伝わるか互いの思いやり。農家を継いだ夫が許す同居を嫌がり通いで手伝う妻
テレフォン人生相談 2020年6月16日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 沖縄なまりの女54歳 夫60歳農業 家庭持ちの長女28歳 一人暮らしの長男27歳 次男18歳と二人暮らし 夫は実家で一人暮らし 義父母は他界している
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いしますう。
今井通子:
はい
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
旦那との関係の件で。
今井通子:
え?、どういう関係で?
相談者:
農業をやってまして、
今井通子:
はい
相談者:
ずうっと仕事をしてるんですけど、なんか認めてもらえてなくて(含み笑い)・・
今井通子:
あらあ・・あなたおいくつ?
相談者:
と、54歳です。
今井通子:
ご主人は?
相談者:
えーと60歳です。
今井通子:
60歳
相談者:
はい
今井通子:
あのお、お宅、自身はなんか・・ご主人のご実家だったり?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
あー。そうすっとお父さんお母さんは?
相談者:
もう亡くな、ってますね。相、旦那の方は。はい
今井通子:
あ、あの、ご主人のほうの、お父さんお母さんはもう亡くなってる?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
お子さんいらっしゃいます?
相談者:
はい。上が女の子で、
今井通子:
はい
相談者:
28歳
今井通子:
はい
相談者:
男の子で27歳
今井通子:
はい
相談者:
男の子で、18歳です。
今井通子:
で・・結婚されてから何年目ぐらい?
相談者:
あ、28年です。
今井通子:
28年?28歳の、お嬢さんいらっしゃる。
相談者:
はい、はい
今井通子:
あ、できちゃった結婚?
相談者:
はい、そうですね。
今井通子:
あ、なるほど。
・・で、ご主人・・は、元々・・その頃・・
相談者:
はい、あの・・
今井通子:
継ぐって言われてた?、っていうか、もうされてた?
相談者:
・・やってましたね。なんか・・小学校の、低学年のほうからずっと手伝わされてたみたいで。
今井通子:
なるほど。
相談者:
も自然の成り行きでっていうか(含み笑い)。
今井通子:
うん
相談者:
ずっと。
今井通子:
でもう、ずっと農家を継ぐと。
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
え?農業そのものを好きだった?
相談者:
いえ、嫁いでっても、彼の、仕事とわたしの仕事は別だから関係ないと思ってましたね(含み笑い)。
彼が農業でやってても、
今井通子:
うん
相談者:
ただ・・わたしが手伝う、っていうのが、義務、じゃないみたい(含み笑い)、なんか・・終わったら自分で、また・・外で仕事したいなって考えてました。
今井通子:
あー、子育てが終わったらね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
で、それが・・できなかったわけですね?
相談者:
はい。義理の母が・・
今井通子:
ん
相談者:
ちょっと身体弱いんですけど、ずうっと手伝ってて(含み笑い)。
今井通子:
はい
相談者:
それを見てて、あ・・なんか、も、可哀想と思っちゃってえ(震え声)。
今井通子:
あー
相談者:
それで、て・・
今井通子:
要するに、義理のお母・・
相談者:
ちょっと手を出したのが・・(苦笑)
今井通子:
うん
相談者:
ハハ(苦笑)
今井通子:
はい
相談者:
ずうっとそれからですね。
今井通子:
で、そうなるとあれですかね?・・これ食事の支度だとか掃除洗濯みたいな・・家事の仕事もあなたが全部引き受けたわけ?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
はあ、は、なるほど。
えーっと、その義理の、お母さんお父さま亡くなったの何年前ぐらいですかね?
相談者:
義理の父は4年前、母は去年ですね。
今井通子:
・・で亡くなられてから、ちょっと生活変わりました?
相談者:
はい。旦那の実家が・・空いてしまったんで。
旦那は向こうに今住んでます。1人で。
今井通子:
あ・・別居生活してるってこと?
相談者:
はい。あの、実家を守らない・・といけないってことで、寝泊りして、
今井通子:
ふん
相談者:
わたしたち・・わたしはもう何も言いませんでしたね。
今井通子:
ふうーん
ご主人そうするとごきょうだいあんまりいらっしゃんなかった?
相談者:
いえ、います。一男四女です。
今井通子:
一男っていうのは、ご主人が一男?
相談者:
あ、長男で、
今井通子:
うん
相談者:
あとは・・
今井通子:
全部女性?
相談者:
はい
今井通子:
要はだから、一人っ子(含み笑い)みたいなもんですね?
相談者:
はい、そうですね、はい
今井通子:
あの、実家を継ぐのはもうご主、ご主人しかいなかったみたいな。
相談者:
はいはい、そうです、はい
今井通子:
で・・お子さんも、みなさん大っきいじゃないですか?
相談者:
はい
今井通子:
そうすると・・その、ご主人が移られるとき、あなたも移っても良かったんじゃない?
相談者:
それは、考えは全然なかったですね。
今井通子:
ん?理由は?
相談者:
なぜかというと、なんか、出入りが、とても、オープンなんですね。自宅自体が。
親類や・・
今井通子:
うん
相談者:
姉妹たちが、
今井通子:
うん
相談者:
もう、毎日、ひどい、ときだったら毎日っていうぐらい・・訪ねて来るんで・・
今井通子:
あー、はあ、はあ、はあ、はあ
相談者:
なんかプライベート空間がないなと思って(苦笑)。
今井通子:
なあるほどねえ。
相談者:
もう、こんなだったら・・仕事も大変だのに(含み笑い)、どうして?みたいな感じだったんで。
今井通子:
うん、ふん
相談者:
もう、一切・・一緒に、向こうに移る気はなかったです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
またあ・・家も古いんで、も、ちょっとネズミとかも多いんで。
今井通子:
アハハ(苦笑)・・分かりました。
で、そのことはでも、ご主人は、「来いよ」とか・・反対とかは、されなかったわけね?じゃ。うん。
相談者:
心の中ではとても思ってると思いますけど・・口には出しません。
今井通子:
あーそうなの?
相談者:
うん。出さないですね、なんか男のプライドか分からないですけど(苦笑)。
今井通子:
ンフフ(苦笑)
それで、あれですか?・・えー、ご実家で、そうすると、ご主人は1人でえ、寝起きすんのはいいんだけれど、食事の支度・・
相談者:
あ、あー、とても器用なんで、なんか小さいときから・・いろいろ作ってたみたいで、
今井通子:
うん
相談者:
それも、自分で、全部やってます。で・・
今井通子:
あ!?そうなの?
相談者:
うん、週に1に、1回ほどわたしが行って、
今井通子:
うん
相談者:
乱れてるとこ、ボカって直して、
今井通子:
うん
相談者:
チリ出しとか、するぐらいですね。
今井通子:
あー、掃除ぐらいはして。
相談者:
うん
今井通子:
あとはもう、ご自身で?
相談者:
はい
今井通子:
そうするとあなたは・・今、息子さんとかお嬢さんは?
相談者:
一番上の子はもう結婚をして、ます。
今井通子:
んで、あの、外へ出てらっしゃんの?
相談者:
はい
今井通子:
ん、うん
相談者:
2番目の子も、今は、一人暮らししてます。
今井通子:
3番目の18歳の・・
相談者:
は(わ)、一緒に住んでます。
今井通子:
あーじゃ、あなたのところは、そうするとあなたと、坊ちゃんだけっていうこと?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
あー、はあ、は
で、あなたは坊ちゃんの、食事の支度とか、
相談者:
はい
今井通子:
そういうのはしている?
相談者:
はい
今井通子:
そうするとお、農業の手伝い?
相談者:
はい
今井通子:
これは、ま、両方の・・お家から、別々に出て来て、
相談者:
はい
今井通子:
クワ持って
相談者:
そう、そう、そうですね、はい
今井通子:
うん。で畑に、あー、ま・・
相談者:
はい
今井通子:
田んぼか分かんないんですけど、
相談者:
はい
今井通子:
行くわけですね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
で・・これ・・義理のお父さんやお母さんが認めてくれなかったんじゃなくて、ご主人が認めてくれないの?
相談者:
・・うん、何か、わたしがやってることに対しても、一々なんか(苦笑)・・愚痴が出るっていうか・・
今井通子:
愚痴を言うの?
相談者:
あ、これやってて、また・・主人も主人で、ま、病気の管理とか・・こういうのもある・・
今井通子:
あ、もちろんもちろん
相談者:
も、あるんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
従業員さんに対して、も、どっか壊れたところが、あったら、
今井通子:
うん
相談者:
「なんで」・・「修理して、やらない?」とか、とか。
今井通子:
うん
相談者:
でも、ンフ(苦笑)、こんな、修理をしてる、時間、がないぐらい、ちょっともう、切羽詰まってんですよ、時間が。アハハ(苦笑)。
今井通子:
大変ですねえ。
相談者:
うん、で・・これだけ働いてんですけど・・自分も・・経営者として、
今井通子:
はい
相談者:
もっと働いてると。
今井通子:
ふん
で、あなたから見てえ、ご主人自身はどれぐらい働いてます?(苦笑)
相談者:
うん、もうなんか、一応、朝も6時、から、約12時間ぐらい働いてるんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
でもわたしから見たらそれを、なんかこういうふうになったのは(含み笑い)・・経営者のあなたですよね?みたいな感じがちょっとあるんですよ、とっても(苦笑)。
今井通子:
フフフ(苦笑)、なるほど。
相談者:
もし、これを、やりたくなければ、じゃあ、なんかもっとなんか・・利便性っていうか、こんなのもっと取り入れたら?みたいな感じのがあるんで(苦笑)。
今井通子:
うん。機械化するとかね?
相談者:
そう
今井通子:
人を雇うとか。
相談者:
うん、人を雇う、あ、人を雇っても、うふん、ひどいときには午前中でやめていきます。ハハハ(笑)
今井通子:
(苦笑)、あ、それぐらいハードなのね?
相談者:
はい
今井通子:
ま、人はそうすると雇えないと。
相談者:
もう、だからわたしから、あ、ま、いろいろ、言い争ったときに、
今井通子:
うん
相談者:
「僕がいるから」
今井通子:
うん
相談者:
「ここは経営成り立ってる」
「僕がちゃんと経営してるからお前たちは食べていける」
今井通子:
うん
相談者:
「給料も与えてる」・・うん、でも、わたし達、りょ、逆に、わたし達一生懸命働いてるからしたら、わたしがいなかった(苦笑)、あの人できる?みたいな感じなのが・・あるんで、も、ま、わたしも、相手のこと認めてあげないといけないのかなって思うけど、も、それはちょっと無理ですね、へへへ(苦笑)
今井通子:
ンフ(苦笑)なるほど。
相談者:
難しい!
今井通子:
うーん・・はい
それで、そうすると今日のご相談なんでしょう?
相談者:
ん、だから・・旦那がこういった態度っていうか、出て来るんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
わたしはどうして、対処したらいいかどうか?
今井通子:
なるほど。分かりました。
今日はですねえ、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてますので、
相談者:
あ・・はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
世間一般的なよくある夫婦間の相談でしたが
原因はまぁ~相談者の承認欲求が強いタイプだから相談者は気づいたらいいけど…
相談者側から見て映る旦那さんの態度が
気に食わないんだね~
実際は旦那さん黙々働き者なんでしょ
気づかないとね…私の感じ方に問題があると
心理的な観点からすると「承認欲求の強い私」ってなるんだけど結論はね
承認欲求とは「他者から認められたい」
「褒められたい」
相談者は旦那さんから褒め言葉が欲しいんだね~だから不満や愚痴になるわけだ…
大原先生の8分の1法則論は相談者は理解したかな?って感じました
回答者もズバって相談者に言うと「ガチャ切り」されるし番組サイドも成り立たないし…
大変だよな~って本当に…個人的な意見だけど
相談者は少しは参考にして生きて欲しいです
相談者は、自分は正しい、旦那が間違ってると思い込んでる図式に、共感、同情してほしかったんだろう。
私から言わせたら、
この旦那さんめっちゃいい旦那さん。
別居生活を受け入れ、食事だって自分でつくり、一人で生活してくれてるんだから。
親戚が頻繁に出入りする実家に住みたくないという気持ちは分かるから、同居すべき!とは言わないけど、相談者のある意味わがままともいえる別居という生活形態を認めてくれてる、それだけで旦那さんに大感謝だと思う!
旦那さんだって、相談者と同じく、農業と家のことやってるのに、「褒められない、感謝されない、認められない」って…。
(◯◯して)くれない族そのもの。
常に、誰かが、何かしてくれないと不満なんだ。
逆だよね。
相談者が感謝しなきゃいけないんだよ。
奥さんの辛さわかる。ただ一言、「よお、お疲れさん」とか「いつもありがとうな」とか、そんなんで報われるんだよね。
その一言で何十年の恩讐が成仏するってくらい、女にとって言葉というか声掛けって重要。
ただ、その感覚が無いそれも還暦すぎた旦那さんに黙って期待してても無理だから、「たまにこう言ってもらえると、より頑張り甲斐があるからお願い」とねだりつつ、自分からも旦那さんに言葉で感謝を表す、誉めまくる。
それこそ「あなたの経営手腕のお陰で」とかを奥さんからどんどん言っていく。
···のが、いいと思う。
それと、口下手な旦那さんだからこそ、浮気の心配とは無縁で来れた、というプラスポイントもあると思う。
あと、単なる感情表現を要求として捉える、というのは目ウロコでした。そういえばお金の愚痴をこぼしたら、彼氏に「だからなんなの?」と不機嫌になられた。なんなのって、「お前も苦労するなあ」みたいに労ってもらいたかったんだが、彼には「男なら彼女に金銭的な援助くらいしてほしいわね」みたいな要求に聞こえたのかもですね。恐ろしい認識のズレだ。勉強になりました。
激しく同感です。
ちょっとした一言、声がけ、必要ですよね。
今回の大原先生の回答はすごくわかりやすくて、なるほどなーと思いました。
私も相談者の立場なら、夫への不満の方が大きくなりすぎて、大原先生の視点は見えてなかっただろうな、諭してもらえてスッキリしただろうなと思いました。
あと、何の思惑もない言葉をかけられたとき、自分に何かを求められているのではないかと考えてしまうクセが自分にもあるので、大原先生の言葉がストンと心に入りました。
ほんと、テレ人はためになります。