統合失調症の主婦から、毒親との付き合い方について
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
統合失調症と診断されたときの症状は何だったの?
相談者:
被害妄想とか、幻聴とかがあったので。
高橋龍太郎:
どんな、妄想や、幻聴だったの?
相談者:
幻聴は、誹謗や、避難する声。
被害妄想は近所の人が咳払いとかすると(笑)、威嚇しているとか、悪口を言われているとか。
高橋龍太郎:
それはお母さんとの関係で出てきたの?
相談者:
いえ、まったく関係なく。
高橋龍太郎:
お薬飲んでるんでしょう?
症状は消えた?
相談者:
妄想は消えました。
幻聴はたまに聞こえる。
高橋龍太郎:
頻度は?
相談者:
週に何日か。
高橋龍太郎:
週に何回かという感じだね。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
じゃ、ま、統合失調症の方の治療の方はうまくいっているので・・
薬の種類は何種類?
相談者:
3種類。
高橋龍太郎:
あなたに結婚できないって言ってて、あなたが結婚したとき、お母さんはなんて言ったの?
相談者:
素直に応援できないって、
高橋龍太郎:
笑
相談者:
理由が、私が勝手に、主人と同棲したから・・
高橋龍太郎:
あなた、いざというときには、自分をつらぬくという強さが自分の中に隠れているのよ、それに気付いていないだけで。
あなたの弱点は、いい子でいようとするやさしい気持ち。
それがお母さんの毒を増殖させてんの。
だから、やったことは正しいの。
勝手に出て行って、勝手なことをやるというのが、毒親との真っ当な戦い方なの。
だけどあなた優しいから、お母さんに言われているうちに、お母さんに従おうとしちゃうので、飛び出したときの元気が薄れてきて、こうした相談になっているんだけど、飛び出した状態でかまわない。
だって、飛び出して同棲したとき、年に何回か親のところを訪問しなきゃって考えた?
相談者:
考えてない・・
高橋龍太郎:
考えてないでしょ。
それと同じ。
今も、どうしたら親に気に入られるかなって考える必要ないの。
年に何回かなんて行く必要もないの。
あなたが好きなようにやればいい。
それが母親にとってもいいことなの。
なぜかというと、あなたが独り立ちしたってことが分かるから。
あながビクビクしていると、親は自分でそうしておきながら、この子はいつまでたっても自立しないわねって言いたいの。
勝手に自立しちゃえば、親は心配する必要ないから、そのとき初めて、自律した親子で出会える。
もう大人だから、好きなときに帰るからと言って、あとは好きに振舞えばいい。
それがあなたにとっても、お母さんにとっても大事なこと。
だから、昔のあなたを取り戻してくれたらそれでいい。
それと、昔は統合失調症の人が赤ちゃんを産むことについては昔は懐疑的な見方があったけど、今は産む人もたくさんいるから、そんなに心配しないで主治医と相談して産んだらいい。
そうしたら、あなたの中に強い自分がもう一度よみがえってくるから。
今、大事なのはご主人。
ご主人とあなたとの絆が一番大事。
幸いにも薬が効いて、家事とかできるんだから、育児も問題ない。
かつてのお母さんとの関係や今の関係を気にするより、ご主人との関係の中で新しい世代を育んでいく、っていうように前向きに考えなさい。
お母さんにおびえるのは終わった。
あなたが家出したときに。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
声が小さいね(笑)
相談者:
笑
(再びパーソナリティ)