息子の嘘が許せず縁を切りたい。義務と規範意識だけの男
テレフォン人生相談
2015年9月15日 火曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 男52歳 妻50歳 長男25歳 次男18歳
今日の一言:
好きな人に親切をするのと、嫌いな人に親切をするのでは、同じ親切でも全く違います。
加藤諦三:
最初に年齢を教えてください。
相談者:
52歳です。
加藤諦三:
52歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、結婚してますう。
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
50歳です。
加藤諦三:
50歳。
お子さんは?
相談者:
長男があ、25歳。
次男が18歳、4人です。
加藤諦三:
4人で暮らしてる、
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
ちょっと、その長男と縁を切りたいなと思ってるんですけれども。
加藤諦三:
この25歳の長男ですね、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
何で縁を切りたいんですか?
相談者:
家庭でちょっとトラブルがありましてえ、今、家を飛び出してまして、
加藤諦三:
あなたと喧嘩して、、あるいは母親と喧嘩して・・
相談者:
わたしたち、ですね。
加藤諦三:
両親と喧嘩して飛び出したと。
相談者:
はい
加藤諦三:
ああ、そう、はい
相談者:
というのは、当時、あのお、結婚したいという女の子がいましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ただ、あのお、そのお、むこうの両親さんとお会いしたときにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
両養子(*)になって欲しいと。
(*)両養子: 夫婦揃って養子になること
加藤諦三:
何になって欲しい?
相談者:
りょうようし。
2人結婚して。
加藤諦三:
ああ、はい
相談者:
むこうのお母さんの姓を名乗って欲しいと。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あのお、わたしたちも、それ、初めてそんとき知りまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、ちょっとうちも長男だから、ちょっと考えさしてくれと。
いう話をしましたら、むこうのお父さんが、急に怒り出して、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、この話は無しだ、破談だ、っていうふうに一方的になってえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それからあ、長男が、わたしたちを恨むようになりまして、わたしたちのせいで、
加藤諦三:
ああ、
相談者:
結婚できなかったと。
加藤諦三:
それで、これは何年前の話ですか?
相談者:
3年・・ぐらい前です。
加藤諦三:
3年ぐらい前
相談者:
はい
わたしたちもその結婚には文句は無かったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
ただ始めて会ったときに言われたもんでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、考えさせてくれっていう話をしたら、そのような、騒ぎになってしまいまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと、まあ、2人とも、離れちゃったっていう感じで・・
加藤諦三:
ということは、むこうの、女性の方も、自分の父親から、ちょっと言われて、お父さんの言うことに従ったということですね?
相談者:
そうですね、2人で話し合ったは、話し合ったらしいんですがあ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
でえ、長男が飛び出しちゃいましてえ、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
でえ、しばらく音信普通で、まあ、携帯とかつながるんですが、まあ、出ないと。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、そのお、長男と仲良い、友達が、わたしいの友達の子どもで、
加藤諦三:
はい
相談者:
その、父親の方からもちょこちょこと、連絡はもらってたんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ここんとこで、最近、あのお、定職に就いてなくて、アルバイトに行ってまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そこを休むのにとかあ、あと、話をしてるときに調子いいようなことを言い出して、だんだん周りの友達も離れていくような状態で、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
ウソがだんだんバレてきて。
加藤諦三:
そのウソの内容ってのは、どういう内容?
調子がいいってのは。
相談者:
あのお、わたしいの、両親がいるんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
結局う、お婆さんが、倒れて危篤だとかあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、女房の方の、親が死んじゃったとかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうことを、ま、ピンピンしてるんですけど、そういうことを、平気で、言って歩いてるらしいんですよ。
加藤諦三:
そういうことを言うのは理由がなきゃ言わないですよね、わざわざ。
相談者:
それは、あの、その、バイト先を休む、ときとかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
仕事、行くのが嫌だって、今日、これこれ、こういう理由で休ましてくれと。
加藤諦三:
はい
相談者:
いうことで、言ってるらしいんですけれども。
加藤諦三:
言ってるわけね・・
ただ、その程度のウソっていうのは、望ましくないけど、よく、つくウソだよね。
相談者:
そうですね。
あとお、もう一つがですね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
半年ぐらい前なんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
子どもがどうもいるらしいんです、生まれたらしいんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
ただ、結婚するならいいんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうも逃げてるらしいんですよ、相手から。
だから、認知も何もしてない、
籍も入れてない。
でえ、相手方の、
加藤諦三:
え、相手から逃げてるってのはどういうこと?
相談者:
面倒なことには、逃げる、性格のところがちょっとあったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、高校時代にもちょっと妊娠騒ぎがありまして、
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
そのときも逃げたんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、相手の親から直接、わたしどもが言われて、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、そこで、まあ、示談っていう形にしたんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、今回もたぶん、そういう感じで逃げてるんじゃないかと思うんですよ。
加藤諦三:
ああ、じゃあ、そのお、結婚したいとか、好きだとかいう話ではなくて、
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
それでえ、相手が妊娠しちゃったんで、
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、逃げていると。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、高校時代もこういうことあったと、いうことね。
相談者:
その他にも、ちょこちょこっとした、あのお、問題っていうのは、ありました。
加藤諦三:
ちょこちょこっていうのは、例えば、どうな問題ですか?
相談者:
文化祭のときに他校の子と喧嘩したとか・・
まあ、あのお、相手から先に手を出されてえ、自分は堪えたんだけれども、最後はちょっと手を出しちゃったっていう感じ・・はい
加藤諦三:
そうすると、高等学校時代のね、
相談者:
はい
加藤諦三:
友達というのはどういう人だったわけ?
相談者:
俗にいう・・ツッパリとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう、悪さをするっていう子ではなかったんですよ。
加藤諦三:
だけれども、ま、一応友達はいたわけですよね?
相談者:
友達はいました。
高校の時とか、高校卒業しても、今回のこの、ウソやなんかがだんだん大きくなってきて、前まではあ、こう、しょっちゅう友達とバーベキューやったり、遊びやったり、色々やってはいたんですけどもお・・
加藤諦三:
うん・・
相談者:
はい
加藤諦三:
推測するとお、あれだねえ、息子さん・・あなたたちから、もっと認めてもらいたいっていう気持ちが強かったねえ。
相談者:
今考えるとそういう・・気持ちがあったと思うんですよ。
加藤諦三:
そうですよねえ。
相談者:
ええ、ちょっと寂しかったんじゃなかなっていう気はあるんですがあ。
加藤諦三:
結構、この、あなた、あの、18歳の息子さん、の方、出来がいいんじゃない?
相談者:
出来はあ、良くはないんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
部活動を真剣にやってるんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
そこへちょっと応援し過ぎてたとこもあると思うんですよ。
加藤諦三:
その、部活を一生懸命やってるう、
相談者:
はい
加藤諦三:
そこにあなたたちが、応援するう。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうなると、ま、色んな悪いことをして、親の注目を、が欲しいと。
いうことで次々、なんか、思わぬ方向に、色々と進んでいっちゃってるんでしょうね、今現在。
相談者:
そおですね、落ち着いて考えるとそんな感じもするんですよ。
加藤諦三:
それで、その、縁を切りたいっていうのは?
相談者:
もう25にもなった大人ですからあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
いつまでもお、親が、出助けをしても、しょうがないんじゃないかと。
いつまでも、あいつの性格から言って、そういうのを、また繰り返すんじゃないかと。
加藤諦三:
ああ、繰り返すでしょうね。
相談者:
ええ、それだったら、もう、ここで縁を切ってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう全て自分の責任下でやらせる。
加藤諦三:
うん
相談者:
方がいいんじゃないかと。
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと迷ってはいるんですけれども、でもここで突っぱねないと、自分のためにもなんないかなあと思いましてえ、本人のためにも。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はスタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
すいません
(回答者に交代)