「母親になれば分かる」結婚を前に呪文のようにまとわりつく母の言葉
テレフォン人生相談 2020年3月2日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 田中ウルヴェ京(シンクロ銅メダリスト、メンタルトレーナー)
相談者: 女29歳独身 同棲中の彼氏と二人暮らし 父58歳 母51歳 弟と妹がいる
今日の一言: なし
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。
相談者:
はい、29歳です。
加藤諦三:
29歳。今、独身ですか?
相談者:
はい、今は独身です。これから、えーと、結婚・・
加藤諦三:
あ、これ・・
相談者:
籍を入れよう、かな?という、とこです。
加藤諦三:
あー、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと、今は、あの、1人でお暮らしですか?
相談者:
と、付き合ってる彼と、2人で、暮らしてます。
加藤諦三:
あ、同棲してるということですね?
相談者:
そうです。はい
加藤諦三:
はい・・分かりました。それで、どんな相談ですか?
相談者:
えっと、わたしい・・と、わたしの母との関係性・・
加藤諦三:
んはい
相談者:
を踏まえて、わたしはこれからどう考えて行けばいいのかなという、相談です。
加藤諦三:
はい。お母さん何歳ですか?
相談者:
は(わ)、えっと、今・・51?・・です。
加藤諦三:
51歳
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・お父さんは?
相談者:
お父さんは、えー、58かな?、はい、58です。
加藤諦三:
58歳。で、あなたは今、1人で暮らして、あ、ま、同棲してるということですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、家を出たのは、何歳ぐらいのときですか?
相談者:
実家を離れたのは二十歳のときです。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、離れたのは、あの・・
相談者:
母との関係が悪くて・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
ですね。
加藤諦三:
あー、で、あなたのきょうだいは?
相談者:
えっと、弟と妹が、1人ずついます。
加藤諦三:
弟と妹。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、弟と妹とお母さんとの関係は特別悪くないの?
相談者:
えっと、そうですね、母との関係は・・はい。大丈夫です。わたし以外は。
加藤諦三:
ん、ん、ん、あなた以外は。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あなたと・・
相談者:
はい
加藤諦三:
弟と妹との関係も悪くないわけですね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
今はもう仲、いいです。
加藤諦三:
うん
と、あなたの、方、目から見ると、その・・51歳のお母さんとなんーで、あなたそんな、悪くなっちゃったの・・
相談者:
父は、あまり心がたぶん、強くないか、人で、
加藤諦三:
はい
相談者:
何かと、蒸発する、感じだったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、えっと、母親がずっと、女手一つで、育ててくれた、ていう感じの家庭だったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
それに加えて、母親とずっとほんとに幼少期から、なんか、なぜか分からないけど、ずっと馬が合わなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
ずっと母親から、なんか、なぜか分からないけど、攻撃をずっとされている感覚で、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
それに対してわたしが、えっと・・反抗期を迎えたときに反抗を始めて、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それで悪循環っていう感じで今まで来てしまってると思ってます。
加藤諦三:
うん
相談者:
結構小さい頃から・・え、きょうだいとか、あとわたしのお友達がいる前で、結構バカにされつづけていたってこととか、
加藤諦三:
うん
相談者:
中学1年生の頃に・・えー、わたしの意思と関係なく二重の整形をさせられたことです。
あと整形をさせられたことによる、わたし自体が自分の容姿を、ちょっと、じん、自信が持てなくなってしまったっていうことも・・
加藤諦三:
はい
相談者:
トラウマの1つで、
加藤諦三:
あはい
相談者:
わたし自体が、えっと、母親にも直接聞いたんですよ。
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
「今までなんでこういうことして来たんだ?」っていうのを、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたし自体が、これから&#、結婚考えているので、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の子供に同じことを、絶対にしたくないのもあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の中で、落とし込みたくって。最近訊いたんですけど。
加藤諦三:
あー、なるほど、はい、はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
それで訊いたところ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
えとぉ、「母親になれば分かる」っていう一言で済まされてしまって、
加藤諦三:
ふうーん
相談者:
それじゃちょっと納得がいかなかったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、結構、しつこめに訊いてしまったんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、しかも2人っきりのときだと絶対に、ちょっとあの、言ってくれないので、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、申し訳なかったんですけど、親戚と集まったときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
えー、そこの前でちょっと言ってしまったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
えっと伯母の前で。え、なのでえっと母親の、えっと・・姉ですね・・
加藤諦三:
うん
相談者:
の前で・・
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
言ってしまったんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
そしたら、その伯母も一緒になって、訊いてくれたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
えっとその・・整形え・・のことに関しては、
加藤諦三:
うん
相談者:
言われてちょっと、本当にびっくりしてしまったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
えっとわたしが、中高一貫の学校に行っていたところが、
加藤諦三:
うん
相談者:
えっと母親の母校だったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
自分ん、が、キラキラしていた学校に、自分の娘を通わせるにあたって、
加藤諦三:
うん
相談者:
二重にしたいっていう気持ちが芽生えたっていうの聞いてしまったときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
あー、もう、そういう感じなのかなあ?っていうふうに、
加藤諦三:
ふうーん
相談者:
ちょっと思ってしまったり・・
加藤諦三:
うん。で、あなたは・・なんでいじめた・・ですか?っていうのを、まあ、知りたいっていうけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは薄々、分かってるってことないですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんについてあなた、さっき言いましたよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか心が弱いというような。
相談者:
はい、それは・・
加藤諦三:
お父さんとお母さんとの関係はどうなんですか?
相談者:
えっと、今は一緒に・・住んでて、籍も、入ってる、ですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
ずっと同じ人同士で、籍を離したり、くっ付けたりを、く、続けてた人なんですね。
加藤諦三:
あ、要するに、離婚結婚と、おんなじ人とで、結婚して、また離婚してまた結婚してっていうことね?
相談者:
そうです・・そうです、そうです・・
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
そういう・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ことだったんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
なので、今は、結果的に仲いいっていう感じ・・なんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
えっと、今まではやっぱり、何回も何回も、蒸発して、
女の人を、結局外で見つけて・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、そこで安らぎを得て、
加藤諦三:
うん
相談者:
家に帰って来ないみたいな感じだったので、
加藤諦三:
うんうん
相談者:
ま、母親も苦労は、もちろんしたとは・・思いますね。
加藤諦三:
それで今日の相談としてはあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
わたしがそういういろんな、ま、母親からの・・
相談者:
はい
加藤諦三:
攻撃に遭って、
結婚して・・
相談者:
はい
加藤諦三:
子供ができたときに、また自分が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
その子供、に、対して・・そ、そういうことを、す、しなあ、うるんじゃないかという・・ことが不安になっているということですね?
相談者:
そうですね、一番はそこです。
加藤諦三:
てん・・はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオにですね、シンクロの、銅メダリストで・・メンタルトレーナーの、田中ウルヴェ京先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
「母みたいにならないように」って思ってたら、逆にそうなると思います。子育てって思ったとおりにいかないものですから。もし産んだのなら、「お母さんは私のためを思ってやってくれたんだな」と思えるまで、子育てに集中しましょう。
相談者さん、複雑な家庭環境でも素敵に成長されましたね。
ご両親に対する見方も優しくて、理解しようと努力されていて、驚きました。
ウルヴェさんの話も、相談者さんに響いたようで、声が明るくなったので安心しました。
母親の様にならないと気をつけるのだって、良いと思います。
子育て、心配しなくても大丈夫ですよ。
まず恨むべきは父親じゃない?
お母さん、相当苦労したでしょうねえ。
同じ目にあわないように、整形も含めて育ててくれたのでは?
よかったね、いい人に巡り会えて。
感謝しなきゃね(笑)
母親からの呪いの言葉を胸に刻むより、幸せになる祝福の言葉を自分で見つけ出し心の奥に刻めばよい。