【日曜に読む傑作選】ノン子36歳(パラサイト・シングル)。母原病と言われた母親

テレフォン人生相談 2014年5月16日 金曜日
(2019年6月30日アップ)

歳の離れた三女で可愛がり過ぎたからなのか、他人に厳しく自分に甘い。
短大卒業後に就職した先を辞めてからは、就いた仕事はもって半年。
一人暮らししたことはあるが、住んだアパートは親名義の不動産。
一時、家業を手伝ったりもしたが、現在は自宅でほぼスネかじり。
母親が勧めるまま婚活でつき合うも実らず。
ともに家庭持ちの二人の姉が帰省すれば不機嫌な態度で雰囲気を壊す。
本人曰く「人の役に立つ仕事がしたい」。

タイトルは、坂井真紀主演「ノン子36歳(家事手伝い)」のもじり。

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)

相談者: 女69歳 夫74歳 長女45歳と次女43歳は家庭持ちで二人共子ども2人 同居の三女36歳独身

今井通子:
もしもしい?、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい

今井通子:
今日はどういったご相談ですか?

相談者:
はい。あの、娘の今後についてね?、お尋ねしたいんです。

今井通子:
あなたおいくつ?

相談者:
えっとお、69歳

今井通子:
69歳

相談者:
はい

今井通子:
ご主人は?

相談者:
んと、74歳

今井通子:
74歳

相談者:
はい

今井通子:
お嬢さん、お一人ですか?

相談者:
あ、いや、三女です。
上二人は嫁いでます。

今井通子:
何歳と何歳と何歳ですか?

相談者:
えっとね、長女が45歳

今井通子:
はい

相談者:
ほいで、次女が今度43歳なるんですね。

今井通子:
はい

相談者:
ほいで、今日お願いしたい娘は36歳の娘、ついて。

今井通子:
はい

相談者:
はい

今井通子:
で、お二人はもう、結婚されていて、

相談者:
ま、そうですね。

今井通子:
30う・・

相談者:
ほいで、二人ずつ子どもがいます。

今井通子:
あー、そうですか。

相談者:
はい

今井通子:
はい
で?、三女の方が?、ど、独身でらっしゃるの?

相談者:
あのお、仕事をしてまして、も、長続きをしない・・すぐ、変わっちゃうんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、それで、まあ、わたし達も年を取って来たもんですから(苦笑)、これからどやって、娘を、ま、導くつっていいか・・してったらいいのかな?という、相談なんですけど。

今井通子:
お嬢さんは・・お子さんの時はどういうお子さんだった?

相談者:
やっぱね、あの、ほら、三女で、あの、次女との、年が6歳ぐらい離れて、ますでしょ?

今井通子:
ああ、そうですね。

相談者:
だからちょっとみんなでね?、可愛がりすぎたなっていうのはね?、あの、ありますね。

今井通子:
はい

相談者:
そしてあのねえ、ちょっと感受性が強くね?

今井通子:
はい

相談者:
で、神経質。

今井通子:
ほおー

相談者:
んで、ま、人には、厳しく自分には甘いっていうか。

今井通子:
アッハ(苦笑)

相談者:
逆です。

今井通子:
そうするとお、例えばなんか例ありますかね?エッへ(笑)

相談者:
あの、ま・・例というのはね?、ま・・あの、わたし達もその娘がちょっとワガママだから・・ま、一人暮らしをした方がいいだろうということで、短大卒業後ね?、地方に就職したんです。

今井通子:
はい

相談者:
で、そこも、「残業が多い」とかどうのこうのって言って、ま・・一年で帰って来てしまったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
そいでわたし達も・・こんなようなことでは、いけないから、なんか、ま、「資格を取るように」って勧めたんですけども、
ま、「資格なんてどうのこうの」って言って・・

今井通子:
はい

相談者:
就職活動っていうのが、ま、それは相当もう1ヶ月も2ヶ月も掛かっても、探して来たかな?と思うと、ま・・派遣とか、今アルバイトだから・・

今井通子:
うーん、うん

相談者:
ものは「大変だ、どうの」って言って、すぐ辞めてしまうんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、それ、と、ちょっと我が家で、あの、アパート持ってるもんですからね?

今井通子:
はい

相談者:
これは、次女の結婚と同時だから、ま、10年ぐらい、前になるんですけど、
「わたしも一人暮らしをする」と言って、出たんです。我が家が持ってるアパートにね。

今井通子:
あーはい

相談者:
そいで、あの、我が家が、自営で商売やってるもんですから、

今井通子:
はい

相談者:
ここで一人で住みながら(含み笑い)、会社に出て来て、一緒に手伝ったわけですね。

今井通子:
ええ、ええ

相談者:
え、でも、わたしもそれを手伝ってたから、ま、「二人も要らないから」ということで、じゃあ「なんか」あ「探した方がいいよ」ということで探したんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
それもホントに、ま・・3ヶ月か4ヶ月ぐらいで、変わるということと、この、アパートに住んでても「2階がうるさい」とか、次々に理由を、重ねては、4回ぐらいアパートを、変わりまして、

今井通子:
はい

相談者:
それでまた、4年ぐらい前から、自宅に帰って来て、一緒に生活してるんですね。

今井通子:
ええ

相談者:
それで、あの、2年ほど前に、わたし達も、ま、「結婚しなさい」とか色々(含み笑い)、言ったもんですから、

今井通子:
ええ、ええ

相談者:
婚活って、そういうパーティで知り合った・・

今井通子:
はい、はい

相談者:
男性と、

今井通子:
はい

相談者:
お付き合いをして、わたし達もホントに、じゃ、好きな人が出来て嬉しいなあとは思っていたんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
やっぱ価値観の違い、ですか?

今井通子:
はい

相談者:
そういうので、ま、別れたんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、ま、その時は、あの、とっても・・アルバイトで忙しく、良かった、もんですから、頑張って、そっちの仕事の方も、やってたんですけども、
また今、こ、やって、仕事を探す状態なって来まして・・

今井通子:
このお、お忙しかったアルバイトは何年ぐらいやられたの?

相談者:
や、これはだからホントに、2ヶ月ちょっとぐらいなんです。

今井通子:
ほお

相談者:
ホントに・・

今井通子:
一番長かったのは何ん、ヶ月ぐらいですかね?

相談者:
ま、長くても、半年ぐらいでしょうかね?

今井通子:
ああー

相談者:
「会社が忙しい」とか・・なあんか、どういうわけか、その、前の時は・・

今井通子:
会社が忙しいの、とお・・

相談者:
身体の調子がねえ?

今井通子:
はい

相談者:
(苦笑しながら)事実具合が悪いと思うんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
ま、具合が悪くなって休んで・・

今井通子:
うん

相談者:
しまうんですね。
&#△%行ってた、そのバイトの、先がその、会社がそこの、じゃ、事務所が閉鎖して・・違うとこへ移るとか。
なんか運が悪いって言えば・・

今井通子:
あーあー、なるほどね。

相談者:
運が・・

今井通子:
うん

相談者:
うん、悪いような気もするんです。

今井通子:
あ、それもあるのね?

相談者:
ええ、ええ

今井通子:
派遣ん、だ、とかアルバイトとおっしゃったんだけど、

相談者:
はい

今井通子:
そうすると・・今、でもすねかじりなんですか?
それとも、自立・・

相談者:
すねかじりですね。

今井通子:
ああー

相談者:
「これから、じゃ、どういうようなことをやってきたいの?」って言ったら、ま・・
「人に喜ばれるような仕事」とは言うんですけども(苦笑)、じゃ、「それだったら、資格とかなんかいたりするんじゃないの?」ちゅうと、
「この年になって資格なんか」とか、そういうなんかね?、消極的な、考えなんです。だからもうわたしと主人は、もう「ワガママではないか?」って思うんですけどもね?

今井通子:
あの、ワガママはあるのかもしれないけど、今お話伺ってる限りだとね?

相談者:
はい

今井通子:
例えば、2年前にい、「早く結婚しなさい」って言ったら「ハイ」って言って、婚活に行ったりするわけでしょ?

相談者:
う、でもそれ前までは、もうわたしの、友だちが勧めてくれても「あーの、こーの」ってもうね、もう「結婚なんて」って感じで来たんです、まあこれは・・そういうとこ行ったというのはね?

今井通子:
ええ

相談者:
自分でも真剣に考えたのかな?と思ったんです。

今井通子:
で・・仕事が、なあ、が続きしないことが、問題なんですか?
それとも・・

相談者:
うん、そ、仕事が、長続きしないことと(含み笑い)と、ま、お姉ちゃん達が、お正月やなんかに帰って来るでしょ?

今井通子:
ええ

相談者:
そうすと・・みなさん家族で、あの、和気藹々としてると、三女は、ま、一人だから、なあんとなく、その場あ、を、こ、嫌な雰囲気にさせるといおうかね?

今井通子:
はい

相談者:
んん、なんか、こう、お姉ちゃん達にツンツンしてみたり、そういうことがあるから、なんか親としては・・三女の気持ちも分からないわけでもないけども、困るなと思ってるんですね。

今井通子:
で、そうすると今日のご質問は、どうなりますか?

相談者:
これから、どうやって、この三女を、どやって、してったらいいのかな?と思うの、だからわたし達が、その・・

今井通子:
それは、お仕事?
仕事を、お、が、長続きするよう・・

相談者:
そう、一人。ま、あたしね・・結婚っていうのは、ま、ホントにもしも、ま、40代になっても50代になっても、もしもそういう人に巡り会えれば、これに越したことはないんですけども、

今井通子:
ま、とりあえず、あの、仕事が長続きするにはどうしたらいいか?

相談者:
そうですね。

今井通子:
この先い、ご結婚のことよりも、そちらの方を考えられてえ、

相談者:
はい

今井通子:
アドバイスが欲しい?

相談者:
はい

今井通子:
分かりました。

相談者:
はい

今井通子:
今日はですね、三石メソード主宰で、

相談者:
はい?

今井通子:
作家で、翻訳家の三石由起子先生がいらしてますので・・

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみます。

相談者:
はい

今井通子:
先生お願いしまあす

(回答者に交代)


「【日曜に読む傑作選】ノン子36歳(パラサイト・シングル)。母原病と言われた母親」への2件のフィードバック

  1. 本当の愛情とは、何なのか、考えさせられます。
    ここは絶対見逃してはいけないという場面で、ぶつかり合っていけるか、親として、全力で立ち向かえるか。
    親は、こどもをただかわいがるだけでなく、こどもが自力で生きていけるようにと、小さいうちから、長期的に考え、備えていかなくてはいけないんでしょうね。

  2. 「お姉さんにその態度はないでしょう。」
    しつけですよね。
    ついつい甘くなるのはわかる気もするんですが。

    独身でもいいんですけどね、仕事して自立できてれば。
    仕事するにしても、結婚するにしてもある程度「我慢」できなければ続かないから…。
    このお嬢さん、なかなか大変だと思います。

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