医者「性格です」投資詐欺に200万が認知でも依存症でもなく悔しくてテレ人
テレフォン人生相談 2024年9月25日 水曜日
パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 和田秀樹(精神科医)
相談者: 女68 夫68 ふたり暮らし 独立した長女長男がいる
玉置妙憂:
もしもしい。
相談者:
もしもし。
玉置妙憂:
テレフォン人生相談でえす。
相談者:
よろしくお願いしますう。
玉置妙憂:
よろしくお願いいたします。ええそれでは、今日のご相談なんですが、
相談者:
はい
玉置妙憂:
どんなような、ご相談ですか?
相談者:
主人が、
玉置妙憂:
うん
相談者:
ええと、投資詐欺に、あってしまってえ。
玉置妙憂:
投、資、詐欺?、うん。
相談者:
はい。
で、あの、その時のあのう、行動とかが、
玉置妙憂:
うん
相談者:
いわゆる、認知症の始まり、とか。
玉置妙憂:
うん
相談者:
あと、ギャンブル依存症・・
玉置妙憂:
うんふん
相談者:
と、同じような・・ そういう状態、なのではないかと思いまして。
玉置妙憂:
はい
相談者:
・・はい。だからあの、病気、なのかなと思って、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
その辺をちょっとお聞きしたいん、ですが。
玉置妙憂:
はい、わかりました。
相談者:
で・・もし病気じゃないとしたら、
玉置妙憂:
うんうん、うんうん。
相談者:
ちょっと、今後もなんか、主人はまたやりそうな、
玉置妙憂:
うーん。
相談者:
(含み笑い)やりそうっていうか、また引っかかりそうな気がしますので、
玉置妙憂:
うーん。
相談者:
どうしていったらいいのかお聞きしたいんですけれど。
玉置妙憂:
はい。まずは、ご病気なんだろうか?、ということと。
相談者:
はい
玉置妙憂:
まあ、今後、どうしたらいいか?っていうことですね。
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん。えと、今、おいくつでいらっしゃるんですか?
相談者:
と。68歳です。
玉置妙憂:
うん。それはあ、ご主人様が?
相談者:
あ、2人とも68歳です。
玉置妙憂:
あ、68歳なんですね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
ええと、お子さんはいらっしゃるんですか?
相談者:
はい。と、娘と息子がいます。
玉置妙憂:
うん。お二人とも、もう、独立してらっしゃるのかしら。
相談者:
あっ、はい、そうです。
玉置妙憂:
うん。そうすると、今、一緒に住んでらっしゃるのは、お2人?
相談者:
はい。2人暮らし、です。
玉置妙憂:
ああ、そうですか。わかりました。
それでえ、そのお、「詐欺」っておっしゃいましたけれども。
相談者:
はい
玉置妙憂:
ええと、どんな経過だったんですか?
相談者:
はい。8か月ぐらい前から、
玉置妙憂:
うん
相談者:
投資を始めまして。
玉置妙憂:
うん
相談者:
私には内緒で、
玉置妙憂:
うん
相談者:
えっと、ローン会社などから、
玉置妙憂:
うん
相談者:
借金をして。
玉置妙憂:
ううん・・
相談者:
で、その金、で、投資をしていたようで。
玉置妙憂:
ああああ・・
相談者:
で、あの、とうとう・・借金が200万円以上になってしまって。
玉置妙憂:
うん
相談者:
で、まあ、どうしようもなくな・・ったような状態、になってえ。えっと、4か月ぐらい前に、やっと私に打ち明けたんです。
玉置妙憂:
うん、わかったんだね?、っていうことは、
相談者:
はい
玉置妙憂:
8か月前から、投資をしてたようで、
相談者:
はい
玉置妙憂:
えーと、4ヶ月前に、わかったっていうことは、
相談者:
はい
玉置妙憂:
わずか4か月で、200万飛んじゃったってこと?
相談者:
そうですね、はい。
玉置妙憂:
うーん、それは・・
相談者:
200万以上だと思います。
玉置妙憂:
あ、そうですか。
相談者:
その辺も主人ちょっとはっきり覚えてないみたいでえ。
玉置妙憂:
うーん・・で、そのお、ん、いわゆる、「詐欺」っていうのだけれども。
相談者:
はい
玉置妙憂:
その、旦那さんが、自分で、例えばネットとかで探してえ、
相談者:
はい
玉置妙憂:
これにやってみようと思って・・ やったって感じなのかあ?
相談者:
はい、そうみたいです。
玉置妙憂:
ふううううん・・
相談者:
それで、あのう・・この、詐欺に遭うっていうのも、
玉置妙憂:
うん
相談者:
主人、今回、初めてではなくてえ、
玉置妙憂:
おう
相談者:
2回目なんですね?
玉置妙憂:
そうなんですか。それは、
相談者:
はい、もう・・
玉置妙憂:
どれぐらい前に?
相談者:
20年ぐらい前に、
玉置妙憂:
うん
相談者:
1度、ありまして。
玉置妙憂:
うん
相談者:
それで、あの、「もう2度と、そういうことはやらない」と。詐欺い・・ とか、なんかうまい話っていうんですかねえ。
玉置妙憂:
うん、うん、うん。
相談者:
「そういう話にはもう乗らない」って約束をして。
玉置妙憂:
うん・・
相談者:
で、度々、私も、確認するんですよね。あの、主人が、スマホ見てると、
玉置妙憂:
うん。危ないなあって?
相談者:
「 なんかやってるんじゃないの?、大丈夫?」って聞くと、
玉置妙憂:
うんうんうん。
相談者:
「もうやってない」って言って、もう、その時は、すごい、怒るんですよね。すごい勢いで。
玉置妙憂:
んん・・そうねえ。
相談者:
はい
玉置妙憂:
でも、そのう、う、状況がね?、あのう・・冒頭のお話だと、まあ、認知症の始まりなのか?
相談者:
ええ、ええ。
玉置妙憂:
それから、え、いわゆる、依存症なのか?っていうお話だったけれども。
相談者:
はい
玉置妙憂:
まあ、この件については、
相談者:
はい
玉置妙憂:
あのう、今日お答えいただく、先生に後でね、詳しく 、
相談者:
ええ
玉置妙憂:
お話いただけると思うけど。
相談者:
はい
玉置妙憂:
「認知症なのか?」っていうのは、ほかのところでも、疑うようなところがあるんですか?。
例えばね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
(含み笑い)朝ごはん食べたばっかりなのにね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
「今日俺飯食ったっけ」って言うとかね?
相談者:
あーあ・・
玉置妙憂:
そういうこと。
相談者:
それは、ないですねえ。
玉置妙憂:
ない、ねえ。
相談者:
そこまでは、はい。
玉置妙憂:
うん。それで、「あんた誰だっけ」っていうのもないでしょう?
相談者:
アハハハ(苦笑)そうですねえ。
玉置妙憂:
うん。そうすると、あの、いわゆる、普通の、「認知症じゃない?」っていうような、他の、感じは、ないわけね?
相談者:
(吸って)えっとお・・そこまではいかないんですけれども。
玉置妙憂:
うん、うん。
相談者:
あまり、人の話を聞いてない・・とかあ。
玉置妙憂:
うん
相談者:
(含み笑い)なんか、よく、覚えてない・・とかあ、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あ、そういう感じ。と、あと、すぐ怒るっていうことですね?
玉置妙憂:
うん、怒りっぽいのねえ・・
相談者:
その辺がちょっと・・はい・・
玉置妙憂:
うん。でも、その、怒りっぽいっていうのは、ずっと怒りっぽいの?、それとも、怒りっぽい時と、おだやかというか、普通な時と、が、あるんですか?
相談者:
そうですね、ありますね。やっぱり、何、かの、きっかけがあると、すぐ怒るって感じですねえ。
玉置妙憂:
うん、うん。それは、その・・1日の中でとかじゃなくって、もうちょっと長いスパンで?
相談者:
あ、そうですね、はい。
玉置妙憂:
ね?
相談者:
そうです、はい。
玉置妙憂:
そういうことね?、うん。
相談者:
はい
玉置妙憂:
ここ2、3年は穏やかだったけど、なんかやってるなと思うと、怒りっぽくなってるみたいなイメージなのかしらね。
相談者:
あ、そうですね。やっぱりそういう、ことを、問いただすっていうか、そういうことを聞くと?
玉置妙憂:
うん
相談者:
怒、る、ってことですね。
玉置妙憂:
うん
相談者:
はい
玉置妙憂:
まあね。スネに傷があるからね?、今ね?
相談者:
ええ・・
玉置妙憂:
うん、そこを、問いただされようとすると、(含み笑い)それは怒るんだろうけれどもねえ。
相談者:
アッハハ(苦笑)そうですねえ。
玉置妙憂:
うん
相談者:
はい。でもそうやってものを、
玉置妙憂:
そう。うんふんふん。まあ、そのこともあ・・うん
相談者:
隠して、
玉置妙憂:
うん
相談者:
隠してって、嘘を言って、
玉置妙憂:
うん
相談者:
隠して。で、怒って、やってるっていうのが、なんかちょっと、普通の精神状態じゃないような気がして。
玉置妙憂:
うーん・・なるほどねえ。
相談者:
はい
玉置妙憂:
で、あとは、じゃあ、依存症ね?「ギャンブル依存症」っておっしゃってたけど。
相談者:
はい
玉置妙憂:
「依存症なんじゃないか」っていうところ。
例えば、他にもやるんですか?、なんか。いま、今回は、投資詐欺だったけど、
相談者:
あ・・いえ。
玉置妙憂:
あの、お馬さん、好きとかさあ。あのう、
相談者:
うん
玉置妙憂:
パチンコ行くとか、
相談者:
もう、ギャンブルは、一切やらないです。
玉置妙憂:
あ、一切やらないのね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
ううん、◆#
相談者:
だけどあのう・・なんか、ギャンブル依存症とかいうのを、よく聞くとお、
玉置妙憂:
うん
相談者:
その、お金を・・ほん と、返すために、また借りる、みたいなこと聞くのでえ。
玉置妙憂:
うんうん
相談者:
まさしく、その通りだなあと思うんですけれど。
玉置妙憂:
ああ、今回のがね?
相談者:
は、い・・
玉置妙憂:
じゃあ、その、
相談者:
一応、「返すために」っていうのもある、あるんですけど。投資して、
玉置妙憂:
うん
相談者:
で、ダメで。で、また、借りてまで、 投資を、して。
玉置妙憂:
うん
相談者:
で、その時の気持ちっていうのが、なんか・・儲かる。
儲かるっていうか、もらえれば、お金をもらえれば、
玉置妙憂:
うん・・
相談者:
そのお金で、あの、「返せるから」ってこと
玉置妙憂:
うん・・
相談者:
本人も言うものですから。
玉置妙憂:
うん
相談者:
はい
玉置妙憂:
いわゆる、こう・・自転車操業みたいになっとったの、ね?
相談者:
そうですねえ。
玉置妙憂:
「これが次、当たれば、返せるから」っていう。
相談者:
ええ、ええええ。そうなんです、そうなんです、
玉置妙憂:
うん・・
相談者:
ま、さ、そんな感じい、
玉置妙憂:
うん
相談者:
だったようで。
玉置妙憂:
うん
相談者:
はい
玉置妙憂:
ちなみに、ご主人様は・・ええと、いわゆる精神科の先生とかに、今まで、かかったことはあるんですか?
相談者:
あります。
玉置妙憂:
あるのね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
それは、なんで?
相談者:
気分変調障害っていう、まあ、いわゆる、
玉置妙憂:
うん・・
相談者:
うつ病としてかかったんですけど。
玉置妙憂:
うん
相談者:
今現在は、
玉置妙憂:
うん
相談者:
その、薬というよりは、あの、ただ、寝る前の薬を、もらってるようですけど。
玉置妙憂:
うんふんふん。
相談者:
その、気分変調障害の方は、別にそんなには・・今のところ、どうっていうあれはなくてえ。
玉置妙憂:
あー。ということは、
相談者:
はい
玉置妙憂:
今も、通院中?
相談者:
そうです、はい。
玉置妙憂:
あーは。
ということは、その、いわゆる、主治医の先生ね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
主治医の先生に、今回の、一連の、
相談者:
はい
玉置妙憂:
おー・・その、詐欺、騒ぎですよ。
相談者:
はい
玉置妙憂:
は、ご報告済み?
相談者:
そうなんです、あのう・・
玉置妙憂:
ううんん
相談者:
聞きまし、たらあ、
玉置妙憂:
うん
相談者:
それは、両方とも・・そうではなくて。「ただの、自分の性格ではないか」と言われてしまってえ。
玉置妙憂:
うーん・・
相談者:
で、私としては、ちょっと納得がいかなかったもんですからあ、
玉置妙憂:
ああ、ああ、はあ、は・・
相談者:
今回あのお、電話させていただいたんですけど。
玉置妙憂:
あ、そうなんですね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん。じゃあ、主治医の先生に聞いたら、「これは性格だよ」と。「別に病気というわけじゃないよ」っていう、
相談者:
はい
玉置妙憂:
お話だったんだけど、
相談者:
はい
玉置妙憂:
あなた様からすると、「いや、病気じゃないか?」っていう、
相談者:
ウフフ(苦笑)そうです。
玉置妙憂:
エへ、エへ(苦笑)感じがあるという、
相談者:
はい
玉置妙憂:
ことですよね?、うん。
じゃあ先生に、お訊きしてみましょう?
相談者:
はい
玉置妙憂:
ええ、今日、お答えいただきますのは、精神科医の、和田秀樹さんです。
相談者:
はい
玉置妙憂:
では、先生、よろしくお願いいたしまあす。
(回答者に交代)
68歳 ギャンブルやらない人が投資と思い込み、のめり込む。
あるあるですね。
昨日のニュースでも経営者から投資を募り数十億をだまし取った。
というのがありました。
経営者でも投資詐欺にはあってしまいます。
20年前にも騙されたので、認知症では無くもともと判断能力、理解力が低いのでしょう。
防止は難しいですね。夫婦お二人共に投資経験は皆無のようですね。
経験の無い人が定年で大金を手にして投資で大きな穴を開ける。というのもよくある事です。
ローン200万円ということはまともに貯蓄も無い事が想像できます。
認知症以前に金融リテラシーが皆無です。
息子さん娘さんと協力して説得、と、家族で投資というものの勉強も必要ですね。
ちなみに、4カ月で200万ですか・・・と妙憂さんはいいますが、
私は4カ月で持ち株評価損失が200万になることはざらにあります。
もちろん借金はしていませんけどね。
素人が借金してローン金利以上に儲ける事はまず不可能です。
いっそ認知症ですね!と言ってもらえた方が
相談者さんの気持ちが晴れたのだろうけど・・・。
旦那は趣味でお金をあっちにやったりこっちにやったりしているのだから
相談者さんも遠慮することなく好き放題やったらいいと思う!
まだ若いのだし(人手不足の昨今、高齢者さんでも来て欲しい所は沢山あると思う)パートなどして自分のへそくりを増やしましょう。
これは玉置さんと和田さんの言うことを聞いて対処して欲しいですが、とはいえ、特殊詐欺は誰でも被害に遭うリスクがあるだけに気を付けます。
玉置さんの声がなかなか良くなりませんね。調子が悪かった時にまとめて収録したのでしょうか。
認知症ではなく、性格だという事が分かって良かった。
これ和田医師が回答してるように双極性障害の典型的なケースですね。精神科医に診てもらったほうがいいでしょう
昔読んだ「どくとるマンボウ」に似たような話があった
映画だか劇場だかを作るって一人で盛り上がって、株だか投資だかにお金をつぎ込んで、大損して我に返る、を繰り返す話
で、作者の北杜夫先生は躁うつ持ちを公言しておられた
和田秀樹先生もほのめかしておられたけど、ひょっとしたらこの相談者旦那にも、その要素があるのかもしれない
若い頃に同じことがあったようで、年のせいばかりでもなさそうだし
どちらにしても、自分で止められないなら周りが止めるしかない
結論はどのみち「相談者=奥様が見張れ」になる
北杜夫先生は損した分を取り返すためにさらに本を書いたそうだけど、そんなことができるのは限られた人だけだ
何より、ネット経由でやってりゃ、住所も名前も何もかも筒抜けだし、金があると思われたら、リアルに強盗に狙われる危険性も増す
なかなかしんどいけど、相談者には踏ん張っていただきたい