【日曜に読む傑作選】ノン子36歳(パラサイト・シングル)。母原病と言われた母親

(回答者に交代)

三石由起子:
はあい、こんにちは

相談者:
あ、こんにちは・・

三石由起子:
はい

相談者:
よろしくお願いします。

三石由起子:
こちらこそ。
たぶんね?

相談者:
はい

三石由起子:
家(うち)から出て行かないっていうのはあ、

相談者:
はい

三石由起子:
家(うち)があ、住みやすいんでしょうね?

相談者:
あー、まあ、そうだと思いますね(苦笑)。

三石由起子:
うん、居心地がいいんだと思うんですよね。

相談者:
はい

三石由起子:
大体あの、結婚の早い人ってえ・・

相談者:
はい

三石由起子:
家(うち)が面白くなくて、

相談者:
はい

三石由起子:
早く家(うち)から出たいと思って出て行くんですよね。

相談者:
はい

三石由起子:
だからそれは、あなたの家(うち)が居やすいっていうことだから、

相談者:
はい

三石由起子:
それは別に悪いことじゃないと思うんですよ?

相談者:
うーん、でもね・・

三石由起子:
うん

相談者:
わたし達はこれでは、困ると思っちゃってるのね?

三石由起子:
うん、でも、困るけどお・・

相談者:
はい

三石由起子:
出来ちゃってるん、だよね?

相談者:
うん

三石由起子:
うん、出来ちゃってるから、あのね?、ホントに親が嫌なことって子どもしませんから。

相談者:
うん

三石由起子:
で、親が、ホントに嫌だ、出てって欲しいっていう態度だったら・・

相談者:
はい

三石由起子:
子どもって居られないんですよ。

相談者:
うん

三石由起子:
うん、でも、あの、そういう態度お、じゃないんですよね?たぶんね。

相談者:
んんん・・

三石由起子:
あの、グズグズとお、その状況が続くっていう、ことがあるじゃないですか?

相談者:
はいはい

三石由起子:
もしそれが3年続けば一生続くんですよ。

相談者:
うーん

三石由起子:
だからそういう風に、子どもも思っちゃうんだよね。

相談者:
はあ

三石由起子:
あ、「これで行ける」と、いう風に思っちゃってるんで、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、今更ね、そのお、親がね?、厳しくっていうことはね、たぶん、今まで出来なかったっていうことはこれからも出来ないんですよ、残念だけど。

相談者:
ああー

三石由起子:
でね?、あの。お母さん、の心配っていうのは、ホントに、高校生とか・・

相談者:
はい

三石由起子:
大学生を心配するように心配してらっしゃるのね?

相談者:
はあ

三石由起子:
だからそれを、そこハッキリしなきゃいけないんだけど、子どもを叱るように、叱れるんだったらあ・・

相談者:
うん

三石由起子:
あなたの心配っていうのはそのまま持っててもいいんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
あるところではすごく子どもに、こう、接するような・・

相談者:
はい

三石由起子:
あの、親心を見せながらですよ?

相談者:
はい

三石由起子:
で、あるところでは、も、36にもなった女の子をね?

相談者:
はい

三石由起子:
まあ、一人で可哀想だから、

相談者:
はい

三石由起子:
そうはキツく言わないでおこうっていう、変な親心があるじゃないですか?

相談者:
はあい

三石由起子:
だか、その軸がブレ過ぎちゃってるんですよね。

相談者:
うーん

三石由起子:
で、軸がブレてるからあ、あの、そういうグズグズした状況をね?、居心地がいいんですよ、この36歳の方から言うと、

相談者:
うん

三石由起子:
ま、あの、歓迎してはくれてない(含み笑い)・・

相談者:
はい(含み笑い)

三石由起子:
けども、ね?

相談者:
はい

三石由起子:
その、嫌がってえ、あの、出されるほどの、危機感を感じないんですよ。
だから、何を言われてても、このままで居られるなっていう風に、思うんですよね。実際居られたし。

相談者:
うーん

三石由起子:
だからねえ?これはもうやっちゃったっていうこと、取り返しが付かないんでね?

相談者:
うーん

三石由起子:
ホントに嫌ならもう一回、立場を決めて怒らないとダメですよね?

相談者:
うーん

三石由起子:
例えば、「お姉さんにその態度はないでしょう」っていうことを、

相談者:

三石由起子:
親がきっちり怒れないとダメだと思うんですよ。

相談者:
うーん

三石由起子:
うん、で、「そんな不愉快な顔してるんだったら、ここはあなたの家(うち)じゃないから、も、出て行きなさい」と。

相談者:
うん

三石由起子:
「36歳なんだから」。

相談者:
うん

三石由起子:
で、「ここに居る限りは」ね?

相談者:
はい

三石由起子:
せめて、あの「ニコニコしてろ」とか?

相談者:
はい

三石由起子:
そういう、ことを、子どもを叱るように叱るっていうのが一つの方法で、

相談者:
うん

三石由起子:
もし叱らないんだったら全部放っておくしかない。

相談者:
うん

三石由起子:
「いつまででも居てもいいですよ」って。
ただね?、あの、このお嬢さんね?

相談者:
はい

三石由起子:
「人に喜ばれることをしたい」・・

相談者:
はい

三石由起子:
ていう風に言ってるじゃないですか?

相談者:
はいはい

三石由起子:
すごくいいことじゃない?
で、そういうこと言った時に・・

相談者:
はい

三石由起子:
例えば水を差すようにね?

相談者:
はい

三石由起子:
「それ具体的に何なの?」とか、そんなこと聞かないで、

相談者:
はい

三石由起子:
「ぅわあ!」って、やっぱり喜んでやらないとダメなんですよ。

相談者:
あ、そ、その時はね?・・

三石由起子:
子どものように。

相談者:
あの、3人で話し合った時は・・

三石由起子:
うん

相談者:
「それはいいことね」って言ったのね。

三石由起子:
うん・・「それはいいことね」・・

相談者:
そう

三石由起子:
て言った時に、例えば具体的にね?

相談者:
はい

三石由起子:
今あ、一番、不足してんのが介護士で、

相談者:
そう

三石由起子:
これはね?あの、退職した、男の人がね?

相談者:
はい

三石由起子:
つまり60過ぎた男の人が、

相談者:
はい

三石由起子:
資格を取って、

相談者:
はい

三石由起子:
どんどん、どんどん出て行ってるんですよ。

相談者:
はい、はい

三石由起子:
これでもまだ足りないのね。

相談者:
はい

三石由起子:
だからこれ、年とか関係ないじゃないですか?

相談者:
はい、ええ、ええ

三石由起子:
だから36なんてもう、最若手ですから。

相談者:
あーあ

三石由起子:
うん・・ちょっとでもね?

相談者:
はい

三石由起子:
若い子お・・が、居て先輩ヅラとかされるとお・・

相談者:
はい

三石由起子:
あの、居心地が悪いっていうことはあるじゃない?
それ分かるでしょ?

相談者:
あ、そうですね。

三石由起子:
うん
だけど、これだけはね?

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱり年寄りの、なんか分野なんで、

相談者:
はい

三石由起子:
あなたは若いんだっていうことを具体的に、

相談者:
はい

三石由起子:
教えてやったらいいと思うんですよ。

相談者:
あー

三石由起子:
ピンポイントで介護士どうですか?

相談者:
わたしも、もう、主人もそう言ってるけど・・

三石由起子:
うん

相談者:
娘がなんかね?

三石由起子:
うん

相談者:
ちょ、「そんなのは・・」ってこう言ってるの。

三石由起子:
「そんなのは」なんだって?

相談者:
「そんなのは大変の割には」ね?・・

三石由起子:
うん

相談者:
「お金が安い」とか。

三石由起子:
だって、一銭も稼げてないんじゃん。

相談者:
そう、稼げてないの(苦笑)。

三石由起子:
うん、だから、お金が安いも何も・・

相談者:
そう

三石由起子:
そういうこと言って通る家(うち)なんだよ。

相談者:
んふふ(苦笑)

三石由起子:
だってそうじゃない?
稼がないでも家(うち)には居られるんだし。

相談者:
うん、ま、そ・・

三石由起子:
うん。じゃ、親は親で・・

相談者:
うん

三石由起子:
「出てけ」って言えるか?つったら、言えない、でしょ?

相談者:
だからホントに、もの、出てって欲しいんだけど、ほら、結婚のあれがあったから、ちょっとわたし達も、こう、ちょっと大事・・

三石由起子:
いやあ、それはね?、あのお、バカにしてる・・と思うな。36歳の、娘ですから、

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱり、今ね?

相談者:
はい

三石由起子:
自立させなければ(含み笑い)・・

相談者:
ああ

三石由起子:
ホントにい、自分たちい、の、身を、削ってみたいなことになるじゃないですか。

相談者:
あー、はい

三石由起子:
だからそこは、やっぱり・・甘いこと言ってちゃダメだと思う。

相談者:
はい

三石由起子:
その中途半端なことっていうのはね?

相談者:
はい

三石由起子:
両方で居心地が悪いの。

相談者:
はい

三石由起子:
だからあの、母親としてはね?

相談者:
はい

三石由起子:
あんまり、こう、居心地が悪く、露骨な言葉を避けようっていうのを、こ、優しい言葉だと思ってるかもしれないけど、

相談者:
はい、はい

三石由起子:
それは大間違いなんで。

相談者:
ああ、あー、そうですか。

三石由起子:
うん
だから「あなたここに置いてやってるのに」・・

相談者:
はい

三石由起子:
「その態度はなんだ」とか・・

相談者:
はい

三石由起子:
安いっていったってえ、

相談者:
はい

三石由起子:
ねえ?
家(うち)にも、な、一銭も入れなきゃ、これ・・

相談者:
うん

三石由起子:
話にならないっていうことをね?

相談者:
はいはい

三石由起子:
言えば分かるんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
言われなければね?

相談者:
はい

三石由起子:
許されてるのと一緒なんですよ。

相談者:
ああー

三石由起子:
で、親は許してくれるっていうのが、

相談者:
はい

三石由起子:
この子のお、感情だと思いますよ?
決していいとは思ってないけど、

相談者:
はい

三石由起子:
「親がこれを認めて許してくれている家(うち)」、って・・

相談者:
ああ

三石由起子:
誰が見たってそうですもん。

相談者:
ふうん

三石由起子:
お姉ちゃん、たちにね?

相談者:
はい

三石由起子:
変な態度を取ってもさ、

相談者:
はい

三石由起子:
この子、だけが結婚しなくて可哀想だから・・

相談者:
うん

三石由起子:
黙っておこうっていう風に・・

相談者:
あー、ちょっとそんなね?

三石由起子:
母親が思ってくれるわけでしょ?

相談者:
うん

三石由起子:
そんなことないんですから、普通は。

相談者:
はい、そうですね・・

三石由起子:
うん

相談者:
そいで・・

三石由起子:
だから、これはもしね?

相談者:
はい

三石由起子:
一緒に野垂れ死ぬ気がないんだったら、

相談者:
はい

三石由起子:
今、自立させないと・・

相談者:
はい

三石由起子:
ダメだと思いますよ。

相談者:
あーそうですね。

三石由起子:
うーん

相談者:
そいでこの間もちょっと、じゃ・・「一人暮らしをしようかな?」って・・ちらっと言ったんですよね。

三石由起子:
うーん

相談者:
だから、じゃ、資格を取るまでは、

三石由起子:
うん

相談者:
家に居て、あとはもう自立って、きちっと、こ、決めてやった方が・・

三石由起子:
うん、そうですね。

相談者:
ね?

三石由起子:
それがいいと思う。

相談者:
あー、そういう感じでね?

三石由起子:
うん、あと、あのお・・期間を区切った方がいいと思いますよ。

相談者:
はい

三石由起子:
「何日までに」い・・

相談者:
はい

三石由起子:
「学校決めて来なさい」とか。

相談者:
はい

三石由起子:
「最初に授業料だけは出してあげます」とか。

相談者:
はい

三石由起子:
だから、人お、からね?、喜ばれるっていう未来は・・

相談者:
はい

三石由起子:
本当にあるっていうことをね?

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱり親がそこは信じて・・

相談者:
はい

三石由起子:
励ましてやらないと。

相談者:
あ・・じゃ、まず、わたしが・・

三石由起子:
そうです。

相談者:
しっかりしなければという・・

三石由起子:
そう

相談者:
ことですね?

三石由起子:
だからこういうのねえ?

相談者:
はい

三石由起子:
あのお、あたし幼児教育をやってんですけど、

相談者:
はい

三石由起子:
これ一言でいうとね?

相談者:
はい

三石由起子:
母原病っていうんですよ。

相談者:
母原?

三石由起子:
うん、母親が、菌で、

相談者:
あ・・

三石由起子:
母親がダメにしている・・

相談者:
あー

三石由起子:
典型的な子どもです。

相談者:
あー、そうですか。

三石由起子:
はい、はい

相談者:
はい、分かりました、じゃあ、あの・・

三石由起子:
はい

相談者:
そのつもりで頑張ってみます。

三石由起子:
はい、頑張ってえ。

(再びパーソナリティ)

今井通子:
フフ(笑)
お分かりいただけましたか?

相談者:
え・・すいませんでしたね、どうも。

今井通子:
はあい

相談者:
はい、ありがとうございました。

今井通子:
はい

相談者:
お、お世話様でした。

今井通子:
はい失礼しまあす。

相談者:
はい、失礼いたしますう。

 

「【日曜に読む傑作選】ノン子36歳(パラサイト・シングル)。母原病と言われた母親」への2件のフィードバック

  1. 本当の愛情とは、何なのか、考えさせられます。
    ここは絶対見逃してはいけないという場面で、ぶつかり合っていけるか、親として、全力で立ち向かえるか。
    親は、こどもをただかわいがるだけでなく、こどもが自力で生きていけるようにと、小さいうちから、長期的に考え、備えていかなくてはいけないんでしょうね。

  2. 「お姉さんにその態度はないでしょう。」
    しつけですよね。
    ついつい甘くなるのはわかる気もするんですが。

    独身でもいいんですけどね、仕事して自立できてれば。
    仕事するにしても、結婚するにしてもある程度「我慢」できなければ続かないから…。
    このお嬢さん、なかなか大変だと思います。

コメントはお気軽にどうぞ。承認後に掲載されます。
承認基準はコチラ

名前欄は必須です。何かハンドルネームを入れてください。