丙午受難。お母さん!アナタもか。齢80裏切りの生命保険

テレフォン人生相談 2024年10月11日 金曜日

相続における生命保険金の扱いやら特別受益まで知ってるし、だいぶ調べたのね。

アンタの見立てで合ってるよ。

だって還暦も過ぎりゃあ死亡保険金なんてほぼほぼ掛け金。
預金と大差ない。
てか、使い勝手は預金の方がよっぽど。
遺産は息子だけにという強固な意思が伺える。

 

パーソナリティ:  田中ウルヴェ京
回答者:  中川潤(弁護士)

相談者: 女56 夫は7年前に他界 独身の長女29と同居 別に住む独身の長男31 父は36年前に他界 実家で一人暮らしの母86 弟54

田中ウルヴェ京:
もしもし、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願いしますう。

田中ウルヴェ京:
よろしくお願いします。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
最初に、年齢からお願いします。

相談者:
56歳です。

田中ウルヴェ京:
はい。ご結婚はされてますか?

相談者:
はい、夫が、7年前に、他界いたしました。

田中ウルヴェ京:
7年前に、他界。はい。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
お子さんいらっしゃいますか?

相談者:
はい、31歳息子と、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
29歳娘です。

田中ウルヴェ京:
お2人、とも、もう、独立してらっしゃいますか?

相談者:
はい、2人とも社会人、で、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
未婚、で、娘と、一緒に、生活してます。

田中ウルヴェ京:
はい。では、お2人暮らしですね?

相談者:
あはい、そうです。

田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。今日のご相談お願いします。

相談者:
実家で、1人暮らしの、母がいて。

田中ウルヴェ京:
あああ、はい

相談者:
その母があ、生命保険に、結構長く一時払いして、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
母の、死後に、私の弟が、保険金を受け取れるようにしていたことが、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
4年前にわかって。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、それ以来、母と、断絶してしまっているという・・ご相談、です。

田中ウルヴェ京:
はい。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
お母様の・・おいくつですか?、今。

相談者:
86歳です。

田中ウルヴェ京:
86歳。それで?

相談者:
ま、その、弟にだけ大金をというのもそうなんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
生命保険の形で、弟に渡すということでえ、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
母の、相続財産から、除外して、弟の固有財産ということに して、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、まあ私からの、遺留分とか、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
特別受益(*)といった、その・・法的な、主張を、されないようにするっていう意図を感じて、

(*)特別受益:いわゆる生前贈与。相続財産の一部。つまり遺産の前受け。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
なぜそこまで、されなければならないのかと思って、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
とても・・ショックを、受けたんですね?

田中ウルヴェ京:
そうですね。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
弟さんは、何歳の方ですか?

相談者:
はい、あ、ええと、54歳です。

田中ウルヴェ京:
54歳。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
2人、きょうだいですね?

相談者:
あ、そうです、はい。

田中ウルヴェ京:
はい、何か、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
弟さんだけっていう、理由はなんか・・思い当たることはあるんですか?

相談者:
あ・・そうなんです。実は、その前に、父の相続がありまして。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
36年前に、父が他界したのですがあ、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
そん時・・私は20歳で、母に、相続放棄をするように、言われて。言われるままに、そん時、放棄を、しました。

田中ウルヴェ京:
あー、はい。

相談者:
はい。で、多分弟は、金融資産を、かなりの額相続していて。

田中ウルヴェ京:
はあ、

相談者:
不動産も、現在の建物の、母の、持分を除いて、今は、全て弟名義になって、いるんですね?

田中ウルヴェ京:
はあ・・

相談者:
それで、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
元々、その私の実家っていうのは、大した、家でもないのに、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
長男第一で。

田中ウルヴェ京:
あー、

相談者:
(含み笑い)で、弟は、生まれた時から、親戚中から、大事にされたんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
私の方は、女で。
で、生まれた年も、まあ、いわゆる・・丙午(ひのえうま)だったので、

田中ウルヴェ京:
あ、はい。

相談者:
特に、同居の祖母からは、事あるごとに、「丙午はこれだから」とかあ、(含み笑い)「姉だから我慢しろ」とかあ、「女だてらに」とか、言われ、ました。

田中ウルヴェ京:
あらら。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、まあ、父は、父でえ、弟や母にはしないのにい、 私にだけ、気に入らないとすぐに、手足が、飛んでくる、人でえ。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、ま、母は、働いていたので、子供より、仕事っていう人で。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
それでも、ずっと、私は母のことが好きで。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
無関心だけども、少なくとも、弟と私を、 同じように思ってくれていると思っていて。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、まあ、今回の、生命保険に関してなんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
その件を、知る・・少し前に、 すごく引っかかることを、母が言ったことがあって。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
それは、母と、私と、弟の3家族が、正月に集まった時で。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
実は、その・・弟が、高校から浪人時代にかけて、不登校のようになっていて。精神的にちょっと病んでいたことがあって。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
その時のことを母が、「 あれは、出来のいい姉の存在が、プレッシャーになったよね」と言いました。ハー(ため息)

田中ウルヴェ京:
それ、あなたには関係のないことですけどねえ。

相談者:
アハ(苦笑)そう◆#$%

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
はい。で、同じ時に母は、「あなたは小さい頃、よく、弟を、いじめて」、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
「泣かしていたね」ということも、言いました。

田中ウルヴェ京:
ううん、はい。

相談者:
はい。で、ちょうどその、頃に、母が、エンディングノートというのを書いていると、言っていたので、その時に。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、まあ、いわゆるそのう、終活をするにあたって、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
私を何かこう、悪者のように位置づけて、弟に、手厚くするようなストーリーになっていたんだなあ、ということを・・思いました。

田中ウルヴェ京:
ううん・・

相談者:
はい・・まあ、こういう一連の出来事があって、結局 、母は、大事だったのは弟で、私のことは、そうでもなかったんだなあと、初めて、気がついて。

田中ウルヴェ京:
◆#$

相談者:
そしたら、昔、父や祖母にされた嫌なこと、だけじゃなくて。
私が叩かれたり・・祖母に、色々言われていた時も、母が・・私をかばったり、フォローしてくれたことはなかったな、とかあ。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
まあ、そういう、なんか、とうの、昔に、忘れていたようなことが、もう一気に、(含み笑い) 思い出されてしまってえ、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
私は、小さい頃からずっと、まあ「自分は邪魔なんじゃないか」とかあ、

田中ウルヴェ京:
うん・・

相談者:
「価値がないんじゃないか」と、い、う、感覚が強くて。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
何をやっても、払拭できずに、来たんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
その・・原因が、はっきり、わかった、気がしましたあ。

田中ウルヴェ京:
そうですね、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
はい、それで、

相談者:
そして、こういう母の、関心を、買おうとして、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
小さい頃から、物を、ねだらなかったり、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
家事を、したり。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
ひたすら、良い子を、演じていたっていう、そんな、自分のことも、ものすごく、嫌に、なりました。

田中ウルヴェ京:
そうですね、はい。

相談者:
結局、母の本心が、わかってしまって。

田中ウルヴェ京:
うん。

相談者:
仮に今から、高齢の母に絡んで、「もっと認めてほしかった」とかあ、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
「もっと甘えたかった」とかあ、せめても、もう今更何も、得るものはないし。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
私は、今後一切、実家には、関わらない・・と決めました。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
で、そうすることで、もう変な家や、母から、自由になる方が、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
いいと思いました。

田中ウルヴェ京:
そうですねえ、はい。

相談者:
はい。で、そっからまあ、4年ほど経ったんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
母の妹から、 母の、「要介護認定が上がった」とかあ、

田中ウルヴェ京:
あああ、

相談者:
「家が、ゴミ屋敷になってるらしい」とかあ、暗に、私に、何かして、ほしい、感じで、言ってこられてえ。正直、(含み笑い)嫌な感情が・・溢れすぎて、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
前のように、世話まで焼く気には到底なれないし。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
こういう、現状なのですが、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
私はどうしたらいいのか。

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
あとあと、後悔が、ないようにするには 、どうしたらいいか、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
教えていただきたいです。

田中ウルヴェ京:
分かりました。今日の回答者は、弁護士の、中川潤先生です。

相談者:
あはい

田中ウルヴェ京:
中川先生、お願いします。

相談者:
はい。

(回答者に交代)

「丙午受難。お母さん!アナタもか。齢80裏切りの生命保険」への18件のフィードバック

  1. 女だからとこんなに相続に差をつけられて腹立たしいけれど
    その分自由にしてもバチは当たらないのではないかと思う。
    それより沢山貰ってこれからもさらに沢山貰う予定の弟君には
    手厚く母親を見る(あくまで心理的な、だが)義理が発生するのでは。

    叔母からの電話はブロックするなどして
    それでもまだ何か要求されれば
    丙午だから無理、など訳の分からないことを言って置けばよいと思う。

  2. “ひのえうま“って‥‥
    相談者は丙午生まれと言ってましたが、それなら今年は
    58になる年なんだけどー。
    まだ誕生日前だとしても57才のはず。まさか相談者さん、ご自分の年齢、間違えてませんよね。
    お母さんが一年間違えて、丙午生まれだと言ってたのかな?

    1. 私の知り合いも丙午で今年58歳なので???と思って聴いていました。
      結構熟成させてから放送したりするんですね。

  3. ごめんなさい(^人^)
    いま見直してみたら、お母さんじゃなくて祖母から言われてたようですね。
    おばあちゃんの勝手な思い込み?

  4. お母さんは絶対にお金をあなたには残したくないってのは分かる
    男尊女卑と長男教、もしくは相性が最悪なんだろうね
    分かってるけど、母の愛が欲しかった…って思う気持ちはすごく良く分かる 似た経験してる人、多いと思うよ
    自分を愛し、これからを楽しく行きて行くことしか出来ないけど、楽しんで生きようぜ みんな仲間だ

  5. やはり、幼少期って大事ですね。親の関わり方次第ではトラウマになる。
    この相談者は、弟と差をつけられて気の毒。うちの叔母などは、80過ぎても今だに
    「兄貴(私の父)が大学に行ったせいで、(経済的に余裕なくなり)私は高校に行かせてもらえなかった!」
    と言ってます。
    それでも、親の介護となれば、娘や嫁が一番の要員になるし。
    今まで溜まってた気持ちを吐き出して、最後は少し気持ちの整理ができたようでよかったです。

  6. 私も兄に全部金を持っていかれた上、介護要員にされました。
    女という理由で長年虐げられ、両親(特に母親)のことは今も恨んでいます。
    親が亡くなって大分年数が経ちますがこの気持ちが昇華することはないでしょう。

  7. 私は一人っ子で兄弟はいないですが
    母は母性のない人でまるで私が姉の役目、母は
    妹の役目のような関係です。

    ご相談者さまとは立場は違いますが
    やはり構ってほしかった、心配してほしかった、と
    今も思います。
    子供時代からしっかりした子を演じてきたのだと今私も気づいています。
    だからこそ年齢に合わない行動振る舞いで
    生きづらかったです。
    これからはそのいい子をやめて自分にもっと自分らしさをプラスしてセルフケアをし
    自分のことを労ってあげたいと思っています。
    頑張り屋さんはやめてしたくない時は無理しない、
    多少の手抜きはアリ、食べたいものを食べ、
    寝たいように寝る、、、
    遅ればせながら実行している最中です。

  8. よくある話ですね、私も多少なりとも共感します。私の場合は兄だけど。母に恨みつらみはあっても、もう高齢者なのだから、見返りを求めず、無償の愛で接してあげられますように(偉そうにごめんなさい)自分にそう言い聞かせて、離れて暮らす母を気づかっています。もちろんイラッとすることもあります、人間だもの。

  9. 名字が変わらず、墓守りをしてもらえる男の子に財産を託したい、というお母さんの古い考えがあるのかな。
    相談者はやるせない思いですよね。

  10. ご相談者さん、旦那さんは亡くなったそうですが、お子さんがいらっしゃるということなので、ご自身とお子さんの今後を優先させて欲しいです。

  11. 最後に、「構ってほしかった」という気持ちを言葉にできて良かったですね。

  12. 中川先生、優しい〜!!!完璧なアドバイスだったのではないでしょうか。中川先生のことがますます好きになりました。

  13. 相談者さんの辛い気持ち、よくわかります。お母さんと疎遠になることに罪悪感があるんですよね。でも構ってくれなかったお母さんとは離れていいんです。
    私の場合は、母親が高圧的でとても怖い人だったので、あの母に構われたらたまったもんじゃなかったし、私のことにそこそこ無関心で内面まで踏み込まれなくて良かったんだと改めて思いました。
    テレ人は本当に勉強になります。中川先生良いですね!

  14. 潤さんの今回の回答は素晴らしかったです。弁護士的には実家とは一切縁を切って母の遺産相続時に法定分を請求すればいいとアドバイスすれば済む簡単な問題。でも大人になると愛情=金になるという現実を教えてくれるテレ人は人生勉強になります

  15. アイキャッチャーは牛のイラストだけど、「ひのえうま」はウマ年では?

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