コミュ障を拗らせ性欲まで失くす。全方位的に愛着のない女のかつての夢はCA
テレフォン人生相談 2020年9月28日 月曜日
拗らせる(こじらせる): めんどうにさせる、もつれさせる。
CA: キャビンアテンダント。旧スッチー、もといスチュワーデス。
次女を出産してから性欲がなくなった相談者に求める夫。
10数年耐えてきたが、5年前にその気がないことを暴言気味に伝える。
以降、二人で出かける機会も減ってしまった。
夫と仲良くしたい。
CAになりたかった女の夫が海外赴任。
途中を省略した元CAと思えば・・
って思えないか。
セックスレスをどうにかしたいのか?
それとも、それはそのままで夫と親密になりたいのか?
イマイチ。
もっとも2者択一ではない。
前者の対策として後者があり、後者の向こう側に前者がある。
ヤリたい夫と仲良くしたい妻。
いくらでも解決策はありそうだけど難しいもんだ。
一つは、夫も妻に負けず劣らずコミュ障なの。
週5の手作り弁当を週4でお願いした妻に対して、
夫 「お弁当がなくなっちゃったら、ないないづくしになっちゃう」
コミュ障お得意の極論返し。
唖然とするしかしない。
この夫なら10数年もの間、レイプ望まないセックスを求めたのも頷ける。
運もなかった。
せっかく意を決して精神科の門を叩いたのにね。
当たったのが使えない奴。
たった一言のアドバイスで救えたかもしれないのに。
「ご夫婦でいらしてください」
実はちょっとだけ夫の肩を持つところがあると言えばある。
暴力的な嗜好は論外だが、夫が妻のセックス嫌いに気が付かないとすれば、それは妻のカラダの反応が一因ではないかということ。
演技は言うに及ばずだが、それではなく。
男性は脳(性的興奮)とカラダ(勃起)が一致しているので、女性もそうだと信じられている。
けど、これが違う。
もちろん、望むセックスのときはそう考えてもらって差し支えないんだが、問題は望まないセックスのとき。
驚かないで欲しいんだけど、
性的興奮がなくても濡れる。
この事実は長らく女性自身でさえその理由が分からなかった。
「ヤダ、なんでアタシ濡れてるの?」
最近の進化論が解き明かしている。
曰く、濡れるために必要とされるのは、性的興奮ではなく挿入の予感。
脳がこれから挿入されるに違いないと意識したとき、その行為が望むと望まないとに関わらずカラダは挿入の準備を始める。
なぜか?
理由は女性器の保護。
石器時代、体力的に圧倒的に男性に劣る女性が力で蹂躙されることは日常だった。
もし、潤滑油なく無理やり挿入されれば女性器が破壊されてしまう。
ヒト科の場合、発情期がないわけで、女性は年中この危険にさらされていたことになる。
そこで驚くべき進化を遂げたのが、挿入を意識したら濡れるという条件反射。
女性の防衛本能を歓びと男が勘違いして、さらに興奮を高めてイク。
これが何百回と繰り返された挙げ句
妻「もうウンザリ」
夫 「後悔するからな」
ショックのあまり、自分で何言ってるかすら分からなくなってる。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 田中ウルヴェ京(シンクロ銅メダリスト、メンタルトレーナー)
相談者: 女58歳 夫57歳 結婚30年 長女28歳 次女24歳
今日の一言: 人間の唯一の義務、それは自分自身であること。デヴィッド・シーベリー
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お世話になります。
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
わたしは58歳です。
加藤諦三:
58歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
57歳です。
加藤諦三:
57歳、お子さんは?
相談者:
2人おりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
長女と次女がいまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
28歳と24歳です。
加藤諦三:
はい分かりました。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
で、どんな相談ですか?
相談者:
夫とお、
加藤諦三:
うん
相談者:
7年前から、
加藤諦三:
うん
相談者:
夜の夫婦生活がなくなって、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと夫とお、しっくりいかないっていう・・悩みなんですけども。
加藤諦三:
結婚してから何年ぐらい経つんですか?
相談者:
ちょうど30年です。
加藤諦三:
とちゅう(?)30年。
何年ぐらい、までは上手くいってたわけ?
相談者:
7年ぐらいだと思います。
加藤諦三:
誰でもそうですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
パッションっていう情熱の時期を過ぎれば、
相談者:
はい
加藤諦三:
次は、インティマシーっていって、親しさの段階に入るわけですけれども、
親しさの段階に入るところで、
相談者:
はい
加藤諦三:
親しい、2人、ではなくなってたのかな?
相談者:
対人関係が、上手くなくて・・で・・
加藤諦三:
対人関係が上手くないっていうの・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
具体的にいうとどういうこと?
相談者:
高校生の頃から対人関係があ、上手くいかないなあと思い始めて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あと、雑談が苦手なんですね。
加藤諦三:
あー、はい、はい、はい
相談者:
ええ
わたしが30歳の頃、長女を出産して、
加藤諦三:
はい
相談者:
1歳ぐらいになったら公園に連れて、行きますが、
加藤諦三:
はい
相談者:
そうするとお母さん方がいっぱいいて、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
上手く、喋れなくて、すぐ、家(うち)に帰りたいんですけども・・&#・・
加藤諦三:
うん
気詰まりなんだよね。
相談者:
でも子どもは、外で遊びたいんですね。
加藤諦三:
外で、はい、はい
相談者:
主人が連れて行けば、いいのにって思ったんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
主人は、夜は、たくさんお酒飲んで・・朝は、結構遅くまで寝ているので・・
加藤諦三:
ん、ご主人が、お酒たくさん飲んで、ということは、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたあ、と話をしながら、一杯飲んでるってわけじゃなくてえ、あなたもご主人と2人になると、気詰まりなん、でしょ?
相談者:
娘が結婚するまでは、そんなに・・気まずいとか・・そんな、ことは悩まなかったんですけども、
加藤諦三:
あー・・うん、うん
相談者:
うん、ただ、あのお、次女が、わたしが35歳のとき・・
加藤諦三:
はい
相談者:
出産しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのときにい、やっぱり・・公園に連れて行くのが辛くて、
加藤諦三:
うん
相談者:
性欲がまったくなくなってしまったんですね、わたしが。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、わたしが大きなあ、病院の精神神経科に行って、
加藤諦三:
うん
相談者:
でもお医者さんは、
加藤諦三:
うん
相談者:
「なんか、原因があるんでしょうねえ・・」・・て、言っただけで、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんにもお、解決には至らなくて。
加藤諦三:
ふうん
原因は、ご両親との関係でしょ?
相談者:
ご両親?
加藤諦三:
つまり、あなたが、の、幼少期っていうんですかね、小さい頃お・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは家の中で、
相談者:
はい
加藤諦三:
安心感がなかった。
相談者:
父も、母も農業で、
加藤諦三:
はい
相談者:
食事を一緒にとった覚えがないんですね。
加藤諦三:
うん
人間は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
小さい頃、
相談者:
はい
加藤諦三:
親とコミュニケーションをしながら食事をすることで、
相談者:
はい
加藤諦三:
コミュニケーション能力っていうものを身につけていくんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ところがあなたそれがなかったんだよね?
相談者:
・・ええ、ええ、ええ、ええ
加藤諦三:
そうすると、高等学校の頃から対人関係が上手くいかなかったという、
相談者:
はい
加藤諦三:
さっき話してましたけれども、
人と居て、気詰まりなんでしょ?
相談者:
そうですね、何を話(はなし)していいか、
加藤諦三:
うん
相談者:
分からないんですよね。
加藤諦三:
うん、だから話題がないと、お互いに一緒にいてもお・・気詰まりなんですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
今まであなた人との関係はみんな情報の交換だったんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどホントは大切なのは、あの、公園のお母さん達がぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ、よくもまあ・・1時間か、経って、戻って来たらまたベラベラ、ベラベラ喋ってるようなお母さん。
相談者:
はい
加藤諦三:
ああいうお母さんていうの別に情報交換してるんじゃなくて・・
相談者:
はい
加藤諦三:
情緒の交換をしてんですよ。
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
だからあなた情緒の交換のない・・
相談者:
はい
加藤諦三:
小学校、中学校で、そして高等学校まで来ちゃったと。
相談者:
ええ、ええ、え
加藤諦三:
だから一番大切な部分っていうのは抜けちゃってたんだよね。
相談者:
はい・・あ、それで、病院に行って・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
安定剤もらって・・帰って来て・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それから17年間、
加藤諦三:
うん
相談者:
ずうっとお・・いやいやながらあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
夜の夫婦生活を送ったんですね。
加藤諦三:
きついね。
要するに心の触れ合いがまったくないままの・・
相談者:
はい
加藤諦三:
肉体関係が17年間続いたってことね。
相談者:
そうですね。ん、それで・・7年前に、
加藤諦三:
うん
相談者:
主人は・・海外へ単身赴任に行ったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
これで開放されたあ!って思ったんですけど、2年後に、また帰国う、しまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
求められるんですけども、
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
わたしはもう、ちょっと・・キレちゃって、
「もう、うんざりなんだけど!」って言ってしまったんですね(笑いながら)
加藤諦三:
「うんざりなんだけども」っていう言葉で言ったっていうことね?
相談者:
はい、そうです(苦笑)。
加藤諦三:
はい・・そうすると?
相談者:
そしたら・・主人は・・
「後悔するからな」って・・
加藤諦三:
うん
相談者:
捨て台詞を吐いて、
加藤諦三:
うん
相談者:
それからなんか、気まずくなってしまって、
旅行お、もないし、外食も・・ないしい・・
加藤諦三:
うん
相談者:
買い物することも、あまりなくなっちゃったんです。
加藤諦三:
うん
「7年前」って、おっしゃいますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう、それ以前からあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
関係はないんですよね?、心の触れ合いは。
相談者:
そうですね、もう、次女が産まれてから、もう、なんか・・子育てが辛くて・・&#△%
加藤諦三:
うん、だって、子どもとも、心の触れ合いないから。
相談者:
・・そうなんですよね、なんか、ホントに、子どもを見てなかったような気がしますね。
加藤諦三:
うん、だからね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
あなた、心を教わらないで、ずっと成長して来ちゃってるからあ、赤ん坊の泣き声がうるさいだけ。
相談者:
あー
加藤諦三:
男性との関係は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
それまさにうんざりなんですよ。
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談というのは?
相談者:
求められるのがもう、嫌なんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
あと・・炊事洗濯掃除、も、義務な、気持ちでやってるんです。
加藤諦三:
うんうん
相談者:
で、お弁当を、主人に、「週5回から、週4回にしてください」って言ったことが、あったんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
「お弁当」お、「がなくなっちゃったら、ないないづくしになっちゃう」つって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それは夜の夫婦生活もないんだから、ないないづくしになっちゃうっていう意味なんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
2人の、間が・・やっぱり、仲良くなりたいってことですね(含み笑い)・・はい
加藤諦三:
だけど・・今、あなたに欠けてるのはなんだと思います?
相談者:
自分のことばっかり見ている・・ていうか&#△%
加藤諦三:
うん、もちろんそうですけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、自分がもうすでに・・誰だか分かっていないし、
本当に今「仲良くなりたい」って言ったけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたこの人生で、こういうことをしたいっていうようなことは・・ないですよね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
うん。そいで、こういうわたし・・どうしたらいいでしょう?っていうことね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオにシンクロの銅メダリストで、メンタルトレーナーの、田中ウルヴェ京先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
ふふふ。ラーメン食べたい!
笑っちゃいました。
この人にはウルヴェさん合っていたかも。
もうかなりハードルは高くなっちゃったけど、旦那さんと話す時、業務連絡的なことから雑談に繋げて、そのうちダラーっとしながら、私モンブラン食べたいから今度買ってきて。だったら弁当作るから。とか、私ラーメン食べたいんだけど食べにいかない?とか言ったら、仲良くなれるんじゃないかなあ。最初は旦那さんが何言ってんだ、みたいに冷たくあしらうかもしれないけど、そのうち応えてくれるような気がする。奥さんはまだ優位だよ。どうかなあ。
夫婦仲の悩みの話が加藤のいつもの当てずっぽ心理分析のせいでやりたいこと探しに変わっててなんだかなぁ、という感じ。相談者の反応的には結果オーライか。
聞いててずっと思ってたんだけどなぜ別れないんでしょうね?
夫婦生活がレイプと変わらないって…
そんな相手にしがみつかないと生きていけないこの女性ってすごく哀れに感じました
うんざりなんだけど、って暴言にキレるでもなく「後悔するぞ」wと未練な捨て台詞、更には弁当を作ってもらうことで関係を繋ぐ努力をする旦那さん
この奥さん、CA志望だったなんていうところからも、なかなかの美人なんじゃないかしら
無駄話をしない(出来ない)、つれない美形なら男から見て魅力的かも(全て憶測です。聴いてないし)
空漠とした人生じゃ何にもならないけど
美人ですか。
なるほど。
納得しました。
正直に言って、もううんざりなんだけど!!!というくらい、セックスが嫌な相手と、仲良くしたいということがよくわからないです…。
そんな心のふれあいのない相手と、旅行とか行きたいですかね。
こんな嫌味ばっか言う旦那ですよ。私なら、そもそも仲良くありたいとは思わないんですが…。
先日買った本、橘玲の男と女なぜわかりあえないのか?に管理人さんの考察と同じ事書いてあった気がします…(本が行方不明に)
セックスレスから戻るって大変難しい事です。
でもずっと夫と続けるのもこれまた大変な事です。
普通の日本人的感覚だと無理だと思う。
レスにならないように結婚当初からから気をつけないとダメだと思う。特に男たち。どんな状況でも勃って果敢に言葉でも攻める!ありがとう!愛してるよ!全裸監督の村西監督はそんな事言ってたような。(うろ覚え)
アタシの考察というか、ネタはそれです。^^;
おーそうでしたか。
同じ本読んでるとは!!
嬉しいです。
アレキシサイミア(失感情症)?アセクシュアル(無恋愛症)?とかいろんな可能性が頭を駆け巡った。どちらも違うみたい。CAに成りたかった‥の件は、小さい子がぼんやり抱く夢程度かな。本気で成りたいなら養成学校行くくらい努力しないと成れない世界だから。コミュ症にはとても勤まらない。
両親が農家で、一緒に食事した記憶がない。という件で、相談者は元々実家で放置気味だったのかと推測した。女に生まれて、コミュ力にも難があれば両親も労働力として期待せず、高校卒業後に世間に放り出されてなんとか生きてきた、みたいな。信頼できる人間に恵まれず、自分が何をしたいのかわからないまま、人の顔色伺って生きてきた、という感じ。
最近のウルヴェ女史はクリーンヒット打てるようになった。相談者にとって、自己に目を向ける良いきっかけになったかと思う。