結婚50年。生活費を入れない夫への不満を吐露するも75点と言われて上機嫌
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
これ、昔からでしょう?
当時、お子さんにこぼすと、お子さんはなんて言ってたの?
相談者:
私は子どもには言わなかったです。
高橋龍太郎:
年金はあなたの方が多いの?
相談者:
そんなことないです。
1万、2万ぐらいは男の方が多いと思いますけど、見たことないので知りません。
高橋龍太郎:
あなたはどれくらい?
相談者:
21万ぐらい。
高橋龍太郎:
21万・・
ご主人もそれくらいもらってんだ。
羨ましいねー。
後の世代が聞いたらビックリするような金額だね。
今の若い人たちは、その半分ももらえないと思うよ。
相談者:
そうですよねー。
高橋龍太郎:
ご主人はそのお金、どうしようと思ってるの?
相談者:
肥料やなんか、自分で使う分は自分で。
高橋龍太郎:
そうすると、あなたが出して欲しいというのは、気遣いをして欲しいということ?
相談者:
そうかもしれません。
高橋龍太郎:
それがないとやっていけないということではない?
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ご主人はケチなんだよ。
相談者:
新婚旅行も一人で行って来いって言う人だから。
高橋;
爆笑。
相談者:
みんなに話すと、笑い話で。
私は笑い話のつもりで話すんだけど、みんなは「ハッ?」っていう感じで話をやめてしまうみたいな。
高橋龍太郎:
世間との付き合いみたいなものはどうなの?
相談者:
すごくいいです。
旅行行くなら、あの人(夫)が来るなら楽しいって。
高橋龍太郎:
あ、そうなの(笑)。
他の人にはサービス精神旺盛で、お金も使うの?
相談者:
そう。
孫にもたくさん土産を買ってきたんですけど、最近は、先日も2泊の老人会に行ってきたんですけど、私には送り迎えさせといて、漬物2袋買ってきただけで、あとは何にも。
高橋龍太郎:
孫には買ってくるの?
相談者:
孫にもなかったです。
お金がないのかなーって。
高橋龍太郎:
飲みにとかに使っちゃうの?
相談者:
飲みにとか、そんなことは全然しないんだけど。
網とか・・
高橋龍太郎:
あみ?
相談者:
鳥やなんかがくるから。
高橋龍太郎:
あー、そういうものにお金使ってるんじゃないかってこと?
あー、そーなのー。
じゃぁ、しょうがないんじゃない?
そういう農業のために使ってるってことであれば。
相談者:
飲みにとか行かんのだけど。
明日どこどこに行こうか、と言っていても、
朝になるともう作業着で汗びっしょりで農作業して、あー、もう行かんのだと・・
高橋龍太郎:
余分なお金とか、あなたがつましく守ってる家庭に余分なお金いらないとなったら、元々出すつもりないんだから、これから先も難しいんじゃない?
相談者:
(笑)アテにしない方がいいですかね。
高橋龍太郎:
僕はそう思う。
変にアテにして、あとから恩着せがましく言われるよりは。
相談者:
こんなぐずぐず言わんで、自分の好きなようにしとったらいいんじゃないかと思うこともあるんんですけど。
いや、でも50年もおるんだからって、葛藤もあるんですよね。
高橋龍太郎:
その気持ちはすごく分かるけど。
浮気の一つでもあった?
相談者:
ぜんぜん。
高橋龍太郎:
孫子(まごこ)もいて、浮気もせず、時間があれば農作業、それ以外の時間は会社勤めもして、無駄遣いするわけでもなし、お仲間にはいい人と思われて。
家庭の中ではケチでも、全体としては良しなんじゃないの?
2,3万のことで、いやホントに困ってんだったら別で、子どもたちからも言われたら改めると思うけど、あんまり、この時点で、それやっちゃうとへそ曲げちゃうような気がしないでもない。
あなたの中に満たされないものがあるかもしれないけど、他の不幸なご夫婦、人生相談を長年やってる立場から言わせると、80点は無理だけど、75点はいってるんじゃない?
2人の生活は。
相談者:
お父さんにごちそうなんか作っとかんでもいい?やっぱり、それはいけない?
高橋龍太郎:
うんうん(笑)
今井通子:
幸せな生活されてるんですよ。
相談者:
自分でもそう思ってるんです。
今井通子:
それで、
ご主人が、50年の生活で、頼りがいのあるべき人じゃないといけないと思っていたのが、すごく不満に思えるようになってきたのは、頼れる人がいないといやだなーと思ってるのかもしれないけど、実はご主人の方も相当弱ってるんじゃないかと思うんですね。
相談者:
それは、この人が倒れたら私が診てやらんといかんて・・、
私が倒れてもこの人には世話にはならんと、思うけどねー(笑)。
今井通子:
そしたら、頼りになる人と思わずに、居候で、でも農業のときには手になる人だし。
2人で生活してて、持ち家ですよね?
元気なうちは2人でいた方が安心じゃないですか、気心が知れた人と。
たまに気分が乗ったりしたときはご馳走作ったりしてさ。
相談者:
笑
私も好きだから作っちゃうんですけど、みんなペロって食べちゃう。
今井通子:
分かる。
すごくいやなんでしょ、まったくお金もくれないくせにって。
高橋龍太郎:
ご主人だと思うと腹が立つけど、若い人が言うパートナーっていう言い方ったら、そんなに悪くないよ。
昔風のご主人で、その人に寄り添っていきたいなと思うと腹が立つけど。
パートナーだったら、ほんとパートナーだけど、むしろ、あなたの方が上くらいかな。
家庭切り盛りして、食費出したんだから。
貴重な番犬がいてくれると思えば、いいんじゃない?
男手がいた方がいいよ。
相談者:
分かりました。
優しい女房になります。
今井、高橋龍太郎:
おー。
(内容ここまで)
最初の声質、話し方から、悲惨な相談を期待したんですが。
なんじゃこれ。
2人で40万の生活費。
月あたりだったらスゴイけど、2ヶ月に一回の支給額のことじゃないのか?
いずれにしても、相談者が60歳まで厚生年金に加入した成果でしょうね。
いい時代はもう終わったわけです。