いくつになっても弟は心配。離婚ショックで失踪した男53歳が探す姉を避けるワケ
テレフォン人生相談 2020年10月29日 木曜日
53歳の会社員の弟が失踪して2ヶ月。
母も弱って来て、このままの状態だといたたまれない。
この年代の5歳差なんてあってないようなもんだけど、 兄弟姉妹はまた別。
小6のときの小1。
赤ちゃんの弟もハッキリ覚えてて、この関係は一生続く。
別に3歳差でも構わんし。😁
以下、時系列。
結婚生活15年
↓
6年前に離婚
相談者が奥さんに話聞く「もういっぱいいっぱい」
↓
家族と疎遠
電話に出ないので会社を訪ねて会うも、
相談者の顔も見ず「(離婚は)俺が全部悪い」
↓
5年前に4日間失踪後、職場復帰。
会社の人「頑張ろうよ」
↓
2ヶ月前に失踪
警察に相談。
弟 「全部自分が悪いし、だから結婚もできないんだ」
離婚しておいて、このセリフは変。
しょうもない揚げ足取りと言われるかもしれんが、アタシがこだわるのは、デフォルメが剥がれた瞬間だから。
もし離婚ではなく、実際は同棲の解消だとしたら、弟のセリフも変じゃない。
失踪のきっかけは3年前の回と同じ。
細部をアレンジした上での再相談。
弟恋慕は終わってなかった。
以前の相談。
状況が酷似。
声も酷似 😁
独身40男の失踪。家族を避ける理由が分からず途方にくれる姉に番組も為す術なし
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女58歳 弟53歳 父83歳 母80歳
柴田理恵:
もしもし?、テレフォン人生相談です。
相談者:
こんにちは
柴田理恵:
こんにちは
相談者:
はじめま・・
柴田理恵:
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
わたしの実の弟が、
柴田理恵:
はい
相談者:
失踪してしまいまして・・
柴田理恵:
はい
あなた今おいくつですか?
相談者:
えー58歳です。
柴田理恵:
はい
弟さんおいくつですか?
相談者:
53です。
柴田理恵:
今あなたが、ご結婚なさってるんですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
弟さんも結婚なさってますか?
相談者:
以前はしていましたがあ、
柴田理恵:
うん・・あの・・
相談者:
6年前に・・
柴田理恵:
あ、離婚なさっ・・
相談者:
はい
柴田理恵:
なさってんですね?はい
どうして、り、失踪なさったとか・・
相談者:
ええ・・奥さんに、ま、出ていかれたという感じなんですが・・
柴田理恵:
はい
相談者:
それが、その自分のせいでえ・・
柴田理恵:
うん
相談者:
奥さんが愛想を尽かして出て行ってしまったという・・
柴田理恵:
うん
相談者:
ことですごく、そのときから、
柴田理恵:
うん
相談者:
自分を、責めていた、状態ではあったんです。
奥さんのほうとお・・わたしは話はできたんですが、
柴田理恵:
うん
相談者:
弟とはそのときに話はできなくって・・
柴田理恵:
お嫁さんが、愛想を尽かして、出てったってことは、
相談者:
はい
柴田理恵:
何かその理由があったわけですか?
相談者:
金銭面・・とかあ、
柴田理恵:
うん
相談者:
ま、女性関係のことも、奥さんのほうは・・
柴田理恵:
うん
相談者:
金銭感覚・・普段の、お金使いですね、あと・・
柴田理恵:
はい、はい、はい
相談者:
で、ま、女の人・・のこともチラっとは言っていましたが、どういう感じ・・
柴田理恵:
女性がいる?ほかに。
相談者:
それも、詳しくはそれは聞いていないんですが、
柴田理恵:
うーん
相談者:
そういうことも、
柴田理恵:
うん
相談者:
全部、ずうっと我慢して来た分、
柴田理恵:
うん
相談者:
もう・・いっぱいいっぱいになって、
柴田理恵:
うん
相談者:
「もう自分はダメ」って、
柴田理恵:
ふふん
相談者:
「わたしは出て行く」っていうふうにその当時言われまして、
柴田理恵:
うーん
相談者:
&#、はい
柴田理恵:
何年ぐらい結婚してたんですか?、弟さんは。
相談者:
10う、5年ぐらいは、一緒にいたと思います。はい
柴田理恵:
ふうーん
相談者:
そのあと、
柴田理恵:
うん
相談者:
ずうっと・・弟とわたし、と、こ、も、両親とかも疎遠になってしまって。
柴田理恵:
あ、その、離婚なさってから?
相談者:
はい
柴田理恵:
はあ、はあ、は
あ、ご両親もいらっしゃるんですね?お父さんお母さんも。
相談者:
あ、います。
柴田理恵:
今おいくつですか?
相談者:
え、父が83で、
柴田理恵:
うん
相談者:
母が80歳です。
もうその、疎遠になってしまったので、
柴田理恵:
うん
相談者:
電話をしてもまったく出てもらえない。
ちょっと離れて、暮らしてるもんですから、
柴田理恵:
うん
相談者:
わたしも思い切って、
柴田理恵:
うん
相談者:
職場に・・訪ねて行って、
柴田理恵:
うん
相談者:
話は、そのときに、1度だけできた・・できたというか、
柴田理恵:
うん
相談者:
会いに、行きましたら、
柴田理恵:
うん
相談者:
その「自分が悪い」と。
柴田理恵:
うん
相談者:
「全部俺は自分が悪いし、だから結婚もできないんだ」というふうに言って、
柴田理恵:
うん
相談者:
もう・・スパっと出て行ってしまって・・
柴田理恵:
うん
相談者:
・・も、何もなんか、話し合いっていうか、はできなか、ったんですね、その・・
柴田理恵:
うん、ふん
相談者:
ま、わたしも「両親心配してるよお」とか・・
柴田理恵:
うん
相談者:
そういう話は・・いっぱいするんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
まったく目も合わせてくれませんでしたし、
柴田理恵:
うん、うん
でも、お仕事は、ちゃんとやってらっしゃったんですか?
相談者:
そうだったんです。
柴田理恵:
ふうん
相談者:
はい
柴田理恵:
もう、お友だちとかも全然・・
相談者:
まったく、会社のほうの・・
柴田理恵:
うん
相談者:
方にも、まったく・・連絡取れない状態になって・・ずっとわたしは、電話してるんですが、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、その電話もついに、
柴田理恵:
うん
相談者:
使われない、状態の電話番号になってしま・・って。
柴田理恵:
あー、はあ、はあ、はあ、はあ
相談者:
はい
柴田理恵:
えっと・・
相談者:
なんかほんとに、
柴田理恵:
うん
相談者:
手がかりがない・・て言い忘れたんですが、
柴田理恵:
うん
相談者:
そのお、奥さんが出て行ってしまってから1年ぐらいして、
柴田理恵:
うん
相談者:
あとに、1度だけまた、こういうふうに、あの、いなくなったことがあったんです。急に。
で、そのとき4日ぐらいで戻って来て、
柴田理恵:
うん
相談者:
そして、
柴田理恵:
うん
相談者:
すごく憔す、憔悴(しょうすい)した感じで、
柴田理恵:
うん
相談者:
でも、そこはなんとか、あの・・「また頑張る」っていうふうに、そのときは、会社の方に・・「頑張れ」っていうふうに・・
柴田理恵:
うん、うーん
相談者:
「一緒に働こう」って言われて、
柴田理恵:
うん
相談者:
それで、仕事のほうは頑張っては・・いたんですね。
柴田理恵:
うーん
相談者:
はい
柴田理恵:
それは、その4日間は・・会社のほう、会社の方からなんか聞いてますか?どこ行ってたとか。
相談者:
いや、聞いてない・・そのときに、
柴田理恵:
うん
相談者:
後悔は・・なぜ、わたし達はそのときに、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちゃんと話を聞きに行かなかったんだろうっていう・・
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
後悔はあります。
柴田理恵:
うん、ふん、ふん
相談者:
はい
こういうふうに電話している自分も、
柴田理恵:
うん
相談者:
なんか、な・・ほんとになんもちゃんと調べてあげれてないっていうか・・
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
はい
柴田理恵:
えっと失踪して・・ん、どのぐらいっておっしゃいましたっけ?
相談者:
・・2ヶ月ぐらいです。
柴田理恵:
警察のほうとかそういうふうにはこう・・
相談者:
あ、もちろん、はい
柴田理恵:
出されましたか?
相談者:
はい
「給与、振込の」・・
柴田理恵:
うん
相談者:
「口座番号とか」、
柴田理恵:
うん
相談者:
「教えてください」って、なんか言われたみたいで、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、それで足取りが分かるんじゃないかなあって、わたしも思って、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの「調べてください」って言ったら、
柴田理恵:
うん
相談者:
「半月ぐらい後にやっぱり、結構おっきな額の、お金を・・下ろしてましたよ」って、
柴田理恵:
うん、ふん
相談者:
言われまして・・はい
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
でもその「詳しいことは教えられませんので」って、警察のほうに言われまして。
もし、で、できたら、わたしたちは、どうやって、
柴田理恵:
うん
相談者:
支えたり・・どうやって話(はなし)していいか?がまったく分からない状況で(涙声)・・
柴田理恵:
うん、ふん、ふん、ふん
弟さんを、探すにしろ待つにしろ・・何か、こう、行動起こすにしろ、どうしたらいいんだろうか?・・っていうのが今日のご相談ですか?
相談者:
はい
まさにその通りです。
柴田理恵:
うん・・分かりました。
じゃちょっと先生に聞いてみましょうかね?
相談者:
はい
柴田理恵:
今日の回答者の先生は、三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です。
先生お願いします。
(回答者に交代)
弟を心配しないと生きていけないあなた!
あなたの心の中に黒いものありますよ
だからあなたを拒絶しているんだよ
三石先生の突き放しっぷりがここ数ヶ月更に加速している気がする(笑)。相談者が悪い系の相談ならスカッとするもんだが、最近は相談者の心配はごもっとも、みたいな相談者まで突き放しにかかるからハラハラする(笑)。
この弟がほっといた方がいいタイプなのかほっとくと自殺しちゃうようなタイプなのかによるけど、一回会おうと試みたら更に深く失踪しちゃうようなところを見るに三石先生の意見の方がいい気がする。
弟さんとは背景が異なるが、私も実家から姿を消した人間である。身内が姿を消したら家族はこんなに慌てるから苦労をかけたな・・・とは思わない。弟さん家庭のトラブルから失踪するまでの過程に、更に突っ込んで質問すると、相談者はどう答えたのだろう。
離婚の経緯が正確なら実家に頼らざるを得ないところを蹴って失踪するくらいだから、弟さんにとって実家も既に針の筵だと思っていたのだろう。攻めすぎたんじゃないか。
介護要請と、遺産相続をすんなり行いたいというのが相談者の本音かとも思う。相続権利者に失踪者がいると安否確認や、完全に手がかりがなければ代理人を設ける必要があるなど時間も手間もかかるから。
長男として期待されていたのに、それに沿うことが出来なくなって、全てを捨てて出て行ってしまった。
リアル男エルサ。
三石先生のバッサリ、スッパリ切るご意見が、いつもながらお見事です。
私も、失踪からの自殺?みたいな心配がよぎりましたが、そうなったらなったでそれもその人の人生なのかな?
にしても、柴田理恵さんの優しいコメントには救われますね。