【日曜に読む傑作選】おせっかいに堪らず娘が勧めたテレ人に掛けてきたお母さん
テレフォン人生相談 2011年06月06日 月曜日
【2019年7月21日(日)アップ】
思っていることを口に出さずにはいられず、おせっかいを自覚する相談者。
その矛先は子供産んで離婚して同居している娘。
娘の出産時につい掛けてしまったうかつな言葉、
娘の母子手帳の婿の姓を頼まれもしないのに砂消しゴムで消す。
看板コンビが女の心理を紐解いていく。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女67歳 夫69歳 離婚した娘37歳 孫5歳 4人暮らし
今日の一言: 人は、甘えているものに怯えます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい、&#
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お願いします。
加藤諦三:
はい
最初に年齢教えて下さい。
相談者:
67
加藤諦三:
67歳・・えー、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えー、ご主人何歳でしょうか?
相談者:
えーっと、69
加藤諦三:
69歳、お子さんは?
相談者:
一人、30う、7
加藤諦三:
37歳、もう結婚してんの?この方。
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ、そうすっと今、あなた達二人で生活してるんですか?
相談者:
・・え?、いやいや、あのお、娘と、孫と、4人で。
加藤諦三:
あ・・お嬢さん何歳ですか?
相談者:
37
加藤諦三:
37歳、ここに、いー、孫、が、何歳ですか?
相談者:
えーっと・・うーんとお、5歳
加藤諦三:
5歳?
相談者:
り、離婚してますので。
加藤諦三:
そうすっと、分かりました。娘さんが一人で、で、この娘さん、が・・
相談者:
離婚・・&#
加藤諦三:
離婚して、あ、この娘さんが離婚して・・戻って来てるってわけですね?家に。
相談者:
△%・・はい・・はい
加藤諦三:
それで、どういう相談ですか?
相談者:
あのですね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
陣痛う、が来てる時に・・
加藤諦三:
はい
相談者:
なんかあのお、わたし、なんか大きな声え(苦笑)が、出、娘が出したもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・「まあ、そんな大きな声を出して、も、恥かかせんでよ」って、口に出ちゃったんですよ。
加藤諦三:
あー、はい、はい
相談者:
あの、出産の時に。
加藤諦三:
あはい
相談者:
それでえ・・そのことを、未だに言われてるんですよ。
加藤諦三:
で、あなたは結構そのあれですか?なんでもかんでも口に出す方ですか?
相談者:
そう、そうです。
ダメなホントに・・
加藤諦三:
いやそれはダメだと、&#△
相談者:
(苦笑)
加藤諦三:
で、口に出す方っていうことは割と心には何も残ってない方なのね?
相談者:
わりかしですねえー。
加藤諦三:
して、このお嬢さんの離婚原因っていうのは何ですか?
相談者:
えーと、二人、夫婦の喧嘩(苦笑)。
加藤諦三:
ま、夫婦喧嘩っていうのどこでもあると思うんだけども。
相談者:
ええ、ま、ま、なんか・・んー、簡単な、なんか喧嘩して「もう別れるわ」て言うて別れたっていうこと、・・
性格の不一致ですかね?
加藤諦三:
ああー
相談者:
うん
加藤諦三:
でも、そう、◆#$%を伺うとね?
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんの方もお・・
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか大きな声出してえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
恥も外聞も無くワーワー騒いじゃう方で、それほど人の言ったことを・・根に持つ方じゃないん・・
相談者:
いやあ・・子どもを産んでからなんかしつこくなりましたね。
加藤諦三:
しつこくっていうのはあなたに対してしつこくなった?
相談者:
そう、はい、はい
加藤諦三:
うーん
で、お嬢さんは離婚してからどのぐらい経つの?
相談者:
えーっとお・・4年。
加藤諦三:
だいぶ前に離婚してんですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
んー、で、子どもが産まれてすぐ離婚しちゃったんだ?
相談者:
あ・・え、うん、1歳ぐらいですね。
加藤諦三:
1歳ぐらいの時ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、えー、要するに今一緒に暮らしてんだけど、あの、お嬢さんとの間が上手く行ってないんですね?
相談者:
そういうことでですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それからもう一つは・・
加藤諦三:
はい
相談者:
母子手帳を、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの・・名前をね、わたしがね。砂消しゴムで・・消したんですよ。
前の名前を。
加藤諦三:
あ、離婚す・・
相談者:
したあとに。
加藤諦三:
あとに?
相談者:
ええ
加藤諦三:
はい
相談者:
そして、
加藤諦三:
ええ
相談者:
元の名前を・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
書けばいいからね、と思って、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしが、まあ、差し出がましいことをして・・
加藤諦三:
その母子手帳の名前を、こう、こう消して変える時に、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・あの、了解も何も得なくて、あなたが勝手にやったわけ?
相談者:
そうです。ほら、病院なんかに行、ってあの・・受付で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
前、名前がほら、違うもんで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
あの、受付の事務員の人なんか、方が、なんかこう、見てると・・
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、こうやって、「あれ?」って、こういうような感じで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
やってたのを、わたしが見たらもんで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あ、名前ば、はよ、さっささっさ、はよ、して、しまえばいいのにね」って思っ・・いがあったもんで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしが・・いいことだろうと思って、消しゴムで消してしてやったんですよ。
加藤諦三:
うーん
相談者:
ひとつもしないもんで、本人が?
加藤諦三:
んん
相談者:
だからわたしが、ま、やってやろうかなあ、と思って(苦笑)。
加藤諦三:
うん、なんか、してもらってた側からするとお・・
相談者:
はい
加藤諦三:
して欲しくないことだよね?
相談者:
うん、節介、お節介ですね。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その、あなた、お節介をしないではいられないの?
相談者:
なんか気になる。
加藤諦三:
気になる?
相談者:
はあ
娘から言われます。あのお「自分の思う通りに人をややる」ってこと。
加藤諦三:
そ、そういうことですよね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
ところで、今日あなたはテレフォン人生相談に電話掛けて来てくれたんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんでテレフォン人生相談を選んでくれたんですか?
相談者:
あ、あの、娘が、
加藤諦三:
はい
相談者:
「いっぺん、聞いてみて」って。
加藤諦三:
あ
相談者:
どういう「どう先生達が言われるか」
加藤諦三:
あーあー
相談者:
「絶対お母さんが120%悪いから」って。
加藤諦三:
あー、なるほど。
あなた、お、お父さん、お母、さんとどうだったの?
相談者:
自分のですか?
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしい、が、父親はもう、わたしがお腹の、あの、親のお腹に入ってる時に、亡くなりました。
加藤諦三:
んあー
相談者:
でもね?あのお、兄弟が多かったもんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
苦労っていうか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうのはなかったんですよね。
加藤諦三:
食べる苦しみはなかった?
相談者:
はい
加藤諦三:
大変さはなかった?
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどその、心の方で、
相談者:
あーあ・・そうですね、心ていえば・・兄弟からよくいじめられてましたよね。殴られたりとか。
加藤諦三:
あー・・誰に殴られた?
相談者:
えーと、長男、でその長男が、
加藤諦三:
うん
相談者:
この間・・「悪かった」って言ってえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「一番下だから」&#「可愛がらないけないのに」(涙声)・・
加藤諦三:
うん
相談者:
その、「いじめて悪かった」って言ってですね?(涙声)
加藤諦三:
うん・・うん
相談者:
「もう昔のことはもう忘れたからいいよ」って(涙声)。
加藤諦三:
うーん
相談者:
学校も行かせてもらったからね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
そん、なに・・
加藤諦三:
あ、長男が・・働いてえ・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
学校行かしてもらった・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
ああ、要するに・・すと、長男とあなたは何歳ぐらい離れてるの?
相談者:
と・・18か&#△・・
加藤諦三:
ああー、そうすっとお兄ちゃん・・でもあり、父親代わりでもあるんだ?
相談者:
あーそうですね。
加藤諦三:
でもお兄ちゃん大変なこといっぱいあったんですよ、きっと
相談者:
そうです、でも、わたしは親には全然と&#泣き言は言わなかった。
加藤諦三:
うーんん・・お母さんに甘えられなかったねえ?
相談者:
ま・・ま、ね、昔、は、もう・・(泣)
加藤諦三:
だからあなた優しいからあ・・あれなんだよね、お兄ちゃんの気持ちも分かる・・お父さんがいないで、お母さんが苦労してるのも分かる。
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、いろーんなことを我慢してたんだよね?
相談者:
で、わたしが、ま、口が悪いからですねえ、その、陣痛の時に、「恥かかせるな」って言われたことを未だに言われるし、
加藤諦三:
うん
相談者:
それから母子手帳の名前を・・
加藤諦三:
うん
相談者:
消しゴムで消したから・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それを「元に戻せ」って言われて、
加藤諦三:
うん
相談者:
ずっと「死ぬまで」、もう、これはもう「ずっと言ってやる」って言うんですよ。
加藤諦三:
うん、うん、お嬢さんね?
相談者:
はい
加藤諦三:
分かりました。今日はスタジオにですね、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてるので・・
相談者:
あー、すいません。
加藤諦三:
伺ってみて下さい。
相談者:
(鼻をすする)
(回答者に交代)