になりがちな無職の21歳が朝7時に起きてきて、自分でご飯食べることは、とても貢献的ですね。
しっかり顔を見て、おはようと挨拶して、「元気な顔を見れて嬉しい」と伝える。
あとは、できることを任せて「ありがとう。助かるわ」。
相手を変えようとするのではなく、
自分がかわること。
ほんと、高校に、5年間在籍できるんだ!?休学でも、学費かからないのかなぁ…。
そこは、いい加減見切りつけるべきかな。5年もたって、5年したの子と同級生にはならないだろう。
21才ですからね。
21年分の子育ての積み重ねの中で、こういう風に育っていったってことですよね。
改めて、子育てって難しいな、怖いな、と思いました。
親が自分を見つめること、こどもと本気でぶつかりあうこと、お手伝いをさせてこどもに役割を与え、自立に備えること。
親の生き方を問われますね…
長男いま28歳か。どうしているのだろう。
休学事情について、ざっとネットで調べてみたら6年も休学させてもらえる学校は無い感じだった。
休学の翌学期には復学か退学を迫られる。
休学期間は当然単位が修得できないので留年し、それが複数回に渡ったところで自動退学処分(高専はこれに近い)。
など。
相談者一家して退学通知が来たことに気付いていないのか、相談者が実は見栄張ったのか。
なんで通信制にかえなかったんだろう。
息子に対して、触らぬ神に祟り無しみたいな接し方よね。
テレ人だなぁ。